2795JR北海道では、去る10月1日に消費税率引き上げ及び収支改善を理由とした運賃改定を実施しました。初乗り運賃が170円から200円に改定される等、JR他社と比較しても改定率の高さが目立っています。

同時に、千歳線の南千歳-新千歳空港間に設定されている加算運賃については、設備投資額の回収が順調に進捗していることから、140円から20円に引き下げられました。南千歳-新千歳空港間の運賃は、所定の運賃が170円から200円に引き上げられた一方、加算運賃の引き下げにより、結果として310円から220円に減額改定となっています。この他にも、近距離では減額改定又は同額となっている区間があります。

画像は、運賃改定前に購入した原券を、改定後に乗車日を変更した南千歳→新千歳空港間の乗車券です。旅客営業規則第5条(契約の成立時期及び適用規定)の規定により、加算運賃についても引き下げ前である原券購入時の同規則第85条の2(加算普通旅客運賃の適用区間及び額)の規定が適用されるため、運賃は310円となっており、新たに乗車券を購入した方が90円安くなります。

全体としては運賃を引き上げる改定であった一方、個別の要因により減額となる区間がある場合でも、同規則第5条の規定が「別段の定め」をせずに適用されたことにより生じた事例です。

参考(JR北海道)