January 2009

January 29, 2009

volume

菊地宏さんの新しい住宅の写真を最近ウェブ上でいくつか見ていて、
色の使い方とかテクスチャーに意識的なところとか
おおらかな雰囲気とか、
スイス建築の影響を引き受けている感じが
僕としてはとても気になっているのだけれど、
堀井義博さんがそれに対してブログで書いていたコメントが気になって、
まず米田明さんの「ヴォリュームで建築を考えて行くタイプの建築家は
日本にはあまりいない気がする」という指摘から入って、
そこから構法の話について書いていて、
在来工法のフレームでヴォリュームを作るという矛盾について
考えていた。
お二人ともスイスでの経験がある建築家で、
それが果たしてかれらに決定的な影響を与えているのかどうかは
本人も書いている通り定かではないけれど、
ともかくひとつの指針にはなっているはずで、
「スイスボックス」と呼ばれるようにマッシブなヴォリュームは
スイス建築の得意とするところであって、
それというのもスイスは世界でも全体の建設量のうち
コンクリート造の建物が占める割合が一番多いらしくて、
それも一つの要因としてある。
加えて最近の流れはともかくとしても
スイスの建築家はズントーなんかがわかりやすい例だけど
構法に対する意識がとても高い。
ヴォリュームスタディの段階から素材の検討を行なっていて、
というか下手したら素材からすべてを始める場合もある。
(これは極端な例だけど、以前ズントーのスタジオで
1/10のディテール図面から設計を始めるという課題があったらしい。)

だからスイスにおいてのヴォリューム感というのは基本的に
構法と直結しているわけで、
それは例え木造であってもカミナダのように積んでしまったりするわけで、
正直未だにその感覚がイマイチつかめないけれど、
少なくともフレームで作ってそれを覆うというのは
あまり好まれない。

それからスイスで勉強していて感じるのは、
おそらく空間というかものの認識の仕方がどこか日本人とは
ずれている気がする。
それは模型の作り方ひとつとってもそうで、
スイスの人は面材を切って貼り合わせて作るよりも、
型枠を作って流し込んだりとか、
例え面材を使うにしても面の中はちゃんと詰まっていなければならないし、
削るという日本人というか少なくとも自分が好んでしたくはないような作業を、
嬉々として永遠とやっている。
それはほとんど削りだすといってもいいような場合さえある。

ここで思い出すのは、保坂和志が「季節の記憶」で書いていたことで、
面でものを認識するというのは、かたまりで認識するよりも
抽象度が高いということで、
それは結構的を得ている気がして、
考えてみればそれは模型の作り方だけじゃなくて
設計のプロセスにおいても、
程度の差こそあれ一般的に言うと
日本の方が抽象的なコンセプトとかアイデアを大事にして、
スイスの方がモノとしての仕上がりを重要視しているといえると思う。

まあここで最初に書いたことの結論とか、
ましてや批判とかをしようとしているわけではなくて、
こういった差異に対して簡単にクリアカットな結論を出さずに
いろいろと考えをめぐらせていくことがかなりおもしろくて、
それこそが留学していることの醍醐味だともいえる。
それでいずれ日本に帰る身としては、
諸先輩方(と軽々しくも呼んでしまおう)がその矛盾を
どうやって引き受けて、どのようにしてかたちにしているのかというのは、
かなりねじれた見方かもしれないけれど
すごく興味深い。
最近事務所のボスと日本とスイスの違い、
(まあこの場合はもっと歴史的な話だけど、)
について結構いろいろ話していて、
彼がその違いを引き受けて少しねじれた扱い方をしているものを
いろいろと考察しているのを聞いていて、
すごく刺激になった。

そのままマネするでもなく、
かといって線を引いて全く違うものとして退けてしまうでもなく、
その違いの中でもがきながら踏みとどまっていろいろと
考えをめぐらせること。
そこからわかりやすい結論とか手法とかは導き出されないかもしれないけれど、
かなり刺激的な気がする。

taz001 at 07:09|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

January 28, 2009

夜間飛行

ついに第二回が放送されたようですね、「日本語ラップキラッ」!
しかもゲストがオリジナル赤い目のあの人だそうで!
今回もデータ募集しているので、持っている方
お待ちしてます 笑

サ上とロ吉のセカンドもとっても気になります。
なんだか今回は結構ストレートな感じだそうで。
早く聴きたい!
michitaのサードも気になります!
前作のmeisoの曲は個人的にかなりツボだったので、
今回も期待大!

最近はEVIS BEATSのアルバムをよく聴いてます。
そろそろ般若心経を暗唱できるんじゃないかという
気がしてきました 笑
いつか神の作ったものを改造してやります!

一方でcome cleanを聴いてしんみりしてしまう自分もいます。
相変わらず暗くて寒いので、北からの音はよく合います。
あ、でもあの人いまオーストラリアか。
まあともかく聴きながら自転車に乗って勝手に一人で
どんよりした気分に浸っております。

北といえばThe BlueがまたDVDを出すらしいですね!
またしても森田貴宏のディレクションということで、
めっちゃ楽しみ!
それに合わせてピスタチオDVDも出して欲しい 笑
ライブの映像足りなかったら試験合格までの道のりの
ドキュメントとかでもいいし 笑

さて、最近の日記更新率プラス内容から
確実に何かのん気で楽そうだなーと思われているのを
ひしひしと感じているので、少し仕事のことでも。
てか毎日朝8時半からちゃんと仕事してますよー!
まあ住宅のプロジェクトは相変わらずのんびりとやっているのですが、
それと並行してちょっとした仕事を進めていて、
そのおかげでボスと話す機会も増えて、
時間外労働ながらなかなか充実しています。
またきちんとかたちになったらお伝えしますが、
実務と並行して自分のやっていることを客観的に
捉えられる機会に恵まれて、すごく勉強になってます。

しかし相変わらずドイツ語が伸びません。
そろそろ少しぐらいしゃべり始めてもいいころだと
思うのだけれど、なかなか余裕とモチべがない。。。
まあ地道に頑張りまーす!

taz001 at 06:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 25, 2009

SUSHI BOMBER


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昨日ついに実現させてしまいました、スシパーチー!
同僚の要望によって急遽開催することに。

思いつきで人を呼んだら予想以上に人が集まって
結構大規模なものになりました!

今回は同僚と準備をしたので、
ヨーロッパ人が作る→日本人が食べるという
なんともねじれた構図になって
不思議な感じでした!

みんな楽しんでくれたようでよかったです!
また何かやりましょう!


taz001 at 23:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 22, 2009

はっぴぃ



Harry Hosono & Tokyo Shyness / 終わりの季節

今さらDVDを見たのだけれど、想像以上によかった!
シンプルなように見えてすごくよく考えられてるというか、
いろんな要素が含まれているけど同時にすごく彼らしい
肩の力の抜けた感じで、本当にすごいです。
「終わりの季節」には気持ちを救われ、
「幸せハッピー」でほんとに元気になる。

こうゆう風な歳の取り方ができたらほんとに
すばらしいと思います。
いい意味で枯れているというか。
焦る気持ちを落ち着かせて、ゆっくりとのんびり
考えたくなります。

taz001 at 08:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 19, 2009

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今週はなんだかいろいろイベントがありました。
まず金曜日には「ミュージアムナイト」といって、
深夜2時までバーゼル中の美術館が開いていました!
しかし無料なのは25歳まで。
ちょっと前に26歳になってしまったので、
20フラン払わなきゃいけなくて、それもなんだか
悔しいので結局美術館の中庭まで行ってワイン飲んで
帰りました 笑
その後友達とイベントに行ってはしゃいでました!
日本で自分が行くクラブとこっちのそれとは
同じものをさしませんが、それはそれで楽しめる
ようになってきました。

そして土曜日にはMuler&Mulerという建築家が
やった住宅のオープンハウスがあってそれに行ってきました!
最初はDiener&Dienerという他の建築家のオープンハウスと
勘違いしていて、
(今オペラシティで彼らの展覧会がやっているので
スイス建築に興味がある人はぜひ!
すごくよさそうな展覧会で行けなくて残念です。。)
そうじゃないと知った時点で若干モチべが落ちてましたが、
スイスの建築家がやった住宅を見る機会もあまりないので、
せっかくなので行ってきました。
まあ結局途中で偶然発見した建物の方が
よくて、まあただでワインとケーキ食べれたから
それもまた良しという感じで。

夜には鍋にお招きいただいて、楽しい時間を過ごしました!

あとは天気がもうちょっと良くなってくれれば
言うことなしです!


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January 15, 2009

point of view point

(ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス (ブレインズ叢書)(ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス (ブレインズ叢書)
著者:佐々木 敦
販売元:メディア総合研究所
発売日:2008-12-13
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自分の場合、何か情報を得る場合は昔から雑誌が多くて、
ということはモノの作り手だけではなくてその間に介在する
第三者の存在がとても大きいわけで、
その第三者の視点にとても大きく影響されたりもしているのです。
一時期は磯部涼のレビューを欠かさずに読んでいたりもしたし、
今でもそういったものは大好きです。

そしてこの人。
この人のすごくいいなあと思うところはジャンルというものを
一回括弧に入れた上でモノを見ている点で、
それは本人も意識しているらしく、この本でも強調されている。
彼は「貫通」という言葉を使っていたけれど、
例えば映画を見て得た感覚を音楽を聴いたり小説を読んだりして
得ること。
そのようにして全く違うように思えるようなものを同じ視点で
捉えること。
それは作り上げられたジャンルを横断するというよりも、
それぞれの表現が確立される前のもっとすべてが同じもので
あったような時にさかのぼって考えるということだと思う。

彼の言うように、何か一つのジャンルプロパーというのは
とってもおかしな話で、それでは何も言っていることにならない。
そんな中でいろんなことを考えてもやっぱりとても閉鎖的にならざるを
得ないし、それを自分でわかっていないのは悲しい事実だと思う。
自分は狭い意味でのオリジナリティを信じていないし、
それよりも他にもいろいろいいモノがあるとわかった上で、
それらを見つめることから始めたい。

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January 13, 2009

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無事スイスに戻ってきましたー!
家に到着してから10時間で仕事開始で
すごくボケーっとしてたけれど、
3週間ぶりに同僚と会ってなんだかほっとしました!
しかしスイス寒い!
まじはんぱない!
とうとうチャリ通勤を断念しました。
これでますます引きこもりに拍車がかかることでしょう。
でも新年会やんなきゃ!

今回お土産に手ぬぐいと和菓子を持っていったら
手ぬぐいが大人気!
奮発した甲斐があったー
みんなおしゃれさんに大変身!
しかし和菓子はあんま人気なかった。
まだまだわかってねーなー

とりあえずスイス生活を再び存分に楽しみたいと
思っております!



taz001 at 06:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 09, 2009

SENDAI


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新年早々4年ぶりぐらいに仙台へ行ってきましたー
実家から東京を通り越して一気に北へ!
思ったより寒い!
とりあえず利久の牛タン食べて、
次の日は阿部さんの菅野美術館と
槇さんの名取市文化会館へ。
メディアテークももちろん行ったけど
写真撮るの忘れた!
仙台はさすがジャジスポの本拠地だけあって
おされショップがいっぱい!
SOPH.の店員も感じ良し。
危うくsupremeのシャツを買うとこだった!
しかし焼肉屋がなさすぎ!
なんだかんだ牛角の安定感はあなどれん。

そして結局のところ一番印象に残ったのは
寝起きに聴く「世界遺産」!
男二人で日本語ラップをひたすら口ずさみ続ける夜。
悪くない!たぶん。。。
スクリュードライマーは名曲!

そして今日は新幹線で上野まで直通ダイアル!
途中で坊主を脱しつつ藝大へ。
この滞在中3回目はさすがに多い。。。
でも楽しかったっす!
みなさんあとちょっと頑張ってください!

明日はまだ見てない展覧会を覗きつつ
最後のショッピングへ!
気合が入りまくりです!


taz001 at 02:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 03, 2009

Frohes Neues Jahr

あけましておめでとうと調子に乗ってドイツ語で書いてみましたが、
実際は今ネットで調べただけで発音とかはよくわかりません 笑
もし違ってたらとってもかっこ悪いので誰か教えてください。

日本に帰って来てハップニングに見舞われつつも、
何とかいろんな人にあって回復。
大きな荷物持ってたわりにカメラ全然持ち歩いてなくって
画像はありませんが、metrofieldのライブとか
YSOL×R4の展覧会とか芸大の修士設計邪魔しにいったりとか
坂研の忘年会とか六本木のクラブ初体験とか
すんげー楽しい感じで日々過ごしております。

実家に帰ってからはもうすっかりだらだらで、基本的にずっと
コタツにおります。
なにもしないがしたかった自分としてはかなり恵まれた環境!
しっかり脂肪もつけとりますが。。

なんだか半年に一回とかのペースで人に会うと、
結構みんな変わってたりしてて、
定点観測のようでおもしろいです。
特に自分の意志を貫いて頑張っている人たちを見ると
非常に励まされる限り。
そしてやっぱ日本はいいなーと。
まあそろそろ一つの決断を下さなければいけない時期に来ていて、
なかなか簡単なことではないけれど、
自分が後悔しないようにしたいところです。

気がつけば日本滞在も半分を過ぎてしまって
あれよあれよという間にスイスに戻らなくてはならないですが、
もう少し楽しみたいと思います。
11日に日本を発つので、それまでに時間がある人は
ぜひ遊んでください!!


taz001 at 01:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)