tataminokokoro

畳のココロ。

熊本で畳表を生産するい草農家が全国直販しています。
畳おもて・・・MADE IN JAPAN 日本のみならず行くぜ! 世界へ!!

畳表へのこだわり

19 3月

原草を売る

今日は選別後の原草を売りに出しました。

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売ったのは3番草と5番草。

材料が余りすぎているということもありますが
いわゆる「ヤケ」の多い草のために3番は「熊本天一表」として
不適格と判断し、織らないことにしました。

もし材料がなく、どうしてもこれを織らなければならないときは
それは「熊本天一表」にはなりません。

ハンコもなくステッカーも貼らずただの「国産表」になります。

今までもそうしてきたし、これからもそうしていきます。


「熊本天一表」とはそういうブランドです。



とは言え、もう少し質に対する明確な基準を決めることが
北出親畳会の課題です。

選別の長さ、耳毛の長さ、重量だけで判断するには
心許ないですからね(畳屋さんが)

ブランド確立にもっと精進していきます。


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20 8月

減反田んぼの土作り

い草刈りが終わり、田んぼは稲の緑が景色を覆っています。

この二毛作体系、い草にとっては一長一短あります。
連作障害があるかと思いきや脱窒を防ぐ、稲藁が堆肥代わりになるとかですね。

で、減反政策がある田んぼは必然と脱窒を起こすわけです。
そこで減反した田んぼも土作りをということで

グリーンミレット

グリーンミレットを蒔いていました。
ただ、この一枚の田んぼだけ生育早すぎ〜

そろそろトラクターで打ち込むとします。


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22 1月

紐で確認

まずは画像を見て下さい。

原草1

原草2


どちらも同じ田んぼの原草を袋から出した物です。


しかし、上の原草はこの後選別し畳表になり
下の原草は少し空気に触れさせてまた保管袋へ入れます。

見分け方は一目でわかるように紐です。

上の原草はハーベスタの紐。
下の原草は手きびり用の紐。


下の原草はどういうことかと言うと

い草刈りの時にハーベスタが田んぼに入るためや運搬しやすいように
鎌で田んぼの道側、畦側などを刈り取ります。

その手刈りしたい草をこれまた手で選りだし紐で結んでいます。

ということはこの手で結んだ原草は
田んぼの外側にあって光や風を受けやすいい草が多いんですね。

そういうい草はちょっと短めで色も青く、中には染土を弾き飛ばしているものもあります。

で、この選別時に袋から出した時、注意して観察するわけです。


特に問題ないならば一緒に選別するし、ちょっと違うカナ・・・
と思えば、袋に入れ直して少し寝かせ、似たような原草が
いくつか出てくるのを待ちます。

それでも織るのにふさわしくない原草であれば
このまま一束売ってしまいます。
(上記いずれも我が家の場合ですので)


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27 12月

仕事場の電灯

年末に向けて家や仕事場のあちこちで電球切れが多発しております。


「新しい電球じゃなきゃ年が越せん!!」とでも言いたげです。


一昔前までは「昼白色」と「昼光色」の2種類だったようですが
今ではいろんなものがありますね。

おそらく「エコ」をテーマにしているのでしょうけど。


家の灯りはなんでもいいかもしれませんが仕事場は違います。

選別をする前の原草の色合わせ、織る時のい草の選別
仕上げ時の色の確認、一枚切りを5枚ずつ保管する時の色合わせ、etc・・・

視覚を使って「色」というものに気を遣います。

となると、電灯にも気を遣わなければなりません。

我が家では電灯に関しては「昼光色」を使用しています。

電灯

手前が「昼光色」、奥の2本が「昼白色」です(参考:俺の部屋)

「昼白色」ではい草や畳表の色が変な感じに映ってしまいます。

「太陽光」に近い電灯。
「昼光色」がベストだと思います。


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皆さんの部屋や仕事場はどんな電灯ですか?
12 11月

残留農薬検査

残留農薬検査今年も合格です。

もちろん北出親畳会メンバー全員。


ただいつもと違う点が一つ。


いつもは100項目ですが
今年は260項目。



チョ〜ドキドキ。


ホッと一息♪


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業務連絡。
お取引の畳店様。
このコピーが欲しい方は担当生産者へご一報を。
24 10月

縦浸透

い草は「水際作物」

そのため田んぼの排水の善し悪しが品質に影響を及ぼします。


田んぼの底40センチあたりにある堅い土の層。
それは水の縦浸透を悪くしています。

原因はトラクターなどの大型機械で踏み固めたこと
によるものだったりするのですけどね。


植木鉢をイメージしてください。
底に穴が空いていて、その上にちょこんと石とか置いたりしますよね。

そして水を与えると底から水が流れてくる。

この縦浸透の良さを田んぼでもやっちゃいます。

通称「ダンガン」と呼んでいます。

シェークドレーナ

シェークドレーナ2

上下に小刻みに動きながら堅い層に穴を空けていきます。



層

掘りあげた後にくっついていた土。
わかりますか?
土の層があることを。

この機械の爪が走ったところの層は粘土質になっていました。

これで縦浸透はバッチリです。


ちなみに慌てて使うとこの爪を地上に上げるときに
トラクターがウイリーします^^;


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作物の善し悪しは土作りから^^
6 10月

ポットの特色

い草の植え付けには機械植えや手植え、ポット植えなどが
ありますが、我が家はポット植えを手がけています。


かつてエントリーしたポットのこだわりはコチラ


↓この画像はポットに挿す前のい草の断面図。

い草の断面図

一本一本が丸いでしょ。
通常楕円形ぎみな、い草たち。
しかし、ポットで育苗するとい草はまん丸くなりやすいです。


そういうまん丸いい草を使って織り上げると
畳表の表情は良く、粒がコロッコロッしていて
い草が活き活きと映るんです。


昔、師匠が市場に並んでいるある畳表を見た瞬間
「あ、ポット栽培。」とつぶやきました。
い草の丸みや表の表情を見てすぐ気づいたのです。

このい草そのものの力強さと言うか
いい面構えを出せるのはポット栽培が有利だと考えています。


畳屋さんは気づいてくれているかな。
なんてね。


※もちろん、手植えや機械植えでもい草を丸くされる方はいらっしゃいます。
あしからず。


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30 8月

使われなくなった道具

畳屋さんからの話で困った(あるいはキズ)の畳表というのが
畳表のいたるところにテカテカと光るものが目につくというものです。

その原因は仕上げの最中に押しつぶしすぎたり、こすりすぎたりというのがあるのですが、かつてイグサ農家はこんな道具を使っておりました。

ローラー

ローラーです。
二本差しや枯れイなどを取り除いた後に隙間をこれで押しつぶして消します。
これを使ってしまうとその箇所はテカテカと光ってキズとなります。

今では誰も使わなくなった道具だとは思うのですが
未だ使っている農家がいれば問題です。

隙間はきちんと仕上げ包丁で寄せましょう。

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25 8月

畳表の含水率

水分系

画像は水分計です。
これを畳表にブスッと刺し、どの位の水分を保っているのか計ります。

今年は長雨でカビへの対処で畳屋さんはご苦労されたことと思います。


ちょっと生産者の視点からの話をしたいと思います。
ただし、あくまで私の持論ですのでこれが全てだとは思われませんように。




JA等の指導では畳表の水分を12%以内にするよう聞いています。
しかし、私が思うにこの基準ではカビが生えてくる可能性があると思っています。
実際に12%で出荷して後にカビが生えて返品されてしまった方を知っています。

これは出荷時は12%でも運送会社や問屋さん、畳屋さんの保管時に
湿気を吸って13%以上になるからと思うんです。
雨の日ならなおさらです。

畳屋さんが梱包を解いて畳表を広げたら中にカビが生えていた!
というのは生産者の責任が大きいと思っています。
おそらく織るときの加湿が多すぎたり、天日干しの時間が少なかったせいではないでしょうか。
外側にカビが生えていたら問屋さんや畳屋さんの保管方法にも疑問が上がります。


我が家では加湿も一工夫し、また天日干しによって11%以下にするようにしています。

だからと言ってコシが弱くなるような畳表ではありません。あしからず。
ちなみに12%台の時の畳表のコシと言ったらもう。。。

しかし、11%以下で出荷したとしてもそれが梅雨前に織ったばかりの
畳表だったりするとカビが生えたりするのも事実です。
仕方ないと言えば仕方ないですが、畳屋さんにカバーしてもらうことで
助けてもらったりもします。

お取引仲間の畳屋さん宅を訪問する際は、必ず倉庫を見せてもらいます。
畳屋さんの畳表に対する愛情度、こだわり度がよくわかるからです。
どんなにうんちくやこだわりを述べられても倉庫を見れば一目瞭然です。
とは言え、ひどい方を見たことはありませんよ。


保管庫が1階にあるのか2階にあるのか。
除湿器やエアコンが装備されているのか。
独自の保管方法で大切に保管されているのか。


倉庫を眺めると、どういう形で出荷したほうががいいのか自ずと見えてきます。
全国の畳屋さんを相手にしていると地域によっても違うのですね。
ある程度水分があっても大丈夫な地域もあります。
逆にそうでない地域ももちろんあります。

どの状態がベストかは各々で答えが違いますが
お客様にお渡しするまでに生産者や畳屋さんで大切に保管したいものです。


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28 1月

畳表へのこだわり3 (泥染め&低温乾燥)

畳表へのこだわり、その3です。

イグサは刈り取ったらいったん泥水に染めて、乾燥させます。


作業内容はコチラ


染めに使う泥は備後産や淡路産の天然の泥を使用しています。
(一般には「染土」(せんど)と呼ばれています。)
もちろん着色剤は使用しておりません。

また乾燥温度は通常は65℃〜70℃で乾燥させるのですが
研究会では10℃以上低い55℃での低温乾燥をしています。
失敗もたまにあり、捨てなければならないときもありますが
この目でその違いを知り、挑戦しています。

かつて藺草の乾燥は天日干しでした。
その時の色の鮮やかさは古い先輩方からよく聞かされます。
その天日干しに近づけようと取り組んでいるのが低温乾燥です。

これによりイグサの強度や青みなど抜群にレベルが上がります。


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