2014年07月25日
ハセガワ 1/700 駆逐艦「樅」
そもそもMG誌の記事は「高価で精密なサードパーティ部品をガンガン投入して短時間にイイものを作る」という趣旨だったような気がするけど、高価な部品使う余裕はないので「短時間」というところだけ真似してみました。無事3日間で完成。艦船模型をこんな短時間で作ったのって小学生の時以来ですわ。

ということで「樅」。艦橋繰り抜いた、マストを真鍮線にした、手すりをつけた、以外はキットのまま。ピットロードさんやファインモールドさんのお世話にはなってません。あ、アンカーを片方無くしたのでそれだけピットロードの手持ちから持ってきました。なので左右で大きさがちょっと違ってます・・・。

艦橋周りは新造時のキャンパス張りのイメージで。主砲周りは写真によって手すりのままだったりキャンバスがかけてあったりなのですが、白く塗るだけで済むのでキャンバス張りということに。うすーく墨入してお手軽完成!

ちなみに今世紀に入ってから私が作った1/700洋上模型はこの5隻だけ。左から軽巡夕張、駆逐艦有明、松、樅、駆潜艇13号。なんとも手の遅いことで・・・。でも今回3日で作れたのはちょっと光明かも。

逆光で撮ってみたら、「月光に浮かぶ樅」みたいなちょっといい感じの写真が出来ました。
2013年09月08日
Revell 1/1200 ジャンヌ・ダルク

ま、こんなもん?
てゆーか、我ながらよくここまで持ち込んだという感じ。
だって、設計図に載ってた完成見本の画像がコレですよ?

なんだコレちょっと待て。プラモ以前の木製のおもちゃじゃないんだからさ。もう少し艦橋とかなんとかならんのか。
さらに目を引くのが、艦橋前に鎮座している巨大なミサイル(のようなもの)。マズルカ艦対空ミサイル・・・のはずなんだけどどうみてもオーバースケールの上に、ものすごくおもちゃっぽいデザインになってる。
しかも!

これ設計図なんですが、上の完成見本をくらべてみると・・・マズルカの取り付け位置が違う! 見本では一段上の甲板、艦橋の直前にマズルカがある。なおさら巨大さが強調されてカッコ悪い事この上ない・・・。完成見本の作り方間違ってるとは、やはり侮りがたしドイツレベル。
さらにマズルカにはもうひとつ大きな問題が。ジャンヌ・ダルクは70年代にマズルカを取り外してエグゾセ対艦ミサイルに載せ替えてるんだけど、いくらネットを探してもマズルカを載せていた頃の画像が見当たらない。
変だと思って仏語版のwikiをみてみたら、マズルカは計画のみで搭載されなかったと書いてある。何だそりゃ。このキット、竣工時の姿を模型化してあるのかと思ったら、設計段階の状態を再現してあったのだった。
なので、オーバースケールで形も変なマズルカをいじるのはめんどくさかったので、「竣工時」ということにしてつけませんでした。そのほうが格好いいし。
改造ポイントは艦橋の窓枠をエッチングでいれたのと、100ミリ砲の砲身を真鍮線に置き換えた、飛行甲板脇の白い救命具(だよね?)を真鍮線で再現・・・くらい。あと、船体をぶった切って洋上模型にしたところ。
以下、画像。



ほぼ同スケールの船と大きさ比較。手前はこんごう、奥は大和。
2013年01月25日
1/1250艦船棚

上段は現用艦船を中心に。中段は日本海軍の艦船。下段はソ連の大型艦とクルーズシップなどの民間船。 HPのほうの艦船模型のページ、トップページ作っただけで何年も放置したままなので何とかしたいとは思ってるんだけど。
2013年01月22日
ドイツのプラモは世界一ィィィィ! その2
といってもRevellのMinishipsシリーズ。だいたいどれもあのひどかった大和とかわんない出来でして。

アンテナ類のざっとした出来もさることながら、ブリッジの窓がモールドされていないという・・・。このまま組んでもただの灰色の箱にしかなりませんよこれ。設計図見ても艦橋はやっぱりただの箱。

ということでブリッジだけちょっと手入れ中。窓部分を切りこんで、エッチングのラッタルで窓枠をつくる算段です。 接岸操作用の左右の張り出し部分も追加中。
↓ これはエレールのおっきなキット。

エレール 1030 1/400 フランス海軍ヘリ空母 ジャンヌ・ダルク プラモデル(Y5266)
2013年01月20日
世界の軍艦コレクション
![世界の軍艦コレクション 2013年 2/5号 [分冊百科]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61bV9H-IszL._SL160_.jpg)
販売元:ハーレクイン社
(2013-01-08)
販売元:Amazon.co.jp
小スケールの艦船モデル好きとしては気にはなってるこのシリーズ。でもずっと買うかどうかはちょっと・・・。
だって、フルハルのみの仕様で、喫水下をはずして洋上模型として飾るということはできないんですもん。やっぱ船の模型は洋上模型でしょ!
更にスケール。1/1100って何よ。他ではあんまり聞かない変な縮尺。私の主戦場の1/1250とくらべて誤差の範囲・・・な訳ないですわな。やっぱだめだわ。
とはいえ、安いので創刊号だけどんなもんか試しに買ってみました。

模型としての出来は悪くない感じ。高角砲の砲身はオミットされてますけど、スケールと値段を考えれば妥当かと。

さて問題の大きさ比較。下はKyoshoの1/1250大和。やっはり誤差の範囲とはいえない大きさの差があります。当然か。計算上1.13倍くらいあるはずですが、見たところちょうどそんな感じかと。
で、つらつら眺めてたらちょっと気づいたことがひとつ。

艦尾の零式水上観測機なんですけど、なんかカタパルトじゃなくクレーンの上に乗ってるように見えるんですが。あんまりだ。このロットの製造ミスかと思ったら、冊子の方の完成品写真もこうなってる。なんじゃそりゃ。
さて次号以降。これくらいの出来でかつ値段が大幅アップすることを考えると、やっぱり毎号購入はかなり躊躇しますねぇ。とりあえずしばらくは帝国海軍の船がラインナップされてますけど、三段甲板の加賀以外はスルーというとこかな〜。
2013年01月04日
完成:1/1200ホワイトベース

正月休みの間ちょこちょこと暇を見て進めたら、ようやく完成に至りました。うわこれ夏からずっと作ってたのか〜。ほとんど改造もしてないのに我ながら手の遅いことで。

販売元:バンダイ
販売元:Amazon.co.jp
2012年05月02日
ドイツのプラモは世界一ィィィィ!

限定版figmaのミサカ、改造の素材に使うのはちょっともったいないけど私はインデックスもレールガンも観たことないのであまり躊躇がなかったり。ファンの方にはおこられそう・・・。

今すぐ作業はじめるわけじゃないけど、まずはレベルの1/1200大和を眺めてみる。ドイツのRevell社は模型業界では名門のメーカー。Minishipsと題して日本では殆ど見かけない1/1200の艦船や客船をかなりの数だしてくれててありがたい。私は1/1250のコレクターだけど、この業界的には1/1250と1/1200の違いは誤差の範囲として許容されるみたい。
最近の1/700の模型業界は水兵さんとかまで再現するとんでもないことになってて私にはとても手が出ない。1/1250ならそこまでしなくても許されるので気が楽で良い。・・・のだけど、逆にキット状態では、細部が省略されすぎてて手を入れざるを得なくなる部分もあってめんどくさいことも。マストやクレーンのトラスが往々にして一体成型されてたりとか。前に作ったタイコンデロガではマスト二本伸ばしランナーで自作したし。
なのでこのレベルの大和でも、煙突の後の巨大なマストがどう再現されてるかがまず気になった。

この部分。かなり大きいので、これが一体成型されてたらかなりかっこ悪いはず。開封してランナーを眺めてみると・・・

・・・ない。マストがないぞ!
説明書を確認。

えっと、煙突の後はそのまま後部艦橋になってるような・・・

完成図面。見事にマストがない!!!!!
もっとよく見てみると、上の段の12.7センチ高角砲にもシールドが付いてたりと考証もめちゃくちゃ。こりゃダメだわ・・・・。ドイツRevell、あなどりがたし。
マストは自作すればどうにかなるけど、高角砲を6基作りなおすのはかなり骨な感じ。なのでこの大和は後回し決定。やっぱミサカから行くか・・・。
2011年06月13日
完成 : バンダイ1/1200 地球連邦軍主力戦艦マゼラン

マゼラン、完成しました。
制作期間約一ヶ月、といってもずっと作ってたわけでもないので実質製作時間はそんなに長くないです。なので出来はそれなり。ちょっと汚しで手を抜いたところがあったり、ブリッジのパーツが割れちゃったりとか色いろ問題あるんですが、まぁいいでしょ〜。

マゼランはこの角度がかっこいいなぁ。
変更点は、中央の艦橋の小型化、主砲を1/700の重巡のものに取り替え、機銃類の砲身を真鍮線に置き換え。そんだけ。上左右の上甲板を板張り甲板のイメージで一段明るい色で塗ってます。初期のヤマトってこんな塗り分けがしてあったような記憶があって。真似てみました。

うしろ。

まえ。
さて次なにしようかと模型屋に行って、同スケールのサラミスとガウを購入したんですけどホワイトベースは売り切れ。まぁ通販で買えばいいかと思ったら、今全国的に品切れなんですね。Amazonも楽天も売ってない。絶版じゃないのでそのうちまた出回るとは思うけど。

販売元:バンダイ
販売元:Amazon.co.jp
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2011年06月10日
マゼラン作ってみる その6
2011年06月08日
2011年06月01日
マゼラン作ってみる その4

マスキング〜。
ガンプラで1/1200スケールなのは、このマゼランとサラミス、あとガウ(ムサイは10年前に作った)。1/1250好きとしてはこの後このへんを作っていきたい希望はあるのだけど。
でも問題は最後の一隻、ホワイトベースだねぇ。
あのサイズで真っ白なので、スケール感を出すのは至難の業。1/1250の現用艦船と並べてみたりした日には、まさにおもちゃにしか見えない・・・。

販売元:バンダイ
販売元:Amazon.co.jp
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2011年05月30日
2011年05月29日
マゼラン作ってみる その2
2011年05月07日
マゼラン作ってみる その1
2011年02月09日
日本艦船模型史談
![世界の艦船 2011年 03月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51aOhwKRLvL._SL160_.jpg)
海人社(2011-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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今月の世界の艦船、連載の日本艦船模型史談が1/1250インターナショナルスケールについての話題だった。
戦間期に生まれた1/1250スケールの歴史を簡単にまとめてあって為になる。大筋において長らく放置状態にある私の艦船模型のページと近い内容でちょっと安心。
あのページの説明文、一部は海外のサイトとか参照して作ったのであまり自信がないところもあったので(^^)。とりあえず致命的な誤訳とかはなかったみたい。よかった。
メイン特集でもキーロフ級原子力巡洋戦艦の解説などもあり、楽しめました。
2011年02月07日
艦船模型の写真
艦船模型って細長いので、なかなか全体にピントをあわせるのは難しい。1/1250でも苦労するのに、1/700の戦艦とか空母とかって、大変だろうなぁ。
とりあえず定石通りに絞りをなるべく絞って、明かりも二灯設置して撮影。でもなかなかうまくいかない・・・。精進が必要であります。
Hobby Boss 1/1250 タイコンデロガ(プラモデル)


Neptun 1/1250 扶桑<1936> (メタル完成品を一部彩色)


2011年02月06日
地球防衛軍巡洋艦、完成
先日から毎朝30分ずつくらい少しずつ作っていた1/700地球防衛艦隊巡洋艦が完成。
無改造の素組ですが一応全塗装。でもグラデーションとかはナシでMr.カラーのミディアムブルーの一色塗り。砲塔のカラーリングだけ、アンドロメダとか主力戦艦とかの感じのツートンカラーにしてみました。
波動砲と波動エンジンを中心軸に置いた葉巻型船体、シンプルでかっこいいです。そのうち同縮尺のヤマトやアンドロメダと並べてみたいけど、どちらも手のかかるキットとして有名なので実現は遠いでしょう。多分。1/270 地球防衛軍巡洋艦
バンダイ(2005-02-27)
販売元:Amazon.co.jp
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2010年05月06日
卓上艦隊増強

まずはこれ、またしてもステルス艦型が模型好きには面白くないUSSインディペンデンスLCS-2。アメリカの沿海域戦闘艦っていう新しいコンセプトの軍艦の試作タイプの一つ。あと二隻建造が決まっていて、LCS-1フリーダムとのコンペで勝ったら50隻くらい作られるらしい。

この船の特徴はなんといっても三胴船(トリマラン)であること。低い位置から見ると、胴体が三つに分かれているのがわかります。この設計のおかげで最高40ノットの速さを出すとともに、横幅が広くなる分飛行甲板が広大にとれる、そうで。ただデザイン的にはこれまでの米海軍のイメージとは全然違うものになってます。好き嫌いは人それぞれだと思いますが、私はあんまり・・・。

もうひとつは70年代の船。現在最大の水上戦闘艦であり、原子力推進としては史上最大の戦闘艦である旧ソ連のキーロフ級重装原子力ロケット巡洋艦の4番艦ユーリ・アンドロポフ。現在はピョートル大帝という艦名になってます。結構な装甲を持っていて、ジェーン年鑑では巡洋戦艦に分類されてます。
最近予算の問題もあってロシア海軍の新型艦ってあんまりでてきませんが、70年代〜80年代にはアメリカとは違ったセンスのかっこいい艦がたくさんあって、これもそのひとつ。いいですねぇ。実は史上初のステルス艦であり、アメリカに先んじたイージス艦であったりもします(「イージス」という呼称はアメリカの言い方ですけど。ソ連では「フォールト」)。
キエフ級空母バクーと2ショット。どちらも北海艦隊だったので、この並びも実際にあったと思われます。やっぱりいいですねぇ。

【最近の購入物】
模型 Argos 1/1250 Pyotr Veliky $ 197.5
計 $ 262
2010年05月05日
数年ぶりに完成
幼少の頃からプラモデルは好きなのですが、最近は全く作る時間もなく。エアブラシ用のブースとか電動ルーターとか工具はいろいろ揃ってても宝の持ち腐れ状態で。
そんな中、ここのところちょっとの時間を見ながらすこしずつ進めてたのが、1/1250のミサイル巡洋艦CG-47タイコンデロガ。
このたった14cmしかない小品、しかもほとんど無改造のブツが、ちょっと汚してつや消し吹いただけのお手軽ガンプラを除けば、昔ゾロアットとニコイチで大改造したダグラム以来7年ぶりの完成品になりました。あまりの手の遅さに改めて愕然。
さてこのキット、HOBBY BOSSというマカオの新興のメーカーのもの。1/1250という小スケールにもかかわらずずいぶん細かいところまでモールドされてたりとなかなかの出来。
唯一手を入れたのは一体成型されててどうにもだった前後のマストを真鍮線とのばしランナーで作り直したところ。けどこのタイコンデロガは同級の他の巡洋艦と違ってマストの支柱が四本ある複雑な形をしてて結構難儀なことに(上部構造の重量軽減のために、三番艦以降は三脚型に変更されたのです)。
こんな感じで。左がキットのマスト部品。流石にこれは辛いので。素材に使ったこのランナー、当時買ったFGのキュリオスのもの。色でバレバレ〜。・・・ということはこれ、まる二年以上作ってたってことか。はぁ〜。
日米イージス艦揃い踏み。手前からタイコンデロガ級巡洋艦、アーレイ・バーク級駆逐艦、こんごう級護衛艦。奥の二隻は金属製の完成品でプラモではありません。
雑誌 洋泉社 オトナアニメ 16号 ¥1,000
CD ビクター Raumus Faber presents Platina Jazz ¥2,500
2010年01月03日
新年卓上艦隊増強計画
正月早々アメリカから巨大な箱が届く。でも入ってるのはちっちゃな船の模型が三隻だけ。しかも、箱がでかすぎて怪しまれたのか税関で一回開封された上に受け取りのときに関税1,000円ナリを請求されてしまう。あ〜あ。

さてひとつめはアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-56ジョン・S・マケイン。アーレイ・バークというのは日本のこんごう級・あたご級、韓国の世宗大王級の原型になったイージス駆逐艦。駆逐艦っつーても、8,300トンもあって、大戦時の駆逐艦のイメージとはだいぶ違います。
現在日韓のイージス艦は合わせても7隻ですが、アーレイ・バークは既に60隻以上が就役し、今後も10隻程度が建造される予定。やや傾きかけているとはいえ米国の生産力はいまだ圧倒的です。
このマケインはその中でも最初期のモデルで、ヘリ格納庫をもっていません。日本で言うとあたごよりこんごうに近い形ということになります。そのこんごうと並べてみるとこんな感じ。向かって左がこんごう。
続いては、ソ連の潜水艦。プロジェクト941アクラ級戦略ロケット搭載原子力潜水艦TK-208ドミトリー・ドンスコイ。水中排水量48,000トン、世界最大の潜水艦であります。

でも建造された6隻の内3隻は既に退役、残りも近日お役御免の予定です。ちなみに、アメリカ側の最大の戦略ミサイル原潜オハイオ級も、一部の艦はミサイルはずして海兵隊を輸送できるように改造されたりしてます。冷戦が終わった今となっては、こんなの無用の長物ということなのですね。
さてこの船がどんだけでかいかというと・・・・

いやー美しい。キエフ級の二番艦ミンスクがウラジオストックに配備されたのは確か私が小学5年のとき。ニュースの映像を見て、ソ連にはこんなにかっこいい船があるのかと驚いたものでした。当時既にウォーターラインシリーズにはまっていて、突然アオシマからリリースされたミンスクは速攻購入しましたですよ。
ただ、格好はいいんだけど見ての通りの空母と巡洋艦の折衷みたいな構造は、あまり機能的ではなかったようで。そもそも搭載機はヘリとVTOLのYak-38(失敗作)しか積めないと言う中途半端さ。実際戦ったら、艦載機よりも甲板にずらりと並んだ対艦核ミサイルのほうが役に立ったのではないかと思われ・・・。
排水量は45,000トンですが、近代の艦なので大戦中の装甲の厚い艦と比べると、重さの割りにサイズは大きく見えます。大和、こんごうと比べてみました。
さてこのバクー、キエフ級の4隻のなかでは唯一現役にとどまっています。ただし、既に艦籍はインド海軍に移っていて、名前もヴィクラマーディティヤに改名されました。現在ロシアのドックで全通のスキージャンプ甲板をもった本格的な空母に改造中・・・なんだけど売却と改造の金額の話でロシアとインドがもめていて再就役の予定はさっぱりなのだとか。
ちなみに、一番艦キエフと二番艦ミンスクはどちらも退役後中国に売却されて、それぞれ博物館として余生を送っています。ミンスク好きとしては、見に行かないわけにはかない。こんな風でしたよ。
【今週の購入物】
模型 Argos 1/1250 Dimitory Donskoy $ 26.5
計 $ 348.5
2009年12月13日
艦船模型ファンの黄昏
ここ10年ほど、ウォーターラインシリーズのリニューアルや各種金属部品の発売のおかげで、艦船模型の精密度は格段にあがってしまいました。おかげで、素組みでちゃちゃっと仕上げました〜、なんてのは許されないような雰囲気があって、なんとなくハードル高くなっちゃったな〜、と。こんな感じで。最近は身長2ミリの水兵さんまで乗ってることもあるんですよ〜。
そんな際限ないディテールアップが行われるのも、作りこむべき細かい装備を山のように積んだ実艦があればこそ。ちょっとオーバースケールでも、細かい装備まで作りこめば、模型としての見栄えが格段にあがります。
ところが。
そんなモデラーのディテールアップを拒む船が。 それがこれ、アメリカ海軍の新型DDGズムウォルト級。2013年に就役予定であります。
見ての通りのステルス船体。アンテナ類も平面で、主砲も収納すればただの箱。甲板には手すりさえありません。写真は昨日届いた1/1250の模型ですが、1/700で作ったとしても、これ以上細かく作りこむ余地はないと思われ。
これだけディテールがないと、船の巨大感を模型で出すのも至難の技。実はズムウォルト、日本のDDGこんごうと比べても遥かに大きな船でだったりするのです。下の画像、同縮尺の大和、DDGこんごう、DDGズムウォルト。でも単体で見るとおもちゃにしか見えない・・・。 もちろん、模型ファンとしてはこんなん無視して二次大戦中の艦を作り続ければいいのでしょうが、あと20年とか50年経って現役の艦船がみんなこんなんばかりになってしまったら、艦船模型ファンは100年以上前の古典的な船しかつくらない、という状況になってしまいますよねぇ。それはなんか寂しいなぁ。
しかしどうやら、この経済危機のためにズムウォルト級はきわめて少数の建造にとどまり、現行のアーレイ・バーク級の建造が継続されることになったようで。世界中の軍艦がみんなのっぺりになってしまうまでには、まだしばらくかかることになったようです。だから、この間にだれかズムウォルトをスケール感たっぷりに作りこむ技法を開発してくださいっ。お願いっ!
【昨日の購入物】
計 $ 44.35
2009年07月30日
卓上の日本戦艦発達史
1/1250サイズの艦船模型をいくつか新たに購入したので並べてみたり。
手前から、戦艦「三笠」(1902年竣工、1905年時)、巡洋戦艦「霧島」(1915年竣工、竣工時)、戦艦「扶桑」(1915年竣工、1936年時)、戦艦「大和」(1941年竣工、1945年時)。
こうしてみると、サイズや装備の移り変わりがよくわかります。
大和は三笠の4倍以上の排水量(重量)があります。わずか40年でのすさまじい発達・・・なのですが、実際には軍縮条約で戦艦を建造していなかった期間がかなりあるので、それがなければ大和サイズの船はあと15年早く登場していたかもしれません。
霧島は太平洋戦争で最も活躍した戦艦「金剛」級の4番艦。近代化改装後の姿のほうが一般的なので、この明治の雰囲気を残した艦影には違和感のある方も多いかもしれません。隣の三笠とはよくマッチしてますけど。こういうレアなものが比較的簡単に手に入るのも1/1250サイズのいいところ。
こちらは現用の護衛艦「こんごう」と大和との比較。排水量(重量)でいうと大和はこんごうの9倍くらいあるのですが、見かけ上それほどの差があるようには見えません。それはおそらく大和のほうが装備や装甲が恐ろしく重いからで(46センチ砲の直撃に耐える設計のため)、ミサイルなどに「当たらない」前提でそれなりの装甲しかない現用の護衛艦は、同じ重さであっても体積としては大きくなる、ということではないかと思われます。鉄の塊のような大砲も積んでないし。
ついでに、アメリカのクルーズ船「カーニバル・スピリット」も並べてみました。でかいですねぇ。ちなみにこれで88,500総トン(容積。民間船は軍艦と違って容積で表示される)。
これでも現用のクルーズ船としては一般的なサイズで、現在の世界一はこれの約二倍、ロイヤルカリビアンクルーズ社の「フリーダム・オブ・ザ・シーズ」などの三隻(160,000総トン)。更に同社はすでに最新型「オアシス・オブ・ザ・シーズ」(225,000総トン)を進水させて、現在テスト航海中とか。ぜひそのうちどこかで模型を手に入れて、大和とならべてみたいものです。ていうかその前にいっぺん乗ってみたい。でもカリブ海は遠いなぁ・・・。
2006年05月19日
卓上艦隊増強
小沢一郎ってあんまし好きな政治家じゃないんだけど、水曜の党首討論で強行採決は控える旨の答弁を小泉から引き出したことによって、今国会での共謀罪の成立を事実上阻止してしまったのは見事だった。すばらしい。
ヤフオクで、今はなき京商の1/1250艦船シリーズの大和を見つけたので定価の半額くらいで落札。既に持っているドイツの名門Neptun社の扶桑と比べてもディテールの表現でそれほど見劣りするでもなく、まぁ満足というところ。
菊水作戦時には木甲板が黒く塗ってあったのは当時の写真などから見て間違いないというのが定説になってて、この模型もそのように塗装されてるけど、それって至近弾による水しぶきで濡れて黒っぽく見えてるだけなんじゃないかという気がちょっとする。誰か検証してくれい。
計 ¥3,200
2005年12月07日
被写界深度
1/1250洋上模型の撮影に再チャレンジ。前回は模型の全体にピントがあわなかったというのが満足いかなかった点。ネットで調べるとこういう場合は絞りを閉じめで撮影したほうがいいということだったのでためしてみる。近視の人でも目を細めるとものが見やすいのと同じ原理みたい。
で、撮れたのがこれ。ひととおり撮影した後、大きさ対比用のを忘れてたに気づいて追加した一枚です(海外の1/1250サイトでは、コインとの大きさ対比の絵を入れることが結構あるのだ)。うん、いいんじゃないかしら。とりあえず2隻分とったので、近日ページを作成する予定。
予定通りというかやっぱりハイパーホビーを購入。誌上通販のソフビ弾鬼と鋭鬼、フィギュア王の裁鬼とあわせると結構な値段になってしまう・・・。
雑誌 角川書店 特撮ニュータイプ1月号 ¥950
書籍 NHK出版 長谷川裕一「さらにすごい科学で守ります!」 ¥1,365
2005年11月19日
ミニサイズ
先日届いた独Neptun社の1/1250戦艦扶桑。流石1/1250の軍艦ならココだと世界中で評価されているところだけあって、すさまじいまでの超絶ディテール。背後のタミヤカラーがむちゃくちゃ巨大に見えます。これを金属素材で型抜きしているのだから信じられん。一体どんな鋳型をつくればこれだけのもんができるんだろか。
というようなすごい出来なので確かにそれなりにお値段は張るのだけれど、実は扶桑とか大和とかいった一部商品についてはその上に更にハイグレードモードがラインアップされていたりする。張り線とかまで施してあるさらにすごいやつ。こんなの。すごいねドイツ人。いろいろ調べてみたのだけれど、この手の1/1250のちまちました船の模型って圧倒的にドイツのメーカーが多い。日本は小西製作所くらいかなぁ。やっぱ日本では1/700がデファクトスタンダードになっちゃってるんで、1/1250はなかなか普及しにくいってのはあるかもしれず。京商も2隻だけで撤退しちゃったし。
で、そのハイグレード版に手を出さなかったのは、値段の問題もあるけど、ここの商品って木が張ってある上甲板まで全部軍艦色で塗装されてて、張り線までしてあるとそれを塗りなおすのはほぼ不可能だからなのだった。ほんと、この甲板色はもったいないよな〜。これさえなきゃほぼ完璧な完成品でそのまま飾れるのに。
と、いうことで数年振りにラッカー塗料を起動、筆塗りでぺたぺたと甲板を塗ってみました。ディテールがすごいんで塗料でつぶさないように注意しつつ。それなりの出来にはなったかと。
2005年11月13日
コレクション
前回ALNAVCOに注文した1/1250の船のうち、欠品で遅れてた戦艦扶桑が到着。おお、これも見事なディテールですなぁ。かっこいい。
2005年11月05日
コレクション
数年前から俄か船マニアな私。最近は船関係の雑誌を4種も買ってるんだけど、やはりここは立体ものがほしくなるのが元モデラーとしての当然の流れ。でも模型買っても作るひまがないんで、ここは完成品で我慢ということで・・・。で、1/1250模型の専門サイトALNAVCOに注文してみた。
このサイト、隅から隅まで眺めると、ほんとにいろんな船が立体化されてるのに驚かされる。大は数十万トンのタンカーから、小は数トンのタグボートまで。奥が深い世界ですなぁ。ただし、メーカーが欧米に偏ってるので、日本とかの東洋系の船についてはちと薄め。それでも対戦までの船だったら、それこそ日清戦争以前の日本海軍黎明期の艦から見事に揃ってる。けど、現用の護衛艦なんかはさっぱりだし、日本の客船(飛鳥とかぱしふぃっくびいなすとか)や日本系の船会社の船(ダイヤモンド・プリンセスとか)、それにアジア系の船会社(スタークルーズとか)も弱い感じ。
それでも目移りするほどのラインナップなのは間違いない。あああれもほしいしこれもいいし・・・。で、今回選んだのは、25年程前にウォーターラインシリーズを作り始めた頃気に入ってた艦と、空母風の全通甲板をもっててなおかつ日本のメーカーからはあんまり模型化されてなさそうなのを計4隻購入。今日はそのうち3隻が到着した。
写真は独CM社製のロシア空母アドミラル・クズネツォフ。塗装はいまいちだけど造形はかなり細かくてよさそうなんで、一部リペイントして墨入れすればそこそこにはなるんじゃないかなぁ。独Neptun社の駆逐艦初春は流石業界随一の制度といわれる会社だけあって、単装機銃まできちんと作りこまれたすごい出来。いいですねぇ。
で、以前購入してた香港ドラゴン社の客船カーニバル・スピリットと京商の巡洋艦阿武隈をあわせて5隻並べてみると・・・うん、壮観ではないですか。10万トンの客船と1500トンの駆逐艦の対比もかっこいい。
でも、ひょっとしてこれは新たな泥沼の始まりなのではないかという気がものすご〜くしております・・・。
模型 Neptun 1/1250 日本駆逐艦「初春」 $25.50
模型 Argos 1/1250 米強襲揚陸艦「ガダルカナル」 $67.50