Tatsuのウェリントン便り Tatsu' Life in Wellington

仕事を捨て(?)、家族を日本に残して一人で海外にやってきた謎の男が、博士課程で研究生活を送りつつ、息抜きに近況を綴るページです。

寒中お見舞い申し上げます。今後ともよろしくお願いします。Thank you, everyone!

IMG_4187Mt. Fuji from the plane on the way back home from New Zealand, March 29, 2012.

 みなさま、2012年も大変お世話になりました。父が9月に86歳で永眠しましたので、新年のご挨拶はご遠慮致しますが、2013年もよろしくお願い申し上げます。

  2012年は大きく環境の変わった一年でしたが、おおよそ意図した通りの一年にすることができました。まず、2012年は同窓会で明けました。1月3日に、中学校卒業後30年目にして初めての学年同窓会を、約10名の幹事グループの一員として、開くことができました。おかげさまで170名を超える同窓生と5名の先生方に再開することができました。準備は大変でしたが、素晴らしい集まりでした。それ以来、プチ同窓会やFacebook上でのつながりを持つことができ、 これからの人生にまた新たな楽しみができました。期せずして高校の同期と集まるチャンスも数回あり、2012年は同窓会ブームでした。
 実は個人的には1月3日の中学同窓会の前後は大変でした。この前後数日の間に再就職のための面接・模擬授業が複数件あり、同時に博士論文も残り3か月で少 ししかできておらず、全く息が抜けませんでした。同窓会の当日だけはすべてを忘れて楽しもうと決めて、本当に楽しい一日だったのですが、終わった翌日からは論文と就職活動に集中しました。4月からの就職は無事に決まったものの、逆に何が何でも3月までに論文を書き上げねばならず、2月からは朝食以外の自炊 もすべてやめて、1日に15時間ぐらい論文を書いていました。
 そしてなんとか論文を仕上げて提出したのは、帰国前日の3月27日。28日に飛行機に飛び乗って29日に名古屋の家に着き、3泊だけして4月1日には単身で上京、2日(月)からT大学に特任准教授として着任しました。住むところも決めておらず、最初の1週間は新宿のウィークリー・マンションから通勤しました。8日になんとか吉祥寺付近のマンションに引っ越し、単身赴任生活が始まりまし た。
 新しい職場には良い点も不満な点もありますが、総じてやりがいを感じながら楽しく仕事をしております。ただ、3年契約で更新1回のみあり (ただし、ポジションが空けば異動の可能性もあり)という立場なので、また数年以内に就職活動をするかもしれません。まずはいまの職場で教育・研究に励んで、さらによい仕事をしていけるよう、努めたいと思います。
 7月には論文審査の口頭試問に合格、その後、指摘された点の修正に時間がかかり、結局、論文を図書館に納めたのは12月で、証書をいただけるのは2013年の2月か3月だと思いますが、とりあえず一区切りつきました。 父には博士学位証書を見せることができませんでしたが、再就職と博士論文の口頭試問合格までは生きている間に報告できたので、ある程度の親孝行はできたであろうと思っております。
 これからは、この研究の内容を多くの方に理解し、利用していただける形にできるよう、論文執筆、学会発表、web上でのデータベース等の公表、利用しやすいweb-siteの開発、さらには成果の応用研究への発展などに尽くしたいと思います。やりたいこともやれることもたくさんあります。いまはいくら時間があっても飽きることなく自分の仕事に邁進できる気持ちです。

 2007年に仕事をやめて2008年から留学しましたが、ようやく一つの結果を出すことができて、本当によかったと思っています。少しぐらい先の見えない人生でも、目標ができれば力が出る、自分の中にその力が宿っていると信じ て飛び出しましたが、目の前には本当に素晴らしい景色が広がっていました。そこに行ってこそ初めて得られるものがたくさんありました。もちろん学位や再就職という結果を得られたことも大きいのですが、それ以上に、Wellington で過ごした3年5か月の間に、日本にいたら決して学ぶことのできなかったことをたくさん学ぶことができたこと、そのどれもが自分の現在と将来の仕事に大き く役立つものであること、それを日々実感できることが、自分にとって何よりもうれしいことです。前職を辞めた時には、本当に大丈夫かと心配してくれる人も たくさんいましたが、自分としては決してやみくもに辞めたわけではなく、必ず勉強になると信じて出かけたのです。そして、そこは自分が想像していた以上に素晴らしい研究環境でした。Wellington の先生方と仲間たちに本当に感謝しています。

 高2の娘が卒業するまでの1年ちょっとは単身赴任生活が続きますが、いまは名古屋に帰るのも近いので、家族にはずっと近くなりました。将来、どこで暮らすことになるのか、まだわからな いような生活ですが、当分は東京で人混みにもまれながらがんばりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

*Wellington での生活を終えましたので、このブログはここでおしまいにします。ありがとうございました。
 This blog terminates here as I finished my life in Wellington for now. Thank you.

 こんどから T's Essay に書いていくことにします。よろしくお願い致します。

日々の発見(1)(2) Trivial Findings

IMG_3742A View from My Room: Harbour, the Railway Station and the Pipitea Campus, Victoria University of Wellington



Trivial findings

1) The code progressions of "Stand by Me" and "Every Breath You Take" are quite similar.

2) You can get a similar effect to stir-fried dish by using rice flour without watering it instead of using Katakuri flour (dogtooth violet flour, which is commonly used for Chinese dish).

I have been too busy writing my thesis and things to write articles here. Humm...... :(


日々の発見

その1: Stand by Me と Every Breath You Take はコード進行がそっくりだ。

その2: 炒めものの最後に、片栗粉の代わりにもち粉か上新粉を水に溶かないで使うと便利でほぼ同じ効果が得られる。料理の最後にパラパラっとふるだけ。(ただし、スープはダメ。だまになる。炒めものはOK。)

最近は論文その他に忙しくて、書きたいことがあってもじっくり書けません。残念 :(

人生は写真 Life is Photography

RIMG0074Library, Victoria University of Wellington




My favorite quote I just found :"Life is photography, you develop it from the negatives."

One of my friend added a comment:
"The apt thing is that you need to be engulfed in darkness before that.
And even after the darkness, someone has to appreciate what comes out after."
"If life is a film, it needs to be handcrafted by a photographer,
developed with patience and appreciated with understanding."
Well said.

見つけたばかりの気に入ったことわざ:
「人生は写真だ。それは「ネガ(ティブ)」から作り出してゆくものだ。」

ある友人はこうコメントした。
「問題はその前に暗闇に囲まれなければならないということだ。
暗闇から抜けたら、その次に来るものを注意深く見なければならない。
「人生が映画ならば、カメラマンが丁寧に手をかけねばならない。
我慢強く、よく理解して吟味していかなければならない。」
いいコメントだと思う。
プロフィール

tatsu_vuw

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ