2007年05月17日

モーニング(24号)

単行本新刊販促企画「もう俺、モーニングでいいや」が最高なのでぜひそれぞれの帯に印刷したらいいと思います! 遠峰と健一二号の先輩が特にいい。あと暁星記パロが読んでるか読んでないのか微妙なとこも。しかし「暁星記」は予定通り一年ぶりの新刊が出て(5/23発売)うれしい。次の巻で終わらないのもむしろうれしい。ところで「プラチナ」惹句の『ヒロイック・コメディ』の意味が分からんですよ。英雄的喜劇?

柳沢教授:娘たちが幼い頃の教授と喫茶店の秀子ちゃんのお話。すごくいい。好きの気持ちの置き場は心の中にいろいろある。そういう言い方を心から納得できたのは初めてだ。

黒博物館:わりとひねりのない方のプロットできましたね。というかメガネへんたいかわいいよメガネ。黒博物館というか変態博物館みたくなってきた。イギリスといえばやっぱりホモだよ、ねー?… ラストコマはブラフ、ブラフに違いないよ!

ライスショルダー:おこめちゃんが色っぽくみえるのは私の気のせいでしょうか。来週色事展開。はないだろうけど。あったらなかいま先生をものすごく見直す。

ひまわりっ:扉絵のデフォルメ東国原知事がかわいい。さて健一一号隔離展開が。健一二号、攻勢なるか? ところで新刊単行本の表紙はガーリーでかわいいですね。

神の雫:おや、飛行機の中の香りの一件は三角関係の伏線だったんだろうか。それはそれでベタでいいね。

ディアスポリス:今章ラストが近いせいか翔子がよりかわいく描かれてる。トビラのあおりは意味不明だったけど、後になって「父親たちの星条旗」をパロッてると気付いた。

はるか:赤城…

あおい:奈良橋の描き方がやっぱりすごく巧い。聖女あおい様も作中配置上で彼女に救われてるし、読者も楽しいし。しかし来週どうなるんだろ。碇さんに全部ひっかぶせるとかかな…

誰も寝ては:巴ちゃんがあの職場にくるまで居場所がなかなか見つからなかったり、ねねちゃんもそれなりに苦労してきたりした事が分かった回。からっとした見せ方で徹しているイネス氏の作風としてはわりと異色回だったかなと。今回、好きです。

へうげもの:伴天連宣教師たちが日本人を奴隷として船に詰め込んでたというのは正史にはない記録だと思うんだけど、オルタナティブ日本史もテーマの一つなんだろうか。

今週号とても面白かった。ブラーヴォ。次号はやはり平岡の状態が再注目でしょうか。



tataki_noon at 23:58│Comments(2)TrackBack(0)モーニング感想 

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この記事へのコメント

1. Posted by しくへっど   2007年05月18日 11:47
今週の柳沢教授、仰るようによかったですよね!
何度も読み返して、雰囲気を味わい返したくなった
作品というかエピソードは久々でした。
柳沢教授は、全てのお話を読み通しているわけでは
ないのですけれど(すみません)、今回のは特に、
納得出来る語り口の、素敵なお話でした。
黒博物館のラストは……ストレート過ぎるので、
僕も御指摘通りにブラフと信じたいですけど……。
2. Posted by 三和土   2007年05月18日 22:54
あ、私も「天才柳沢教授の生活」シリーズは途中参加組です。どうも十数年もの間、評価を保ち続けている作品のようですね。最近もすばらしい出来が続々です。教授の愛猫タマの餌を横取りにくる猫を観察するエピソードや経済ヤクザを目指しているゼミ生が出てくるメールエピソード等笑える話がやや多かった印象のここ数回ですが、今回はさわやかかつちょっと切ない話で意表をつかれたかもです。柳沢家が、子供たちが一番手のかかる頃で煩雑さのあまり奥さんとも心持ち気持ちがすれ違い気味だったとそれとなく分かる演出力もすばらしいです。

>黒博物館のラストは……

マーガレットは死んでほしくない最たるタイプのキャラですね。今回のウォルター改心のくだりといい、藤田先生の堂々たるアナクロ、もとい王道手法には独特の味わいがある気がします。

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