2007年10月30日

誠に遺憾

 ヒドイ・・・ヒドイですよ・・・


 

 ・・・


 ふっざけんな!
 

 と、ファイターズOB広瀬哲朗ならずとも叫びたくなる内容。

 もう、言葉もありません。



●また同じパターンで…
 四球ってのは怖いです。今日も同じパターン。1回先頭の荒木に死球を与えて動揺したのか。井端は何とか抑えたが、3番森野にストレートの四球。全く武田勝らしくない。ウッズにはカウントを悪くして、1−3から何とかストライクを取ったが、勝負球を1−3から投げざるを得なかった。そんでもって、最後は甘く入った。
 また、このパターンか。
 
 2番手に明日先発するのかと思ったスウィーニーが出てきたのはびっくりだったが、このスウィーニーがまた悪かった。もう、ストライク取るのに精一杯で球威も無いんじゃそりゃ打たれるわ。というわけで初回から7失点じゃ、もう…。

●ハムの優勝確率は??
 第2戦が7点差、第3戦が8点差。こんなに大差で負けてて大丈夫だろうか。試合展開があまりにも退屈だったので、過去の日本シリーズで、最大点差がついた試合と、その勝敗と日本シリーズ覇者の関係を調べてみた。だって、試合中ヒマだったんだもん。一応、最終戦が最も点差がついていた場合は2番目に点差のついた試合も付記した。


          最大点差試合   日本一         
1950年 第2戦 毎日5−1松竹  毎日(4勝2敗)
1951年 第2戦 巨人7−0南海  巨人(4勝1敗)
1952年 第2戦 巨人11−0南海   巨人(4勝2敗)
1953年 第5戦 巨人5−0南海  巨人(4勝2敗1分)
1954年 第2戦 中日5−0西鉄  中日(4勝3敗) 
1955年 第5戦 巨人9−5南海           
      第7戦 巨人4−0南海  巨人(4勝3敗)
1956年 第5戦 巨人7−12西鉄 巨人(4勝2敗)          
1957年 西鉄・巨人※全て1点差  西鉄(4勝1分)          
1958年 第1戦 西鉄2−9巨人  西鉄(4勝3敗=3連敗4連勝)   
1959年 南海・巨人※3試合3点差 南海(4勝0敗)          
1960年 大洋・大毎※全て1点差  大洋(4勝0敗)          
1961年 第1戦 巨人0−6南海  巨人(4勝2敗) 
1962年 第2戦 東映0−5阪神  東映(4勝2敗)          
1963年 第7戦 巨人18−4西鉄  巨人(4勝3敗)        
     (第3戦 巨人8−2西鉄)
1964年 第6戦 南海4−0巨人  南海(4勝3敗)          
1965年 第3戦 巨人9−2南海  巨人(4勝1敗)          
1966年 第1戦 巨人12−5南海   巨人(4勝2敗)          
1967年 第6戦 巨人9−3阪急  巨人(4勝2敗)          
     (第3戦 巨人6−1阪急)
1968年 第2戦 巨人6−1阪急
      第3戦 巨人9−4阪急  巨人(4勝2敗)          
1969年 第6戦 巨人9−2阪急  巨人(4勝2敗)          
     (第4戦 巨人9−5阪急)
1970年 第5戦 巨人6−2ロテ  巨人(4勝2敗)          
     (第2戦 巨人6−3ロテ)
1971年 第5戦 巨人6−1阪急  巨人(4勝1敗)          
     (第4戦 巨人7−4阪急)
1972年 第5戦 巨人8−3阪急  巨人(4勝1敗)          
     (他の4試合は全て2点差)
1973年 第3戦 巨人8−2南海  巨人(4勝1敗)          
1974年 第2戦 ロテ8−5中日  ロッテ(4勝2敗)         
      第4戦 ロテ6−3中日  
1975年 第2戦 阪急5−1広島  阪急(4勝2分)          
      第6戦 阪急7−3広島
1976年 第3戦 阪急10−3巨人 阪急(4勝3敗)          
1977年 第1戦 阪急7−2巨人  阪急(4勝1敗)          
1978年 第6戦 ヤク3−12阪急 ヤク(4勝3敗)          
1979年 第2戦 広島0−4近鉄  広島(4勝3敗)         
      第6戦 広島2−6近鉄

1980年 第2戦 広島2−9近鉄  広島(4勝3敗)         
1981年 第5戦 巨人9−0ハム  巨人(4勝2敗)         
1982年 第2戦 西武7−1中日  西武(4勝2敗)         
1983年 第2戦 西武0−4巨人  西武(4勝3敗)         
1984年 第3戦 広島8−3阪急  広島(4勝3敗)        
      第6戦 阪急3−8広島
      第7戦 広島7−2阪急
1985年 第6戦 阪神9−3西武  阪神(4勝2敗)
     (第5戦 阪神7−2西武)
1986年 第3戦 西武4−7広島  西武(4勝3敗=3連敗4連勝) 
1987年 第2戦 西武6−0巨人  西武(4勝2敗)         
1988年 第5戦 西武6−0中日  西武(4勝1敗)         
1989年 第4戦 巨人5−0近鉄  巨人(4勝3敗=3連敗4連勝)  
1990年 第3戦 西武7−0巨人  西武(4勝0敗)         
1991年 第1戦 西武11−3広島 西武(4勝3敗)         
1992年 第3戦 西武6−1ヤク  西武(4勝3敗)         
1993年 第3戦 ヤク2−7西武  ヤク(4勝3敗)         
      第5戦 ヤク2−7西武
1994年 第1戦 巨人0−11西武  巨人(4勝2敗)        
1995年 第1戦 ヤク5−2オリ  ヤク(4勝1敗)         
      第3戦 ヤク7−4オリ
1996年 第3戦 オリ1−5巨人  オリ(4勝1敗)         
1997年 第4戦 ヤク7−1西武  ヤク(4勝1敗)         
1998年 第5戦 横浜17−5西武 横浜(4勝2敗)        
1999年 第2戦 ダイ2−8中日  ダイエー(4勝1敗)       
2000年 巨人・ダイエー※6点差3試合 巨人(4勝2敗)       
2001年 第1戦 ヤク7−0近鉄  ヤク(4勝1敗)         
      第3戦 ヤク9−2近鉄  
2002年 第3戦 巨人10−2西武  巨人(4勝0敗)         
2003年 第2戦 ダイ13−0阪神  ダイエー(4勝3敗)      
2004年 第2戦 西武6−11中日  西武(4勝3敗)  
      第4戦 西武1−6中日
      第7戦 西武7−2中日
2005年 第2戦 ロテ10−0阪神  ロッテ(4勝0敗)
       ※ ロッテは3試合連続2ケタ得点
2006年 第3戦 ハム6−1中日  日本ハム(4勝1敗)
2007年 第3戦 ハム1−9中日  ???

 過去57回のシリーズで最大点差負けを喫しながら日本一となったケースは13回。確率で言えば23%。13回のうち2回は3連敗の後に4連勝している。今回のハムは8点差をつけられたわけだが、1試合の最大点差が8点差以上だったケースは10回で、点差をつけられた方が日本一になったケースは2回。94年の巨人と、78年のヤクルト。94年の巨人は初戦で渡辺久信に完封されたが、第2戦で槙原が西武を完封。結局槙原がシリーズMVPとなったシリーズだった。
 78年のヤクルトは第6戦で3回に6点、5回に5点を奪われて大敗したが、翌第7戦、松岡が阪急を完封し、大杉の2本塁打で初の日本一に輝いた。
 
 大勝の後、打線が打てなくなることはよくあること。しかし、ファイターズはドラゴンズに2戦連続して大敗した。シリーズで2試合連続5点差以上で負けたチームは過去7チーム。
2005年阪神(9、10、9)
2002年西武(5、8)
2000年ダイエー(6、6)※
1991年広島(5、6)
1985年西武(5、6)
1981年日ハム(9、6)※
1951年南海(5、7)
(※をついているのは最後の2試合)
 もちろん、日本一に輝いたチームは1チームも無い。

 2試合連続7点差以上というのも05年の阪神に次いで2度目。

 「負け方」ってのは大事である。

 過去の例からすると、ファイターズが日本一になる確率はゼロである。

●光明はないが・・・
 あえていいところを見つけるとすれば、打線はボツボツヒットがでるようになってきたこと。ただ、点差がついた試合だし、肝心の稲葉がノーヒットとあっては、打線にはまだまだ課題があることは事実。
 加えて、ファイターズは明日の先発投手が誰か全く分からなくなってしまった。
明日は一体誰だ?一応、3つのシナリオを考えてみた。

〔グリン特攻ローテ〕
 第2戦は2回65球で降板したグリンを中2日で突っ込むプラン。こうなると、5戦目以降はダル、武田、グリンと回していくことになるであろう。厳しいローテだが、「札幌に帰ろう」を合言葉にするとこうなるかも。

〔ダル特攻ローテ〕
 中3日でダルを注ぎ込んで、5戦目がグリン、6戦に武田勝で、7戦にもう一回ダルを注ぎ込もうという、まさにダルビッシュと心中ローテーション。

〔まさかのローテ〕
 グリン、ダルを第4戦に注ぎ込むのは非常に危険である。武田の出来を考えるともう一回チャンスがあってももう一回打たれそうだ。
 こうなると第4戦はまさかの先発投手ということになる。新人の吉川、山本という両左腕はシーズン終盤に登板しているが、中日の先制攻撃をしのげる気がしない。

 まっ!まさか!金村さんでは!!??

 フェニックスリーグから合流した金村さん。昨年の4戦目は「みそぎ登板」で見事に勝ち投手になったが、今年は輪をかけて状態が悪い。もう、こうなったら賭けしかない。経験のある金村に全てを託して、中日打者の内角を強気に攻めてもらうしかない。

 中日は小笠原だろう。まぁ、ここらで左が出てくるのが逆にありがたいと思うしかない。

 それにしても稲葉が心配だ。

●いや、もう、ダメだろう。。。
 過去の例を見るまでもなく、大差で負けているチームが日本一になることは極めて稀である。ここ2試合を見ると、中日打線の勢いを止めるのも難しい。これまで、はつらつと戦ってきたファイターズが、なんかここ2試合は魔法が解けたように自信を失っている。落合&谷繁の影におびえているようにも見える。

 どちらも無理も無い。

 いつも前向きにファイターズを応援してきた、私もさすがに凹む。。。

 救いは、明日勝てば2勝2敗ってことです。

 明日勝てば、5戦目はダルビッシュが札幌に連れて行ってくれるでしょう。いや、明日負けてもダルビッシュが札幌に連れて行ってくれるでしょう。。。

 終わってみれば「去年と反対シリーズ」になっちまうんだろうか。。。


 まぁ、日本シリーズは私の読みはことごとく外れている。「外れている」ことが当たっていてくれるといいんだけど、さ。

もう、寝ます・・・


ted9aoki23 at 22:49│Comments(3)TrackBack(0) 2007NPBポストシーズン | ハム愛好日記

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 匿名   2007年10月31日 09:56
ダル特攻はダイヤモンドバックスのシリング特攻を思い出します。
この展開だとアリな気もしますが、でもやりますかね〜。

ちなみに、先発「八木」ってのはないでしょうか?
2. Posted by 同僚中日ファンより   2007年10月31日 13:23
電話して悪かったですね!
寝るの早いよ!!
3. Posted by 純正野球ファン   2007年10月31日 23:00
匿名様
 第4戦1回だけダルで、第5戦もダル先発ってのも考えましたw。やっぱり初回が鬼門ですね…
 「八木」は秋季練習送りです。吉川は頑張りました。投手がいいといいながら、層の薄さを露呈しているシリーズです。。。
同僚中日ファン様
 まぁ、日本一は貴殿への「ご祝儀」です。今日ももう寝ます。。。スポーツニュース見たくないんだもん。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔