こんにちは。ネットワーク事業部 ネットソリューション部 田畑です。

以前はデータホテルで運用オペレータをやってましたが、現在はライブドアレンタルサーバの技術担当をしてます。

ライブドアレンタルサーバ

ライブドアレンタルサーバはパラレルス株式会社のVirtuozzo、Business Automation、Virtual Automationを利用して自動化部分を増やすことによって、低リソースによるレンタルサーバを運用を可能にしています。また同社のサーバコントロールパネルツールであるPleskによってサーバ管理権限の一部をユーザに委ねることによって、さらに低リソースでの運用が可能になっています。

元オペレータから見た仮想化

ライブドアレンタルサーバで使用しているサーバは全て仮想化されていますので、私が触れるのは仮想化技術が中心になっています。その中で私が「仮想化っていいなぁ」と感じた点を上げて行こうと思います。

元運用オペレータの視点ですので、「サーバ圧縮してコスト削減を！」といった話は出てきません。そういった話を期待されている方は、ブラウザ右上の×印ボタンを押すと長年の夢がなかうらしいです。ジョブスのは知りません。

スクラップアンドビルドが楽

仮想化を利用していて一番嬉しく思うのがこの点です。解約時のサーバ消去が一瞬で実行でき、再セットアップなどを行わなくても同じハードウェアに仮想環境をすぐに作り直して別の顧客に貸し出すことが出来ます。寒いサーバルームで震えながらOS再インストールしてたことを考えると雲泥の差です。

サーバ移行が楽

Virtuozzoにはマイグレーション機能がありますので、他のVirtuozzoサーバに仮想環境ごとほぼ無停止でサーバ移行することが出来ます。

ライブドアレンタルサーバでは5分割された仮想化サーバを借りていた顧客が、1台まるごと専用サーバとして使用したい場合はこの機能を使って仮想マシンから専用サーバへ移行させています。普通のサーバ移行がしっかりとした調査・準備に手間がかかるのに対して、クリック一つで完全な移行が無停止で出来るのはとても助かります。

仮想化なら仕様書無し、担当者無し、奇跡的に動いているとしか思えないサーバの移行も怖くない。ハードウェアとソフトウェアが分離されているという事は素晴らしい!

ローカル結線・仮想LAN構築が楽

ライブドアレンタルサーバでは物理サーバセットアップ時に全サーバのローカル結線をしておき、顧客にLANを提供する時にTag-VLANで仮想的にネットワークを切りだしています。

webベースの管理ツールでVLANインタフェイス追加、ローカルIP付与といった仮想VLAN接続が行えるのでLAN構築の度にサーバルームに行く必要もありません。

私が思う仮想化

仮想化は従来人間がやっていた面倒なことを変わりにやってくれたり、簡単にしてくれたりする存在で、それで浮いた人的リソースや精神摩耗を他に向けることが出来る素晴らしい技術だと思っています。実際、このレンタルサーバ事業は仮想化・自動化無しでは成り立たないでしょう。

新プラン

このような仮想化の良い点を使ってレンタルサーバの新プラン[ EX-SCALE エクスケール ]をリリースしました。

このプランの特徴として、スケールアップ・スケールアウトの両方が出来る作りになってます。



現在「月額費用 最大45日分 無料キャンペーン」をおこなっていますので宣伝を。
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http://corp.livedoor.com/press/2010/0914449