2009年04月17日

なんか凄い心、というか魂が揺さぶられた。

朝日新聞、4月12日(日)の生活版投稿欄より。

要約すると、
口唇口蓋裂(生まれつき唇が裂けたりしてる障害。言語障害があったりもする)の息子がいます。幼児の時に手術はしたものの、わずかな傷跡と言語障害が残っています。
息子が小学生の時に、
「僕、なんだか損をしている気がする」
と言われ親として罪悪感を覚えました。
その後、なんだかんだで高校生になり、ある日息子の部屋にこんなメモが。




猿に生まれてくれば良いものを。バカだなぁ。そのバカに生まれてきたためにおれもかんがえなければならない。




なんか、こう、、、グッときた。障害者が書いたから、とかおれは健常者なんだから頑張らなきゃ!、みたいな下らない使い古された理屈じゃなくて、ほんとに魂に響くような。


だれでもつらいことがあったり、自分が望んだ仕事ができてない自分に気付く時あるじゃん。逃げ出したくなったり、本当の自分はこんなんじゃない、とかファンタジーに憧れたりとかするじゃない。
でもそこから逃げない、ただ逃げないだけじゃなくて逃げたい自分がいるのをわかってて、この自分のまま生きていかねばならない状況をわかってて、そこから頑張るという結論に至るという。

なんか元ネタがあるのかもしれないけど、久々に胸にくるいい言葉。浜田省吾のミッドナイトブルートレイン以来だよ!
おれはまだまだ社会人とプロボクサーでふらふらしてるけど頑張るよ。



結局、母として息子が何かに悩んでいることを知りつつも声はかけず。今はもう38。自立し、母としてははやく恋人でも見つけてほしいと思っているが息子なりの考えを持っているのか、毎月仕送りだけはしてくれていますという話。



うん、朝日新聞もたまには良い記事があるもんだ。しかし、将棋対局中にサイン求めるのはいかがかとおもうぞ。


tatsuto1010 at 00:35|この記事のURLComments(0)

2009年03月17日

「ヤッターマン」を見た。

すっごくつまらなかった。びっくりした。

最後の戦闘シーンで
(このまま頑張って起きてても無駄だな)
と思い、寝た。


全編通して寒気がするくらいつまらないギャグやら下ネタ、冗談ばかり。はっきり言って悪ふざけ。なにからなにまでCGだらけのハリボテ映画。


ストーリーも園児向きの簡単なおはなし。一般人が自宅でテレビ見ながら考えたような陳腐で幼稚なもの。


撮影現場は楽しかったろーねー。悪ふざけして作ってんだからよぅ。



俺は将来子や孫に自分のボクシングの試合を見せて、
「おとーさん(おじーちゃん)も昔はかっこよかったんだぞ〜」
って自慢するのが夢だ。


けどこの映画の関係者は他人に
「こんな映画つくったんだぞ〜」
って自慢できるの?


もっと真面目に映画作れよ。豪華俳優陣!とか、過去の名作をリメイク!とか作品とは関係ない部分でしか話題にならないことを恥じろよ。


と、説教したくなる映画でした。まあいつか火曜9時にやるでしょ。まちがっても映画館には行くなよ!


深キョンはすっごく可愛かったです。


tatsuto1010 at 15:32|この記事のURLComments(0)

2008年12月02日

試合結果(長いです)。

2Rにて左ストレートがカウンタードンピシャで入ってKO勝ち!イエーイ。


前日は三時頃にようやくウトウトできたくらいで八時にジム集合。テンション上げようとyoutubeでボクシングKO集見てたら怖くなって…完全に裏目った。でも、会場の結城までの二時間の車移動でグッスリ眠れた。行楽気分でリラックスして会場入り。お赤飯のおにぎりを食べる。



11時からバンテージ巻く(テーピングしながら厳重に巻くので一時間くらいかかる)。その後は試合開始まで応援にきてくれた人らにチケットを渡したり、ストレッチして体ほぐしたり、ミット打ったり。


グローブはルール改正でややこぶりに。元々拳が小さいおれには以前のグローブが合わなかったのだが、今回のはうまく握り込める。よしよし。



試合まであと少し。体にワセリン塗ってもらってる間はいつも、いよいよ始まる、逃げられないんだな、と緊張する。



13時に1試合目が開始。2試合目なので入場口でセコンド陣と軽口を叩きながらアップして待つ。「しょっぱな叩きこんで終わらせてきていい?」的な。セコンド陣もにわかに緊張し始める時間。



今までの練習と自分への自信、ジムに対する感謝やらと、試合への恐怖がないまぜになった浮き足立つ気持ち。でもこの時点で過剰な緊張感はなく、ちょうどいい感じ。今日は左ストレートが切れてる、と自分に言い聞かせる。



一試合目が判定で終わり、勝手に決められた入場曲でリングイン。どのタイミングで花道を進みだそうか少し迷ったのは秘密だ。



コール受けて向かい合ってあっという間にゴング。いつもながら唐突に非日常の世界にいきなり放り込まれるこの違和感。正直、この時点で、応援にきてくれてる人らを始め試合以外のことは頭にない。



はじめに俺からグローブを差し出すと、相手もちゃんと合わせてくれた。礼儀正しい奴だ。好きになりそうだぜ。


相手はパッパパッパと手を出してくる。俺避ける。余裕ぶってたけど、かすると痛いし、結構早いからあせりまくり。

以下は覚えてる限りの試合中の心中。


お、いきなりボディか。結構はやいな。いや逃げる分にはイケるか。
やばカスッた、いて。目にはもらわんようにせんと。にげにげ。かるーくステップ〜。


手止まらんな、いつ割り込むか。お、右はいった。歓声あがってるな。意外と深く入ったか?相手まだ元気だな。


お、あっちに注意か。ラッキー。ふう。

届くかっ!?だめだ。しょぼ。


あ、ひじがガツッて!超いてえ!


なかなかきっかけねーな。左が出ねえ。



あ、もうゴング。おっと、ひっくりかえりそうになっちった。恥ずっ。イケるかこのまま?疲労はないっす。毎回レフリーが何ラウンド目か確認しにくるのは微妙だなぁ。もう始まりか。そろそろエンジンかけなきゃなぁ。右肘超いてえ、そいや肘あたったな。



右痛いから下げるか、ヒットマンスタイルだ。うりうり。


よしかわした。

かえせねーな。


入るか!?いくか!?振っちまえ!よし!


どっかでまとめねーと。このままいっちゃうかもな。

あ、目もらっちった!


いやまだ効いてないだろ…いや部分的に顔赤いな。効いてるか?


アッパーいく?いけっ!かすったか?おぅ、いきなりアッパー返すか。さては当たってたんだな。わかるわかる。


効いてる!いけっ、ここで追う!ここっ!スイ、スイッ!あら、倒れた。強く打ってねーぞ。お〜…手でも上げとくか。終わり?まじ?せっかくだからのぼっとくか。青によっこらせー。
あ、手ふってる。だれか見えないけど。よかった〜。レフリーありがと。でもあんま感触なかったし、実感わかね〜。


ども。聞こえてないだろけど、まじ強かったよ。狙って打ったわけじゃない、あのままなら負けてた。ありがと。


お、客から拍手。お〜。次の奴頑張れよ。あ、鼻血。





こんな感じでした。脚色なしで本当にこんなこと考えながらやってました。控室ついたら鼻血が出てた。どっかでもらったらしい。最後かな?


その後検診受けに行ったら倒した相手が寝てた。でも平気みたい。おれも異常なし。


すぐに同じジムの後輩のセコンドに付いて、きてくれてた人らに御礼いってシャワー浴びて帰る。帰りも爆睡。


右肘は試合終了からかなり痛くて腕があがらなかった。



当日は勝った実感はまるで湧かなくて、あのままいってたら負けてたかもしれない、あのパンチはKO狙ったわけじゃないって気持ちが大きかった。左対策もあまり実行できなかったし。結局いつものスタイルになっちゃった。



謙遜でも自慢でもないけど、ほんと相手強かったし良かった。たまたまだったんだからまた頑張ってほしい。違うトコで会ってたら友達になれたかも、礼儀正しいフェアなボクシングだったし。



でも次の日からビデオ見返して調子に乗り始めてます。おれのパンチはやべえ、タイミングドンピシャ!みたいな。


仕事あるし体とかモチベーションの問題もあるから、また次やるかわかんないけど自信ついたよ。ボクシング続けててほんと良かった。

長くなりすぎた。でもみんなありがと。


tatsuto1010 at 02:26|この記事のURLComments(0)

2008年11月29日

試合前日

計量当日。八時くらいに会社へ風邪引いた〜と仮病の電話。


それから11時までベッドでモンハン。11時からなにしたかと言うと…




体重が不安すぎて島忠に体重計を買いに行ってしまった。ついでにレノア(詰め替え用おひさまの香り)等を買って、帰宅。ビクビクしながら体重計に乗るとリミットいっぱい52.5!ホッ。でもなにも口にできぬ。



計量開始の二時に後楽園へ。無事にリミットいっぱいで通過して(すげー緊張した)検診して終了。


その後すぐにアクエリアスを一気飲み。まじうめえ。アクエリアス最高。


そして焼肉。ジョジョエンで3500円のランチセット。


あんなにうまい焼肉があっていいのだろうか!減量の醍醐味はその後の口にするもの全てが10倍くらいうまいこと!ごはんもおかわりしちゃったよ。


デザートにメロンと抹茶アイス。アイスなんてデカいピノみたいに回りがコーティングされてたよ。ジョジョエン最高!でも水をおかわりしすぎて店員にうざがられる。おなかパンパン。



食後はウシジマさんを読みながらずっと飲みたかったスタバのダークチェリーラテ。あまりおいしくなかった。ジンジャーラテにすれば良かった(―。―)



そいでジムいって明日のトランクス試着。ついでに体重計ってみたら2.2キロ増えてました。食い過ぎ?


軽くシャドーして帰る。明日はやってやるぜ、待ってろ結城市!

tatsuto1010 at 22:23|この記事のURLComments(0)ボクシング 

2008年11月28日

計量前日

練習前で54.4キロ。着込んでかなり動いて53.4キロ。


あとリミットまで700グラム。なにも飲まず食わずで明日の14時までに落ちるか落ちないか危ういライン。


だから今日も軽くサウナにいって落としてこよっと。リミットまで一度落としとかないと不安で仕方がないや。


tatsuto1010 at 21:30|この記事のURLComments(0)

2008年11月27日

計量2日前。

現在53,4キロ。さっきまでサウナで絞ってました。


あと1キロくらい。今までと違って未だにリミットまでおとしたことないから不安でたまらん。明日はたぶん一滴も水分取れんぜ。今まで水分の節制はしてないのが悪いんだけどつらい。


がんばろ。。。茨城まで来てくれる人のためにも。

tatsuto1010 at 23:48|この記事のURLComments(0)ボクシング 

2008年10月26日

体重一気に落ちる。

ちょうど試合まで一月ほどとなりました。


昨日練習終わりに体重をはかると58.3キロ。前回計測時には57.8。

やべ、一日飲んだだけで500も増えてしまったぁ!せっかく61から落ち始めたのに…
とかなり落ち込む。


でも今日練習終わりに体重はかるとなんと!




57.1!


思わず目を疑ってしまったよ。まさか晩飯抜くだけでここまで落ちるとは。体質改善の効果か!?


でも計り間違いかもしれないし、まだまだ気を抜けないぞう!頑張るぞう!


tatsuto1010 at 07:19|この記事のURLComments(0)

2008年10月15日

試合会場が…

どうやら水戸らしい。

いきなりテンション激下がり…
気楽といえば気楽なんだけど、やっぱさみしいよね。
まぁ地方のジムにとっては後楽園ホールばかりじゃ友達呼べない
だろうから仕方ないよなぁ。


気楽だし、どっか遠征して試合するのもプロっぽいし!
と自分を慰めております。

声かけた人に謝りのメールをしたけど、申し訳なかったなぁ。
でも中には水戸までいくよ!というアツい方々も。
お世辞?だとしてもうれしいよ。
2ラウンドくらいでKOしてくるわ。


まずはあと8キロやせられるかが問題なんだけどね。・゚・(ノД`)

tatsuto1010 at 06:29|この記事のURLComments(0)

2008年10月09日

試合がきまった。

11月30日、一勝一敗のサウスポーと。

いい年こいてなにしてんの、って感じだけどやりたいことなので頑張ります。よかったら見に来てね。


tatsuto1010 at 18:20|この記事のURLComments(0)

2008年10月06日

『言えない秘密』を見に行きました。

台湾映画。台湾が生んだスーパースター、ジェイ・チョウ初監督作品。ジェイ・チョウは監督、主演、脚本、音楽の4役。


ストーリーは、

音楽学校に転校してきたシャンルン。転校初日に取り壊し間際の旧校舎で謎めいた少女シャオユーと出会う。彼女の弾く聴いたことのない曲について尋ねると「誰にも言えない秘密よ」とはぐらかされてしまう。ミステリアスな彼女と時を過ごすうちにいつしか二人は心を通わせていく。しかし、シャオユーは喘息で休みがちに。さらに、誤解からシャンルンが他の女生徒とキスしている場面を目撃され二人の溝は広がっていく。二人の恋の行方は?そしてシャオユーの秘密とは?





とてもよかった…台湾映画は『インファナルアフェア』くらいしか見てないけど、それに勝るとも劣らない名作だと思う。


見どころは序盤の二人の青春丸出し!な美しい場面や、後半のサスペンスチックな展開などたくさんあるのだが、中でもピアノバトルのシーンがオススメ。

シャオルンがシャオユーへのプレゼントを掛け、ピアノ王子(笑)に挑戦するシーンなのだが、対面したピアノでお互いにその技術を競い合うかなり白熱した場面。鳥肌が立った、とにかくカッコイイ。激しい曲からPOPな曲まで弾きあう弾きあう。観客は惹かれる惹かれる。なにがすごいって、本人がちゃんと弾いてるんだぞう。


それっぽく見せてるだけじゃないの?って疑ってみてたがパンフレットをみてびっくり。ジェイ・チョウはモノホンのピアニストらしい。

幼いころからクラシック音楽を学び、友人のために演奏した曲がエージェントの目に止まり芸能界デビュー。アルバムもバカ売れ、その後俳優デビュー(『イニシャルD』とか)。そのマルチな才能からメガホンをとることを期待され、今作が初監督作品。


これぞスーパースターって感じだね。日本のジャニタレなんて100人そろってもかなわないね。スターはスターに仕立てられるんでなくて、元からスターとして生まれてくるんだね!


話がズレた。とにかく本当に完成度の高い映画。ラストへの伏線、多彩な登場人物。ヒロインも華美すぎず落ち着いた美少女だし。見て損はないイチオシの作品です。


映画もいいわけだが、ジェイ・チョウも好きになったよ。ここまで完璧な人っているんだなぁ。でも、ひとつ言わせてもらうなら走り方がヘン。絶対足遅い。そこがまた可愛い。みんなも見て確かめてくれ〜。


あ、顔はイノッチに似てます。賛否両論。


tatsuto1010 at 22:10|この記事のURLComments(0)感想 

2008年09月17日

『うさぎドロップ』が面白い。

宇仁田ゆみ。時折文庫のイラストなんかで見るかも。ファッション誌に連載もってるとか持ってないとか。



ざっとストーリーは、疎遠だった祖父の葬式に訪れたダイキチ30歳独身。しかし、そこには家族のだれもしらなかった祖父の隠し子りん5歳の姿が。りんの今後で揉める家族の姿に嫌気がさしたダイキチは自らりんを引き取ることにした。慣れぬ子どもとの暮らしに戸惑うダイキチだったが…大人と子どものイマドキな子育てを描くハートフル子育て漫画。2007年「このマンガがすごい!」オンナ編第五位。


なんとなく読んだらやたら面白い。デキる男だったダイキチが、当たり前のように仕事ではなくりんとの生活を優先させることを選んだりと泣かせる展開がいろいろ。りんだけが成長していくのではなく、りんを通してダイキチも親として大人として成長していくのが伝わってくんだなぁ。


昨今モンスターペアレンツだなんだと騒がしいけど、将来こんなフラットな父親になりたいなぁと思えました。おれも単純だから、シングルファーザーになりたくなってしまったよ。


ストーリーも絵も万人に受けそうな雰囲気だと思うのでかなりおすすめ。
意外と子育てのなぜなに本みたいなトコもあるから参考にもなるんじゃないかしら。「実際の子育てはこんなもんじゃない!」って意見は無粋ってもんよ。

2巻の泣けるセリフ↓

「おれりんのためなら腹くくれるよ」


「べつにだっこくらいいつまででもしてやるよ」



くうぅ(ノ_<。)


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2008年07月27日

「ハプニング」を観た。

日曜日の夕方に1人で。周りはキャポーばかりだよ。



ストーリーは言うまでもなく。
ある日、ある時間を境に人々が突然死に始める。それも全てが自殺によるもの。人類はこのまま滅亡してしまうのか、はたまたなにかの陰謀なのだろうか…


結論!



普通!




どう普通ってシャマラン的に普通。すまん、トリックやらメッセージを見落としただけなのかもしれない。ただ観た限り、なんの大掛かりなトリックもどんでん返しもない。怖いシーンはCM通り。果たしてシャマランが撮る必要があったのかっていう。



ただ全編を通して緊迫した空気が張り詰めてたから、映画としては楽しめたけどさ。劇場で観る価値もそこそこ。同じ緊迫感ならクローバーフィールドのがすごいと思います。



ズーイー・デシャネルがかわい過ぎるから甘めに75点。



PSPの「勇者のくせに生意気だ。」が面白過ぎる。だれかタスケテ。デーもんがかわいいよ。


tatsuto1010 at 18:40|この記事のURLComments(0)

『博士の愛した数式』

小川洋子・著。


初めて純文学といわれるジャンルで素晴らしいと思えた作品。文句ナシの良作。


映画にもなったからストーリーだけは知ってるって人もおおいだろうけど、絶対読んだ方がいい。

交通事故によって事故以降の新規の記憶が80分しかもたなくなってしまった(それはまるで上書きを続けるビデオテープのよう)年老いた数学者。そんな彼のもとに家政婦として派遣された「私」だったが、完璧な数式のような美しいまでに純粋な彼に対していつしか恋愛にも似た親愛の情を抱くようになる。数学者と「私」、「私」の息子ルートの愛に満ちた心の交流を美しく描いた物語。

こんな感じ。
相反すると思われている文学と数学が見事に融合されていたよ。というよりも数学を文学的に、文学的な表現をあえて数学を絡めてと言った感じか。


特に始めの33ページだけでも読んでくれ。いかにこの作品が愛とか優しさ、慈愛に満ちているかがわかると思う。あまり長くないからお手軽。数学嫌いでも少し数学に興味が湧いてしまうからもっとはやくにこの作品に出会いたかったなぁ。90点。


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2008年07月09日

打海文三『裸者と裸者』

かなり面白かった。簡単に面白いって言葉じゃくくれない内容だ。面白い、かつ本当にいろいろと考えさせられる。


ストーリーは
財政破綻から多くの難民が流入、佐官グループによる軍事クーデターから未曾有の内乱に突入した日本。介入してきたアメリカの誤爆によって両親を失った主人公の海人は、残された二人の妹弟のために政府軍への入隊を決意する。すべての希望を失った世界で、海人を待ちうける運命とは?

みたいな話。下巻は別の双子の姉妹が主人公になるんだけど根底にあるテーマは変わらない。



なぜ、人は戦争を起こすのか。それをやめられないのか。なぜ争いが生まれるのか。自分らしく生きるとはどういうことなのか。



そういったテーマがしっかりと架空の日本を舞台に描かれている。ただの戦争モノ、バイオレンスモノとして楽しむのもアリだけど、あまりの戦争に至るまでの経緯や戦況が生々しいもんで、つい自分だったら…て考えてしまう。


特に下巻では、カルト教団、過激なナショナリズム、男性主義、性的マイノリティ、女性解放運動が絡み合い、戦争がとても複雑な構図になっている。そこにさらに利権獲得や、地理条件も重なり、どの派閥もにっちもさっちもいかない状況に。だれが正義なのか?といったことではなく、すべての勢力が己の主義主張をもっているために読んでいてイライラしつつも、その状況に納得してしまう。



現実の戦争においても、ニュースだけでは知ることのできない思惑や思想が介在してるんだろうなぁ。今日の日本では、思想・主義主張の争いに軍事行動は(一部を除いて)ついてこないけども、今内紛状態になったらおそらくこんな状況になるんだろうと実感として受け止めることができた。



これをきっかけに自分はどのような主義主張を持ち、どのような世界の成立を目指す人間なのかを考えてみるのもいいかもね。ここ最近で一番よかったと思う。いずれまたゆっくり読み返したい作品。





最後に、作品内で気に入ったセリフ、ジンときたセリフなんぞを。


「カイト、おまえは戦う家長だ」


「せかいは、ひさんなしゃしんなんかみなくたって、せんそうのしんじつをしってる」



「(中略)基本的に言葉ってものは通じないと考えた方がいい。(中略)説得しようとすれば、理念について語らざるとえない。もっと言葉が通じなくなる。徒労なだけだ。(中略)」


「合法化して娼婦の権利と尊厳を守るべきだ。性差別と人種差別と年齢差別とあらゆる差別に絶対反対。でもそういうのは、それぞれの局面でとる態度にすぎない。いまここで、世界の混沌に身を投じること、それがあたしたちの欲望」



「いろんな生き方が肯定されるって、すごくいい」




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2008年07月07日

百田尚樹『ボックス!』

ボクシング小説『ボックス!』を読んだ。かなり分厚い。


ストーリーは
高校の弱小ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢と、進学コースの秀才・木樽の二人を軸に展開するボクシング小説。立ちはだかるライバル達、交錯する友情、戦い、挫折、栄光。ボクシングを通して二人が掴み取ったものとは!?



文章がやや単調な部分もあるが、ボクシングの魅力を余すところなく描いた青春物語でした。
複雑な動きの描写がない分試合展開がイマイチわからないけど、スポコン的な展開でボクシングわからないという人も読み飽きずに一気に読めるんじゃないかな。


もちろん魅力だけでなく、危険な側面、才能と努力が必ずしも報われることがないという非情さまでしっかり踏まえてるので、単なるボクシング讃歌にはなっていないところもリアリティがあっていいんじゃなかろうか。


いや、ラストなんかも燃える展開で一気に読んじゃった。ほんとに面白かったよ。


ただ正直、恋あり劣等感ありのよくあるスポコン物の展開にボクシングのアレンジ加えただけという印象は拭えない無難なストーリーだから、帯にあるような「スポーツ小説の歴史が塗り替えられた」感じは特にない。すげー感動するわけじゃないし…読んで損はないかな〜位。

さすがにボクシングの天才を文章で表現するのは難しそうだったな。新井英樹の『RIN!』は天才がしっかり描けてるとおもうけど漫画だからなぁ。


75点。おれも復帰に向けて頑張ろう!



ところで最近やたらとスポーツ小説が多いね。映画化狙ってんのか?イケメンたくさん出せる土台があればクソでも映画化されるからな。卑怯な大人どもめ。


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2008年06月26日

仕事のミス。俺のパターン。

仕事で失敗。いやいつも失敗どころか足ひっぱりまくってんだけどね。


受け取った注文書を発注するはずがうっかり忘れる。ほんとうっかり。はぁほんとやだ。

注文書を渡してきた書店からの電話で発覚。なんだかんだあってお詫びの電話も遅れ、さらに電話がきたり。あーぁ。


なぜおれはいやなことを先延ばしにしてしまうんだろう。ほんとなら、注文し忘れたのがわかった時点で電話しときゃいいのに。おれの失敗の理由の大半が同じ、先延ばしによるものなんだよな。知ってるんだ。おれは一体いつ学ぶのだ。


いや、ちゃんと事態を把握して電話したほうがいいかしらとか、もう六時過ぎてるしかけたらむしろアレかしらとかもあるんだけどさ。


でもさっさとかけて適当にあやまっときゃよかったのかもな〜。今後はこんなことないようにせねば。



まあおれにも言いたいことはあるさ。
大切な注文をなぜおまえは二週間も寝かせておれに回すんだよ
とか
校長が授業で使いたいって言ってた注文だから早くしてもらわなきゃ困るって怒られたって言ってるけど、読み物をどうやって授業に使うんだよ。なんでそれを鵜呑みにするんだよ。つか校長が自ら授業なんてそうそうしねぇよ!
とか言いたいことはあるけど、まぁおれのミスはミスだ。おれは最低だ。生まれてくるべきだったか五分五分だ。


とはいいつつ、こういう経験を通して大人になっていくのかなぁと思ったり。がんばらなきゃ。自信はないが。


tatsuto1010 at 22:48|この記事のURLComments(0)

2008年06月25日

静岡県河津町、大川屋にてうなぎを食す。

4月末から北海道、栃木、静岡と出張で回ってきたが、その中で一番おいしかったのがこれ。



「大川屋のうな重(特)」2500円!!


うまかったなー。川沿いにあるおばさんがひとりで切り盛りしてる小さなうなぎ屋なんだけど、バツグンにうまい。国産のうなぎ使って、直火で焼きあげてます。皮もパリパリ。あ、皮つきで直火で焼くのは関西風らしい。一旦蒸すのが関東風。たぶん。

うなぎおもて

これなら普通のうな重じゃん、とお思いのアナタ!ちがうんだなー。なにがちがうって?ここよ、ここ。

なかみうなぎ


よくみてごらん?ごはんのあいだにもう一段うなぎが…!


最初、おばちゃんが間違えたのかと思っちゃった。すっげー豪勢。タレもしっかり滲みててごはんがうまい!

静岡は計5日間くらいいたんだけど、結局2回も食べてしまった。5000円と思うと高い気もするけど、こんな豪勢なうな重はなかなか食べられないもんね。

車で行くと東京から4時間くらいかかるけど、もっかいくらいは食べたいなぁ。
お勧めです。

tatsuto1010 at 22:51|この記事のURLComments(0)

2008年06月23日

「28週後」を観た。

前作の「28日後」が面白かったから新作レンタルだけで借りてみた。


ストーリーは、
前作「28日後」で絶望的なまでに広がったゾンビ化して人を襲うようになるウィルスは、その後大陸全土に広まり続けた。今作では、ウィルス感染者の殲滅も終わり、街の中心部では避難していた住民のも徐々に戻り始めた頃が舞台。
ある日、感染して死んだと思われていた女性が発見、救出される。どうやらウィルスに対する抗体を持っているようだ。彼女はワクチン生成の為に街の研究施設へと送られるのだが、それは新たなる悲劇の幕開けとなるのだった…


感想。
かなり期待していたこともあるが、相当な駄作に仕上がっていた。なによりシナリオに無理がありすぎる。


結局ウィルスが街に蔓延するわけだけど、統治する軍の対策がこれ。
「地下の一室に住民を理由の説明もせずに押し込む。もしそこで感染が広がったら射殺。感染者と健常者の区別がつかない時は街ごと全員射殺。その後すぐナパームで街を一掃。多分ナパームだけじゃ無理だろうから念入りに化学兵器も投入。あきらかにまともな住民も見掛けたら、一緒にいる軍人含めてやっぱり即射殺☆」

てなもんです。主人公らが軍と感染者に代わる代わる襲われるシナリオを描きたかったんだろうがまるでなってない。臨場感がないっつってもいいかも。


それ以外にも、変にスタイリッシュな感じにしたいのか画面の点滅が激しすぎる。感染者に襲われるシーンになるとなにが起こってるのかわからない位チカチカチカチカ。ダンスフロアみたいな感じ、おそらくそんな手法があるんだろうがわかんね。



採点すると60点。全速力で追っかけて来るゾンビは怖い。しかも、晴天の草原で。


…撮影は楽しかっただろうなぁ。


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詳しすぎる記事…マケドニアの猟奇殺人、犯人は新聞記者【MSN産経ニュース】2

【ベルリン=黒沢潤】マケドニアからの報道によると、同国西部のキチェボでこのほど、2人の女性を殺したあと事件を詳報したベテランの新聞記者(56)が殺人容疑で逮捕された。

 同市では3年前に64歳の女性、今年に入って65歳の女性が相次いで誘拐され、レイプされた後に首を絞められて殺された。後者の頭部には13カ所の深い傷が残り、肋骨(ろっこつ)も複数、折れていた。遺体はいずれも裸にされ、体中を電話線でグルグル巻きにされた後、ポリ袋に入れられ捨てられた。

 マケドニア警察当局は、事件の詳細を公表していないにもかかわらず、全国紙のウトリンスキ・ベスニク紙が事件の詳細を報じたのを不審に思い、同記者を徹底調査。2人の犠牲者の体内に記者の体液が残っていたことが確認されたため20日、逮捕に踏み切った。

 警察当局は昨年の別の女性(56)の殺人事件、5年前の女性(78)の行方不明事件についても、記者の犯行とみている。

 警察当局によれば、殺害された計3人はいずれも、記者の2番目の母親との類似点が多い。いずれも地元出身で教育を十分に受けておらず、清掃婦として働いていたという。殺人の動機は不明。

 殺された65歳の女性の息子は、「(記者は)わが家に取材に来て、話もした。誰がこんな結末を想像できただろうか」と衝撃を隠せない。同紙の編集局幹部は「とても静かな記者で、殺人を犯すような人物だとは信じがたい」とコメントしている。



小説みたいなことってあるもんだなぁ。なんか関心してしまう、被害者には申し訳ないが。

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2008年06月21日

石持浅海『セリヌンティウスの舟』

帯に惹かれて買ってしまった。帯によると、「ルールはひとつ。信じること。」
ほう、ミステリーらしくない文句ではないか。以前読んだ『月の扉』も良かったし、出張ひまだし。


ストーリーは、
海での遭難、生還によって強い絆で結ばれた六人。ある日、その中の一人が自殺を遂げる。果たして本当に自殺だったのだろうか?お互いを信じ抜くことをルールに、残された五人は推理を始めるのだった。



いやぁ、素晴らしい作品。帯に偽りなし。最後までお互いを信じ抜くことでラストまでいってます。


信じ抜くことで解決?うそだろ?って思うかもしれないけどほんと。読んでても信頼というツールが生かされているのに納得できる。


なんつーかミステリーから、いやもっというと世の中から全ての敵愾心や嫉妬、猜疑心といった悪意を取り除いた美しい作品だった。


なにも大どんでん返しや裏切りは出てこない。舞台設定は部屋で五人が話し合うだけ。ミステリーというより、本格論理小説?とでも言ったほうがいいかも。よくあるミステリーやサスペンスのようなハラハラドキドキもない。ハラハラドキドキを期待して読むと相当退屈かもしれない。全体を通して淡々としたムード。なにか文芸作品でも読んでいるかのよう。でも面白いんだな。

しっかり文章の中にヒントが隠されているのも奇をてらってなくていい。


読後に残る爽やかな感覚。人を信じるという行為はかくもはかなく、尊いものなのかと。ラストはやや納得できない部分も個人的にはあるが、それでもこの作品が今までのミステリーにはなかったすばらしいなにかを秘めていることには変わりない。


とにかくおすすめ。90点。


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