2009年09月08日
ブログ「辰春雑談」を引っ越し
2009年09月05日
2009年08月16日
家族でキャンプへ
我が家のお盆休み恒例となっているオートキャンプへ今年も行ってきました。
今年は岡山県の吉井竜天オートキャンプ場へ4泊5日。
本当は5泊6日の予定でしたが、初日の天候が台風接近で大荒れ。急きょ最寄りのホテルで1日目の夜を過ごし、翌朝キャンプ場へ向かいました。
このキャンプ場は星空がきれいということなので期待していましたが、期間中不安定な天候が続き、結局最終日だけが満天の星を心ゆくまで眺めることができる夜となりました。
すぐそばに天文台があるだけあって、それはそれはさすがに素晴らしい星空でした。天の河もはっきりと分かりました。
ほとんどのグループは1〜2泊で帰るのですが、オートキャンプの場合、できれば最短でも3泊はしないともったいないと私たち家族は思っています。
向こうでは特に大した事をするわけでもありませんが、自然に囲まれて自然の音を感じ、自然に身をまかせて流れる時をゆったりと過ごすだけで、心身ともにリフレッシュ。ちょっとばかり野生に還ったような快感が何とも言えず病みつきになっているわけです。
今年は岡山県の吉井竜天オートキャンプ場へ4泊5日。
本当は5泊6日の予定でしたが、初日の天候が台風接近で大荒れ。急きょ最寄りのホテルで1日目の夜を過ごし、翌朝キャンプ場へ向かいました。
このキャンプ場は星空がきれいということなので期待していましたが、期間中不安定な天候が続き、結局最終日だけが満天の星を心ゆくまで眺めることができる夜となりました。
すぐそばに天文台があるだけあって、それはそれはさすがに素晴らしい星空でした。天の河もはっきりと分かりました。
ほとんどのグループは1〜2泊で帰るのですが、オートキャンプの場合、できれば最短でも3泊はしないともったいないと私たち家族は思っています。
向こうでは特に大した事をするわけでもありませんが、自然に囲まれて自然の音を感じ、自然に身をまかせて流れる時をゆったりと過ごすだけで、心身ともにリフレッシュ。ちょっとばかり野生に還ったような快感が何とも言えず病みつきになっているわけです。
2009年08月05日
2009年07月30日
紀州平成名所之内「白浜 白良浜ビイチ賑景」
私がプロ作家として初めて仕事をいただいたのが和歌山県観光課でした。
最初の仕事は、和歌山県高野口町(当時)の地場産業である織物製品のPRチラシ用イラストでした。
それが縁となって、のちの1年間、「和歌山県の観光情報」という観光課発行の月刊情報誌の表紙絵を担当させていただきました。
この絵はその8月号の表紙を飾った作品ですが、南紀白浜の海水浴場を題材に、明るい夏を表現してみました。
実はこれには裏話があります。当初私がイメージしていた8月号用の題材は白浜で毎年おこなわれている花火大会でした。
花火大会を無事に取材し、作品をようやく仕上げて担当者にみせると、どうも夜景という題材が暗くて表紙絵にするには気に入らないようで、その力作は残念ながらボツになってしまいました。その後急いで一から制作し直したのが、明るいビーチ風景の夏らしいこの作品です。
花火大会を描いた夜景の方の白浜作品も、また後日ブログで紹介させていただきます。
最初の仕事は、和歌山県高野口町(当時)の地場産業である織物製品のPRチラシ用イラストでした。
それが縁となって、のちの1年間、「和歌山県の観光情報」という観光課発行の月刊情報誌の表紙絵を担当させていただきました。
この絵はその8月号の表紙を飾った作品ですが、南紀白浜の海水浴場を題材に、明るい夏を表現してみました。
実はこれには裏話があります。当初私がイメージしていた8月号用の題材は白浜で毎年おこなわれている花火大会でした。
花火大会を無事に取材し、作品をようやく仕上げて担当者にみせると、どうも夜景という題材が暗くて表紙絵にするには気に入らないようで、その力作は残念ながらボツになってしまいました。その後急いで一から制作し直したのが、明るいビーチ風景の夏らしいこの作品です。
花火大会を描いた夜景の方の白浜作品も、また後日ブログで紹介させていただきます。
2009年07月22日
「京都 清水産寧坂」
京都の代表的観光スポット清水寺の近くにある「産寧坂」(三年坂)。
しっとりと、いかにも京都らしい景観の続くこの界隈は、お土産店や飲食店も多く、いつも大勢の観光客で賑わっている一大観光エリアです。
坂の途中には坂本龍馬ゆかりの明保野亭もあり、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映される来年は、この坂を訪れる人の数もいっそう増えることでしょう。
余談ですが、この坂で転んだら3年以内に死ぬなんて、昔はよくふざけて話したものですが。
実はこの作品、1998年におこなわれた新人作家発掘オーディションに応募して入選した作品で、これをきっかけに私がプロとしての道を歩み始めることになった、たいへん思い出深い作品なのです。
手前の二人が背負っているリュックのかたちが、当時の流行を偲ばせてくれます(笑)。
しっとりと、いかにも京都らしい景観の続くこの界隈は、お土産店や飲食店も多く、いつも大勢の観光客で賑わっている一大観光エリアです。
坂の途中には坂本龍馬ゆかりの明保野亭もあり、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映される来年は、この坂を訪れる人の数もいっそう増えることでしょう。
余談ですが、この坂で転んだら3年以内に死ぬなんて、昔はよくふざけて話したものですが。
実はこの作品、1998年におこなわれた新人作家発掘オーディションに応募して入選した作品で、これをきっかけに私がプロとしての道を歩み始めることになった、たいへん思い出深い作品なのです。
手前の二人が背負っているリュックのかたちが、当時の流行を偲ばせてくれます(笑)。
2009年07月21日
「出町柳の大文字」
この作品は以前、スタジオセットとして協力していた「京都!ちゃちゃちゃっ」というテレビ番組のための描き下ろし作品として制作したものです。
京都では、お盆最後の日となる8月16日の夜に毎年「大文字焼き」がおこなわれます。
近頃では上品に「大文字・五山の送り火」と呼ばれ、「大文字焼き」は間違いだと指摘を受けることがありますが、いえいえ昔は京都でも大文字焼きと呼ぶ人が多かったのです。(京都人が使わなかった「おばんざい」という言葉同様、近年では京都の文化が独り歩きを始めています)
私は幼少から五山のうち「舟形」のふもとに住んでいるのですが、子供たちにとって大文字焼きは花火大会と同じような期待感があり、そして夏の終わりを告げる、ちょっぴり物寂しい一大イベントでした。
作品は、「出町柳」と言われる、賀茂川と高野川の合流エリアからの風景です。亡くなった身内の霊、そして往く夏を偲んで、狭い京の空が五山の火に照らされる夜です。
京都では、お盆最後の日となる8月16日の夜に毎年「大文字焼き」がおこなわれます。
近頃では上品に「大文字・五山の送り火」と呼ばれ、「大文字焼き」は間違いだと指摘を受けることがありますが、いえいえ昔は京都でも大文字焼きと呼ぶ人が多かったのです。(京都人が使わなかった「おばんざい」という言葉同様、近年では京都の文化が独り歩きを始めています)
私は幼少から五山のうち「舟形」のふもとに住んでいるのですが、子供たちにとって大文字焼きは花火大会と同じような期待感があり、そして夏の終わりを告げる、ちょっぴり物寂しい一大イベントでした。
作品は、「出町柳」と言われる、賀茂川と高野川の合流エリアからの風景です。亡くなった身内の霊、そして往く夏を偲んで、狭い京の空が五山の火に照らされる夜です。
2009年07月15日
2009年07月07日
「有馬温泉の街」
有馬温泉はわが国最古の温泉とも言われ、神戸市内に位置する関西屈指の温泉街です。
有馬温泉をテーマに作品を制作するにあたり、近代的なホテルが多くてなかなか魅力的な風景が見つかりませんでした。温泉街を歩き回って発見したポイントが、地元名物の元祖「炭酸せんべい」屋さん(作品中、左側の建物)があるこの一角でした。
炭酸せんべい屋さんのレトロな建物が建つ、いかにも温泉街っぽい細い路地に惹かれてこの場所を選んだわけですが、私がこの作品を発表する以前は有馬温泉の代表的景観として、そんなに取り上げられるところではありませんでした。
画像では分かりづらくなっていますが登場人物は赤ちゃんを含めて全部で6人。一番奥にシルエットだけの女性を描いています。
私が愛する『つげ義春』の漫画のように、何となく不思議な雰囲気のある仕上がりが気に入っている作品です。
有馬温泉をテーマに作品を制作するにあたり、近代的なホテルが多くてなかなか魅力的な風景が見つかりませんでした。温泉街を歩き回って発見したポイントが、地元名物の元祖「炭酸せんべい」屋さん(作品中、左側の建物)があるこの一角でした。
炭酸せんべい屋さんのレトロな建物が建つ、いかにも温泉街っぽい細い路地に惹かれてこの場所を選んだわけですが、私がこの作品を発表する以前は有馬温泉の代表的景観として、そんなに取り上げられるところではありませんでした。
画像では分かりづらくなっていますが登場人物は赤ちゃんを含めて全部で6人。一番奥にシルエットだけの女性を描いています。
私が愛する『つげ義春』の漫画のように、何となく不思議な雰囲気のある仕上がりが気に入っている作品です。
2009年07月01日
大分県・臼杵の町
あいにくの空模様でしたが昨日、臼杵(うすき)の町を訪れる機会がありました。
学生時代、九州一周旅行をした時に、有名な臼杵の石仏へは立ち寄りましたが、臼杵市街の町並みを訪れるのはこれが初めてです。
数年前に大林宣彦監督の映画「なごり雪」を見て、ロケ地となった臼杵の町がとても美しく、是非とも行ってみたいと思っていた念願がやっと実現しました。
天気が悪く平日ということもあって、訪れる観光客はほとんどいなかったのですが、そのぶん、この町が持つ本来の雰囲気を目一杯味わうことができました。
雨に濡れてしっとりと輝く石畳。あちこちに残る昭和の名残。住民の暮らしが息づく街。
どこか尾道や鞆の浦に似て、大林映画の中へ飛び込んだような、懐かしくてちょっと不思議な、大変味わい深い街でした。
またひとつ、おすすめの街が増えました。
学生時代、九州一周旅行をした時に、有名な臼杵の石仏へは立ち寄りましたが、臼杵市街の町並みを訪れるのはこれが初めてです。
数年前に大林宣彦監督の映画「なごり雪」を見て、ロケ地となった臼杵の町がとても美しく、是非とも行ってみたいと思っていた念願がやっと実現しました。
天気が悪く平日ということもあって、訪れる観光客はほとんどいなかったのですが、そのぶん、この町が持つ本来の雰囲気を目一杯味わうことができました。
雨に濡れてしっとりと輝く石畳。あちこちに残る昭和の名残。住民の暮らしが息づく街。
どこか尾道や鞆の浦に似て、大林映画の中へ飛び込んだような、懐かしくてちょっと不思議な、大変味わい深い街でした。
またひとつ、おすすめの街が増えました。