年の瀬にこんにちは。
第27班の深谷です。
あっという間の2014年でしたね。
本当にあっという間です。
今年は第27班意欲的に活動した年だと思います。
前年比6倍超えだと思います。
今日は年末ということもあるので、2014年を振り返りつつご挨拶をしてガキ使を見ようと思います。
2014年1月
さあ今よりちょうど1年前。
第27班にとって欠かせない一大イベントがありましたね。
そうです。
第27班メンバーはこれを見ないと新年を明けた気になれません。
箱根駅伝があってこその第27班。
第27班あってこその箱根駅伝。
今年は第27班の母校尚美学園大学が出場すらしておらず東洋大学が優勝しました。
ちなみに私は6区が好きです。
そして、この2014年のスタートと同時に富田喜助、初野祐奈が劇団員になりました。
2014年2月
さあ、箱根駅伝も終わり軍師官兵衛が始まった2月。
第27班は3月の公演に向けて稽古をしておりました。
3月、そう
『3月の(morning sun…)』です。
2014年3月
続いて第27班の3月です。2月はもうおしまいです。特筆すべき事はありませんでした。
思ってた以上にバレンタイン貰えなかった記憶がうっすら残ってます。
それだけです。
3月14日~16日、初の大阪遠征公演、道頓堀ZAZAにて「3月のmorning sun…」を上演しました。
埼玉の片田舎出身の大学が東京代表として大阪へ赴いたのは片腹痛いですが、なんとか東京の核を落とす事なく最優秀賞を受賞しました。年末の第27班は無礼講です。
最優秀劇団賞、優秀演出賞、ダンスパフォーマンス賞、優秀フライヤーデザイン賞、ザ・プラン9賞の5部門です。
当公演にはめちゃくちゃ良い役者さんばっかりだったので俳優賞が欲しかったのですが、残念です。大阪には素晴らしい俳優さんがいっぱいいるようですね。
この公演にて出会った、むらさきしゅうさん、辻内はるかさんの両名はキャリアに恥じぬ素晴らしい演技を見せてくれました。
特にむらさきさんはこの公演後に行われたKUNIO11『ハムレット』にも出演し、全国を飛んで役者をしていたのでここで関われて良かったと思います。
三宅勝さん、もりみさきさんはその後も第27班に関わってくださり、第27班のリーサルウェポンとして活躍してくれました。
吉田朱里さんは第27班の母体サークル劇団SHOW時代からの同期で、今は俳優から退いておりますが、またいつか一緒に公演をしたい人物の一人です。
須藤由加里さんは12月と3月両方の(morning sun...)に関わってくれました。彼女がこの作品を愛してくれたからここまでモチベーションが保てたと思います。
須藤由加里さんは12月と3月両方の(morning sun...)に関わってくれました。彼女がこの作品を愛してくれたからここまでモチベーションが保てたと思います。
8月の希望人の海からから関わっていた猪又義雄さんはこの公演以降は衣装として第27班公演に関わって下さりました。
遠征公演が終わった後は卒業式がありました。
参加していないので詳しいことはわかりません。
2014年4月
さて、春の訪れ新年度。4月には第27班にとって忘れてはならない一大イベントがありましたね。
そう
オバマ来日です。
第27班一同総出でオバマ大統領の来日に羽田空港にて日の丸旗を盛大に振り続けた夢を見ました。
快眠だったと思います。
あと、消費税が8%になりましたね。
大阪行った後で本当に良かった(切実)。
2014年5月
第27班公演ではありませんが番外公演が5月にありました。
SAF+プロデュースVol.1第27班+レティクル東京座「希望人の海から+芸能海兵ウズメ組」
昨年のSAFVol.7にて最優秀作品賞を受賞した希望人の海からの長編版をレティクル東京座さんとの合同公演にて開催。
役者の数も倍に、尺は3倍に。大変でしたが希望人の海からの本当にやりたかった事が出来たので満足です。
はやぶさ役をした小川千尋さん。今では色んな劇団に引っ張りだこで本当にあのタイミングで関わる事ができて良かったと思います。
第27班にとって特殊な役どころだったのでまた一緒にやりたいですね。(遠回しオファー)
船長役の佐藤陽友さんは第27班の公演を手伝ってくれたり稽古場に来てくれたりととても仲良くなりました。
また一緒に公演をしたいですが、それじゃなくても遊びたいです。
10年前のマイ役の石川水木さん、第27班では制作面でお世話になりました。
あの公演では一番目を引いた役者だったと思います。
観に来てくださった方から「あの子役どこで呼んだの!?」と聞かれました。
石川水木さんは私と同期です。
板橋優里さんは大学の母体サークルの後輩ですが、やはり抜群のセンス感で10年前ナミコを演じてくれました。
あの役は彼女にしか出来ない役だったと思います。
(石榴の花が咲いてる。)の主宰中野雄斗さんも今回の公演にショウタ役として出演していただきました。
主宰を務めるだけあって演技の巧さは素晴らしかったです。
なにげに歌が上手くて感動したのは多分私だけだと思います。
そして日頃よりお世話になっているアナログスイッチ勢も素敵な演技を見せてくれました。
モチヅキ役を演じた木幡雄太さんは希望人の海からの特典ゲッターでしたね。出れば笑うの法則を見事にこなしてくれました。
シミズ役の渡辺伸一朗さん、エンドウ役の藤木陽一さんの2人はまた第27班で関わることになりますが、やっぱり素敵な役者なので、何度でもオファーしたいです。
ちなみにアフタートークは死ぬほど大変だったので、もう第27班でやることはないと思います。
2014年6月
この月より第27班員の外部活動が頻繁に行われました。
希望人の海からが終わった6月1日。その3日後からはエムキチビート主催「FIGHT ALONE 4th」があり第27班からは鈴木研、富田喜助、そして私深谷晃成の3名が出演しました。
第27班番外作品「尚美学園大学物語」
結果は全24組中の6位。
素晴らしい俳優さんの中で本当に奮闘したと思います。
ベテランの方々と関わることが出来て本当に素敵な企画に携われたと思います。
この短編は近々もしかしたらやるかもしれません。
やらないかもしれません。
2014年7月
班員の鈴木研がイルカ団!+Take-in!Vol.1「Screw You!」に出演しました。
自分以外の班員が第27班以外の団体に出演するのはこれが初だと思います。うん。
そして高橋沙樹がシアター・ミラクルワークショップ企画vol.05「俳優の研鑽のためのワークショップと試演会」に出演しました。
自分はそのどちらも観に行けなかったのでこれ以上深くは書けません。
2014年8月
班員の富田喜助が希望人の海からで出演した中野さんの主宰団体(石榴の花が咲いてる。)のSAF出場公演「距離感を見誤る#」に出演しました。
富田だけでなく、昨年の12月の(morning sun...)に出演した高橋理恵さんや希望人の海からに出演した三宅勝さん、希望人の海からでスタッフをしていた黑澤多生さんや川越太郎さんも出演していました。
元カノが別れた途端に自分の友達と付き合ったようなそんな感覚です。
しかし作品の評判はとても良かったそうです。
しかし作品の評判はとても良かったそうです。
2014年9月
佐々木瞳がfeblaboプロデュース「恋の文化祭~恋せよ乙女、恋愛短篇集」に
「どこまでも行けるのさ~僕の武蔵野線編~」の脚本を提供しました。
ローカル極まりない話だったのですが案外好評だったようです。
この作品は来年2月に第27班版としてリメイクしますのでご期待ください。
2014年10月
鈴木研がエビス駅前バープロデュース「ことぶきの唄」に出演しました。
ホチキス米山さんの演出が行き渡っており、バーが魅力的な演技空間になっていました。
こんなにモテモテの富田を私見たことがない……。
富田はこの公演よりラバーストラップ等を作り売り始め、何か潜在能力を引き出してしまったようです。
これに関しては11月にて触れようかと。
2014年11月
そして11月。
第27班半年と2ヶ月ぶりの本公演「.01秒を歩くスイミーの祭典」が行われました。
このチラシデザインは本当に大好きで、小五郎さんにお願いして本当に良かったと思っております。
美術照明は12月の本公演と同じく、本橋龍さんと脇山萌さんにお願いしました。
とても気心の知れた2人でしたので、本当に素晴らしい絵を作ってくださりました。
音響には「Fight Alone 4th」よりお世話になっていた河相朱音さんにお願いしました。
用意してくれた音効が全て良くて、芝居に立体感を与えてくれました。
舞台監督には長年の付き合いの黑澤多生さんに。
この演劇界、私との意思疎通の図りやすさで彼を超える人はいないと思います。
制作は3月の(morning sun...)と一緒で中村加奈さんにお願いしました。
公演のパッケージングを二人でつくってきて、彼女のお陰で多くのお客様に見ていただける作品になりました。
とても良かったと思います。
スイミーの公演のキャストは第27班最多の16名。
演出が隅々まで行き渡っているか不安でしたが、キャストに無駄がないというお声をいくつも頂きとても嬉しかったです。
まずは市村役の羊田彩佳さん。シンクロ少女のオーラル・メソッド3にて関わった仲で、いつか一緒に芝居ができたらいいねと話してそれから1年半、ようやく実が成って本当に良かったです。
役どころも全キャストで一番評価されていました。こういう感想は個人的に一番大好きです。
班長役の仮屋浩太郎さん。なにかと色んな公演で拝見しておりましたが、関われたのは今回が初です。
常に存在感のある役どころで全体を持ち上げてくれていたと思います。
リン役の宝保里実さん、モリミチ役の箕輪適さん、ミワ役の須藤由加里さんは12月の(morning sun...)以来2回目の出演。
こんなに会話劇が素敵な3人なのに普段会話劇芝居に出ていないので切ないなあと思っています。
どんどん第27班出て欲しい。この3人の評価も高かったです。
モヒート澪役の大久保千恵さんはとある公演で一緒になったのですが、その時から大好き過ぎてオファーしちゃいました。
一緒に酒ジョークを考えてたのは本当に楽しかったです。
語り手役の梁稀純さん。千秋楽まで役と格闘し最後の最後で自分のものに出来たと思います。
自分も彼女に付きっきりでしたが、最後の最後まで拘って本当に良かったです。
次世代の素敵な俳優になると思います。
ソワちゃん役の佐藤礼奈さん。
母体サークルの後輩ですが、演劇やってる人の知り合いで1,2を争う可愛さだとは思います。
その容姿に驕らないのも彼女の魅力だと思います。
小劇場の各団体は今からマークしていたほうがいいと思います。
ヨシハラ役の川越太郎さんは第27班の音響をしてくれていたのですが、今回は役者としての参加。
「ダニエル・ラドクリフがいる!」と3,4名のお客様にご指摘を受けました。
私は似ていないと思います。
そして希望人の海からからの連続で出演した
三宅勝さん、もりみさきさん、板橋優里さん、藤木陽一さん。
この4人も欠かせないファクターを担ってくれました。
特に藤木さんはアンケートが彼一色過ぎて演出がドン引きする始末でした。
小道具には班員の富田が関わっておりましたが、全て素敵で、地雷なんか本物の地雷よりも地雷っぽかったです。
小道具の隅々に彼のセンスが隠れており、最後まで隠れきったことは尊敬の念を抱かずにはいられません。
話は変わりますが、このスイミーは戦争とオリンピックをテーマにした作品でした。
なんでこんな作品を書こうかと思ったのか、動機は単純で
「スポーツの作品が書きたかった」と「ばあちゃんが戦争を題材にした作品を書いて欲しいと言ったから」です。
多分おばあちゃんの想像する内容とは全く異なった内容になったと思います。
それもそのはず、私自身「戦争を通して書きたい事」というものが無く、さらに言えば「戦争に対して感じること」がまるで無いのです。
おそらくこの感覚は自分だけでなく、多くの同年代が経験してきたと思います。
第2次世界対戦、高度経済成長、学生運動、バブル崩壊、全てが冷め切った頃私達は産まれました。
全てがフィクション。平成生まれにとって歴史とはフィクションと2次元の世界のものでしかないんじゃないかと。
でもその無関心さがたまらなく恐ろしく、危険だと思いました。
戦争について描くことがない。それこそが平成生まれの描く戦争だと。
実際、2020年に戦争が無いとも言い切れない世の中になってしまいました。
劇中で触れていた「戦争は駄目だと教えられて来たのになんで戦争なんかするんだろう」が一番伝えたかった事かもしれません。
でも実際にそれを思っても口にしちゃいけないんです。
今の世の中は友達間での政治や社会の話を嫌います。
何故なら痛い奴だと思われるからです。
痛い奴だと思われないためにはオリンピックの話をしなきゃいけないんです。
たとえ関心のないオリンピックでも話題にしなきゃいけないんです。
話題にしたいのなら匿名でまとめサイトのコメント欄へ。
この作品を通して、なんとなく第27班の今後の方向性が見えてきた気がします。
そこはまた別の機会で話したいと思います。
そして佐々木瞳は同時並行で前島亜美生誕祭「17th Starting line」の脚本演出を担当しておりました。
エイベックスの看板アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」のセンター前島亜美さんの殻をぶち壊す為の生誕祭。
前島亜美さんの普段外に出ない一面を舞台にするというとても大変な公演でしたが、前島亜美さんとマンツーマンで話し合い一つの作品を作り上げました。
前島亜美さん以外にも今回はナレーションとして声優の浪川大輔さんとも関わらせて頂き、本当に携われて光栄でした。
2014年12月
一切、小劇場の舞台を踏むことなく一気にシアターキューブリックさんとはやるじゃねえか!といったところですが
やはり、溶けこんでおり素晴らしい舞台を構成する一要員となっておりました。
年末に見るにふさわしい素晴らしい作品でした。末永みゆさんが本当に可愛くて鈴木がツーショットの写真をtwitterに上げる度に殺意が湧いた程です。
2015年、平成27年。
そうですね。我々の年です。
2014年、第27班は模索の年でした。班員各々がそれぞれの特技を活かした活動をし、第27班のあり方を研究し続けました。
来年2015年はその成果をお見せ出来る年になると思います。
是非とも劇場で。
そして早速ですが次回公演第27班キャビネット公演Vol.1「抱きたい君への陳情書」
2015年2月28日~3月8日まで 新宿シアター。ミラクルにて!
6作品4グループ24ステージ。怒涛の短編4本中編2本を一挙公開となってます。
好きな時間に見たい作品を。そして見れば見るほどお得に!
キャビネット公演は1観劇毎に500円引きになります。
学生ならば4つめは無料。一般のお客様も、4つ目は500円で観劇できます。
是非全作品コンプリートしてください。
詳細はこちら
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=61275
ご予約はこちらから
https://www.quartet-online.net/ticket/8umt2hs
それでは良いお年を。
来年もまた第27班をよろしくお願いします。
第27班主宰 深谷晃成
第27班主宰 深谷晃成