JR北海道では、分岐する別の線区にある2駅を共通の発着駅とした定期券(Kitaca定期券を除く)及び回数券の発売を行っていましたが、昨年の3月31日発売分をもってこの取り扱いを廃止しました。具体的には、厚別駅及び新札幌駅の2駅並びに琴似駅及び八軒駅の2駅がそれぞれこの取り扱いの対象とされており、2駅のいずれに対しても運賃が同額となる区間に限って、券面の発着駅欄が2駅共通表示となった定期券及び回数券を発売していました。
画像では、札幌-琴似・八軒間の回数券を示しています。札幌駅からは、琴似駅及び八軒駅のいずれに対しても運賃が同額となります。発着駅欄は、「琴似 八軒」と共通表示になっています。この回数券は、総販システムで発券されているため、一般的なマルス券とは券面が大きく異なっています(表紙も発券されませんでした)。マルスシステムでは、この取り扱いは非対応だったと思われます。
◇参考(JR北海道)