洗い物をすると水が手に冷たかったが、最近は苦に感じなくなった。 水が温んだからだ。 植物もある暖かさを検知した時点で、葉を出したり花を咲かせる。 人も水が温むと何かを始める。 まずは外に出て胸いっぱい空気を吸い、暖かい空気に元気を貰うのだろう。 公園や川端に人が繰り出すのがその証拠だ。 だが東京の都心の空気が今一つ澄んでいないのが困る。 高橋盛夫
   今週のフルイミエコ 208 遠い家々
今週のフルイミエコ208−2022.4.11−16遠い家々


 この作品もウクライナの現状を少し反映している様に感じた。 直ぐ傍にある家に帰れない鳥が少し悲しそうだ。










    今週の倉内龍子 209 ミカン坂
今週の倉内龍子209−2022.4.11−16ミカン坂
 一本の線で表現出来たのは、家の下の道路だろうか。 その線が高さと道路の角度を表している。 少し高台に建った家なのだろう。

=倉内龍子=
その家の裏手なのだと思うが、庭木が柑橘系のようだ。
枝が道に飛び出していて、さらに大きめのミカンのような実が
なっている。これからちゃんと取って食べるのだろうか気になっている。







        今週の市川佳世子 119 水愛
今週の市川佳世子119−2022.4.11−16水愛  鯉と水のラインが調和して、伸び伸びした光景だ。 この感じで、これから骨太の線を描いた作品を見たい。
 =市川佳世子=
池の温度が変わってきたのがよくわかる
鯉が寒いときよりも
俄然動き出している
散歩する人も多くなってきた
人の話し声が
池のほとりのたくさん桜の合間から
ざわざわとながれ
池の鯉も落ち着かないようだ
春の日は
いろんな変化が日々にあって
とても楽しい
   今週の香本博 57 眺めの良い部屋
今週の香本博57−2022.4.11−16眺めの良い部屋 雲一つない空は今立っている位置からどの位の距離にあるのか解らない。 香本さんは空の捉えどころのない事から、空間位置と時間が変えられてしまった感覚なのだろうか。 昔からの諺で「天高く馬肥える秋」あります。 この場合は他の季節より、空が高いとの認識があります。 秋は空気が澄み、透明感が増して高く感じるのと、秋の雲は高い所に浮かぶので、高く感じるそうです。 
 =香本博=
カーテンを開くと、美しい風景が見える。
ここは「眺めの良い部屋」だ。
しかしどこか不可思議な風景だ。
夕焼が青空に包まれている。
暮れ行くはずが、白い雲。

見ている「眺め」は本当のものなのだろうか?
樹が透過していたり、どこまでが現実化なのか?

ウクライナや他の国家間で起きていることの報道動画。
私たちが「部屋」で「眺めている」「風景」は、
どこまでが 本当なのだろうか?

これは実際に見た夕焼けを元に2年前から描いていたものに、
「眺め」という要素を追加して仕上げた絵です。