October 2009

October 29, 2009

bridge

Salginatobelbrücke / Robert Maillart
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Pùnt da Suransuns / Jürg Conzett
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今までずっと見たかった橋をついに見ることができた!
まあ天候としては最悪だったけれど、
それでもやっぱりすごくよかった。
これらの橋をみると技術と美学のせめぎ合いみたいなものが感じられて、
すごい緊張感を与えられる。
もちろんすごいランドスケープの中にあるというのもあるけれど、
それをさらに引き立てるだけの繊細さを持ち合わせている。

個人的にはなかなか構造から設計をできないタイプで、
まあそうゆうのもあまりよくないかなあとは思っているのだけれど、
それはともかくとしてこういった優れたものを見ると
自分の感覚を揺さぶられる。
それはただ工学的にそぎ落としていくというだけではない、
もっとプロポーションとしての美しさを導き出すためのツールとして
構造がうまく作用しているような気がする。

taz001 at 05:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 28, 2009

巡礼


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Entrance of the Graubünden Parliament / Valerio Olgiati
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ついにスイス建築学生のマスト、
メルクリ巡りをしてきました!
3年いてやっとというのは遅すぎるし、
しかも天候最悪だったからまた行きたいけど、
まあとりあえず見れてよかった。
一人の建築家の作品を一度に見ると
その変遷がよくわかっておもしろい。
個人的には特に初期の作品が気になって、
ということはやっぱりRudolf Olgiati抜きには語れないわけで、
そのへんまだまだ理解しないといけない。
あとファサードについてはまだまだ勉強不足で、
よくわかっていないところもあるけれど、
型枠の微妙な切り替えとかはすごく興味深かった。
昔の方がどちらかというとよりマッスで建物を捉えていて、
最近の方が面で作っているような。
といってもあえて付け足したかのようにしているファサードとか
ヨゼフソンの彫刻、
それと壁を面によって色を塗り分けるところとか、
いろいろと考えさせられます。

そしてオルジャッティの最新作であるエントランスキャノピーも見ました。
相変わらずやらかしてますねー。
コンペ案からさらにデベロップされていて、
微妙な角度のつけ方とかがおもしろかった。

まあこの人たちはスイス現代建築家の中でも今最も注目すべき二人といえますが、
そのルーツをたどるとRudolf Olgiatiに行き着くわけで、
やっぱり個人的にはそちらも興味があるところ。
今のところ英語の文献がなくて文章ではよくわからないけれど、
興味深いところはいっぱいある。
まだまだスイス建築理解を深める必要があるなー

taz001 at 08:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 27, 2009

sensibility


真鶴 (文春文庫)
真鶴 (文春文庫)
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この小説は最初の書き出しからもっていかれた。
といってもそのあと一気に読み進めてしまったという感じではなくて、
ひとつひとつの文章をじっくりとかみ締めていく感じ。
だからすごく時間がかかるしむしろ読みにくいのだけれど、
勢いですぐに読めてしまうようなベストセラー小説とは全然違う
時間がそこにはあった。

この小説は全編を通じて不穏な雰囲気で、
けっして穏やかな話ではないけれど、
かといって「悲しい」とか「苦しい」とか簡単に形容できてしまうものでもなくて、
いろいろな感情があいまいで不安定なまま混在している感じを
すごくうまく描いていて、
なんか言葉でははっきりと言いきれないものを
ひたすら記述しようとしていくようなものだった。
繊細さというのは(とくに芸術において)
ふつう一般の人には理解できない何か極端なものを
原理的に捉えたり突き詰めていくことのように思われがちだけれど、
自分はそうではなくて白でも黒でもない、
あるいは右でも左でもないその間にある無数の可能性の中から
これしかないという一点を選び出すことのできる感覚のことを
いうんだと考えていて、
それは別に真新しいものとかではなくて
当たり前にみんながやっているけど気づいてないことだったりする。
そういったものははっきりしないがためにわかりにくくて
評価もされづらいかもしんないけど、
こうゆうわりきれなさこそがほんとうは
芸術にとってすごく大事なことなんじゃないかという気がする。

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October 26, 2009

again and again


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気がつけば教会の前に観覧車が出現する季節となり、
バーゼルでの生活も2年目を迎えました。
それで友人がこれまた去年も行ったアートフェスティバルのためにやってきて、
半ばデジャヴのような感じだったけれど
まあともかくいろいろと建築巡り。
1年でけっこうな部分は見てしまったので
わりとガイド的な役回りをこなしたりしつつも、
再訪を何気に楽しんだ。
それで最近思うのは、やっぱり優れたものというのは
一度見ただけでは捉えきれない深さのようなものがあって、
何度も訪れることで初めて見えてくるものがあるのだということ。
というか自分としてはむしろそっちの方にこそ惹かれる。
何かをはっきりと語りかけてくるようなものよりも、
穏やかだけれどさまざまな要素を内包しているようなもの。
もちろん建築に限らないことだけど。
例えばストーリーのはっきりしない、
けれど一つ一つの文章が何らかの魅力を持っているような。
何かそうゆうものを今週末見た建築には感じた。
もちろんそれはある程度の時間を経ているというからという理由はあるにせよ、
それを超えた質があるということでは。

ということでまた映画館に「歩いても歩いても」観にいっちゃったり。
2回目こそを楽しめるようなものを作りたい。
ってかまずは2年目の生活を楽しめるようにしたいな。


taz001 at 04:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 24, 2009

loud minority


暮らしの手帖
暮らしの手帖
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この人の活動には本当にいつも感銘を受ける。
日本語ラップのある意味でのピークを作り上げた張本人でありながら
自分はあえてその波に乗らずにあくまでも少数派であり続けて、
やりたくないことは絶対にやりたくないという姿勢。
今はもはやカウンターとも言えなくて、
彼独自の世界観を作り上げているともいえる。

この小説に関していうなら、
ほとんどがノンフィクションではあるのだけれど、
とにかくその赤裸々なできごとを淡々とつづっていく手つきには
はっとさせられるものがあって、
決して自分の体験を語ることで美化したりとか
安易に共感を求めようとかはせずに
客観的な視点たりえている。

個人的には数の論理というのは意外と重要なんだと思っていて、
いいものができればそれでいいというのはすごく歯切れがいいけど
そんな単純なものではないだろうし、
至る状況まで含めて考えないといけない気がする。
というか一個人ができることなんてたかが知れていると思う。
もちろん自分の嗜好として少数派に傾いてしまいがちだというのは
認めるけれど、
やはりそうでなくては実現しえないものがあるはず。
「支持率は低いが、下がることはない」ものが
やっぱり自分の目指すところだ。


taz001 at 09:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 21, 2009

creation


書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)
著者:保坂 和志
販売元:中央公論新社
発売日:2008-11
おすすめ度:3.5
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この本は初めに出版されたときにも読んだのだけれど、
文庫版に創作ノートがついているということでまた買ってみた。
で、確かに6年前に読んでそれなりに感銘を受けていたつもりだったのだけれど、
今読んでみるとまたいろいろとぐっとくるところがあって、
というか今の自分の考えの基本を作っているといっても
いいぐらいかも。
彼の考えていることは、たしかに小説について考えているのだけれど、
それは同時に他の分野の芸術にも同じようなことが
いえたりする。
よく異なる分野の似たところをいろいろと検証している人とかを
見るけれど、
べつにそうゆう直接的なものではなくて、
(というかむしろそれは極力さけている)
もっと根本的な創作に対する姿勢とか哲学なのだと思う。
そして彼の言い方を借りるならば、
「小説を小説たらしめているもの」が何かを考えているわけで、
それはつまり他の分野といろいろと似ているところもあるけれど
最終的にそれでもその分野でしかありえないことを
突きつめようとしている。

それでネガティブなことを書かないとか
ストーリーに頼らないとか
まあいろいろと個別にもすごくおもしろい部分はあるのだけれど
それをいちいち指摘することはできないので置いておくとして、
最終的に一番重要だといえるのは(自分が思ったのは)
自分の周りにあるものに対していかに肯定的な視線をもちうるかということで、
「ふつう」の多様さとか、
当たり前だと思われているものを疑ってみるとか、
なんだかあんまり核心をついた言葉がでてこないけれど
そういったことがどうやって創作につながっていくのかと
いうことなんだと思う。
そしてさらにいうなら高橋源一郎が「官能小説家」で
森鴎外よりも半井桃水に肩入れしてしまったりだとか、
立川談志のいう「業の肯定」とか、
はたまた是枝裕和が「花よりもなほ」で伝えたかったことなんかが
きっとどこかでつながっている気がする。

そして創作ノートを読んでたら意外とまだ読んでないのがあって、
日本で買ってこればよかったとすごく後悔。。。
しかし「この人の閾」は本人にとっても
あんまりできた作品ではないのですね。

taz001 at 07:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 16, 2009

capturing


たのしい写真―よい子のための写真教室
たのしい写真―よい子のための写真教室
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特に写真家としての彼が好きなわけではないけれど、
(昔switchに連載してたやつはよかった)
なにやら評判がよかったのでさらっと読んでみた。

それでこれが思ってたよりも全然おもしろくて、
もちろん写真を撮るという具体的なことについてもだけれど、
それを越えて写真を撮るという行為が
一人の人間がどうやって世界を捉えるかということに
直結していて、
しかもそれは決して自分の内側から出てくるものではなくて、
自分の周りにあるものをどれだけきちんと
見つめることができるかということで、
狭い意味での個性とかにこだわった結果
どこかで見たものを無意識のうちに
自分が新しく作り出したと思いこんでしまうという
よくありがちなパターンではなくて、
それよりも自分の外側にあるものが
どれだけ豊かかということをきちんと認識して引き受けた上で
それを元にしてものを作るという態度にすごく感銘を受けた。
それは別に時代の流れの中にあるものを
いち早く追いかけるとかそうゆうことでは全然なくて、
もっと直接的に自分の外側ときちんと向き合うということだ。
写真というのは原理的にはあるものしか撮ることができないから
そうゆうのがわかりやすく表れやすいけれど、
一時期のガーリーフォトなんかのように
もっと自分を前面に押し出すようなやり方も可能なわけで、
だからパッと聞くとすごく当たり前のようにも
思えるけれどそんなことはない。
そしてこういった態度は写真に限ったことではなくて、
芸術全般に通用するものなんじゃないかと思うのだ。

taz001 at 06:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 14, 2009

かいてん




今までRollin'といえばもっぱら045と続くのが
自分の中での定説でしたが、
それが更新されるときが来ました!
存在は知っていたものの聴いてなかったのですが、
昨日聴いたらがつんとやられてしまいました。
もっと早く聴くべきだった〜

自分の中でアルファベッツ「なれのはてな」は
間違いなくクラシックでありますが、
この曲でも最高のトラックに最低のラップ(失礼!)は健在で、
というかこれはもちろん最大限の褒め言葉です!

しばらく耳から離れなさそ〜

taz001 at 02:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 13, 2009

home


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最近「カンバセーションピース」を読み直したり、
「終の住処」を読んだり、
はたまた個人的な出来事も含めて
いろいろと感じるところがあって、
それはとてもひとことでは言い表せられなくて、
またそうしようとすると大事な部分が
ぬけ落ちてしまいそうな気がするのだけれど、
とりあえずそれは時間が大切なものとしてあって、
一人の人間の個性とかあるいは生死なんかをも越えて
もっと大きなものを内包してしまうものとして
家とかがかつてはありえていて、
今となっては決して容易なことではないけれども、
なんだかそれはすごく豊かなことなんじゃないかと思う。

今の日本、特に東京では、
目の前の社会的な状況とか
日々提出される新しい概念なんかに目を奪われて、
それに向き合うのに精一杯になってしまうけれど、
きっとそれだけでは語りつくせないものが
世の中にはあると思うのだ。
まあこんなわかりにくくてナイーブなことを言っても、
議論のうまい「できる」人には一蹴されてしまうであろうことは
ほとんどわかりきっているのだけど、
わかりやすく何かを言い切ることで
相手を打ち負かそうとすると
こぼれ落ちてしまうようなものこそが
大切なんじゃないかと考えているので、
とりあえずそうゆうことは気にしないことにする。
ひとつの空間に異なる時間の流れがあったり、
またはもっと大きくゆったりと流れる時間を
感じたりできることは日々の生活に対して強く影響する。
ひとつの建物がいろいろな人、あるいは世代に
受け継がれていくことで初めて生まれる価値というのが
確実にあると思っていて、
今の日本では決して簡単に実現できるものではないけれど、
不可能ではないでしょ。
ここでヨーロッパはとか言い出すとまたかぶれた人の戯言みたいに
なってしまうし、また別に日本には存在したことがないような
ことではないと思うからその必要もない。
手前味噌になってしまうけれど我が家はまあそれなりに古くて、
しかも建てられた時点で古材を使っているから、
部分的に考えたらかなりの時間を内包している。
もちろん耐震とかの話になったらそれはもうひどいもんで、
梁とかただのっかって繋いであるだけだし、
柱も石の上にのっかっているだけだけど、
まあ今のところは何とか持っている。
別に古いことがいいとかいうつもりはないし
懐古的になってしまうのは避けたいから
それは嫌なのだけれど、
なんだか自分の意思とは無関係に常にそこになにかが
存在しているということが
なんらかの心地よさを生むのではという気がしている。

いつもに増してさらにはっきりしないというか
なにが言いたいのかさっぱりわからない感じで、
こういったことが果たして自分の創作に
どのように反映されてくるのか
ほとんど想像もつかないというのが
正直な気持ちではあるけれど、
それでもこうやって考えたことが
いずれなんらかのかたちで影響してくるのではと思うし、
もしくはそう願いたい。

taz001 at 06:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 09, 2009

あれよという間に


気がつけばもうあさってスイスに戻ります。
早いもんだー
1週間というのはほんとにあっという間っすねー

やりたいことがありすぎて
全然消化不良だけど、
まあしかたのないこと。
買い物はしっかりしましたがw

久しぶりにいろんな人に会ったりとか、
いろんなものを見たりして、
まあ思うところはいろいろありますが、
10ヶ月は長かったようなそうでもないような。
今回タイミング悪くて会えなかった人は
次回会いましょう!
またはスイスまで会いに来てください!
(連絡できなかった人ごめんなさい。。。)
とりあえずあと半年、
きちんと自分が何をすべきか考えながら
しっかりと働きたいと思います。
まあその後は、、、
なんとかなるっしょ。

明日はおみやげ買わないとなー


taz001 at 22:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)