甲府・ストリート・ジャーナル

信長の野望オンライン 甲斐に花開くジャーナリズム

今週は早くも戦端が開かれ、各地では港や敵対枠を巡る攻防が一斉に始まっている。

そのほとんどが「大国による小国からの巻き上げ」という、戦国の世の倣いともいうべきものであるが、
唯一、織田家だけは状況が大きく異なっている。

今季の織田家は、天下統一の為、本来であれば仇敵である一向一揆との和睦の道を選んだ。
即ち、本願寺の金沢領安堵と引き換えに、伊勢一国を織田家に割譲し、これを保護するというものである。
聞けば、この歴史的な宣言は開戦前夜の金沢で行われ、驚くべき事にそれは周囲会話だったという。

ともかく、天下獲りへの好スタートを決めるべく、織田家は長島城の接収に向かった。
ところが、突如後方から徳川家の奇襲に遭い、沓掛への反転を余儀なくされている。

長島城では、背を見せた織田軍に本願寺の小勢が攻め掛かり、まさかの圧勝。
その一方で、織田軍は正面にした徳川勢にも押されており、非常に苦しい展開だ。

なお、現場は大変な混乱状態にあり、詳しい事は不明だが、
今回の外交および進軍の経緯については、織田家中でも一部の重臣にしか知らされておらず、
またこの失態による責任の追及を恐れて真実が闇に葬られる可能性もある。


その激しい気性とカリスマが故に、戦略がうまくいった試しが無い織田家。
やはり今季も同家が頼るべきは大名物「神託のサイコロ」なのだろうか。






今回は、11日に甲府メトロポリタン旅籠屋で行われた「甲州流九十九の力必勝セミナー」の概要をお伝えする。

甲府つくもの源財団が主催するこの必勝講座は、武田家のステータス底上げと、源販売促進の為に開かれた。
講師には九十九大学教授の源金作氏が招かれ、2時間に渡って最新の研究論文が発表された。


まず第一に、源の使い方は、「売る」「強化する」の2種類があるという。
前者の理由としては、言うまでもなく、九十九の源は1個あたり450~500貫で取引されている。
この為、供給量の増加を見込んであえて販売し、相場が落ち着いた頃に買い戻す手もあるのだ。

次に、やってはいけない強化方法の説明。
・素材を素材のまま合成する
・合成のとき、強化珠を使わない
・源をケチって合成前にレベルを上げない
この3大NGを犯さない事が、良い武器作りには欠かせないのだと言う。

そして、ここからが必勝講座の要点である。
1 本命の武器を用意する
2 趣味用の素材を用意し、とりあえず合成する。(この段階で効果の発動数をできるだけ多くする)
3 本命の武器のレベルを上げる。(発動数が多いほど低いコストでレベルを上げられる)
4 最高の素材を用意する。
5 本命の武器に付いた効果を整理し、最高の素材を合成する。

最後に、最高の素材について補足。
一、効果には1番から8番までの枠がある。
一、1番から3番までは確定枠と言って、合成しても必ず引き継がれる。
一、最高の素材とは有望な効果が満載の素材のこと。
一、確定枠の仕様を生かし、まずは確定枠だけを狙った効果で埋めるのもテクニック。
一、4番から8番については効果は素材次第。ただし、発動確立はレベル強化で上げられる。
一、できるだけ良い効果候補が出る素材を用意して、レベルを上げてから合成しよう。

セミナーには生命力が1万に満たない家老や流派を使えない古参らが列席。
真剣な顔でメモをとっていたが、全てひらがなだったというガッカリな参加者もいた。
教授が「九十九を制する者が次の天下を制す!」と叫び講演を終えると、会場は異様な熱気に包まれ、
その後行われた特別即売会では、九十九の源はもちろん、羽毛布団や浄水器までもが飛ぶように売れたという。




8月3日、ついに真田家が実装され、利便性に富んだ上田の街は賑わいを見せている。
正門から続く大通りの右手に両替商、左手には神社が配置されている。
この為に、入口付近は負荷がかかる弱点を抱えるものの、仙台に次ぐ便利な街である。

この街に集まった移籍者は、運営体制や勢力哲学の形成など、勢力としての形作りに忙しい。
しかしながら、その勢力規模への期待から、列強各国は真田家の立ち上がりを待てなかった。
武田家をはじめとする各国は、真田家と結ぶ為にこぞって使者を発した。
これに対し、同家は「国内体制が定まる以前での外交は時期尚早」との判断をし、返答を保留。

この判断は極めて正常であり、同家のおかれる状況を鑑みても至極当然と言える。
今季の情勢は、浅井幕府と、それを小谷城に討つと息巻く伊達連合の第三ラウンドである。
これまでの筋書き通りであれば賊軍が無能無策に終始し敗退に終わるのだが、
今回は幕府追従への過熱感と国勢硬直化を嫌気した勢力が局外中立の立場を取ろうとしている。

こうした陣営戦回避という進歩的な動きにより、幕府軍が確保した兵力は寡兵である。
対する倒幕方は百年の恨みを晴らすべく、先手を打って外交に着手。
悪の差配師浅井家と武田の勝ち馬騎馬隊をセットで成敗し、天下静謐への機会到来に武者震えが止まらない。

と言った具合の、二強の対立と中小の静観とも言える局面は、
カラーの定まっていない大勢力の真田家にとって、内外を固めるのに時間的な猶予をもたらしたのだ。


討伐目標に指定された武田家としては真田家を頼みにする他に具体策がないのも現状だが、
一説に寄れば、同家には伊達家との関係を望まない等の感情的な意見を持つ層もいるようだ。
しかし、上杉家と結び安全圏での地盤固めという戦略的な主張も大いに賛同を得る様子であり、予断を許さない。

本紙は、真田家の外交は倒幕合戦が開始されてから本格的に始動すると予想している。
そして、両者の戦いぶりこそが世論を形成し、それによって同家の行方が決まると思われる。
あまりにも一方的な場合は真田の加勢による五分という名分を得ての参戦となり得るが、
六分四分の戦況であれば、勝ち馬乗りへの世間的な批判を恐れて中立を取る可能性もあり得る。

ともあれ、史実では大国の間を器用に渡り歩く小国だった真田家が、
信オンの第三次反浅井武田戦争において、当時の朝廷さながらの権威を以って畏れられている。
戦局をたちまち決定的な有利へと導く真田家。錦の御旗を与えられるのは、果たしてどちらの陣営か。

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