Tea partners!!

TeaOSという名前のHTML5で動作するWebOSを開発しています。

2011年01月

一緒にTeaOSを使おう!
TeaOSを開発している会社のHPは↓です。
http://www.tea-partners.com/

Consoleアプリの使い方(1)

色々と忙しくて更新がとまってしまってました。
今回はConsoleアプリケーションについての解説です。

例によって下のTeaOSを起動します。
http://www.tea-partners.com/teaos/00.00.01.10/windows.html
そして、メニューから「Application」→「System」→「Console」の順に選択します。
Consoleアプリが起動すると「input "man" to show manual」というメッセージが出て、下にテキスト入力ボックスが現れます。
そこにコマンドを打って、Enterを打てばコマンドが実行されます。
メッセージの通りに「man」とEnterキーを打つと利用可能なコマンドのリストが出ます。

利用可能なコマンドは以下の通りです。
pwd mkdir rmdir cd touch rm cp mv ls find fexist ftype cat head tail grep wc chown chgrp chmod ln xln useradd userdel groupadd groupdel xmount xunmount commit update man ps clr

一回で説明するとボリュームが多いので、今回はpwd mkdir rmdir cd touch rm cp mv lsの解説をします。

pwd
を実行すると「/user/anonymous/」と表示されますが、これは現在いるディレクトリです。

mkdir test
と実行するとtestという名前のディレクトリがlocalStorageに作成されます。ディレクトリ名には英数字とハイフン、ピリオド、アンダーバーしか使えません。
日本語で表示したいときはメタ属性のtitle属性に記述しますが、これについては後日詳しく説明します。

mkdir test2 -cluster
というように-clusterオプションをつけると、別クラスターとしてディレクトリが作成されます。このオプションをつけずに大量のディレクトリを作成すると、同一クラスターにディレクトリが生成されるためクラスターのサイズが大きくなってファイルのアクセスの効率が悪くなることがあります。

cd test
と実行するとtestディレクトリの中に移動します。pwdコマンドで現在のパスを確認することができます。

cd ..
で再び最初のパスに戻ります。ちなみに、ルートディレクトリは/です。

rmdir test
と実行すると先ほど作成したディレクトリが削除されます。このコマンドはディレクトリの中にデータが入っている場合は失敗します。

touch 1.txt
と実行すると1.txtという名前のファイルが出来ます。既に同名のファイルがある場合は更新日付を更新します。fileviewerを起動してこのファイルをダブルクリックするとメモ帳が起動して編集することが出来ます。ファイル名もディレクトリ名同様英数字ハイフン、ピリオド、アンダーバーしか使えません。

ls
と実行すると現在のパスの中身を見ることが出来ます。1.txtファイルが出来ているかを確認することが出来ます。

cp 1.txt 2.txt
と実行すると1.txtファイルを2.txtファイルにコピーすることが出来ます。

mv 2.txt 3.txt
と実行すると2.txtを3.txtという名前に変更することが出来ます。

rm 1.txt
と実行すると生成したファイルを削除することが出来ます。なお、セキュリティポリシーの関係上、再帰的に削除するオプションは用意していません。

Linuxなどで普段使い慣れた操作感でWebも操作したいという動機からこのソフトを作りましたが如何でしょうか?

canvasアプリケーションの紹介

まず、下記URLにアクセスします。(Firefox, Google Chrome, Safari, Opera限定で、IEは対象外です。)
http://www.tea-partners.com/teaos/00.00.01.10/windows.html

メニューから「Application」→「Editor」→「Canvas Editor」を選択すると、canvasアプリケーションが起動します。


canvas

起動したアプリの右側の4段目あたりにある、「none」をクリックして、好きな描画ツールを選択します。
描画ツールは「直線」、「曲線」、「閉曲線」、「矩形」、「円」、「テキスト」、「グラデーション」から選べます。
「閉曲線」、「矩形」、「円」を選択した場合は、その下のコントロールから「枠」、「領域」、「枠+領域」のいずれかを選択することで、内部を塗潰すかどうかを決めることができます。
(「テキスト」、「グラデーション」は使い方が特殊なので、また別途機会を設けて説明します。)
ツールを選択したら適切な属性値を設定して、マウスでキャンバスに描画します。
設定できる属性値には、「線の幅」、「線の色」、「塗潰色」、「グリッド」があります。
「線の色」や「塗潰色」には、「rgba(0,100,0,0.6)」形式、「#ff0080」形式などCSS3と同様の記法が利用できます。
「グリッド」を指定すると、グリッド点上にしか制御点を置くことが出来なくなります。
(※グリッド線は表示されません)

一通り描画を終えたらfilenameフィールドに適当なファイルパス(英数字のみ。拡張子は自動的に付加される。)を指定して、「saveAs」ボタンで保存します。

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このアプリケーションはフラッシュを使っていません。HTML5のcanvasという仕様を使って実装しています。
なので、iPadなどの携帯端末でタブレットを使って何かを書くという用途に向いているかと思います。
例えば、病院の中で、看護婦さんが患者さんのところに巡回しながら患者さんの様子を記録するなんて用途とか、
オンラインで繋がった人同士がタブレットでコミュニケーションをとるなんて用途に使えるのではないかと思います。
(ツールは洗練させないといけないですけどね)
こういう部品アプリケーションを増やしていくことで、様々な用途に向けて有用なサービスを提供することができるようになると考えています。

wikinoteアプリケーションの紹介

今回はTeaOSで動くwikinoteアプリケーションの紹介をします。
このアプリケーションは、PukiWikiでお馴染みの簡単な文字入力でデコレートされた文章を表現する入力形式をサポートしたエディタです。
TeaOSのWindows版を下記URLから起動して
http://www.tea-partners.com/teaos/00.00.01.10/windows.html
メニューから「Application」→「Editor」→「Wiki Note」を選択するとwikinoteが起動します。
Window内の上半分のテキストエディタ領域にPukiWiki形式で文章を書いて、
「saveAs」ボタンの右側のテキストボックスにファイル名(英数字)を指定して、
「saveAs」ボタンを押せば保存できます。

保存したファイルを閲覧するには、
メニューから「Application」→「System」→「File Viewer」を選択してダブルクリックするだけでエディタが起動して閲覧できるようになります。


wikinote

PukiWiki形式になじみの無い方のために、以下に簡単な構文の説明を書きます。
----------------------------------------------------------
タイトルを書く場合は行頭に「*」をつけます。「*」の数が増えると、サブタイトル、サブサブタイトルの意味になります。
*title
**subtitle
***subsubtitle

次にリスト表示について説明します。行頭の文字が「+」か「-」ならリストとして扱われます。「+」なら数字付きリスト、「-」なら記号付きリストです。また、Wikinoteでは階層的なリスト形式を表現することができますが、階層の深さに応じて「++」、「+++」、「--」、「---」というように書きます。
+list1
++sublist1
++sublist2
+list2
--sublist3
--sublist4
+++subsublist

画像を埋め込みたい場合は#ref(url)形式で記述します。urlの部分には画像のURLを指定します。
#ref(url)

イタリック体は""italic""形式、ボールド体は"bold"形式で記述します。
""italic"", "bold"

ハイパーリンクは下記の形式で記述します。
[label|url]
[url]

色を指定するには下記の形式で記述します。
&color(text)
----------------------------------------------------------
wikiはwikipediaなどでお馴染みですが、
サーバ上でデータを共有するしない関係なく、同じユーザビリティで文章を書きたいという
ニーズはあると思います。
TeaOSの場合、そういったニーズに簡単に答えられるというのが一つの特徴であるのだと思います。

明けましておめでとうございます。

TeaOS demo version 00.00.01.10を公開しました。
http://www.tea-partners.com/teaos/00.00.01.10/

今回の記事から色々TeaOSの試作アプリを解説していこうかと思います。

今回はWindow styleで、4拓問題を作成して解くというユースケースを紹介します。

まず、問題の作り方です。
1.メニューから「Application」→「Editor」→「Question4」
を選びますと、4拓問題の編集アプリが起動します。
2.「Question」フィールドに問題を、「Answer1から4」フィールドに答えの候補を入力して
「RightAnswer」に正答を入力すれば問題の出来上がりです。
3.(複数の問題を入力したい場合は「new」ボタンで問題を追加して1,2を繰り返します。)
4.「saveAs」横のテキストボックスに適当な名前(英数字のみです)を入力して、「saveAs」を開けば問題の保存が完了です。

次に、作った問題の遊び方です。
1.メニューから「Application」→「System」→「File Viewer」を選びますと、ファイルビューワが起動します。
2.先ほど作った問題をダブルクリックすると「Quiz Player」というアプリケーションが起動して問題が始まります。

簡単なゲーム環境ですが如何でしょう?
現在公開中のシステムにはサーバ共有機能を入れていませんが
サーバ共有機能があれば、例えば、PCでゲームを作って、iPhoneで遊ぶとか、親が問題を作って、子供が遊ぶというような遊び方ができます。

また、ファイルにキーワードをつければ、問題のキーワード検索なんかも容易にできるようになりますので、自分にあった色々な教材を探してきて遊ぶなんてことができるわけです。

また、TeaOSにはOLEのような機能がありますが、これを使えば、RPGの戦闘シーンに4拓クイズが始まるようなゲームなんかが簡単に作れるようになります。

つまり、ゲームを開発する人、ゲームのコンテンツを作る人、ゲームを楽しむ人全てがネットワーク上で互いの成果物を最大限に活用するというのが一つの特徴なのです。
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