おかのうえからみわたせば

仙台の辺境で夜な夜なTCGに勤しむ集団、チーム丘の上の運営するブログ。 Z/X、ディメンション・ゼロ、MTGが主体。

実に2年半。

長らくお待たせしてしまいまして申し訳ありません。

このたび、第14回東北最強決定戦を開催いたします。


6/25追記
1:古賀予選との差分として記載されていた解禁カードのうち、古賀においても使用可能であった下記のものを削除しました。古賀予選の使用可能カードを誤解する可能性のあるものであり、お詫び申し上げます。
《料理長コック・ハワード》
《大陸アルドのサイクロプス》
《枯れ果てた大樹》

2:デッキリストの提出が必須である旨を追記しました。続きを読む


ある日#D0_TCGタグに投げかけられた問い。

「《ダークサイド・ソウル》をプレイするに際し、《試用手〝バアス〟》は「青いカード」としてその条件を満たせるのか?」

結論だけ提示してしまえばそれは「できない」のですが、今回はその理由を掘り下げてみることとします。続きを読む

 来る11月

 仙台にて

 最強の「Fixer」を決める闘いが

 幕を開ける



続きを読む




「誰も見向きもしないもの」は基本的に価値がないとみなされる。逆に言えばみんなが振り向くものは価値がある。よくある簡単な需給の話だ。
手札もスクエアもエネルギーもみんな大切にする。だからこそそれを供給するコストも取り去るコストも安いものではない。

だが、墓地は?

「黒」という色に許された領域、それが墓地だ。ユニットを殺し、手札を削げる黒の役割。、朽ちたカードの集まる墓地こそが真に聖域たる場所である。
他の色はほとんどその領域を扱えず、そして黒は大いに活用する。そんな特権的な領域を、《幻影王ルドルフ》の時代から黒は散々使い倒してきた。
《貪欲時計デーモンガスト》《幽鬼の谷》の刻んだ痕は大きく、ややおとなしめとはいえ《ナイトメア・ソルジャー》が引き連れる《融解戦鬼灼熱王》もうんざりするには十分だ。



「誰も見向きもしないもの」は基本的に価値がないとみなされる。逆に言えばみんなが使えないものに支払う対価は安い。よくある簡単な需給の話だ。
墓地は黒以外は(基本的に)大切にしない。だからこそそれを更にどこかにどけてしまう手間にかかる賃料は高くならない。


思えば《祭儀の踊り子リムセ》が「ついでに」墓地を掃う赤青急襲の出現から墓地という領域はいとも容易く、雑に雑に扱われるようになってきた。
《ブロンズキッド・ドラゴン》や《シルバーワイズ・ドラゴン》もさることながら、墓地対策を主眼とせずとも片手間に墓地を弾く彼女の存在感は大きい。
V-1の《錯乱時計パニックヴォイス》が「壊れてる」強さであったのは、それだけ墓地利用が(少なくともカードプール的には)斜陽だったことを示していると言えるかもしれない。


強烈な対処手段を持たれた墓地は、それをバネにしてより強烈な利用法を呈示していく。黒という領域を超えて、《アイスドラゴン》は今なお環境のファッティの最奥にその姿を留めている。インフレは止まることを知らない。《精霊使いアキロ》の登場はメタゲームに尋常ならざる変革をもたらし、そして去っていった。思えば、彼の禁止までは黒という色は理不尽な枷を受けていた。
いや、今もなお受けている、と表現してもよいかもしれない。嗚呼、いかに憎きことか、《鬼眼の三策》よ。


とにかく、そんな墓地バトル大インフレ時代が過ぎ去った後、黒は(黒は前もか)間違いなく《微睡む人形スージー》を起点として動いていた。
《人形遣いの休息》による強烈なボードコントロールを軸に、《墓堀公クローゼ》《愛撫の魔煙フェザー》《アルカード伯爵》によるループを組み込んだり、とにかく除去除去でユニットを枯らし尽くす構造は長く愛されている。
2016年の東北最で駆炎氏が呈示した黒単は《〝器械姫〟つぶて》をフィーチャーした由緒正しきビートダウンであったが、それでも《人形遣いの休息》というスペシャルカードの力を大きく受けていることは間違いない。また、《光の巫女ホリプパ》の禁止は間違いなく追い風だったことだろう。


黒を手に取る理由として誉れ高き《微睡む人形スージー》と《人形遣いの休息》。F-3,F-α,F-4のリリース後の世界で新たな活用法を編み出したのは、ここ東北の地で誕生した、新しきプレイヤーであった。

続きを読む

↑このページのトップヘ