TeamMUSASHI2016

東京大学の授業で行われている、"海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト2016" の発信ページになります。よろしくお願いします。

カテゴリ: シビックレストア

こんにちは!電装担当のホンダ学園長竹です!

シビックのハーネスは被覆が劣化していて、線を折り曲げると心線が露出してしまう状態でした。
そのため、走る上で重要なハーネスはカプラー含め新品を使用して新たに製作しました。

エアコン付き車両だったのでエアコンを外した際の配線の処理をしたり、機械式燃料ポンプを電磁式燃料ポンプに仕様変更したために新たに配線を追加したりと、ラリーをするにあたっての改造をしました。

自分が作ったハーネスが車を支えていると思うと、とてもやってよかったなと思う作業でした。
レストアが終わり、トラブルなく動いてくれてとても嬉しく思いました!

こんにちは。

レストア完成からかなり時間が空いてしまいましたが・・・
ボディのレストアはホンダ学園 村松・鎧塚でやらせていただきました!

私たちが初めてシビックを見たときは絶対綺麗に仕上げてやる!とやる気に満ち溢れていました。
ですが、いざボディをどんがら状態にし、細部までよく見てみると、錆・凹み・穴など修復しなければいけないところがあまりに多く、経験のない私たちに期限内で仕上げることができるのかと不安でいっぱいになってしまいました。

そんな中、講師の島本さんが仕事の合間を縫って、何回もホンダ学園まで足を運んで来てくれました。島本さんが手取り足取り教えて下さったおかげで綺麗に仕上げることが出来たと思うし、経験のない私たちでも板金・塗装のノウハウを身に付けることが出来ました。

島本さんが教えて下さったことで一番難しかったことは溶接です。ガス溶接でやったのですが、島本さんは溶接棒を使わず、器用に鉄板を溶かして行っていました。それは初めて見る技で、溶接棒を使ってやっと溶接が出来るくらいのわたしたちには到底、習得できるようなものではなく、長い間やってきたからこそ出来る本物のプロの技術でした。

それだけではなく、塗装の面でも大変お世話になりました。
島本さんは簡単そうにボディに色付けをしていくけれど、いざ私たちがやってみると初めてやることでコツが全くわからないため、慎重になりすぎて垂らしてしまったり、色ムラが出来てしまったり、などたくさんの失敗をしてしまいました。ですがその都度、島本さんは全く怒ることなく、失敗したときの対応を私たちに教えてくださいました。
その他にも色の配合から、吹き方、磨き方まで、その場その場で私たちが理解するまで丁寧に根気よく教えてくださったおかげで、綺麗に色を塗ることが出来ました。

そしてたくさん教わった中でも、特に一番時間がかかったこと・自分のものにできたこと・思い出深いことはボディの凹みなどを無くすためのパテ作業です。パテに色んな種類があることすら知らなかったわたしたちですが、「指の感覚」を習得することが出来ました。これは島本さんに教えてもらうだけではなく、自分たちで一生懸命にやったからこそ習得できたものだと思うので、これからも忘れることなく大切にしていきたいと思います。

その他にも完成間近で塗装が剥がれてしまうアクシデントや、口で説明するのは難しい職人技を根掘り葉掘り聞きすぎて島本さんを困らせてしまったことなどたくさんのことがありましたが、約二ヶ月という短い期間の中で完成させることが出来ました。
このレストアという作業を通して、板金塗装の技術だけではなく、時間とクオリティを両立させることがどれだけ難しいかということに直面しました。時間がどれだけ大切かということ、一つの場所にこだわってしまうと他の場所がおろそかになってしまうことなど身をもって学び、成長することが出来たと思います。
毎日放課後に少しずつ作業をしたり、休日返上で作業をしたりと大変な毎日でしたが、あのボロボロだったシビックがオレンジ色のピカピカボディに仕上がった姿を見ると、達成感や嬉しい気持ちで胸がいっぱいになり、本当にやってよかった!!と心から思いました。

ここには書ききれないほどたくさんのことがありましたが、最初から最後まで丁寧に職人技を教えて下さった講師の島本さん、誰よりも応援し、レストアの環境を整えてくださった先生方、お手伝いをしてくれたクラスメイトや自動車整備部のみんな、シビックのことを色々教えてくださったシビッククラブのみなさんなど、たくさんの方々にご協力をしていただいたおかげで、私たちはここまでやることが出来たと思います。
本当にありがとうございました!!!

モンテカルロ出場に向けて、レストア以外にもたくさんのことがあると思いますが、これからも色んな方からたくさんのことを吸収し、自分のものにしていきたいと思います。

シビックをレストアしてよかった!
Team MUSASHIに入れてよかった!

これからも頑張るぞ~~~~!!!


今後ともTeam MUSASHIの応援よろしくお願いします!!

エンジン ミッション
ミッション担当 奥原

苦労したこと。
まず、苦労したことは数えたらキリがない程多くありました。
ミッションの分解や組み立ては授業で何回か作業をしたことがある程度でした。
もちろん40年前のミッションを整備したことはありません。部品の在庫が全くないので、最初はおっかなびっくり分解しました。
ミッションの動きにかかわる部品やゴム部品は特に重要なので、傷をつけないように分解しなくてはいけないのでかなり神経を使いました。
中でもゴム部品はパーツクリーナーなど脱脂系の液体をかけると硬化してヒビが入り使い物にならなくなってしまいます。なのでマスキングテープをするなど工夫して作業をするのですが隠しゴム部品を見落として洗浄してしまって焦ったこともありました。笑
でも、これらは作業に過ぎませんでした。
今回ミッションを担当して僕が一番苦労し、習得したかった事.....
それは"部品の良し悪しの判断"です。
部品の良し悪しを判断するには測定が基本です。しかし、40年前のミッションなので消耗した部品は全て新品に交換!なんてことは出来ません。なので、頂いたサブミッションとメインミッションを分解し部品とにらめっこの連続でした。
最初は、判断が微妙な部品は先生方に
"この部品の状態はどうでしょう?"
と判断を丸投げで見てもらってました。
そこで何が良くて何がダメなのかを聞き先生の経験やノウハウを必死に吸収する毎日でした。
吸収していくうちに僅かながらも注目するところが増えていき
"この部品は少し摩耗してますが、まだ使えると思うのですがどう思いますか?"と自分の考えも述べた上で先生方に判断していただくようになりました。
自分の判断が違っている事も多くありましたが、きちんとした判断が出来ると心の中ではガッツポーズして喜びに浸ります。笑
こういった経験の積み重ねが自信につながります!
レストアは完了しましたが、これからはレースに向けて色々調整していかなければいけない事も増えてくると思います。また、レースでは予想外のハプニングにぶち当たるかもしれません。そんな時でも的確に判断をして対応できるメカニックを目指したいです!
今後も応援の方よろしくお願いします!

エンジンのレストアまとめ

車体から降ろされたエンジンは内外徹底的に清掃、全分解を行い部品は全て測定を行いました。
測定値がNGの部品は新品または良好な中古品で組み上げました。
またラリーという競技で使用されるエンジンなのでポート研磨、ピストンヘッド研磨、バルブ研磨等のレスポンスを重視したファインチューンを行い、エンジン本来のポテンシャルを引き出しつつ耐久性を犠牲にしないエンジンに仕上げました。
苦労した点はピストンリングがどこ探しても無かったことです。奇跡的に海外でNOSの純正ピストンリングが見つかり入手することができました。

感想
エンジンの部品を清掃している時は綺麗になった部品を想像して作業…そして綺麗になった部品を組み込んでエンジンの形にしていくときは綺麗になったエンジンはどんな音を奏でるのかを妄想していました(笑)しかしそれらと同時に無事に始動するのか、もしレース中に止まったらどうしようか…と不安に包まれた日々でした。
エンジンが車体に載り、無事に始動した瞬間は今までの苦労と不安が全て吹き飛びました!!が!新たな恐怖は始動して少しした時にピストンと各メタルの焼き付きの恐怖に襲われました。
ですが私が組んだエンジンはそんなことは眼中に無かったようです。ある意味旧車らしくない静かさで快調に動いてくれました!
エンジンというものは正直に答えてくれる…と改めて実感しました。

シビックのキャブレター部門担当の、ホンダ学園 阿部です!
シビックのレストアの中でもキャブレターについて、書かせていただきます!

シビックはレストア開始前から十分に走る状態だったので、キャブレターは分解・清掃を行ない、交換すべき部品は交換して取り付けするつもりでした。
ですが中身はゴム部品のひび割れ等が多く、汚れもかなり溜まっていたため、そのままではとても使えません…

ところが、シビックと一緒に送られてきた部品の中に、なんと新品未使用のキャブレターがあったのです!!
これには驚きました!
ただでさえ40年以上前の車なのに新品部品が、しかもキャブレター丸々セットで…これはとんでもない貴重品です!

早速、元から付いていたキャブレターはスペアとし、新品のキャブレターを分解、清掃、組み立てをします。

シビックがほぼ完成し、火入れをすると…1発であっさりエンジン始動!
さすが新品のキャブレターです!

エンジン単体のレストアの精度と、先生の調整の腕も相まって、レストア前よりエンジンも調子よく回るようになりました!アクセルに対するレスポンスもとても良く、まさにレース仕様に仕上がりました!

他のレビンやランサーに比べてもかなり調子が良さそうです!キャブレター部門としては、やっと一安心…

ただ、キャブレターの中の構造や作動、メンテナンスに関してはまだまだ完璧とは言えません。しっかりと理解し、いかなるトラブルにも対応できるよう、さらに理解していく必要がありそうです。
調子は良いといってもまだまだこれから!
頑張ります!!

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