2005年09月24日

どすこい(安) 京極夏彦

今回は闘う女達ではありませんが、本を紹介します。

「どすこい(安)」 京極 夏彦

「力作巨編『どすこい(仮)』がノベルス判になって再登場。その名も『どすこい(安)』。文字通り、安い。軽い。楽しさ倍増。作中のしりあがり寿氏のマンガは新作です。縦横無尽に笑いが炸裂!。」

とあらすじの書かれた一冊です。短編集で、内容は以下の七編。

「四十七人の力士」 新京極夏彦
「パラサイト・デブ」 南極夏彦
「すべてがデブになる」 N極改め月極夏彦
「土俵(リング)・でぶせん」 京塚昌彦
「脂鬼」 京極夏場所
「理油(意味不明)」 京極夏彦
「ウロボロスの基礎代謝」 両国踏四股

有名どころ満載のデブパロディ。それはまるで森博嗣のS&MやVシリーズなどの推理物を読んだ後、「工学部・水柿助教授の日常」を読んだときのよう。この作者、こんなコメディも書けるのか??という感じです。

すべて微妙につながっており、七連作となっています。単純にコメディとしてみると壊れ系の面白さがあるのですが、くどいところもあり、まあまあ及第点。特に後半はくどくなり、少々胃もたれ気味。しかしそのくどさが先へ先へと読む勢いになり、あっという間に読んでしまえるところは演出??なのでしょうか。

北里は半分くらい原作を読んだことはありますが、特別な思い入れなどないので、こんな風にパロディできるのか〜、ここをこうパロるか〜などと、楽しみながら読めました。とくに四十七人の力士などは、一作目ということもあり、かなり原作とシンクロされているので、原作の世界観も楽しめます。しかし実際のファンなら冒瀆!!と、とられられかねない所もあり、難しいところです

原作は原作、これはデブと力士の壊れ系ギャグとして読んだらシュールに楽しく読めると思います。しかし内容がとにかくデブと力士満載で暑苦しいので、秋か冬に読んだらホットな気分になるかも

力士好き向けや、原作を斜めから読みたいとき向け、なにも考えずに笑いたいとき向けです。

闘女キャラ ----------(不在) 物語の内容 ★★☆☆☆
闘女活躍度 ----------(不在)  物語タッチ ------★--(ヘビー ←★→ ライト)

人気blogランキングはこちらから!!

408774597Xどすこい(安)
京極 夏彦

集英社 2002-07
売り上げランキング : 213,179
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/tatakau2005/50052711
この記事へのトラックバック
[書誌情報] タイトル   どすこい。 著者     京極夏彦 出版社   集
読書記録:京極夏彦 どすこい。【あをねこの妄想倉庫】at 2005年10月03日 12:59
この記事へのコメント
あをねこの妄想倉庫様、トラバありがとうございます。
確かに前半は一気に読めたのですが、後半はちょっと失速して、このラストは???という感じでした。しかし全編おばかテイストプンプン。ハジケル京極本も時には・・・・。


Posted by 北里☆管理人 at 2005年10月03日 13:14