月明かりの中
肩を押さえる

行く先を阻む
傷だらけの街

やがて吹く風は
何も見せずに

哀れみの言葉
届くはずも無い


体を熱く今
 突き上げる

想い形を変えて
涙となり流れる

いつまでも明日を
語り続けた

迷いの見えない
瞳をみつめた

鮮やかでしかも
かけがえのない

刻を踏みにじる
悲しすぎた日々

倒れつつ互いに
呼び掛ける

遠く切り裂かれゆく
二人の目を 捕えた

重ねた罪 漂う悲しみ

熱く大地が 燃え尽き

災いの彼方


何も聞こえない
光りとどかない

苦しみに歪む
あなたが見えない

その髪に
体に降り注ぐ

 炎荒れ狂う中
 動けぬ あなたは

確かに今
何かを言いかけ

涙に溢れ
その手を離した

裂けた命は
かげろうとなり

叫び声はかき消された



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