こんにちは、担当の藤原です。
今日は昨日までの知識を踏まえて、実際の運用スタイルについて
この様に仕組みが分かれば株式投資は難しいものではありません。なぜ運用したいのか？運用の目的はなんなのか？が明確であれば株式とどのように付き合うべきかはハッキリするはずですし、そうすればそれに必要な行動を取れるかどうかで実際に株式投資をするべきかどうかが決まってくるのでしょう。
また必要な要件を満たせていないのに株式へ投資した方の末路も決まってくるのだと思います。
デイトレード
一日の中で株式の売買を繰り返す手法です。
一日の中で企業価値が変わるものではありませんので、この手法を取る場合は完全に投資家の売買だけに集中すべきです。つまり市場の動向に張り付く必要があり、時間を拘束される手法といえるでしょう。
成長株（グロース株）投資
いわゆるその国の経済を牽引するような大企業に投資する手法です。
大企業とは誰でも知っている企業ですので運用ビギナーでも買いやすい銘柄であると言えます。よって感情的に買われやすい、もしくは売られやすいという特徴があり、マーケットが好調な場合は同様に上昇し、マーケットの下降局面でも同様に株価が下落します。よって企業の価値以上に市場のムードなどを意識した方がよいでしょう。
割安株（バリュー株）投資
決算指標から考えて割安な銘柄に投資する手法です。割安を見つけるということ自体が手間です。そして今割安であるということは投資家の気を引きにくい特徴があるとも言えます。よってその企業の価値が認められるまでじっくり待つことが必要となり、その株式をより長期で保有することが求められます。買ってしまえばあとは待つだけですから、最終的には最も手間の掛からない運用手法だといえます。
株式投資で得られるリターンと考慮すべきリスク
株式投資で得られる利益は、より長期であればあるほど経済“成長率”に近付き、よって複利の効果を得やすくなります。つまり株式市場の成長率＝株式投資の期待収益率という公式に近付くということです。ただこの公式から導き出される2次曲線状に株価がずれることなく推移することはなく、常にブレが生じています。このブレ幅（率）などのことを投資におけるリスクと言います。「長期運用でリスクが軽減できる」とは、このブレ率がある一定の範囲に収まりやすくなることを表しています。
日本の株式市場において、一般的には日経平均株価や東証株価指数をベンチマーク（運用指標）として、そこからの乖離によって運用が上手くいった、いかなかったなどと言いますが、こういった指標が‘ある平均値’である限りベンチマークの上にいる株式と下にいる株式（の規模）は同数ということになります。
これ、すごく重要なことなんです！
まさにアインシュタインの相対性理論よろしくということです。またそんな難しい言葉を持ち出すまでもなく、ベンチマークに対する勝ち負けは、ジャンケンの勝ち負けの確率が同じであることと同様のものであることがわかります。
よって株式投資で得られる期待収益（リターン）とは短期的にはゼロで、そこからのブレ（リスク）によって損益結果が決まります。
これが長期的になればなるほど期待収益（＝経済成長）が見込める分だけ下ブレしても収益が発生する可能性が上がることになります（期待収益が上がります）。
このように自分自身の求めるリターン（欲）が経済成長率の範囲内であれば無理な銘柄選択などは必要なくなるわけで、マーケットに身をゆだねれば良いのです。
このように整理していくと、株式投資で負ける人とはそれ以上の欲を出してしまった人であることが分かりますね。
私は運用で負けません。私のお財布が大きくなるか小さくなるかは時の流れに任せていますので、負ける理由がないのです。たしかに銘柄勝負して大儲けする人を見ると素直に羨ましいんですよ。でもね、私は損することが大嫌いなんです。だからパチンコとかマージャンとか怖くて出来ないんです(ToT) （競馬を除いては）
でもここまで来るまでにはイロイロと痛い目には遭いました。私がＦＰになるまで、上手い話を持ってくる輩はたくさんいましたが、誰も真実を教えてませんでしたから．．．ＦＰになってよかった、多少なりとも数学を勉強していてよかった、なんとか無事に搾取の対象から逃れることが出来ましたから。
今日からあなたは何を求めて株式投資しますか？
明日はちょっとお遊びで、私の競馬理論。
」と思いつつ、ふと窓口の方を見てみると、順番待ちの票を受け取った方が待つ事もなく次から次へと用事を済まされていたのです。
