普段の生活と物語の中を、行ったり来たり。 不思議な話を渉猟中。
あっつう〜。もう暑くて暑くて。
というわけで、今日は手持ちのDVDでお茶を濁す。
「顔のない眼」という、不思議なタイトルのフランス映画。
この娘は、事故で顔を破壊されてしまったのである。
医師である父親が、若い女性をさらって来ては、娘に顔面移植をしていくというあらすじ。
手術シーンはかなりのものだし、マッドサイエンティストもので、グロくて残酷なはずの映画なのだが、全編を通して漂う幻想的な雰囲気が素晴らしい。
スケキヨも真っ青な白い仮面をつけた娘の存在感が、圧倒的なのだ。
ただならぬ雰囲気を持つ映画である。
tatunamisou
題材はB級ですけど、妙な美しさのある作品だと思います。
似たような題材の映画で『フェイスレス』というのがあって、そちらは、ただ単に残酷描写だけが売り物でした。比べると、『顔のない眼』はやっぱり傑作だなあと思わせられます。