デザビレの入居審査は3段階。書類審査、面接、審査会です。
ようやく先週から続いていた面接が終了しました。
最終の審査会は短時間なので、面接では一人1時間ぐらいかけてじっくり話を聞くようにしています。
面接でとくに確認するのは、デザビレの審査基準である成長性と支援の必要性の2点。
施設を有効活用して伸びそうなクリエイターに入居してもらうためです。
では、その成長性をどうやって判断するか、が問題なのです。
「事業を成長させたいですか」と聞けば全員が「成長させたいです」と答えるでしょう。
大きなビジョンや、自分の夢を語ってくれますが、その言葉はどれだけ本気なのか、いくら聞いてもわかりません。
だから、そのビジョンや夢のために、どのぐらい取り組んできたか、という過去の実績で判断するのです。何を積み重ねてきたか、どのような試行錯誤をしてきたか、どんな挑戦をしたか、行動は嘘をつかないのです。
「考えていること(必ずしも事実ではなく願望だけでのことも)」と「行動(事実)」をじっくり聞き分けています。その場で取り繕うために話を作っても、行動が伴わない話はわかります。むしろ嘘を着くことによる違和感が強まって、不信感を感じさせることもあります。
自分のブランドを成長させたい熱意の強さと行動量は比例するだろうというのが私の判断基準です。成長目標に向かって、考えながら、試行錯誤しながら行動してきている人は、自分のこれまでの行動の理由を説明できます。説明できないとしたら、目の前のことに追われているだけで、頭を使わず、手だけを動かしているのかもしれません。
いつか叶うといいなぁ、という漠然として行動に移していない夢は、いつまでも夢のままなのです。