こんにちは。パン屋税理士の河原治です。
久しぶりの投稿になり申し訳ございません💦しばらく期間をおいていたのは、内容を検討しもう一度見直してみようと思ったからです。パン屋さんの経営のお役に立ちたい!そんな思いで、リスタートしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ブログまずは改めて、私がパン屋さんを応援したいと思ったきっかけからお話しさせて頂きます。そもそも、私が税理士を目指し勉強を始めたのは、今から30年以上前のことでした。それから10年、何度もくじけそうになりながら、たくさんの人にささえられ、1998年ようやく税理士の資格を得ることができ、その2年後、事務所を開設することができました。税理士がパン屋さんを応援する・・・そんな私の仕事の原点は、今から50年以上も前にあったんです。
ブログ2「おさむ〜!パン焼けたでぇ〜!早よ、起きやぁ〜!」そんな母の声で、いつも目を覚ますと、テーブルには、バターをたっぷりぬった厚切りトーストと牛乳がありました。身体がまだ起ききっていない、寝ぼけた意識ながらも、 『おいしいなぁ〜』と幸せを感じていました。
私が幼い時から、母がパン屋に勤めていたので、家には、毎日美味しそうなパンがいっぱいありました。お昼ご飯は、サンドイッチ。おやつには、菓子パン。冷たく冷えた、チョココルネを、弟の分まで食べて怒られたこともありました。
そんなある日、母が明太子フランスを持って帰ってきて、口にした時の、あの衝撃は忘れられず、今でも一番の好物です。明日は、何が食べられるのかなぁ〜。ワクワクしながら、パンのことばかり考えている子供時代でした。
それから大人になるにつれ、当たり前の日々を当たり前のように過ごす毎日。パンを食べることも、当たり前の日々の一コマになっていました。
しかし、この仕事を始めてから、美味しいパンに囲まれる日々、当時の純粋な気持ちを、また思い出すことができ、さらに、間近でパン作りに関われる喜びも感じることができました。
ブログ3ところが、同時に感じたのは、経営の難しさだったんです。子供のころ、あんなにワクワクしながら食べていたパン。 「こんなに美味しいパンは、きっと夢のような場所で作られているに違いない。」そう思っていたんですが、私の目に映ったのは、パン作りに誇りをもちながらも、経営に苦しんでいるパン職人の姿でした。
「どうしたらお客さまに選ばれるのか?」
「どうしたらスタッフが成長し定着するのか?」
「どうしたら効率よく仕事ができるのか?」
「どうしたら経理が簡単にできるのか?」
「どうしたら儲かり、お金が残るのか?」
「どうしたら・・・・?」
お店を経営していくためには、やらなければならないことがたくさんあるのに、流されていく日々の中で、悩みや苦しみを、胸の内にため込んでいる。
私にできることはないだろうか?解決してあげたい・・・、解決できないまでも、苦しみをシェア(分担)できるんじゃないか?いつも隣にいて、応援することならできる!
子供時代の私を、あんなにワクワクさせてくれたパン屋さんへの恩返し。私の使命は、「パン屋さんを元気にする」こと。
そこで私が最初に取り組んだことは「経理事務の簡素化」でした。早朝から夜遅くまでパンを焼き続けたパン職人のオーナーに、閉店後「帳面をつけてくれ、コンピューターに入力してくれ。」は無理なこと。パソコンを開いて3分で寝てしまうと言っておられます(笑)。そこで考えた仕組みは日報(儲かる現金管理ノートと呼んでいます)を使った、一日たった3分間の経理システムです。
レジを締めると同時に日報に記録する。あとは預金通帳の入出金にルールをつければ通帳が帳面になる!始まったばかりの小さなパン屋さんであっても、やることはたくさんあります。そんな限られた時間の中でも、本来やってほしいことは「数字を読む」ことです。数字を作ることは専門家に任せて、数字を読み経営の良し悪しを判断する力をつけて欲しいと思います。
これからの連載の中で、経営成績表(試算表と呼ばれる売上や経費・利益などが記載された表)の読み方をお伝えしていきたいと思います。是非お手許に自店の成績表を置いて現状を確かめてみて下さい。そして理想となる数字も設定してみて下さい。そこで初めて達成までのプロセスが見えてくると思います。