2008年10月13日
さらば岡監
岡監辞意!
誠に残念です。何せ来年も続投すればタイガース史上最長の監督となったのに。今のところ記録は中村勝広の5年5ヶ月だそうです。王さんはホークスの監督を14年もやりましたが、タイガースの監督は5年ちょっとが最高だそうです。
岡監はその記録を破るに相応しい監督だったと思うのですが。
誠に残念です。何せ来年も続投すればタイガース史上最長の監督となったのに。今のところ記録は中村勝広の5年5ヶ月だそうです。王さんはホークスの監督を14年もやりましたが、タイガースの監督は5年ちょっとが最高だそうです。
岡監はその記録を破るに相応しい監督だったと思うのですが。
●「借金5」の責任
巨人と13ゲーム離れてからの3ヵ月、ジャイアンツは44勝20敗の貯金24でタイガースを引き離した。一方、タイガースは5つの負け越し。別にタイガースが急降下したわけではなかった。
岡監采配と言えば、144試合全勝主義。とにかく初戦から全て勝ちに行くスタイルだけに、終盤の失速はある程度含んでおかなければならなかった。その結果、逆転を許したんだから、責任を取るのは当然、という見方も出来るかもしれません。
しかし、岡監ウォッチャーとしては「自分がファンのチームの監督を務める男」という究極の夢をかなえ続ける、岡監をもう少し見続けたかった気がします。
●「えこひいき采配」の不振
岡監をして「もうええわ」と思わせたのは今岡と鳥谷ではないか、という気もします。今岡は明らかにかつての自分を投影しており(大阪出身、二塁手から三塁手へ等々)、岡監は秘かに「今岡こそミスタータイガースやで」と思っているに違いないと勝手に想像しています。
思えば阪神は歴史上屈指の黄金期にありますが、金本、矢野、下柳は揃ってトレードかFAで入団してきました。ミスタータイガースと称される選手は掛布以来絶えて久しく、ファンの間で「誰がミスタータイガースか」なんて議論は、アニキ金本の前では無意味なことになっています。
しかし、岡監は違う!(あくまで想像です)
今岡に期待しているに違いなく、今岡は時々、十分すぎるほど活躍しますが、一方で今岡は何か今も「ダメ虎」のフレーバーが漂います。
もう一人は鳥谷です。
鳥谷と言えば岡監の後輩。岡監は入団するとキャンプの前から早々と「鳥谷はスタメン!」と断言し、とにかく使い続けている。遊撃手としては十分な打棒を発揮しているが、ここ一番となると心許ない。「永遠の6番打者」という風情である。
あの10月8日、8回表、金本の二塁打で無死二塁のチャンスに、今岡は全く走者を還そうという気迫も、5番打者の気概も感じない投手ゴロに終わり、鳥谷は内野ゴロも打てずに三振。今岡は6回一死一二塁でも情けなくライトフライに終わっていた。岡監が手塩にかけた今岡、鳥谷は二人揃ってノーヒットに終わったとき、タイガースの優勝は事実上潰えて、岡監は「もうええわ」と思ったのではないだろうか。自分が信じて使い続けた選手が結果を出せなければ、「起用責任」を感じるのは当然ですわねぇ。
●後任は!?
なぜ、この時期にという思いもあろうだろうが、今年はドラフト会議も例年より早く10月30日に行われる。愛するタイガースが永続するためには、この時期に辞意を球団側に伝えて、ドラフトには新監督で臨んでもらわなければならない。だから、この時期だったのでしょう。CSへの影響もあるでしょうが。
さて、次期監督は誰でしょうか。今更「一枝を軸に調整」というわけにもいかないでしょうが、まぁ、木戸克彦でしょうね。
阪神球団は野村克也の教えを忠実に守って、幾人もの監督候補を育成している。木戸、和田と繋げば、その次には矢野あたりが監督候補に育っていることでしょう。
ただ、木戸の経歴は若干奇異である。木戸は野村政権でバッテリーコーチを務め、星野政権の2003年から3年間、二軍監督を務める。優勝2回。しかし、2006年からの2年間タイガースから離れて、今年になって「一軍作戦兼バッテリーコーチ」を務めている。
岡監時代に一旦退団して、また戻ってきた。コレ、想像するにどうも内紛の匂いがしませんか? すんなり木戸になるんでしょうか。どうも日刊スポーツによるとファンの支持率が一番高いのは木戸のようです。
ちなみに岡監は監督止めたら評論活動もせずにゆっくりしたいそう。「札幌雪まつりを見たい」と言ったと思いきや、「まぁ、わざわざ寒いところにいくこともないけどな」とな。
まー、いつかまたグラウンドに戻ってきて岡監采配を見せてもらいたいもんです。
巨人と13ゲーム離れてからの3ヵ月、ジャイアンツは44勝20敗の貯金24でタイガースを引き離した。一方、タイガースは5つの負け越し。別にタイガースが急降下したわけではなかった。
岡監采配と言えば、144試合全勝主義。とにかく初戦から全て勝ちに行くスタイルだけに、終盤の失速はある程度含んでおかなければならなかった。その結果、逆転を許したんだから、責任を取るのは当然、という見方も出来るかもしれません。
しかし、岡監ウォッチャーとしては「自分がファンのチームの監督を務める男」という究極の夢をかなえ続ける、岡監をもう少し見続けたかった気がします。
●「えこひいき采配」の不振
岡監をして「もうええわ」と思わせたのは今岡と鳥谷ではないか、という気もします。今岡は明らかにかつての自分を投影しており(大阪出身、二塁手から三塁手へ等々)、岡監は秘かに「今岡こそミスタータイガースやで」と思っているに違いないと勝手に想像しています。
思えば阪神は歴史上屈指の黄金期にありますが、金本、矢野、下柳は揃ってトレードかFAで入団してきました。ミスタータイガースと称される選手は掛布以来絶えて久しく、ファンの間で「誰がミスタータイガースか」なんて議論は、アニキ金本の前では無意味なことになっています。
しかし、岡監は違う!(あくまで想像です)
今岡に期待しているに違いなく、今岡は時々、十分すぎるほど活躍しますが、一方で今岡は何か今も「ダメ虎」のフレーバーが漂います。
もう一人は鳥谷です。
鳥谷と言えば岡監の後輩。岡監は入団するとキャンプの前から早々と「鳥谷はスタメン!」と断言し、とにかく使い続けている。遊撃手としては十分な打棒を発揮しているが、ここ一番となると心許ない。「永遠の6番打者」という風情である。
あの10月8日、8回表、金本の二塁打で無死二塁のチャンスに、今岡は全く走者を還そうという気迫も、5番打者の気概も感じない投手ゴロに終わり、鳥谷は内野ゴロも打てずに三振。今岡は6回一死一二塁でも情けなくライトフライに終わっていた。岡監が手塩にかけた今岡、鳥谷は二人揃ってノーヒットに終わったとき、タイガースの優勝は事実上潰えて、岡監は「もうええわ」と思ったのではないだろうか。自分が信じて使い続けた選手が結果を出せなければ、「起用責任」を感じるのは当然ですわねぇ。
●後任は!?
なぜ、この時期にという思いもあろうだろうが、今年はドラフト会議も例年より早く10月30日に行われる。愛するタイガースが永続するためには、この時期に辞意を球団側に伝えて、ドラフトには新監督で臨んでもらわなければならない。だから、この時期だったのでしょう。CSへの影響もあるでしょうが。
さて、次期監督は誰でしょうか。今更「一枝を軸に調整」というわけにもいかないでしょうが、まぁ、木戸克彦でしょうね。
阪神球団は野村克也の教えを忠実に守って、幾人もの監督候補を育成している。木戸、和田と繋げば、その次には矢野あたりが監督候補に育っていることでしょう。
ただ、木戸の経歴は若干奇異である。木戸は野村政権でバッテリーコーチを務め、星野政権の2003年から3年間、二軍監督を務める。優勝2回。しかし、2006年からの2年間タイガースから離れて、今年になって「一軍作戦兼バッテリーコーチ」を務めている。
岡監時代に一旦退団して、また戻ってきた。コレ、想像するにどうも内紛の匂いがしませんか? すんなり木戸になるんでしょうか。どうも日刊スポーツによるとファンの支持率が一番高いのは木戸のようです。
ちなみに岡監は監督止めたら評論活動もせずにゆっくりしたいそう。「札幌雪まつりを見たい」と言ったと思いきや、「まぁ、わざわざ寒いところにいくこともないけどな」とな。
まー、いつかまたグラウンドに戻ってきて岡監采配を見せてもらいたいもんです。
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この記事へのコメント
1. Posted by 匿名 2008年10月14日 23:35
あー、まだ元気が出ません……。
これで岡監がWBCの監督になっちゃったらどうしよう、
なんて怖いもの見たさもあります。
それにしても、トップが充分長い間その職を勤めて惜しまれつつ辞める、
なかなかないことですよね〜。
いえ、他意はありません(笑)
これで岡監がWBCの監督になっちゃったらどうしよう、
なんて怖いもの見たさもあります。
それにしても、トップが充分長い間その職を勤めて惜しまれつつ辞める、
なかなかないことですよね〜。
いえ、他意はありません(笑)
2. Posted by クレイグ・ワージントンホテル 2008年10月15日 22:37
それにしてもやっぱり名前が挙がらない掛布。
怖いなぁー。
怖いなぁー。