2008年02月01日
球春到来!!
プロ野球ファンの皆さん! あけましておめでとうございます!!
やっぱりキャンプインの2月1日は毎年のことながら心踊る一日です。ホント、待ちに待ったキャンプイン。今年もペナントに向けて長い長いシーズンが始まったのであります。
なんと言うか、嬉しい!
今年も野球をじっと見つめる一年にしていけたらなあと思うのであります。
で、今年のキャンプインは例年に無く主力選手の移籍が多く、恐らく「戦力ダウンしてるなあ」と思う方が大多数だと思います(巨人・阪神ファンは逆でしょうが)。
ただ、こういう時こそキャンプは見所も多いもの。今季を占う重要な一ヶ月なのであります。
やっぱりキャンプインの2月1日は毎年のことながら心踊る一日です。ホント、待ちに待ったキャンプイン。今年もペナントに向けて長い長いシーズンが始まったのであります。
なんと言うか、嬉しい!
今年も野球をじっと見つめる一年にしていけたらなあと思うのであります。
で、今年のキャンプインは例年に無く主力選手の移籍が多く、恐らく「戦力ダウンしてるなあ」と思う方が大多数だと思います(巨人・阪神ファンは逆でしょうが)。
ただ、こういう時こそキャンプは見所も多いもの。今季を占う重要な一ヶ月なのであります。
●中日ドラゴンズ=競争があるか!?
主力の福留がFA移籍したものの、ライオンズから和田が加入。捕手から右翼までほぼ定位置が固定されかけているなかで、どれだけ若手が腐らずにやれるか。
投手陣は中継ぎエースの岡本の穴を埋める若手が出てくるのか、ベテランが奮起するのかというのが見所。
ここはいい意味で選手層が厚いので、頼もしい反面、チーム内での競争意識が薄れはしないか心配でもあります。新井弟、平田あたりがどこまでレギュラーを脅かすかでいろいろと変わってくると思います。いずれにしても、本命であることには変わりはないでしょう。
●読売ジャイアンツ=またまた大型補強
ラミレス、グライシンガー、クルーンと大物外国人を補強。李を加えると外国人選手は全て他球団から獲得した選手が揃うという極めて歪な構造となっている。思えばジャイアンツで他球団(特にヤクルト)から来た選手は活躍していない。その流れでいくとラミレスもそうなってしまうんだろうか。
例年、ジャイアンツが低迷するときは故障者が出ること。昨年は大きな故障者も無く乗り切れたことがリーグ優勝に繋がった。(覚えていますか? セリーグ王者は巨人ですからね)。その意味ではベテランが順調にキャンプをこなせるかが一つの注目点。高橋、谷、小笠原、ラミレス、李、二岡、阿部と並べればリーグ最強打線になることは間違いない。
投手陣も上原が先発に復帰し、クルーンの加入でバランスは良くなった。ここもやはり故障者次第。クルーンが巨人でも安定した成績を残せるのかは正直未知数。昨年も安定感をやや失いつつあったし。
●阪神タイガース=先発のレベルアップはあるか?
昨年は強固なブルペンを前面に押し出す戦いでリーグを盛り上げたタイガースだが、冷静に見返すと何とか3位に滑り込んだ印象。下の3球団と比べると自力に差があったが、上の2球団ともちょっと差があるように感じる。
最大の課題は先発投手陣。御年40歳の下柳と2年契約を結んでしまうほど追い込まれている。ハムから金村、新外国人のアッチソンを補強したが前者は線が細く、後者は名前的に(何でやねん)活躍しそうな気配が無い。若手に救世主を求めたいところだが、コレという名前は挙がってこない。あえてファームを見渡すと若竹、筒井あたりか。あるいはブルペンで成績を残した江草を先発に回すか。2年目のボーグルソンに期待をするか。とにかく、誰か一人で貯金を8つくらい作れる先発投手が出てこないと苦しい。
野手陣は広島からFAで新井を補強。トレードで平野、新外国人のルーが新戦力としては挙げられる。注目は二塁手の定位置争い。とにかく平野の奮起に期待したい。外野も桜井が新外国人と定位置を争い活発な競争がありそう。矢野に挑む若手捕手も注目したい。
FA移籍の新井だが打順を含めて注目だ。北京五輪予選の新井を見る限り、重圧にも負けない精神的なものはあるのではないか。今岡との三塁手争いも盛り上がりそう。そう考えると今年は打線のチームになるのだろうか。
あと、岡監語録には今年も注目していこう。
●横浜ベイスターズ=外国人ビッグバン
投手はウッド、ウイリアムズ、フューズ、野手はジェイジェイ、ビグビーと5人もの新外国人選手を迎えた横浜。この5人の出来が来季を左右しそう。とかく外国人は不確定要素が強い。活躍できるかどうかは分からない。特に横浜の場合、かつて牛込さんという名物外国人スカウトが居て、優良外国人を次々と日本球界に連れてきたが、最近のベイスターズはその威光が薄れているように感じる。
この5人が揃ってダメなら相当キツイシーズンになるだろう。
外国人助っ人もかつてとはイメージが変わってきた。日本人選手と実力的に差が無くなってきていおり、日本人メジャーリーガーの活躍で、外国人選手も日本野球に対して敬意の払い方が違ってきているように感じる。
日本人選手では昨年ファームで10勝をマークした2年目の高崎健太郎をマークしたい。昨年の投球回数は30イニングで新人王の資格をまだ残している。この起用法は明らかに新人王を意識している。意外と新人王の大穴かもしれない。
●広島東洋カープ=ここも外国人ビッグバン
エースと4番が流出して最もファンのテンションが低そうな広島。4人も補強した外国人にまずは期待を寄せざるを得ない。広島は打者はあたりを引くが、投手は外れが多い印象だ。だが、今年はやってもらわないと困る。
同時に注目したいのは若手投手。2年目の前田は背番号18を受け継ぎ大きな期待を集めている。同年代の投手が活躍していることに刺激を受けて欲しいものだ。
●東京ヤクルトスワローズ=高田カラーに期待
セリーグ唯一の新監督・高田繁の手腕に注目が集まる。日本ハムを常勝に育て上げたGMとして、足を使った野球を追及してくるだろう。ラミレスが抜けて攻撃力の低下が懸念されるが、これを好機と捉えてガイエル以外全員走れる打線を組んで欲しい。
投手陣は五十嵐亮太・石井弘寿の復活具合が注目。昨年の最下位はこの二人を欠いたことにあったと思う。ともに速球が武器の好投手だったが、故障からどのように復活を遂げるのか、それとも終わってしまうのか。今年は二人にとって非常に大きな意味合いを持つ一年となる。
●北海道日本ハムファイターズ=中田!中田!中田!
このキャンプ最大の注目選手は高校通算87本塁打の中田翔だろう。
ハムという贔屓目を抜きにして、中田は最低でも100試合2割7分15本塁打くらいはクリアするのではないだろうか。そして、来年はハムの4番に座ることだろう。
やはりモノが違う。今日のフリー打撃を見ても期待は高まるばかりだ。足を高々と上げてタイミングを取り、バットが上からスパっと出る。バットが出る角度とスイングスピードは間違いない。パワーも外国人選手並みと言って差し支えないだろう。
そんなスイングだから打球の角度が良い。飛距離が出る。技術的にはいつでも行けるように感じる。
中田は運もいい。三塁手は空いている守備位置だし、背番号だってファイターズの顔だった田中幸雄の6がちょうど空いた。監督も梨田監督に変わって、話題性を含めてオープン戦からチャンスをもらうだろう。こういうチームに入れたことは幸運である。
問題は「力み具合」だと思う。キャンプインの前から「力んだ」言動が目立つ。それがプレーに反映しないかと心配だ。また、札幌ドームは広い。「遠くへ飛ばそう」という意識で打撃が乱れることが心配だし、そうじゃないかと思っている人も多いと思う。また、甲子園で結果を残していないことも、この選手は「運」がないのではないかと思わせる。
が、私はあまり心配していない。中田は1年生から注目され続けてきた。そういう3年間を送って、高校通算新記録を打ち立てた精神力、マスコミに囲まれ慣れをしている点を見ても、プロで活躍する準備は出来ているように感じるのだ。
ハムについて言えば、新外国人スレッジも今季を左右するだろう。
●千葉ロッテマリーンズ=ブルペン再編&大嶺
小林雅、薮田の流出で勝ちパターンの構築が迫られるマリーンズ。そこも注目だが、個人的には2年目の大嶺に注目したい。
大嶺にとって今年は勝負の年でなければならない。ダルビッシュ、涌井と高卒2年目はエースになる年と言っていい。今や高卒は「準即戦力」なのだ。その意味では大嶺にとって今年はマリーンズのエースとなれるか、未完の大器で終わるか境目だと思う。
●福岡ソフトバンクホークス=今年こそ??
王監督ラストイヤーとも言われ、「今年こそ」のテンションが上がりまくっているホークス。もう力まなくていいのにと思いながら、「今年こそ」と気迫を充実させる松中先生こそ、このチーム最大の見所である。
戦力が比較的充実しているようなホークスにあって、今年の注目は大場である。昨年と同様の投球ができれば、プロでも十分活躍できる。12勝前後はいけるのではないか。
●東北楽天イーグルス=名将・野村、勝負の年
ヤクルト時代は3年目でリーグ優勝を勝ち取った野村監督にとって、楽天3年目の今年は間違いなく勝負の年である。戦力は弱いが、それでもこのチームにも優勝の可能性は十分あるシーズンだと思う。昨年の日ハムもお世辞にも戦力が充実していたわけではない。
敢えて言うなら「ここはどのチームにも負けない!」という特徴のあるチーム作りが出来れば、上位進出はあるだろう。昨年までは何となく強いチームになってきたが、守りでいくのか、走力でいくのか、投手力でいくのか、今ひとつはっきりしない印象があった。そこがイーグルスの限界なのかもしれないが。
ノムさんもそこは十分認識しているだろう。どこにウェートを置くか、発言に注目したい。
発言と言えば、エース・田中将大への発言がどう変わるかも注目したい。昨年のマー君はべた褒めだったが、今年、マー君への苦言が目立つようだと、いよいよノムさんも本気になったかと思えてくる。よく言われる評価の3段階(無視→賞賛→非難)の「非難ステージ」に上がってくれば、マー君もいよいよ大エースである。
これはチーム全体にも言えること。昨年のノムさんはチームに対して「よく頑張ったなあ」的な発言が目立った。これも歳によるものなのか、はたまた本気になっていないのか。いずれにしてもノムさんの「本気の憤り」が見えれば、面白い。
●埼玉西武ライオンズ=伝統復活なるか
かつての常勝球団もついにBクラス。今年は再建が迫られている。和田、カブレラと主力打者が抜けて一見苦しそうだが、そういうときに若手がグーンと伸びてあっという間に穴を埋めるのが常勝ライオンズの伝統だった。その伝統が今も息づいているのか、途絶えてしまったのか注目したい。
新監督の渡辺久信は台湾でコーチをやり、二軍監督としても鍛えてきた。晩年のヤクルト移籍、台湾での3年といわゆる「スター選手」とは一味違った体験が、監督としてどのように生かしてくるのか。個人的には期待したくなる人材である。
●オリックスバファローズ=落ち着かないなあ・・・
なんか、ドタバタ感が否めないバファローズ。パウエルの二重契約問題に巻き込まれ、例年通り落ち着かないキャンプインとなってしまった。
浜中、古木とセリーグの長距離打者を補強し、カブレラも加入。打線の「名前」の重さは巨人に匹敵するのだが、どこまで通用するのかは未知数。清原が復活するのかもわからないし、正直生え抜きがやる気を無くすチーム構成のようにも感じる。
また、コリンズ監督が目指している野球と補強方針が合致しているのかもやや疑問が残る。
本当の課題は先発投手陣。ブルペンは加藤、大久保と比較的信用が出来る人材がいるだけに、先発に一本柱が立つと、違った展開になるのだが・・・。
●焦点は新外国人かも
今年は楽天以外の11球団で新外国人を迎えている(中日のチェンは復帰)。しかも結構多くのチームが、その新外国人の出来次第でチーム全体がどうなるかわからないシーズンとなっている。
外国人に頼るチーム作りは長続きがしないのだが、背に腹は変えられない各チームの事情が色濃く出ているので、今年のキャンプはまずそこに注目したい。
あと、天気。
これ結構大事です。九州、沖縄地方が雨が多いと調整具合も影響してくるはず。キャンプ情報を見るとき、天気は結構気にしたほうがいいと思います。
主力の福留がFA移籍したものの、ライオンズから和田が加入。捕手から右翼までほぼ定位置が固定されかけているなかで、どれだけ若手が腐らずにやれるか。
投手陣は中継ぎエースの岡本の穴を埋める若手が出てくるのか、ベテランが奮起するのかというのが見所。
ここはいい意味で選手層が厚いので、頼もしい反面、チーム内での競争意識が薄れはしないか心配でもあります。新井弟、平田あたりがどこまでレギュラーを脅かすかでいろいろと変わってくると思います。いずれにしても、本命であることには変わりはないでしょう。
●読売ジャイアンツ=またまた大型補強
ラミレス、グライシンガー、クルーンと大物外国人を補強。李を加えると外国人選手は全て他球団から獲得した選手が揃うという極めて歪な構造となっている。思えばジャイアンツで他球団(特にヤクルト)から来た選手は活躍していない。その流れでいくとラミレスもそうなってしまうんだろうか。
例年、ジャイアンツが低迷するときは故障者が出ること。昨年は大きな故障者も無く乗り切れたことがリーグ優勝に繋がった。(覚えていますか? セリーグ王者は巨人ですからね)。その意味ではベテランが順調にキャンプをこなせるかが一つの注目点。高橋、谷、小笠原、ラミレス、李、二岡、阿部と並べればリーグ最強打線になることは間違いない。
投手陣も上原が先発に復帰し、クルーンの加入でバランスは良くなった。ここもやはり故障者次第。クルーンが巨人でも安定した成績を残せるのかは正直未知数。昨年も安定感をやや失いつつあったし。
●阪神タイガース=先発のレベルアップはあるか?
昨年は強固なブルペンを前面に押し出す戦いでリーグを盛り上げたタイガースだが、冷静に見返すと何とか3位に滑り込んだ印象。下の3球団と比べると自力に差があったが、上の2球団ともちょっと差があるように感じる。
最大の課題は先発投手陣。御年40歳の下柳と2年契約を結んでしまうほど追い込まれている。ハムから金村、新外国人のアッチソンを補強したが前者は線が細く、後者は名前的に(何でやねん)活躍しそうな気配が無い。若手に救世主を求めたいところだが、コレという名前は挙がってこない。あえてファームを見渡すと若竹、筒井あたりか。あるいはブルペンで成績を残した江草を先発に回すか。2年目のボーグルソンに期待をするか。とにかく、誰か一人で貯金を8つくらい作れる先発投手が出てこないと苦しい。
野手陣は広島からFAで新井を補強。トレードで平野、新外国人のルーが新戦力としては挙げられる。注目は二塁手の定位置争い。とにかく平野の奮起に期待したい。外野も桜井が新外国人と定位置を争い活発な競争がありそう。矢野に挑む若手捕手も注目したい。
FA移籍の新井だが打順を含めて注目だ。北京五輪予選の新井を見る限り、重圧にも負けない精神的なものはあるのではないか。今岡との三塁手争いも盛り上がりそう。そう考えると今年は打線のチームになるのだろうか。
あと、岡監語録には今年も注目していこう。
●横浜ベイスターズ=外国人ビッグバン
投手はウッド、ウイリアムズ、フューズ、野手はジェイジェイ、ビグビーと5人もの新外国人選手を迎えた横浜。この5人の出来が来季を左右しそう。とかく外国人は不確定要素が強い。活躍できるかどうかは分からない。特に横浜の場合、かつて牛込さんという名物外国人スカウトが居て、優良外国人を次々と日本球界に連れてきたが、最近のベイスターズはその威光が薄れているように感じる。
この5人が揃ってダメなら相当キツイシーズンになるだろう。
外国人助っ人もかつてとはイメージが変わってきた。日本人選手と実力的に差が無くなってきていおり、日本人メジャーリーガーの活躍で、外国人選手も日本野球に対して敬意の払い方が違ってきているように感じる。
日本人選手では昨年ファームで10勝をマークした2年目の高崎健太郎をマークしたい。昨年の投球回数は30イニングで新人王の資格をまだ残している。この起用法は明らかに新人王を意識している。意外と新人王の大穴かもしれない。
●広島東洋カープ=ここも外国人ビッグバン
エースと4番が流出して最もファンのテンションが低そうな広島。4人も補強した外国人にまずは期待を寄せざるを得ない。広島は打者はあたりを引くが、投手は外れが多い印象だ。だが、今年はやってもらわないと困る。
同時に注目したいのは若手投手。2年目の前田は背番号18を受け継ぎ大きな期待を集めている。同年代の投手が活躍していることに刺激を受けて欲しいものだ。
●東京ヤクルトスワローズ=高田カラーに期待
セリーグ唯一の新監督・高田繁の手腕に注目が集まる。日本ハムを常勝に育て上げたGMとして、足を使った野球を追及してくるだろう。ラミレスが抜けて攻撃力の低下が懸念されるが、これを好機と捉えてガイエル以外全員走れる打線を組んで欲しい。
投手陣は五十嵐亮太・石井弘寿の復活具合が注目。昨年の最下位はこの二人を欠いたことにあったと思う。ともに速球が武器の好投手だったが、故障からどのように復活を遂げるのか、それとも終わってしまうのか。今年は二人にとって非常に大きな意味合いを持つ一年となる。
●北海道日本ハムファイターズ=中田!中田!中田!
このキャンプ最大の注目選手は高校通算87本塁打の中田翔だろう。
ハムという贔屓目を抜きにして、中田は最低でも100試合2割7分15本塁打くらいはクリアするのではないだろうか。そして、来年はハムの4番に座ることだろう。
やはりモノが違う。今日のフリー打撃を見ても期待は高まるばかりだ。足を高々と上げてタイミングを取り、バットが上からスパっと出る。バットが出る角度とスイングスピードは間違いない。パワーも外国人選手並みと言って差し支えないだろう。
そんなスイングだから打球の角度が良い。飛距離が出る。技術的にはいつでも行けるように感じる。
中田は運もいい。三塁手は空いている守備位置だし、背番号だってファイターズの顔だった田中幸雄の6がちょうど空いた。監督も梨田監督に変わって、話題性を含めてオープン戦からチャンスをもらうだろう。こういうチームに入れたことは幸運である。
問題は「力み具合」だと思う。キャンプインの前から「力んだ」言動が目立つ。それがプレーに反映しないかと心配だ。また、札幌ドームは広い。「遠くへ飛ばそう」という意識で打撃が乱れることが心配だし、そうじゃないかと思っている人も多いと思う。また、甲子園で結果を残していないことも、この選手は「運」がないのではないかと思わせる。
が、私はあまり心配していない。中田は1年生から注目され続けてきた。そういう3年間を送って、高校通算新記録を打ち立てた精神力、マスコミに囲まれ慣れをしている点を見ても、プロで活躍する準備は出来ているように感じるのだ。
ハムについて言えば、新外国人スレッジも今季を左右するだろう。
●千葉ロッテマリーンズ=ブルペン再編&大嶺
小林雅、薮田の流出で勝ちパターンの構築が迫られるマリーンズ。そこも注目だが、個人的には2年目の大嶺に注目したい。
大嶺にとって今年は勝負の年でなければならない。ダルビッシュ、涌井と高卒2年目はエースになる年と言っていい。今や高卒は「準即戦力」なのだ。その意味では大嶺にとって今年はマリーンズのエースとなれるか、未完の大器で終わるか境目だと思う。
●福岡ソフトバンクホークス=今年こそ??
王監督ラストイヤーとも言われ、「今年こそ」のテンションが上がりまくっているホークス。もう力まなくていいのにと思いながら、「今年こそ」と気迫を充実させる松中先生こそ、このチーム最大の見所である。
戦力が比較的充実しているようなホークスにあって、今年の注目は大場である。昨年と同様の投球ができれば、プロでも十分活躍できる。12勝前後はいけるのではないか。
●東北楽天イーグルス=名将・野村、勝負の年
ヤクルト時代は3年目でリーグ優勝を勝ち取った野村監督にとって、楽天3年目の今年は間違いなく勝負の年である。戦力は弱いが、それでもこのチームにも優勝の可能性は十分あるシーズンだと思う。昨年の日ハムもお世辞にも戦力が充実していたわけではない。
敢えて言うなら「ここはどのチームにも負けない!」という特徴のあるチーム作りが出来れば、上位進出はあるだろう。昨年までは何となく強いチームになってきたが、守りでいくのか、走力でいくのか、投手力でいくのか、今ひとつはっきりしない印象があった。そこがイーグルスの限界なのかもしれないが。
ノムさんもそこは十分認識しているだろう。どこにウェートを置くか、発言に注目したい。
発言と言えば、エース・田中将大への発言がどう変わるかも注目したい。昨年のマー君はべた褒めだったが、今年、マー君への苦言が目立つようだと、いよいよノムさんも本気になったかと思えてくる。よく言われる評価の3段階(無視→賞賛→非難)の「非難ステージ」に上がってくれば、マー君もいよいよ大エースである。
これはチーム全体にも言えること。昨年のノムさんはチームに対して「よく頑張ったなあ」的な発言が目立った。これも歳によるものなのか、はたまた本気になっていないのか。いずれにしてもノムさんの「本気の憤り」が見えれば、面白い。
●埼玉西武ライオンズ=伝統復活なるか
かつての常勝球団もついにBクラス。今年は再建が迫られている。和田、カブレラと主力打者が抜けて一見苦しそうだが、そういうときに若手がグーンと伸びてあっという間に穴を埋めるのが常勝ライオンズの伝統だった。その伝統が今も息づいているのか、途絶えてしまったのか注目したい。
新監督の渡辺久信は台湾でコーチをやり、二軍監督としても鍛えてきた。晩年のヤクルト移籍、台湾での3年といわゆる「スター選手」とは一味違った体験が、監督としてどのように生かしてくるのか。個人的には期待したくなる人材である。
●オリックスバファローズ=落ち着かないなあ・・・
なんか、ドタバタ感が否めないバファローズ。パウエルの二重契約問題に巻き込まれ、例年通り落ち着かないキャンプインとなってしまった。
浜中、古木とセリーグの長距離打者を補強し、カブレラも加入。打線の「名前」の重さは巨人に匹敵するのだが、どこまで通用するのかは未知数。清原が復活するのかもわからないし、正直生え抜きがやる気を無くすチーム構成のようにも感じる。
また、コリンズ監督が目指している野球と補強方針が合致しているのかもやや疑問が残る。
本当の課題は先発投手陣。ブルペンは加藤、大久保と比較的信用が出来る人材がいるだけに、先発に一本柱が立つと、違った展開になるのだが・・・。
●焦点は新外国人かも
今年は楽天以外の11球団で新外国人を迎えている(中日のチェンは復帰)。しかも結構多くのチームが、その新外国人の出来次第でチーム全体がどうなるかわからないシーズンとなっている。
外国人に頼るチーム作りは長続きがしないのだが、背に腹は変えられない各チームの事情が色濃く出ているので、今年のキャンプはまずそこに注目したい。
あと、天気。
これ結構大事です。九州、沖縄地方が雨が多いと調整具合も影響してくるはず。キャンプ情報を見るとき、天気は結構気にしたほうがいいと思います。
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この記事へのコメント
1. Posted by 3gou 2008年02月03日 21:03
あけおめですw
なるほど、天気ですか。面白い着眼点ですね。
アジア杯や五輪予選があって、尚且つ開幕が早い今年は例年になくオフシーズンが短かった印象です。
該当する選手やチームにとっては天気によって日程の消化が遅れると色々影響がでるかもしれませんね。
個人的にはマリーンズ大嶺、ホークス松田に注目してます。
なるほど、天気ですか。面白い着眼点ですね。
アジア杯や五輪予選があって、尚且つ開幕が早い今年は例年になくオフシーズンが短かった印象です。
該当する選手やチームにとっては天気によって日程の消化が遅れると色々影響がでるかもしれませんね。
個人的にはマリーンズ大嶺、ホークス松田に注目してます。
2. Posted by 純正野球ファン 2008年02月05日 21:09
天気については平成13年に浦添の雨に泣かされていたスワローズが、天候に恵まれて、選手も首脳陣も「今年はいい練習が出来た」と口を揃えていて、結局その年に優勝するんですね。その時以来、何となく気にかけています。最近は沖縄一辺倒だし、室内も充実しているので、無意味な見方かもしれませんが。
本来調整のみに専念するならば海外の方がいいようにも思えるんですけどね。最近のキャンプはファンサービスの場となっていますからね。
本来調整のみに専念するならば海外の方がいいようにも思えるんですけどね。最近のキャンプはファンサービスの場となっていますからね。