2009年04月01日

さあさあ開幕

 WBCに熱中していたため、なんとなくオープン戦のチェックもままならず開幕を迎えます。まぁ、しかし、野球ファンとしては今が一番いい時期です。

 ことしもわしはハムとスワローズが神宮で日本シリーズをやることを夢見ていきます。



●スワローズはいけそうだぞ

 昨年は深刻な長打力不足だったわれらがスワローズですが、今年はちと違う。4番に座る新外国人のデントナがちょっとやりそうです。最後のオープン戦をテレビで見たのですが、軸はぶれないし、右方向にも長打が出るし、西武ドームで打った一発などはまさに弾丸ライナー。ライト前ヒットのような当たりがそのまんまライナーでスタンドに突き刺さった。うーん、これは期待できそうだ。

 デントナにつられて昨年はぱったり音なしだったガイエルも異常に好調です。この外国人二人が4番5番に座ると非常にいい打線が組めそうです。

 1、2、3番は昨年の盗塁王・福地、遊撃手として定位置を掴んだ川島慶三、世界の青木が並ぶわけですが、やはり青木には一段上の活躍を期待したい。去年までは3番ということで長打を意識した青木ですが、4番、5番に長打力のある外国人が並ぶことで、長打を意識せず出塁に集中できる。目標は200安打100四球!

 ちなみに昨年のセリーグ四球王がウッズの78、パリーグはローズの95ですから、100四球ってのはとんでもない数字です。200安打100四球を達成すると打率4割が可能になるわけで、こりゃやっぱり達成すると凄い記録です。青木がWBCのときのように出塁に特化した3番打者になれば、夢の数字も期待していいと思います。

 もうちっと現実的には1、2、3番の3人で100盗塁! ってところでしょうか。

 6番以降は畠山か宮本が三塁を守って、7番二塁の田中、8番はFAで獲得した相川という流れになるわけですが、去年は田中や畠山がクリーンアップを打っていた。こりゃちょっと荷が重い。畠山はヒットで走者を還す役割、田中も下位打線に置いて光るセンスを持っています。こやー、いい打線が組めそうですよ。
 
 ただ、投手陣はちょっと不安。ブルペンがいいだけに先発陣がいかに試合を作れるか。期待は2年目の由規ですね。制球が不安ですがまぁ、10勝はするでしょう。

●セリーグのライバルは?

 やっぱり巨人が強そうです。ラミレスがFA獲得で日本人扱いになって打線は強力度を増しています。しかも、みんなオープン戦は絶好調と来ています。先発投手陣は不安が残りますがブルペンは強力で、どうも巨人が独走の可能性すらある。

 対抗馬は阪神と中日と言われています。阪神はどーなんでしょうねぇ。金本はほとんどぶつけ本番で、猛虎の要矢野が開幕に間に合わず。新外国人・メンチも期待に違わぬ「ミスター・フェブラリー」っぷりです。投打ともに戦力の底上げも見込めず、「カーネルの呪い」が解けたと言うより、カーネルが「暗黒時代の再来」という悪夢の封印を解いたという気もしないでもありません。わしはタイガースの評価は低いです。

 中日・・・エースと4番が抜けたのですから常識的には戦力ダウンと言いたい所ですが、新外国人のブランコが当たりの予感で4番に固定できそうなのは大きいです。外野に藤井という新戦力が出てきて、持ち味の手堅い野球が出来る布陣は整っているようです。選手層も厚くこの球団は侮れません。

 あとは広島と横浜なんですが、広島は躍進の予感が一部では漂っています。球場が新しくなり、機動力と投手力で勝負する野球に劇的に転換するかもしれません。そう、ラッキーゾーンが無くなって急激に躍進した中村勝広タイガースのように。

 横浜は村田の故障が痛いですね。あとは、うーん、新人が一番か。厳しいですね。

●ハムは低評価か?

 ここ数年のパリーグの順位予想はアテになりません。去年なんか半分以上がソフトバンクを優勝候補に挙げていましたから。

 毎年評価の低いハムですが、今年は打線のテコ入れが上手くはまりそうです。

 2年目のスレッジは日本野球に慣れましたし、新外国人のヒメネスは相当良さそうですよ。ヒメネスは26歳のベネズエラ人。メジャーを諦めて日本に渡ってきたわけです。このパターンは結構成功するような気がします。直感ですが。ベネズエラと言えばジャイアンツのラミレスがそうですが、彼が来日したのも26か27の時で、メジャーを諦めた口だった。

 ヒメちゃんが当たればハム打線は充実します。マイケルを放出してまで獲得した二岡はどうも怪我がちだし、期待の中田もふてくされ気味。というわけでヒメちゃんしか期待できないから、評価が低いんでしょう。

 ま、しかしハムはこれまでもそういうのを撥ね退けてきたわけですから。ダルビッシュがエースとして君臨し…と言いたい所ですが、そこから先があまり出てこない。新人の榊原、谷元はいけそうなんですが、この辺に頼らないといけないのが苦しい。

 うーん。。。しかし、まぁ、やるでしょう。何となく。

●パリーグのライバルは?

 去年優勝の西武、オリックスの評価が高いようです。安易ですなぁ。一昨年の5位と6位なのに。

 西武はおかわり中村を4番に据えて相変わらずの強力打線です。投手陣も涌井、岸に新外国人のワズディンが年輪を感じさせる投球でやりそうです。まぁ、強いでしょうねぇ。西武ドームはリニューアルしたんで行って見たい。

 オリックス・・・この打線は反則でしょう。守備に目をつぶればラロッカ、ローズ、フェルナンデス、カブレラが並び、さらには北川が絡んで、大村あたりがいぶし銀の光を放つ。去年ブレイクした小松、近藤、山本省吾といった先発の面々も力強くブルペンもボーグルソンが加わって最後は加藤が〆る。悪くないですねぇ。とにかくこの突き抜けた打線はパリーグ随一でしょう。

 楽天・・・岩隈、マー君が両輪として働き、打線はセギノール、中村ノリといったあたりが入って例年に無い攻撃力です。

 ロッテもいいぞ。井口が入ってボビーラストイヤーを盛り上げようとしている。うーん、この辺はどこが何位になっても全然不思議じゃない。

 そして、秋山新監督のソフトバンク。このチームは構造改革道半ばだと思うのですが・・・

 順位予想し難いパリーグです。どこがどうなってもおかしくない。今年は1位から6位までが10ゲーム差以内に収まっても不思議じゃありません。

ted9aoki23 at 20:30│Comments(1)TrackBack(0) 高田スワ愛好日記 | ハム愛好日記

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この記事へのコメント

1. Posted by snowbees   2009年04月03日 06:17
>毎年評価の低いハムですが、今年は打線のテコ入れが上手くはまりそうです。
+同感です。2008年は、貧打と故障者続出で、CS入りも奇跡的でした。09年は、ダルが昨年並みに16勝2敗(貯金14)ならば、吉井コーチのやり繰り上手と藤井投手の10勝以上で、CS入りと期待しているが。大きなタラレバであるが。(笑)

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