畳のココロ。

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カテゴリ: 畳表ができるまで <壱>

当カテゴリー「畳表ができるまで <壱>」では
ポット式栽培による9月に行われるイグサの苗作りと
11月〜12月にかけての植付けの手順を紹介しています。

上から順にご覧下さい。

※イグサの植付けは大きく分けて、手植え、イ植機植え
ポット植えの3つがあります。

我が家ではポット式栽培を行っていますのでポット式を
載せていますが、他の植え付け方法はカテゴリーの
「藺草&畳表 豆知識」をご覧下さい。

6月苗

イグサの苗作りには六月苗と八月苗があります。
一般的には八月苗が主流ですが、我が家は「ポット育苗式栽培」
をしているため、六月苗も育てます。

写真は6月の15日に植付けた六月苗。

4月の頭にポット箱にイグサの苗を挿して育てたものを機械で植えます。
じつはこの六月苗、まだ歴史が浅いため技術が確定しておらず
また夏を越すためか、育てるのに一苦労です。

よく枯れるんです。

なので、2段構えとして八月苗も用意します。

7月の下旬頃、イグサ刈りが終わった後に八月苗の作業をします。
数年前まではお盆前にやっていましたが
最近は涼しくなるお盆後に作業されるところをよく見かけます。
ただ、この場合はあくまで11月に本田に植え付ける場合。

我が家はポット育苗を9月に行いますので
それに間に合うように7月の下旬に作業をします。


畑苗・前畑苗・後








左が3月の中旬に植えた畑苗。
右が約4ヶ月後の畑苗です。

畑苗割り・11株を12〜15本ずつくらいに株分けしていきます。
いい芽、いい親茎だけを選びながら分けていきます。

そうやって分けた株を写真のようにひとまとめにします。畑苗割り


八月苗・植え付け








約18センチくらいの高さに株を切りそろえ植え付けます。
夏は暑いので朝の5時〜10時くらいまで植え付け
残りを夕方5時くらいから植え付けます。

ちなみに11月の手植えの手順は、この八月苗を上記のやり方で1ヶ月ほど行っていきます。

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