Facebook f8に参加してきました!

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こんにちは、いつも年相応に見てもらえないOklahomerです。

9/12-14のTechCrunch Disruptと9/22のFacebook f8に参加してきましたのでその報告と共有です。TechCrunch Disruptの詳細についてはディレクターブログにまとめられているのでそちらを参考にしていただくとして、ここでは、両カンファレンスの参加者と交流してみた感想と、f8で発表された新機能の意義について共有したいと思います。

また、f8で発表された新しいOpen Graphの実装などに関しては別エントリで共有したいと考えています。


日本から参加する意義


今回参加した両カンファレンスではアフターパーティがあり、そこで交流を図る機会がありました。それに参加してみて思ったのは、当然ではありますが、本当に世界中あちこちから人が集まっているということです。たとえば、ロシアから来たと言う広告業界の人、ドイツやイギリスの投資家、イスラエルのエンジニア、コロンビアや台湾出身でシリコンバレーに住んでいる人々です。

おそらく、これからシリコンバレーに進出する日本勢からすると、日本対シリコンバレーと言う構図で考えてしまい、「アメリカに行くんだから英語ちゃんとしなきゃ、英語まだまだできないから自分から声かけられない…」という考えになってしまうことは多いと思います。が、実際には色々な国から人が来ていて、それぞれが多かれ少なかれ言語の壁を乗り越えつつ、お互いのアイディアや技術を共有して何かを得ようとしている雰囲気でした。

ですので、いきなり海外に行って現地のコミュニティに飛び込むというのは大きな壁を感じますが、新しい人と会って新しいアイディアを得たい人が相手ですから、こちらから何か与えられるものがあれば耳を傾けて歓迎してくれるというのが私の持った印象です。

実際、Facebook f8前日の非公式パーティに参加して話した人たちは、日本の「ゆれくるコール」や「プリクラ」の話をすると、とても興味を持って聞いてくれました。地震の予知アプリというのは地震大国ならではのものですし、複数の画像でフォトモンタージュを作って落書きするアプリについて話していた彼らには、日本の女子高生文化にプリクラが定着しているというのが新鮮だったようです。まだまだ地震の予知から地震発生まで時間的な余裕がなくて…という話をした時に、「それをテクノロジーで変えられれば、世界はもっと良くなるね」と、サラッと言われたのが印象に残っています。

両カンファレンスともリアルタイムで動画が配信されるなど、現地で参加しなくてもカンファレンス内容自体は追えてしまうので、「いかに現地で参加者同士の交流を図れるか」という点が、参加の意義に関わってくる気がしました。

Facebook新機能の意義


ここからはf8での発表に関してですが、発表内容については既にあちこちでまとめられていますので、このf8で発表された新機能(と直前に発表された「ニュースフィード/リアルタイムフィード/購読」)の意義について感じたことを書いて行きたいと思います。あくまで個人的に感じたことです。

全体


今回の「ニュースフィード/購読/リアルタイムフィード/タイムライン」の発表は、Facebookが目標としている、「to make the world more open and connected(世界をよりオープンでつながった状態にする)」を達成するにつれ増えて行く情報を整理するための、大きなステップだと感じています。そして新しいOpen Graphは、世界をよりオープンで繋がった状態にするためのステップです。

増え続ける友達、溢れるニュースフィード

まず前提として、Robin Dunbarの「人間同士が良好な関係、安定した関係を築けるのは150人が限界」という説があります。これは時代や文化の関係なく、人間の能力としての限界のようです。Facebookが成長するに従い、増え続ける友達関係をどう維持するのかという話があちこちで取り上げられています。見つけられた限りで言うと、一番古いものは2008年の「Is 150 friends the human limit?」という記事でした。この150という数値に対し、今現在のFacebookの公式発表ではユーザ一人当たりの友達数は130人とされています。最近のブームで登録した新しいユーザ層の友達が少なく、平均を下げているとしたら、古くからのユーザは相当な量の友達数を持っているかと思います。

当然、友達数が多ければニュースフィードに流れる情報量が増え、見たい情報は埋もれて行きますので、Facebookはエッジランクを用いるなどして対応してきました。しかし新しいOpen Graphの登場によって、今まで以上の情報がライフログとしてタイムラインに蓄積され、友達のニュースフィードにも流れて行きます。旅行などで数日間アクセスしない状況が続けば、これまでエッジランクを元に生成されていた「ハイライト」でも不十分となります。そこで、今度のニュースフィードには最終アクセス日時も考慮にいれ、不在だった期間の主立った出来事も要約して表示するようになりました。

もう一つ、ニュースフィードに流される情報を整理する仕組みとして購読があります。Google+やTwitterへの追従として、一方的に人をフォローできるようになったという側面もありますが、この機能は既に友達関係にある人に対しても適用されます。この友達の写真投稿に関してはニュースフィードに流して欲しくないけど、ステータス投稿は流して欲しいなどの取捨選択が今まで以上に簡単にできるようになっています。

よりオープンに

こうして、ユーザが見たがっていると思われる情報を抽出する仕組みは出来てきましたが、さらに世界をオープンにする仕掛けとしてリアルタイムフィードがあります。自分、友達Aさん、他人Bさんという3人がいたとして、AさんがBさんの公開ポストに対してコメントやいいね!をしても、それを自分が知るにはAさんのプロフィール画面に行く必要がありました。リアルタイムフィードの登場により、それがホームに居ながらにして分かります。また、ニュースフィードには流されないような小さな情報でも、ここにリアルタイムで流されて行きます。

そして今回の目玉であるタイムラインです。ここには新しいOpen Graphによって追加される情報や、これまでFacebook上で行ってきた行動などが蓄積され、重要と思われるものを中心にサマライズされてライフログを形成します。Open Graphを利用したアプリによって、読んだニュース記事、走った距離、作った料理などがどんどん追加され、今までのプロフィール以上にユーザの性格が伝わるものへとなって行くはずです。

まとめ

という具合に、「世界をよりオープンでつながった状態にする」というFacebookの目標に対して、一つ一つの機能の追加/更新が貢献する形になっているというのが、私から見た感想です。Open Graphとリアルタイムフィードに関しては、何でもかんでも情報が追加され流されてしまって気持ち悪くはありますが、すでにOpen Graphを用いているサービスでの解決策を示しつつ、次回はアプリケーション登録から実装までの流れを紹介したいと思います。

Facebookの情報に関しては「Facebook開発者向けドキュメントの日本語訳とTips」やFacebookページでも紹介していますので、そちらも是非参照してください。