2008年01月23日

スローガン

 職業柄、スローガンというものに興味があるのですが、日本のプロ野球チームはなぜか毎年スローガンをつけたがる。ただ、往々にして忘れがちです。

 私の記憶に残っているのは

ハッスル、ハッスル、ハッスル

 97年の阪神だったか。フランス帰りの吉田義男作。この年、巨人戦で抗議に出てきたとき、着ていたグラウンドコートを脱いで、クルクルと丸めて腰に巻いたヨッサンの姿を見たとき、なんかこのスローガンを無性に思い出しました。

Never Never Surrender

 星野さんが阪神の監督になったときでしたか。確か「勝ちたいねん」というサブタイトルも付いていたような。星野仙一らしいスローガンで印象に残っている。

ID+スピード&パワー
 
 忘れもしない。若松監督が野村監督の後任となったときに命名。ノムさんの「ID野球」に付け加えるものとして若ちゃんが挙げたのが「スピード&パワー」。全く「素」というか・・・。なんとも若ちゃんらしいのである。



●スローガンは必要

 スポーツでも仕事でもチームにはスローガンが必要だ。しかし、気軽にパッと口から飛び出して、その言葉一つでチーム全員の意識が一つになるスローガンにはなかなか巡り合えない。

 と書いたのは早稲田大学ラグビー部前監督で、現サントリー監督の清宮克幸である。清宮さんは「ULTIMATE CRASH」という名スローガンを編み出した。しかも、このスローガンを考えたのはイラクで不慮の死を遂げた外務省の奥大使だったというから、このスローガンは「伝説」となった。

 確かに「ULTIMATE CRASH」は早稲田ラグビーの代名詞となった。20世紀の「接近・展開・連続」を超えて、全ての面で相手を上回ろうという早稲田のチーム作りの根幹を成しているように感じます。

●サミットへ??

 前置きが長くなったがこっからが本題。今年の北海道日本ハムのスローガンが発表になった。

「熱く、頂点(サミット)へ」 〜F・A・N・S ’08〜


 ・・・

 微妙だ・・・。


 F・A・N・SってのはFocus<集中>・Advance<進化>・NexusSpirit<結束>の略で、昨年、ヒルマン監督がつけたもの。私はこのスローガンはなかなか気に入っていた。が、今年は何とも鈍くさい感じのスローガンがついた。
 まぁ、サミットに対する北海道内の熱い期待を感じるのですが、サミットって7月ですよねぇ。その後は落ちていってしまうんだろうか・・・。

 梨田監督はしっかりとナシダジャレでこのスローガンにコメントしている。

洞爺湖サミットの成功を祈念しつつ、我々ファイターズも投手(トウ)、野手(ヤ)ともにサミット(頂上)に到達できるシーズンにしたいと考えております。

 なんか、ファイターズの雰囲気変わったなあ…。勝てばいいですけど・・・現状を見ていると梨田&中田ばかりが注目されて、ほかのファイターズの選手がすねないかとちょっと心配。2人ともサービス精神が溢れすぎていて、マスコミに遊ばれているって気づかんのでしょうかね。。。



ted9aoki23 at 22:12│Comments(0)TrackBack(0) ハム愛好日記 

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