2010年03月04日
ファイターズとスワローズのキャンプおさらい
もうパリーグは2週間ちょっとで開幕なんですねぇ。
そろそろ頭を野球モードに切り替えなければ。
今年も巡ってきたシーズン。秋には神宮球場で日本シリーズを観戦したいものです。もちろん、相手はファイターズで。
そろそろ頭を野球モードに切り替えなければ。
今年も巡ってきたシーズン。秋には神宮球場で日本シリーズを観戦したいものです。もちろん、相手はファイターズで。
●純日本人打線への挑戦
今年のハム打線ですが大きな改革期を迎えました。昨年まで活躍したターメル・スレッジの契約が終わり、代替の外国人選手を迎えない選択をしました。よって、今年は純日本人打線で勝負をかけることになります。限られた資源を効率的に投入するハムらしい経営判断だと思います。
ハムのフロントが「外国人不要」と判断させた原動力は昨年のベストナイン・糸井の成長でしょう。破格のスケールです。
というわけで、レギュラーが確定しているのは一塁高橋、二塁田中、三塁小谷野、遊撃金子、中堅糸井、右翼稲葉。確定していないのは捕手と左翼と指名打者で捕手は大野と鶴岡で争う。大野は打撃が進境著しくいよいよ中心選手としての地位を固めようとしています。一方、左翼と指名打者は陽、中田、村田、坪井あたりか。このあたりを先発投手との兼ね合いを考えながら使っていくことでしょう。経験と実績の森本稀哲がケガで目処が立たないのがちょっと痛いです。
で、打順なんですが、どうも3番糸井、5番稲葉の構成を考えているようです。糸井は足もあるし、糸井の調子が良ければこの形がベスト。稲葉の勝負強さも5番でこそ生きるでしょう。
決まらないのは2番打者。左投手ならば陽、右投手ならば村田という形でしょうか。陽は外野に転向して今年は勝負が懸かっています。定位置獲得へ正念場を迎えていますが、2番としてのタイプはどうなんでしょう。左投手を打てれば村田で固定したいんですが。村田の足は12球団イチと言って間違いない「リアルピノ」ですから、使って欲しいんですよねぇ。
あとは眠れる大物・中田でしょうか。昨年ファームで27本塁打ってのはちょっと異常な数字です。出来ることなら一軍で使って欲しいのですが、まぁ2週間くらいは我慢して7番指名打者で使うでしょう。中田は下手な外国人より打つと思うんですがね。ダメなら陽あたりがその位置を奪うでしょう。
私はファイターズの若手に対して概ね楽観的に考えており、今のところ外国人不在を嘆いてはいません。去年は大当たりでしたが、今年はそうはいかないでしょう。調子のいい選手を見極めて打線偏重でいくか、ダメなら機動力重視でいくか。オプションもあるし、そこそこ戦える攻撃力はあるでしょう。
●投手陣は大丈夫か!?
やっぱりハムは投手陣が課題だと思います。大黒柱のダルビッシュだけが目立っていますが、中継ぎ抑えを含めて、元々の「守りの野球」の基盤がどこまで整うかやや不安です。
先発はダル、武田勝、八木がローテ確定で、新外国人のケッペル、カーライルが続く。6人目は糸数とか多田野とか誰かしらいます。新外国人2人が安定してローテを守ってくれれば去年よりはいい先発陣になると思います。一応、オープン戦では使える投球をしてくれましたが、シーズン入ったらどうなんでしょうかねぇ。
ブルペンは抑えは今年も武田勝ですが、なんか7回8回を安心して任せられるセットアッパーが不在のような気がします。新外国人のウルフという投手はブルペンらしいですがキャンプも出遅れなんとも不安。
去年もそうだったんですが、江尻とか金森とか林とか建山とかあまり安定感のない人たちが入れ替わり立ち代わり、騙し騙し、というシーズンになると思います。ココが一番不安です。誰か救世主が出てくるといいんですけど、ねぇ・・・。
と、思ったら今日のオープン戦で新外国人のウルフがまさかの好投!
ストレート、カット、チェンジアップでしたが球も低めに集まっていたし、ストレートは150キロにこの時期で出てたし、もしかしたらいいかもしれません。来日が遅れケガ持ちということでかなり不信感だったのですが、ね。
●スワ打線は主力次第
スワローズの打撃人ですが、まぁまぁのレベルであってくれるのかなぁと甘い見積もりをしています。中軸の3番青木、4番デントナ、5番ガイエル、当たり前なんですがこの3人が額面どおりの働きをしてくれないことには始まりません。
両外国人が揃って活躍すればいいのですが、どちらかがダメになると急速に打線はスケールダウンします。今のところ順調に着ているようなので、両人が怪我なく一年を過ごせるか、祈るような気持ちです。
脇を固めるのは1番に盗塁王の福地、2番にはFA移籍で溌剌としている藤本が田中と併用して使われるでしょうか。この2人には期待しています。6番にはベテラン宮本が座り、打線を引き締めてくれるでしょう。捕手は相川が8番ということでしょうか。なんか、攻撃力があるのかないのか良く分からない打線ですが、もうちょっと若手が伸びてきてもいいのかなぁとも思います。
ただ、そういう期待の若手という部類の選手がいないんですよねぇ。敢えて言うとついにというかやっとというか、野手に転向した高井ですかね。オープン戦を見ていると転向一年目とは思えないバットコントロールです。高校時代から打撃に定評がありましたから、ポスト青木かもしれません。
●投手陣ケガ人続出!!
スワは伝統的にケガ人が出るとそのシーズンは灰色ですが、今年は最多勝の館山が故障で開幕絶望と早くも暗雲です。
復活に期待のかかる村中もなんだか背中が痛いとか何とか言ってるし、ちょっとホントに大丈夫でしょうか。今のところ、石川とヨシノリが順調ですが、あとまぁ、川島亮、一場、増渕、新外国人のバーネット…。今のところローテーションの形が見えてきません。
ブルペンもかなり不安です。抑えの林は心配していませんが、8回の五十嵐がやっぱりというかとうとうというかメジャーに行きまして、その替りが見つかれいません。松岡、押本・・・? 故障が癒えた石井弘は実績もあるし期待充分なんですが、謎のケガでキャンプ途中に帰京。あと新外国人のデラクルスが球が速くて面白い存在かもしれませんが、いずれにしても安定感には程遠い印象。
やー、ホント大丈夫かな。まだ開幕までセリーグは間があるんでオープン戦で使える投手を発掘するしかありませんな…
今年のハム打線ですが大きな改革期を迎えました。昨年まで活躍したターメル・スレッジの契約が終わり、代替の外国人選手を迎えない選択をしました。よって、今年は純日本人打線で勝負をかけることになります。限られた資源を効率的に投入するハムらしい経営判断だと思います。
ハムのフロントが「外国人不要」と判断させた原動力は昨年のベストナイン・糸井の成長でしょう。破格のスケールです。
というわけで、レギュラーが確定しているのは一塁高橋、二塁田中、三塁小谷野、遊撃金子、中堅糸井、右翼稲葉。確定していないのは捕手と左翼と指名打者で捕手は大野と鶴岡で争う。大野は打撃が進境著しくいよいよ中心選手としての地位を固めようとしています。一方、左翼と指名打者は陽、中田、村田、坪井あたりか。このあたりを先発投手との兼ね合いを考えながら使っていくことでしょう。経験と実績の森本稀哲がケガで目処が立たないのがちょっと痛いです。
で、打順なんですが、どうも3番糸井、5番稲葉の構成を考えているようです。糸井は足もあるし、糸井の調子が良ければこの形がベスト。稲葉の勝負強さも5番でこそ生きるでしょう。
決まらないのは2番打者。左投手ならば陽、右投手ならば村田という形でしょうか。陽は外野に転向して今年は勝負が懸かっています。定位置獲得へ正念場を迎えていますが、2番としてのタイプはどうなんでしょう。左投手を打てれば村田で固定したいんですが。村田の足は12球団イチと言って間違いない「リアルピノ」ですから、使って欲しいんですよねぇ。
あとは眠れる大物・中田でしょうか。昨年ファームで27本塁打ってのはちょっと異常な数字です。出来ることなら一軍で使って欲しいのですが、まぁ2週間くらいは我慢して7番指名打者で使うでしょう。中田は下手な外国人より打つと思うんですがね。ダメなら陽あたりがその位置を奪うでしょう。
私はファイターズの若手に対して概ね楽観的に考えており、今のところ外国人不在を嘆いてはいません。去年は大当たりでしたが、今年はそうはいかないでしょう。調子のいい選手を見極めて打線偏重でいくか、ダメなら機動力重視でいくか。オプションもあるし、そこそこ戦える攻撃力はあるでしょう。
●投手陣は大丈夫か!?
やっぱりハムは投手陣が課題だと思います。大黒柱のダルビッシュだけが目立っていますが、中継ぎ抑えを含めて、元々の「守りの野球」の基盤がどこまで整うかやや不安です。
先発はダル、武田勝、八木がローテ確定で、新外国人のケッペル、カーライルが続く。6人目は糸数とか多田野とか誰かしらいます。新外国人2人が安定してローテを守ってくれれば去年よりはいい先発陣になると思います。一応、オープン戦では使える投球をしてくれましたが、シーズン入ったらどうなんでしょうかねぇ。
ブルペンは抑えは今年も武田勝ですが、なんか7回8回を安心して任せられるセットアッパーが不在のような気がします。新外国人のウルフという投手はブルペンらしいですがキャンプも出遅れなんとも不安。
去年もそうだったんですが、江尻とか金森とか林とか建山とかあまり安定感のない人たちが入れ替わり立ち代わり、騙し騙し、というシーズンになると思います。ココが一番不安です。誰か救世主が出てくるといいんですけど、ねぇ・・・。
と、思ったら今日のオープン戦で新外国人のウルフがまさかの好投!
ストレート、カット、チェンジアップでしたが球も低めに集まっていたし、ストレートは150キロにこの時期で出てたし、もしかしたらいいかもしれません。来日が遅れケガ持ちということでかなり不信感だったのですが、ね。
●スワ打線は主力次第
スワローズの打撃人ですが、まぁまぁのレベルであってくれるのかなぁと甘い見積もりをしています。中軸の3番青木、4番デントナ、5番ガイエル、当たり前なんですがこの3人が額面どおりの働きをしてくれないことには始まりません。
両外国人が揃って活躍すればいいのですが、どちらかがダメになると急速に打線はスケールダウンします。今のところ順調に着ているようなので、両人が怪我なく一年を過ごせるか、祈るような気持ちです。
脇を固めるのは1番に盗塁王の福地、2番にはFA移籍で溌剌としている藤本が田中と併用して使われるでしょうか。この2人には期待しています。6番にはベテラン宮本が座り、打線を引き締めてくれるでしょう。捕手は相川が8番ということでしょうか。なんか、攻撃力があるのかないのか良く分からない打線ですが、もうちょっと若手が伸びてきてもいいのかなぁとも思います。
ただ、そういう期待の若手という部類の選手がいないんですよねぇ。敢えて言うとついにというかやっとというか、野手に転向した高井ですかね。オープン戦を見ていると転向一年目とは思えないバットコントロールです。高校時代から打撃に定評がありましたから、ポスト青木かもしれません。
●投手陣ケガ人続出!!
スワは伝統的にケガ人が出るとそのシーズンは灰色ですが、今年は最多勝の館山が故障で開幕絶望と早くも暗雲です。
復活に期待のかかる村中もなんだか背中が痛いとか何とか言ってるし、ちょっとホントに大丈夫でしょうか。今のところ、石川とヨシノリが順調ですが、あとまぁ、川島亮、一場、増渕、新外国人のバーネット…。今のところローテーションの形が見えてきません。
ブルペンもかなり不安です。抑えの林は心配していませんが、8回の五十嵐がやっぱりというかとうとうというかメジャーに行きまして、その替りが見つかれいません。松岡、押本・・・? 故障が癒えた石井弘は実績もあるし期待充分なんですが、謎のケガでキャンプ途中に帰京。あと新外国人のデラクルスが球が速くて面白い存在かもしれませんが、いずれにしても安定感には程遠い印象。
やー、ホント大丈夫かな。まだ開幕までセリーグは間があるんでオープン戦で使える投手を発掘するしかありませんな…