(前回の続き)
売上原価2

1.売上に応じて変動するものを原価とする。

何個のパンを売ろうが家賃も変わりませんし、

機械を購入した時の借入金返済額は変わりません。

(厳密にいえば使用頻度によって機械類の摩耗度合いは変わりますが)

私は、原材料と包装材料のみを原価とするのが基本と思っています。

売上高を100とした場合の原価率が30%なら粗利率は70%。

包材も含め原価ととらえ、パンを1つ売ると儲け(粗利益)がいくらなのかを

把握するためにも原価は大切なんですね。


2.在庫棚卸が影響する意味

月によって原価率が違う原因は、在庫の棚卸を行わないからです。

つまり棚卸を行っていないということは、試算表の表している数値は原価率ではなく仕入率なのです。

仕入率となると、材料をまとめ買いした月は率が悪くなり、

翌月はその反動で良くなる・・・経営判断に困りますよね。

もう一つ言うと、棚卸を行わないとロス額を算出することも難しくなります。

(このロスに関しては次の項目でお伝えします)

しかし毎月末に棚卸を行うことは簡単ではありませんね。

5Sルールに基づき(整理・整頓・清掃・清潔・躾)、

保管場所の決めることと発注基準となるメモリをつけておくなど工夫しておくといいと思います。

また棚卸在庫を少なくすることで、品質管理ロスが防げ原価率が下がり、

また資金繰りも良くなるなど良いこと尽くしです。面倒くさがらず頑張ってみましょう。


(No.3へ続く)