
野村証券は9月25日に中外製薬のレーティングを「3」→「2」に格上げした。(5段階評価で1が最上位)
日本の抗がん剤治療で新しい療法を医師が受け入れる環境が整ってきた。中外製薬はスイスのロシュの傘下で、欧米で普及した最先端の治療法を日本に導入する中心的な役割を果たすだろうと予想。
抗がん剤「アバスチン」は幅広いがん種への適応拡大に成功すれば、ロシュグループの欧米での端末売上高が1兆円を超える可能性のある大型薬品。
日本で2007年から「アバスチン」の販売を担当する見通しの中外製薬は2010年代を展望してもがん領域で高い成長を維持するだろうと解説。【e株net】