March 2009

March 28, 2009

もう半分


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気がつけばもうインターン生活も半分を過ぎ、
あと半年でバーゼルでの生活も終わりです。
今週は担当しているプロジェクトの確認申請で
ちょっとばたばたしていました。
まさかスイスでこんなことやらされるとは
思いませんでしたが、
まあ所員の人がほとんど事務的なことを
やってくれていたので、
自分は今までの図面を修正する感じでした。

敷地はスイスの山の中の100人足らずの村で、
10年間新しく家が建っていないそうです。
だから担当の人も審査をしたことがないらしく、
どうなることやらという感じです。
プロジェクトは別荘で、しかも木造で、
なんかこれでもかというくらいスイスっぽいです。
なかなか外国人でこんな経験させてもらえることも
少ないと思うので、ちょっと頑張らないとです。

語学の壁は予想以上に高くて、
しかも一応通っていた語学学校も
申し込みが遅すぎて続けられず、
ちょっとまずいです。
もう少しどうにかなるだろうと思っていたというのが
正直なところですが、
なかなかそううまくもいかず、
事務所でもミーティングのときに
よくわかんなかったりと結構
周りに迷惑をかけてしまっている気がします。

しかも相変わらず日本語に対する思い入れが強すぎて、
というかよく考えたら仕事中に音楽聴いてる時間を考えると
ドイツ語よりも一日で聞く量が多いんじゃないかというくらいで、
ちょっと自粛しないとなあと思いながらも
「たれそかれ」とか口ずさんじゃってます。

まあ何はともあれいいことばっか続くわけないし、
受け入れなければ始まらないので、
前向きに頑張りたいと思います。

という感じで書いているうちにいいことある気が
してきたので、今回はこのへんで!

WONDER WHEEL / サイプレス上野とロベルト吉野



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March 25, 2009

original atmosphere


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先週末は日帰りでvalsへ行ってきた。
といっても温泉じゃなくて、
最近竣工したZumthorの住宅を見るため。
友人に誘われて、運よく中にも入れた。

話を聞く限りコストや工期はそれほどいい条件だったわけでもないみたいで、
個人的にはそれがいい方向に影響していた気がする。
Zumthorといえば最近の作品で時に顕著だけれど、
彼の持つ個人的な感性をいかにかたちにしていくかということに
重点が置かれていて、
それが作品の魅力にもなっているけれど、
一方でそれに対して窮屈さを感じることもあった。

この住宅は積み木のようにできているのだけれど、
木の層が外と内にあって、
外側のレイヤーは何の上にも乗っていなくて
内側のレイヤーからつられているような状態。
個人的にはZumthorがこのようなことを
やったということに結構おどろいて、
というかそういった不純さをできるだけ消そうとすることで
生まれる緊張感を彼は大切にしているんだと思っていて、
それを素直に見せてしまうことに戸惑いさえ感じた。
しかも屋根も完全にスケルトンで、
もちろん積雪荷重をある程度計算しているんだろうけど
防水はしていなくて梁の上に石が乗っているだけで、
言ってみれば屋根本来の役割を果たしているわけではない。
さらには壁に三角形の飾りが取り付けられていて、
正直何なのかさっぱりわからなかった。

中は壁・床・天井すべて木なのだけれど、
それぞれのエレメントで種類を切り替えていて、
マッシブな空間なのだけれど暑苦しくはない。
(ケルンのコルンバ博物館でもパッと見はほとんど
同じなのだけれど、
実は素材を切り替えていて、
時間が経つにつれて次第に違いがはっきりしてくるように
設計してあるらしい。)
シャワールームには彼らしいこだわりが見られて、
洗面台までもがすべて木で作られていた。
建具のディテールはさすがで、
とくに引き戸はすごくかっこよかった。

Zumthorの作品は一応だいたい見ているのだけれど、
この作品は今までとは少し違う印象を受けて、
今までの作品では彼の意志のダイレクトさが
建築の魅力となっていたのだけれど、
この住宅ではそれが少しルーズになっていて、
かといって破綻しているというわけではなく、
それが逆に複雑さをうんでいる。
それはクライアントなどの条件の影響も受けているのかも
しれないけれど、とにかく
彼の作り出す空間のラグジュアリーさが過剰になることなく
もう少し肩の力抜けた感じで存在していて、
個人的にはすごく好きだった。
Peter Maerkliが「彼は家具職人であって建築家ではない」と
評していたと聞いたことがあるけれど、
そういった意味での過剰なこだわりみたいなのが抜けて、
抑えるとこは抑えながらもう少し大らかに空間を作っているように
思えた。

まあこれは少し穿った見方であって、
おそらくお金と時間をかけたもっと特別なプロジェクトの方が
世間では評価されていくのだろうけど、
個人的にはこういった素朴なプロジェクトが好きだ。
これから彼がどんな作品を建てていくのか楽しみ。


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March 18, 2009

after reducing architecture


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Mendrisioに行ったら、ちょうどいいタイミングで
Valerio Olgiatiの展覧会がやっていた。
前にETHでも見ていたのだけれど、
今回はコンパクトな場所で、印象が結構違って見えた。

会場に入るとまず目を引くのが巨大な白模型なのだけれど、
気になったのはリファレンスの数の多さで、
たぶん数そのものは増えていないのに
会場の広さのせいで以前より多いように感じた。
彼はスイスの建築家の中では他の人たちと距離をとっていて、
というのもおそらく彼の父親、Rudolf Olgiatiの影響が強くて、
父親とは逆の道を進もうとどこかで決めたのだろう。
(逆にRudolfの考えを受け継ごうとしているのがPeter Maerkliだ。)
そして父親に変わって彼に大きな影響を与えたのは篠原一男である。
もっとも未だ彼は日本に来たことがないらしいが。。
まあそれはともかくスイスにおいては通常重視されるコンテクストを
設計の手がかりとはせず、
彼の言うところの「空から降ってきた建築」を
最近は作ることが多いけれど、
それでもこの幅広いリファレンスの数々は、
彼が決してただ自分のオリジナリティだけを信じているわけではなく、
建築の歴史においての視点を広く持っていることを伺わせる。
(ちょっと話はそれるけれど、「空から降ってきた建築」とは逆に
「地面から生えてきた建築」ということも言っていて、
それはRudolfにとっての白であり、彼にとっては赤なんだと
いつだったかアシスタントが言っていた。)


日本にいる時はとても寡黙で思慮深い人なんだろうと思っていたが、
実際会ってみるととてもおしゃべりで人当たりもいい。
そしてなにより本当に知的な人で、
学生へのクリティークは本当におもしろい。
彼が設計する際の手がかりとしようとしているのが『アイデア』で、
セメスター中は幾度となくこの言葉を繰り返し聞かされる。
(彼のスタジオでは毎回まずはじめにひとつテーマを設定して、
そのあと規模を選び、それ以外はすべて自分で決めて設計する。
このやり方自体も篠原一男からの影響を感じられずにはいられない。)
ただそれでも日本と決定的に違うと思うのが
それをモノレベルまで落とし込んでいる点で、
(個人的にはPaspelsの小学校の壁と開口の関係がすごく好きだ)
今回の展覧会でも彼が通常発表しているような
シングルラインの真っ白な図面ではなくて、
きちんと寸法まで入った詳細図面だった。

ロシアの美術館のコンペ案を見ればわかるように、
彼のスタイルが少しずつ変化を遂げているのも確かで、
この展覧会および作品集も今までのまとめとして位置づけられている気がする。
来年からはGSDでも教えるみたいだし、
これからどんどん世界的にも活躍しそうな予感がする。




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March 17, 2009

going home


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先週末は金曜仕事を休んでメンドリジオに行ってきました!
実際バーゼルに引っ越してから初めてで、
なつかしい人たちにも会えてよかったです。

同じ国とはいえ言葉も気候も違って、
トンネルを抜けるとそこは南国でしたみたいな感じ。
駅から学校へ歩く間にも友達に会ったりとか、
相変わらずのスケールの小ささでした 笑

やっぱり海外で初めて長い期間住んだところだけあって、
特別な思い入れがあるし、
意外とイタリア語忘れてなくて安心したし、
というかやっぱりイタリア人の能天気さは
かなり好きです。
友達が学校で頑張っているのを見ると刺激になるし。
夜はちゃっかりTAROさんa.k.a.メンドリジオの母に
とんかつをご馳走になりました!

そして旅行で行くとまた一味違って、
ちゃっかフォックスタウンで買い物しちゃったし、
ミラノもコモもすっごく楽しかった!
ミラノではアッキレ・カスティリオーニのスタジオを見学して、
しかも幸運なことに娘さんが案内してくれて、
すごく刺激的だったし、
アンジェロ・マンジャロッティの集合住宅は
前から見たいと思っていたので、
かなり見れてうれしくて、
まあそんな感じできちんと勉強もしました。
そして毎日ジェラート食えて幸せだった!!

かなり長旅だったのでけっこう疲れたけど、
それでもかなり満足です。
まだまだ見てないものもいっぱいあるし、
また近いうちに南下したいです!!

taz001 at 06:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 12, 2009

white coat


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先週末は事務所の旅行でスキーしに行って来ました!
スイスで雪山行くのがはじめてというか
そもそもスキー自体が約20年ぶりで、
その上早朝出発にもかかわらずスイス人の
テンションの高さに圧倒されて
正直けっこうびびってましたが、
これが意外とちゃんと滑れてびっくり!
ちゃんと標高2200メートルの頂上まで行きました!
そういえば一応元体育会だしね。
そして夜はもちろんフォンデュ!
これもまだ2回目で、いかに自分がスイスを
満喫できていなかったかを思い知らされます。
まあスイス人はいちいちテンション上がりすぎだったけど。
ただパンにチーズつけてるだけじゃねえか。

次の日はもはや筋肉痛で使い物にならず、
景色を見ながらのんびりしてました。
やはり慢性的な運動不足です。
そろそろ本格的にやばい。。。
まあそれなりに楽しかったけど、
時間的、金銭的、肉体的なことを考えると、
次の20年分やりきった気がします!

taz001 at 08:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 10, 2009

fasnacht


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気がついたらもう2週間前のことなのですが、
バーゼルで年に一度のすごく大きなお祭があって、
けっこうすごいことになってました!
まずその前にちゃっかり餃子と一番搾りで
エネルギーを蓄えつつ、
(前回うまくいかなかったののリベンジを果たしました)
まずは近くの町に火祭りを見に行って、
てかその火が想像以上にすごくて、
正直なんであんなことをするのか全く理解できませんでしたが 笑、
なんかすごいものを見た気がします。
そしてその日の早朝4時からバーゼルの街で
カーニバルが始まって、
最初はとても厳かな雰囲気でよかったのだけれど、
そっから3日間ずっと騒ぎっぱなしで
これもわけがわかりません。
しかも本当なら1日オフなのに
なぜかこうゆう時に限ってコンペ提出前の
チームに入れられて休めずに毎日残業。
とはいいつつちゃっかり毎日祭りに繰り出しましたが。

という感じでなんだかとてもせわしない週でした。
まあ先週末もせわしなかったのですがそれはまた次回。


taz001 at 08:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)