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広島県の東部に位置し、面積471.55㎢、人口は96,192人(2017.6.30)。戦国時代の1567年に小早川隆景が三原城を築城し、江戸時代は広島藩の領地となり城下町として栄えた。明治4年の廃藩置県で広島県の管轄となり、明治22年(1889年)の町村制施行で御調郡三原町が成立し、石油、製紙、繊維、セメントなどの大規模工場が進出した。昭和に入ってからは、帝人、三菱重工などの進出によりさらに工業都市として発展し、昭和11年に市制を施行した。昭和50年(1975年)には山陽新幹線の全線開業により三原駅にも新幹線が停車することになり、その後も高速道路の整備や広島空港の開港など交通拠点都市として発展し、近年では、平成17年(2005年)3月に近隣3町と合併して新しい三原市が誕生した。
静岡県からのアクセスは、東海道・山陽新幹線で名古屋から「のぞみ号」さらに福山から「こだま号」に乗り継ぎ、三島から約4時間20分、静岡から約4時間、浜松から約3時間30分。
中心市街地は、JR三原駅から南側周辺のエリア。
駅と海に挟まれた限られたスペースにおさまる中心市街地には、商店街と歓楽街、かつての大型商業施設の跡地があった。山陽新幹線三原駅開業後の1981年にオープンした駅前のペアシティは、当時人口規模以上のボリューム感ある商業施設だったと想像できる。駅前広場となっている約6,000㎡あるその東館跡地には、カフェなどを併設した3,000㎡級の図書館を2020年度の供用開始に向けた建設計画がある。図書館というのは比較的閉鎖的な空間になりがちなので中心市街地活性化には一工夫必要だ。計画では図書館のほか500㎡以上の広場を造るとしているが、イベントを開催するには最低でも2,000㎡は必要ではないかと思った。全国的に見ても「中心市街地には図書館を」という動きが多くなっている。三原駅前の今後の動きが楽しみだ。

【JR三原駅】
山陽本線と呉線のほか山陽新幹線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は6,351人(2015年度)。駅は在来線が2面4線、新幹線が2面2線のそれぞれが高架駅で、自由通路が南口、北口、西口を結び、通路の北側には三原城天主台の入り口がある。北口を出ると、三原駅が三原城天主台付近に造られたということが確認できる。西口を出ると、路線バスとタクシー乗り場、一般乗降用スペースのあるロータリーが広がる。表玄関である南口出ると、真正面に路線バス乗り場、東側にはタクシー乗り場のロータリーがある。
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【三原城天主台跡】
戦国時代の1567年に、毛利元就の三男の小早川隆景が水軍の基地、瀬戸内防御の拠点として築城した平城。城郭と軍港を兼ね揃えた難攻不落の要塞で、満潮時には海に浮かんで見えたということから、別名「浮城」と呼ばれていた。
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【ペアシティ三原西館・三原駅前市民広場】
ペアシティ三原西館は地上7階建ての複合ビルで、地上1階から4階までのフロアには「みはら歴史館」のほか保健福祉センター、教育委員会、市民ギャラリーなどの公共施設、上層階は客室数75室の「三原国際ホテル」が入っている。ペアシティ三原は当初、東館と西館からなり、東館は百貨店の「天満屋」、専門店、飲食店が入り、西館には商業施設の「ニチイ」のほかホテルなどが入る商業ビルとして1981年にオープンした。バブル崩壊後、1996年に西館のニチイ、2006年には東館の天満屋が撤退。その後、東館を東京の不動産業者が取得し、建物は解体され新たな再開発計画が浮上したが計画は頓挫した。その後、2009年に市が跡地を取得し、現在は三原駅前市民広場として活用されている。
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【マリンロード】
南北110m続く商店街で、主に飲食店が集まっている。
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【城町(歓楽街)】
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【船入櫓】
三原城への船の出入りがあった所で、当時の絵図を見ると櫓が海に面していたということが分かる。
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【イオン三原店】
店舗面積21,015㎡、地上1階と2階を営業フロアとする商業施設で、専門店のほかフードコートなどが入っている。
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【三原港フェリーターミナル】
三原港から佐木島と因島を結ぶフェリーが発着する。
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【帝人通り】
三原駅の西側から約390m南側に伸びていて、その北側の150mはオープンモール型の「帝人通商店街」となっている。
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【三原市役所】
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【帝人三原事業所】
昭和9年(1934年)に帝人の主力工場として建設され、高度成長期には衣料、カーペットなどの素材、現在では繊維加工品や冷媒フロンなどを主力製造品としている。
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【三原市歴史民俗資料館】
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【フジグラン三原】
店舗面積20,400㎡、地上1階と2階を営業フロアとする商業施設で、周辺にはファミリーレストランなどが集まっている。
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