たるの70年代のハードロック周辺レビュー

60年代後半から70年代に発売されたハードロックでCD再発されたアルバムレビューをしていきます。

プログレッシブ

COLOSSEUM

ストレンジ・ニュー・フレッシュ~エクスパンデッド・ヴァージョン(紙ジャケット仕様)
ストレンジ・ニュー・フレッシュ~エクスパンデッド・ヴァージョン(紙ジャケット仕様)


中学生のときCOLOSSEUMにはまり高校生のときこの兇デビューした。メンバーにあのGARY MOORE,NEIL MURRAY,DON AIREYなど、後のヘビーメタル、ハードロック界で大活躍するアーティストが在籍していた。当然リーダーはJOHN HISEMANというオリジナルドラマーで、音楽性のイニシアティブを握っているのも彼なのだが、私が個人的に気に入っているのは上記メンバーではなく、このアルバムのみに参加しているMIKE STARRSという後にLUCIFER'S FRIENDに参加するボーカリストである。

専任ボーカリストがいるにもかかわらずインスト曲でオープニングを飾ってしまうバンドのあり方は後の彼の脱退につながったようで兇魯ぅ鵐好肇丱鵐匹箸靴討瞭擦鯤發鵑任い(後のアルバムには必ず1曲GARY MOOREのボーカルをフィーチャーした曲が含まれる。これについては後述します)のである。

個人的には歌ものが好きなので、彼らのアルバムの中で一番好きなアルバムなのだが、なんと言っても2曲目のDown To Youに私はやられてしまいました。この曲は今も聴き続けているマイフェイバリットソングです。

この天才ボーカリストMIKEはしっとりとハイトーンを聞かせてくれる実に味わい深い声の持ち主ですが、時にはファンキーにシャウトしたり緩急のつけ方もなかなかです。

実はGARYもボーカリストとしてこのアルバムでも貢献しているのですが、彼の凄さが証明されるのは次の2枚のアルバムで披露される2曲なのです。その2枚については近いうちに紹介します。



これは未発表LIVEも含まれるお得な2枚組みです。

KANSAS/Two For The Show5

偉大なる聴衆へ(紙ジャケット仕様)


カンサスと聞くといつでも高校時代にタイムトリップできる。それだけ我々世代には強烈な印象を残してくれたバンドだった。

このアルバム自身は今から30年も前に発表されたものだが、最近未発表バージョンを追加したCD2枚組みとして再発された。いったいどこにこれだけの音源が残ってたのだろう。

まあ、Song For Americaがショートバージョンだということを除けば最高のアルバムである。

TOUCH/Same Title('79)4

ザ・コンプリート・ワークス-完全版-(DVD付)(紙ジャケット仕様)


AMERICAN TEAR'Sの発展系であるTOUCHの唯一のアルバム。さらに元をたどれば以前紹介したVALHALLAにたどり着く。Mark Mangold率いる4人組で、あのRAINBOWと同じマネージメントということで日本で人気があった。80年にあの第一回MONSTER'S OF ROCKに出演しオムニバスレコードも残している。

サウンドはPOPでハードながらプログレの要素を多分に含んだ当時のプログレハード路線。

以前出されていた未発表のセカンドアルバムの音源等を加えたCDを少し改変し、新たにDVD(どうもライブ映像らしい)を加えた2枚組みで4/23に再リリースされるようだ。



さて、以前VALHALLAのところでAMERICAN TEARSまで紹介したのでそちらを参照願います。今回はTOUCH以降ということでDRIVE,SHE SAIDの現在唯一入手可能なCDを・・・
http://blog.livedoor.jp/tarusworld/archives/2007-09.html?p=3#20070904

LUCIFER'S FRIEND5

ドイツハードロックを語る上ではずせない、後にURIAH HEEPに参加するJohn Lawtonを筆頭に各メンバーがドイツロックの屋台骨を支えていた最重要グループ。

Lucifer's Friend


まずはハードロックの名盤1st。とにかく、ハードでアグレッシブでヨーロッパの香り漂うハードロックの傑作!

曲目
1. Ride in the Sky
2. Everybody's Clown
3. Keep Goin'
4. Toxic Shadows
5. Free Baby
6. Baby You're a Liar
7. In the Time of Job When Mammon Was a Yippie
8. Lucifer's Friend

Where the Groupies Killed the Blues


幾分現代音楽の要素を取り入れたプログレッシブなハードロックの2nd。

曲目
1. Hobo
2. Rose on the Vine
3. Mother
4. Where the Groupies Killed the Blues
5. Prince of Darkness
6. Summerdream-Delirium-No Reason or Rhyme
7. Burning Ships

Banquet


個人的には彼らの音楽的終着点と考えている4th。ブラスセクションを加えかなりキャッチーな曲調になってはいるが、プログレッシブな感性が大勢を支配していているところはすばらしい。

曲目
1. Spanish Galleon
2. Thus Spoke Oberon
3. High Flying Lady-Goodbye
4. Sorrow
5. Dirty Old Town


以上3枚はアルバムごとに違う姿を見せてくれるルシファーズの文句なしの傑作アルバム達である。

RAINBOW THEATRE/The Armada '754

アーマダ


日本では2ndが人気作のようだが、実はどちらのアルバムもその出来に遜色は無く個人的にはこちらの1stのほうが好き!
管楽器を含む大所帯で録音されているが、重圧な感覚は無く幾分薄味の音となっている。また、演奏力もすばらしく聞くものをあきさせない。確かにストリングスまで含んだ2ndと比べると幾分こじんまりとした印象だが、その分ロック的な要素が多くダイナミズムではこちらのほうが上かな。
ジャズロックというよりもロックミュージカルとでも言ったほうがしっくりとくる音楽性かな。

メンバー
Julian Browning (g,mel)
Ferg McKinnon (b)
Graham Carter (ds)
Keith Hoban (vo,org)
Frank Graham (tp,fh)
Steve Nash (s,cl.fl)
don Santin (tr)
Sue Twigg (ss)
Hellen Grad (ss)
Pauline Ashleigh (as)
Helen Modra (ts)
Barry Skelton (ts)
Peter Cox (b)
Evan Zachariah (b)
2ndではメンバーがかなり入れ替わっているが、本作ではストリングスセクションはまだいない。

曲目
1. The darkness motive a) Flourish b) Overture c) Frist theme d) Second theme
2. Song
3. Petworth House
4. Song
5. The Armada a)Scene at sea b) Dominion c) Centuries deep d) Bolero e) Last picture
6. ICARUS (From Symphony No.8) a) Icarus and Daedalus b) Ascension c) Ladyrinth Gothica d) Icarian Sea
トータルな作風のため一気に聞けてしまう。適度な隙があり聞いていて疲れすぎないのがいい。

KANSAS/PROTO-KAW Early Recordings from Kansas5

4d6469e8.jpgアーリー・レコーディング・フロム・カンサス 1971-73


Kerry Livgren率いるオリジナルKANSASの発掘音源!
初めて聞いたときの印象を素直に書くと「これドイツのアンダーグラウンドバンドじゃないの?」というくらいあのドイツプログレの初期バンド的な音をしている。バンドに関して何も情報を聞かせずに聞かせたらアメリカのしかも南部出身のロックバンドの音と誰が気づくだろうか?
(実際にもう弊店してしまった某ロック専門店の店長に名前を伏せて聞かせたら同じ答えが返ってきた)

メンバー
John Bolton, Jr. (sax,f)
Kerry Livgren (g)
Rod Mikinski (b)
Lynn Meredith (vo)
Dan Wright (org)
Brad Schulz (ds)
Zeke Low (ds)
Dan Montre (p)

メジャーデビュー時のKANSASメンバーはKerry Livgrenしかいない。バンドは21世紀に再結成しPROTO-KAWとして再結成し今までに2枚のオリジナルアルバムを発表している。

曲目
1. Hegemonium
2. Reunion in the mountains of sarne
3. Nactolos 21
4. Belexes
5. Totus Nemesis
6. Greek Structure Sunbeam
7. Incomudro
8. Cyclopy
9. Skont
HAMOND ORGANのクラシカルなアルペジオで始まりフルートがメロディを奏でる1.のインパクトは強烈!ボーカルもねちっこいタイプのハイトーンでアメリカ的な明るさや爽快さは微塵も無い。あのヨーロッパの暗さが好きな人にはたまらないが、KANSASを期待して聞くとかなり引いてしまうに違いない。

星五つにしたのは個人的にこういう音は大好きだから・・・


PROTO-KAW(Original KANSAS)の発掘音源と近作3作とKANSASの個人的に大好きな3枚目のアルバムを・・・

BERMUDA TRIANGLE/Same Totle (Private Press/'77)3

Bermuda Triangle


サウンドはハードロックではなくアコースティック楽器を中心にしたサイケフォークサウンド。ではなぜハードロックの周辺なのか?

実はあのAEROSMITHの名曲'DREAM ON'をカバーしているからである。

まあ、アグレッシブでヘビー&ハードなサウンドばっかり聞いているとこういうオアシスのようなサウンドも聞きたくなるわけでそういう意味でこういったカバーソングがあると躊躇なくハードロックファンでも購入できる。

メンバー
Wendy (vo,b)
Sam (ds,vio)
Roger (vo,org,p)
クレジットはないがほかにもギター他も演奏しているよう。メンバーは兄弟か親戚縁者のようで男×1に女×2の構成

曲目
1.Nights in White Satin
2.Right Track
3.Dream on
4.Lark in The Morning
5.Free Rice
6.Standing Together
7.Louisiana
8.Night Train
9.Wind
いきなりMoody Bluesのカバーで始まり全体的にはオリジナルとカバーが半々の内容。それにしても自主制作レベルでこれだけカバーソングを収録して権利関係は大丈夫だったんだろうか?

Friendship Time/Same Title (CD:MELLOCD 021/07('75~6))5

27acdee2.JPGFriendship Time


最近発掘された音源ですがこれは、ギタープログレファンに超お勧め。

同郷のTRETTIOARIGA KRIGETを思わせるギタープログレハード!ボーカル、ツインリードギターにドラム&ベースの5人編成で専任キーボードはいません。当時何故このバンドがデビューできなかったかと不思議でなりません。

メンバー
Dag Mattsson (g)
Kent Kroon (g)
Leif Froling (vo)
Martin Cehra (b,Mellotron)
Thomas Lowgren (ds)

ギタリストは二人ともテクニカルでクリーンなトーンでジャズよりのアプローチを取っています。
ベースはクリス・スクワイア直系の硬質なリードベース。
ドラムはジョンハイズマンを髣髴させます。
ボーカルとボーカルハーモニーはとても綺麗で北欧の透明さがイメージできます。


入手するのに少し苦労しそうですが、YESやRUSH好きの人は是非聞いてみてください。
1.Anonymiteten
2.Engine
3.Clouds
4.Martins Lilla
5.Ombadidilio
6.Watersong
7.Crawling Up

サウンドは前出のTRETTIOARIGA KRIGETの攻撃性を薄くして、よりジャズロック的にした音で、スピード感はDENMARKのTHOR'S HAMMERを髣髴させます。



右はMELLOTRONENレーベルのパーティライブのDVDkの中で1曲演奏してますが、このDVDVはスウェーデンの歴史的なロックバンドの現在の姿が見えて楽しい。すごい面子ですよ。

PAVLOV'S DOG/Pampered Menial (ABC Dunhill ABCD-866/'75)5

Pampered Menial


常に自分の中でTOP3から落ちた事のないフェイバリット中のフェイバリットアルバム。CD再発まで日本発売は無かったのが不思議だが、セカンド発売当時、何故かラジオで名曲JULIAがかかっていたのを思い出す。

写真のジャケットはヨーロッパ盤のデザイン。

バンドは2nd発表後、同じメンバーで3rdを録音したが発表されず日の目を見たのはずっと後だった。またメンバーチェンジを行い(なんとvoを変え)録音するが結局片面オンリーのプレーンジャケットのプロモ盤しか出せなかった。これはいまだに再発されてなかったと思うが・・・しかしなぜか90年代に突然復活し最近も細々活動は続けているようだ。

メンバー
David Surkamp (vo,g)
David Hamilton (key)
Doug Rayburn (mellotron,fl)
Mike Safron (per)
Rick Stockton (b)
Siegfried Carver (violin,vitar,viola)
Steve Scorfina (g)

David Surkampの声はよくRUSHと比較されるが、こちらのほうが艶っぽい。また彼はこのバンド以前にレアな方(MCAでもない方ね)のTOUCHに参加してシングルを出してたり。あのMAJIC SHIPにも確か絡んでたと思う。

曲目
1. Julia
2. Late November
3. Song Dance
4. Fast Gun
5. Natchez Trace
6. Theme from Subway Sue
7. Episode
8. Preludin
9. Of Once and Future Kings

誰がなんと言っても1.と6.は名曲。



やっぱり正規に発売された70年代の2枚はマストですね。右は90年代の再発1発目。

AUTUMN PEOPLE/Same Title (SOUNDTECH SO-3020/'76)3

Autumn People


70年代中期は自主制作レベルでプログレハードのレコードが多く発売されていますがこれもその中の一枚。もうこのころになるとメジャー級の出来のアルバムが目白押し。先日紹介したYEZDA URFAを筆頭に枚挙に暇がないくらい存在します。まあ、再発されているものがあればここでも紹介していきますね。

ということでこのレコードですが、幾分ポップでロックンロールの楽しさまで味わえる内容になってます。そういう意味ではSTYXの初期に近いかもしれない。カナダのFISTからキーボードを控えめにするとこんな感じかも。

メンバー
Larry Clark (g,vo)
Danny Poff (key,vo)
Cliff Spiegel (b,vo)
Steve Barraza (ds,vo)

メンバーの詳細は不明です。

曲目
1. Rock and Roll Fantasie
2. Feeling
3. See It Through
4. Never See the Sun
5. Gabriel
6. Ovoid and Cubicle
7. Moon's Dancing
8. Interlude
9. Coffin Maker
1.はロックンロール的な乗りでおやっ?と思うがシンプルながらキーボードが音に分厚さを加えプログレ的になっていく。ほかの曲も大体シンプルな曲調にキーボードが分厚くかぶさるサウンド。かといってキーボードの嵐じゃないところが実は好感が持てる。控えめながらハモンドがいい味出してます。

全体的にはちょっと中途半端かなということで評価は三ツ星半なんですが、半分の星がないので☆3つで・・・

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