2010年03月30日
センバツ、楽しんでいます
春はセンバツから。今年は花冷え厳しい気候ですが、わが故郷・北海道代表の北照が道勢17年ぶりのベスト8進出です!!
おめでとう! いや、勝負はこれからだ!!
しかし、今日、ちょっとビックリしたんですが、17年ぶりって17年前って随分昔ですが、17年前って私、もう17歳だった…
なんかショックでした。
17年前は駒大岩見沢がベスト4まで行ったのですが、そのときの背番号10が今もホークスに在籍する佐藤誠。あれから17年で佐藤は通算16勝8敗。なんとも微妙な数字ですが、まぁ、17年プロで飯を食っているって事は、とてもとても尊いことです。
※新たなカテゴリー「岡監ウォッチャー」を作成しました。今回から岡監の動きをメモっておきます。
おめでとう! いや、勝負はこれからだ!!
しかし、今日、ちょっとビックリしたんですが、17年ぶりって17年前って随分昔ですが、17年前って私、もう17歳だった…
なんかショックでした。
17年前は駒大岩見沢がベスト4まで行ったのですが、そのときの背番号10が今もホークスに在籍する佐藤誠。あれから17年で佐藤は通算16勝8敗。なんとも微妙な数字ですが、まぁ、17年プロで飯を食っているって事は、とてもとても尊いことです。
※新たなカテゴリー「岡監ウォッチャー」を作成しました。今回から岡監の動きをメモっておきます。
●駒苫をフロックで終わらせないために・・・
北海道の高校野球と言えば駒大苫小牧の夏連覇、3年連続決勝進出、3年で決勝を4試合戦うといったあたりが全てかもしれませんが、それまでの北海道勢の出来を考えると、後に続く学校が出てくることが大切と思っていました。
「北海道勢は暑さに弱い」というイメージがあるのですが、実は北海道は春に弱い。あの駒大苫小牧も黄金の3年間で春出場は連覇をした年の1回のみ。初戦はアノ田中将大の甲子園デビューでそこそこいい球を投げていた。初戦は突破したものの、2回戦で神戸国際大附の大西のスライダーを全く打てず、0−4で敗れ去ったのでした。
翌年もセンバツの出場権を得ていて、その年は春夏連覇も狙えたチームだった(秋の神宮大会を圧勝していた)のですが、部員の飲酒問題で出場辞退。というわけで「夏将軍」の駒苫は春の大会には全く縁がなかったのです。
なぜ、駒苫が夏に異常に強かったかというと本大会直前の練習が極めて濃度が濃かったということがあるそうです。本州の学校は概ね暑くて、コンディションの維持・管理が中心ですが、駒苫の場合、涼しい北海道を逆手にとって甲子園の前にめちゃくちゃ練習したそうです。しかも、北海道大会は決勝が7月20日前後と、関東・関西のライバル校よりも10日近く早く終わる。この10日間、本州勢が梅雨明けの酷暑の中厳しい連戦を戦っているところで、駒苫は猛練習でさらにレベルアップを図っていたというのが、駒苫「夏将軍」伝説の実相といえそうです。
ウラを返せば、春の北海道は「雪国のハンディ」がもろに出る。なにせ3ヵ月土の上で練習できないですから。そういう悪条件の中で、勝ち進むには地力が必要で、これはセンバツ全般に言えることです。投手力、守備力が確たるチームが勝ち進むのがセンバツ。そういう大会で、北照がやや組み合わせに恵まれているとは言え、ベスト8に進出したことは快挙です。
コンディションの話を続けると、沖縄県勢がここんところ「春将軍」なのは、やっぱり2月3月にいい練習が出来る環境があることが大きいでしょう。最近はキャンプ銀座で子供の頃からいいプレーを身近で見られることも大きいでしょうか。
ここは、ひとつ興南と北照の準決勝を見たいものです。
●好投手が目に付く。プロに進めるのは・・・
センバツはやっぱり好投手に目が行きます。今大会は結構見てますね。立て続けに挙げていきましょう。
一ニ三 東海大相模
大会ナンバーワンといわれていましたが、初戦で4失点敗退となりました。調子が悪かったと思いたいです。非凡なのはフォームの開きが遅いところ。勝てる投手だと思います。夏には本領を発揮して欲しいところですが、昨年の秋から注目され続けて、ちょっと凹んでいるのかもしれません。ここで注目に恥じない投球を取り戻せるかは、将来に向けて気になる点ですね。
この選手、プロに入ったら背番号123なんですかね。あ、今3桁は育成選手のみなのか。特例で認めてもいいような気もしますが。
有原 広陵
このピッチャーは凄いです。今大会最大の発見かもしれない。とにかく上半身が強い。規格外のパワー全開のフォームです。この投球フォームは、日本人では見たことありません。NPBで敢えて言うと、カープのシュルツでしょうか。典型的な外国人投げなのです。
日本人の投球フォームの特徴は下半身の粘りです。上半身と下半身をフルに使って投げます。これはウラを返せば上半身のパワーが無いからなんですね。ところが、有原君は凄いパワーがあるので、外国人投手のような投げ方でも、十分球威あるボールを投げることが出来ます。そりゃ、下半身に力が無いからじゃないか、下半身も使えばもっといいボールを投げることが出来るのではないかと思いがちですが、それをやると彼のいい「角度」が失われる。この角度というのが、打者には厄介なのです。187センチの長身から投げ下ろすボールと、そこから切れ込むスライダーの威力が半減してしまうでしょう。今のままでいい。今すぐメジャーに行って硬いマウンドで投げるともっと良さが見えるのではないでしょうか。
パワー系でいて、変化球のコンビネーションも見事。これは1位で消えて不思議ではありません。
島袋 興南
この投手は1試合じっくり見ていないのですが、甲子園で去年から何度も投げていて、毎試合物凄い数の奪三振を記録するというのは、この投手は何か持っている。加えて今大会は勝てる投球をするようになってきた。この「勝ち運」ってのは結構重要で、何らかの進歩があったのでしょう。
体の小ささ(173センチ)がネックですが、最近は比較的小さい選手も評価される傾向にあります。早くプロのマウンドでどういう投球をするか見たい投手です。大学レベルで三振を取り続けても意味が無い。
浜田 宮崎工業
非常に打ちにくそうに長い手足をクネクネと使って投げてくる左腕。大変興味があります。この打ちにくいフォームというのは難しく、簡単に教えても出来ません。いい財産を持っています。
ただ、惜しむらくは制球がアバウトなこと。低目に集める投球をマスターすればもっといい投手になるでしょう。今のところは高めに集まる傾向にあり、この辺は大学レベルで是正を求めるのがいいでしょう。
とりあえず夏に向けては右打者の外角低めのストレートを自信を持って投げ込める制球を身につけるべきです。欲を言えば外に落ちるシンカー・チェンジアップ系をマスターすれば鬼に金棒ですが、今のところそこまで求めてはいけません。
要は発展途上ということです。スピードは135キロ前後ですが、あまりスピードを追い求めるよりも、打ちにくさを追求して欲しい投手です。
五明 花咲徳栄
こういう投手が体が出来てくると自然とスピードが出て、プロでも活躍できるのかもしれません。左でストレートもスライダーも低目にきっちり集めることが出来る貴重な投手です。体が出来ると自然とスピードはついてくるでしょうから、大学球界に進んでさらにレベルアップを目指して欲しい投手です。
小野 自由ケ丘
この投手も五明同様、左で制球力のある投手です。それゆえ試合を壊さない。一ニ三に投げ勝ったことは財産です。とにかく、左で制球力のある投手はどんなにスピードが無くてもきっちりマークしなくてはいけません。
葛西 大垣日大
ここまで来るとさすがにスピードが無さ過ぎるか。しかし、球持ちの良さと変則のサイドハンドの左投手は希少です。体を作ってスピードが出てくれば、ソフトバンクの森福くらいの投手にはなれます。こういう投手は社会人でガンガン投げて欲しいなあ。
・・・
その他、帝京の伊藤に対する評価が高いですが、彼は2年生。まぁ、まだ見る機会はいくらでもあります。おっと、大事な選手を忘れていました。
北照 又野
曲がりの大きなスライダーは高校レベルではありませんが、どちらかと言うと、この選手は打者として育てるべきか。
甲子園左中間にライナーでぶち込んだバッテイングは捨てがたい。北海道の高校生で度肝を抜かれたのは、砂川北の関吉以来ですねぇ。足がどれくらいあるのか定かではありませんが、打者として潰しが効くので下位指名は十分ありうるでしょう。
その他の打者で目に付いたのは北照の大野、広陵の丸子、敦賀気比の吉田あたりでしょうか。この辺、全て2年生なんで楽しみは果てしなく広がります。
あと、野球選手としてはともかく宮崎工業の7番ファーストの子が気になりました。身長194センチ! 7番を打っている時点で野球選手としてはやや先が見えている気もしますが、その身長は日本の財産。ラグビーでもいいが、自転車乗ってみないか!? 石畳のスペシャリストになれますぞ!!
●番外編 ここんとこの岡監
岡田監督、センバツもチェックや
オリックス・岡田監督が今秋ドラフト指名する“金の卵発掘”のため、テレビ中継で選抜高校野球をチェックしていることを明かした。
現在チームは福岡‐東京遠征中だが、空き時間の使い方を聞かれた指揮官は「(高校野球)見とるよ」とニヤリ。阪神監督時代の05年夏には、樟南高・前田大和(現阪神・大和)が内野ゴロをさばくワンプレーを見て、ドラフト指名を決めた実績がある。
その“岡田スカウト”は「一二三負けよったなあ。ジュニアホークスよ」と話し、かつて指揮官が在籍した大阪の少年野球チームの後輩に当たる、東海大相模・一二三慎太投手に、関心を示している様子だ。
テレビだけでなく、豊富なアマ球界人脈も駆使して情報収集。秋にどんな隠し玉が飛び出すか注目だ(3月29日 デイリー)
・・・
相変わらずキレてますね。岡監。こういうヒマネタは岡監の得意技で、マスコミのツボを心得ている。面白いなあ。特に「ジュニアホークスよ」とボーイズリーグのチーム名を挙げ「お前ら知らんかったやろ」と勝ち誇る岡監。それを「おぉ、詳しいですねえ」と喜ぶ番記者勢。ああ、目に浮かぶようです。
しかし、岡監のヒマネタも時々恐ろしいことがあります。
岡田監督の処方せん…T‐岡田に東京Dよ
開幕から5勝1敗と勢いに乗る首位オリックスが29日、昨季のリーグ覇者、日本ハムとの2連戦を前に東京ドームで全体練習を行った。好調なチームの中で唯一の心配事は、不振にあえぐT‐岡田外野手(22)。岡田彰布監督(52)は日本ハム戦でのT‐岡田のスタメン起用を明言。一発の出やすい東京ドームで、悩める大砲に自信を取り戻させ復活させる考えだ。
◇ ◇
東京ドームの三塁側ベンチに腰を据え、T‐岡田の打撃練習に視線を注いでいた岡田監督が口を開いた。
「今度は(投手が)右、右やからな。使うよ。ゲームでホームランが出るとかタイムリーが出るんが一番の薬やからな」(以下略)3月29日 デイリー
いやー、岡監。さすがです。岡田が今日ホームラン打って3安打ですからね。まさか、ジュニアオールスターで岡田が東京ドームでホームランを打っていることを覚えていたわけではないでしょうが、すっかり覚醒させました。単なるヒマネタではなく、選手を掌握していてネタを提供する岡監。流石です。オリックスはこれで6勝1敗。投打が噛み合いますます岡監から目が離せません。しかし、岡監はボールから目を離していたようで・・・
オリ・岡田監督の左腰に大引の打球が直撃
29日のフリー打撃中、右中間を歩いていたオリックス・岡田監督の左腰に大引の打球が直撃。幸い大事にはいたらず「打球を見てなかったわ。内野やったら見てるけど、あのへんまで行ったらなあ…」と腰をさすりながら苦笑い。当ててしまった大引は「いい感じで飛んでいったと思って。謝りにいったら『おう』って」。おとがめはなかったようだ。(東京ドーム)(3月30日サンスポ)
さすが、岡監。オチも忘れません。
北海道の高校野球と言えば駒大苫小牧の夏連覇、3年連続決勝進出、3年で決勝を4試合戦うといったあたりが全てかもしれませんが、それまでの北海道勢の出来を考えると、後に続く学校が出てくることが大切と思っていました。
「北海道勢は暑さに弱い」というイメージがあるのですが、実は北海道は春に弱い。あの駒大苫小牧も黄金の3年間で春出場は連覇をした年の1回のみ。初戦はアノ田中将大の甲子園デビューでそこそこいい球を投げていた。初戦は突破したものの、2回戦で神戸国際大附の大西のスライダーを全く打てず、0−4で敗れ去ったのでした。
翌年もセンバツの出場権を得ていて、その年は春夏連覇も狙えたチームだった(秋の神宮大会を圧勝していた)のですが、部員の飲酒問題で出場辞退。というわけで「夏将軍」の駒苫は春の大会には全く縁がなかったのです。
なぜ、駒苫が夏に異常に強かったかというと本大会直前の練習が極めて濃度が濃かったということがあるそうです。本州の学校は概ね暑くて、コンディションの維持・管理が中心ですが、駒苫の場合、涼しい北海道を逆手にとって甲子園の前にめちゃくちゃ練習したそうです。しかも、北海道大会は決勝が7月20日前後と、関東・関西のライバル校よりも10日近く早く終わる。この10日間、本州勢が梅雨明けの酷暑の中厳しい連戦を戦っているところで、駒苫は猛練習でさらにレベルアップを図っていたというのが、駒苫「夏将軍」伝説の実相といえそうです。
ウラを返せば、春の北海道は「雪国のハンディ」がもろに出る。なにせ3ヵ月土の上で練習できないですから。そういう悪条件の中で、勝ち進むには地力が必要で、これはセンバツ全般に言えることです。投手力、守備力が確たるチームが勝ち進むのがセンバツ。そういう大会で、北照がやや組み合わせに恵まれているとは言え、ベスト8に進出したことは快挙です。
コンディションの話を続けると、沖縄県勢がここんところ「春将軍」なのは、やっぱり2月3月にいい練習が出来る環境があることが大きいでしょう。最近はキャンプ銀座で子供の頃からいいプレーを身近で見られることも大きいでしょうか。
ここは、ひとつ興南と北照の準決勝を見たいものです。
●好投手が目に付く。プロに進めるのは・・・
センバツはやっぱり好投手に目が行きます。今大会は結構見てますね。立て続けに挙げていきましょう。
一ニ三 東海大相模
大会ナンバーワンといわれていましたが、初戦で4失点敗退となりました。調子が悪かったと思いたいです。非凡なのはフォームの開きが遅いところ。勝てる投手だと思います。夏には本領を発揮して欲しいところですが、昨年の秋から注目され続けて、ちょっと凹んでいるのかもしれません。ここで注目に恥じない投球を取り戻せるかは、将来に向けて気になる点ですね。
この選手、プロに入ったら背番号123なんですかね。あ、今3桁は育成選手のみなのか。特例で認めてもいいような気もしますが。
有原 広陵
このピッチャーは凄いです。今大会最大の発見かもしれない。とにかく上半身が強い。規格外のパワー全開のフォームです。この投球フォームは、日本人では見たことありません。NPBで敢えて言うと、カープのシュルツでしょうか。典型的な外国人投げなのです。
日本人の投球フォームの特徴は下半身の粘りです。上半身と下半身をフルに使って投げます。これはウラを返せば上半身のパワーが無いからなんですね。ところが、有原君は凄いパワーがあるので、外国人投手のような投げ方でも、十分球威あるボールを投げることが出来ます。そりゃ、下半身に力が無いからじゃないか、下半身も使えばもっといいボールを投げることが出来るのではないかと思いがちですが、それをやると彼のいい「角度」が失われる。この角度というのが、打者には厄介なのです。187センチの長身から投げ下ろすボールと、そこから切れ込むスライダーの威力が半減してしまうでしょう。今のままでいい。今すぐメジャーに行って硬いマウンドで投げるともっと良さが見えるのではないでしょうか。
パワー系でいて、変化球のコンビネーションも見事。これは1位で消えて不思議ではありません。
島袋 興南
この投手は1試合じっくり見ていないのですが、甲子園で去年から何度も投げていて、毎試合物凄い数の奪三振を記録するというのは、この投手は何か持っている。加えて今大会は勝てる投球をするようになってきた。この「勝ち運」ってのは結構重要で、何らかの進歩があったのでしょう。
体の小ささ(173センチ)がネックですが、最近は比較的小さい選手も評価される傾向にあります。早くプロのマウンドでどういう投球をするか見たい投手です。大学レベルで三振を取り続けても意味が無い。
浜田 宮崎工業
非常に打ちにくそうに長い手足をクネクネと使って投げてくる左腕。大変興味があります。この打ちにくいフォームというのは難しく、簡単に教えても出来ません。いい財産を持っています。
ただ、惜しむらくは制球がアバウトなこと。低目に集める投球をマスターすればもっといい投手になるでしょう。今のところは高めに集まる傾向にあり、この辺は大学レベルで是正を求めるのがいいでしょう。
とりあえず夏に向けては右打者の外角低めのストレートを自信を持って投げ込める制球を身につけるべきです。欲を言えば外に落ちるシンカー・チェンジアップ系をマスターすれば鬼に金棒ですが、今のところそこまで求めてはいけません。
要は発展途上ということです。スピードは135キロ前後ですが、あまりスピードを追い求めるよりも、打ちにくさを追求して欲しい投手です。
五明 花咲徳栄
こういう投手が体が出来てくると自然とスピードが出て、プロでも活躍できるのかもしれません。左でストレートもスライダーも低目にきっちり集めることが出来る貴重な投手です。体が出来ると自然とスピードはついてくるでしょうから、大学球界に進んでさらにレベルアップを目指して欲しい投手です。
小野 自由ケ丘
この投手も五明同様、左で制球力のある投手です。それゆえ試合を壊さない。一ニ三に投げ勝ったことは財産です。とにかく、左で制球力のある投手はどんなにスピードが無くてもきっちりマークしなくてはいけません。
葛西 大垣日大
ここまで来るとさすがにスピードが無さ過ぎるか。しかし、球持ちの良さと変則のサイドハンドの左投手は希少です。体を作ってスピードが出てくれば、ソフトバンクの森福くらいの投手にはなれます。こういう投手は社会人でガンガン投げて欲しいなあ。
・・・
その他、帝京の伊藤に対する評価が高いですが、彼は2年生。まぁ、まだ見る機会はいくらでもあります。おっと、大事な選手を忘れていました。
北照 又野
曲がりの大きなスライダーは高校レベルではありませんが、どちらかと言うと、この選手は打者として育てるべきか。
甲子園左中間にライナーでぶち込んだバッテイングは捨てがたい。北海道の高校生で度肝を抜かれたのは、砂川北の関吉以来ですねぇ。足がどれくらいあるのか定かではありませんが、打者として潰しが効くので下位指名は十分ありうるでしょう。
その他の打者で目に付いたのは北照の大野、広陵の丸子、敦賀気比の吉田あたりでしょうか。この辺、全て2年生なんで楽しみは果てしなく広がります。
あと、野球選手としてはともかく宮崎工業の7番ファーストの子が気になりました。身長194センチ! 7番を打っている時点で野球選手としてはやや先が見えている気もしますが、その身長は日本の財産。ラグビーでもいいが、自転車乗ってみないか!? 石畳のスペシャリストになれますぞ!!
●番外編 ここんとこの岡監
岡田監督、センバツもチェックや
オリックス・岡田監督が今秋ドラフト指名する“金の卵発掘”のため、テレビ中継で選抜高校野球をチェックしていることを明かした。
現在チームは福岡‐東京遠征中だが、空き時間の使い方を聞かれた指揮官は「(高校野球)見とるよ」とニヤリ。阪神監督時代の05年夏には、樟南高・前田大和(現阪神・大和)が内野ゴロをさばくワンプレーを見て、ドラフト指名を決めた実績がある。
その“岡田スカウト”は「一二三負けよったなあ。ジュニアホークスよ」と話し、かつて指揮官が在籍した大阪の少年野球チームの後輩に当たる、東海大相模・一二三慎太投手に、関心を示している様子だ。
テレビだけでなく、豊富なアマ球界人脈も駆使して情報収集。秋にどんな隠し玉が飛び出すか注目だ(3月29日 デイリー)
・・・
相変わらずキレてますね。岡監。こういうヒマネタは岡監の得意技で、マスコミのツボを心得ている。面白いなあ。特に「ジュニアホークスよ」とボーイズリーグのチーム名を挙げ「お前ら知らんかったやろ」と勝ち誇る岡監。それを「おぉ、詳しいですねえ」と喜ぶ番記者勢。ああ、目に浮かぶようです。
しかし、岡監のヒマネタも時々恐ろしいことがあります。
岡田監督の処方せん…T‐岡田に東京Dよ
開幕から5勝1敗と勢いに乗る首位オリックスが29日、昨季のリーグ覇者、日本ハムとの2連戦を前に東京ドームで全体練習を行った。好調なチームの中で唯一の心配事は、不振にあえぐT‐岡田外野手(22)。岡田彰布監督(52)は日本ハム戦でのT‐岡田のスタメン起用を明言。一発の出やすい東京ドームで、悩める大砲に自信を取り戻させ復活させる考えだ。
◇ ◇
東京ドームの三塁側ベンチに腰を据え、T‐岡田の打撃練習に視線を注いでいた岡田監督が口を開いた。
「今度は(投手が)右、右やからな。使うよ。ゲームでホームランが出るとかタイムリーが出るんが一番の薬やからな」(以下略)3月29日 デイリー
いやー、岡監。さすがです。岡田が今日ホームラン打って3安打ですからね。まさか、ジュニアオールスターで岡田が東京ドームでホームランを打っていることを覚えていたわけではないでしょうが、すっかり覚醒させました。単なるヒマネタではなく、選手を掌握していてネタを提供する岡監。流石です。オリックスはこれで6勝1敗。投打が噛み合いますます岡監から目が離せません。しかし、岡監はボールから目を離していたようで・・・
オリ・岡田監督の左腰に大引の打球が直撃
29日のフリー打撃中、右中間を歩いていたオリックス・岡田監督の左腰に大引の打球が直撃。幸い大事にはいたらず「打球を見てなかったわ。内野やったら見てるけど、あのへんまで行ったらなあ…」と腰をさすりながら苦笑い。当ててしまった大引は「いい感じで飛んでいったと思って。謝りにいったら『おう』って」。おとがめはなかったようだ。(東京ドーム)(3月30日サンスポ)
さすが、岡監。オチも忘れません。
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この記事へのコメント
1. Posted by まぐろ 2010年03月31日 20:03
初コメ失礼します☆彡
コメントは初めてですがいつも楽しく拝見しております!特に岡田監督ネタ(笑)
今年のセンバツは地味だけど見所はありますね。
特に強打と言われる智弁や帝京が負けたのはチーム作りの変化を自分的には感じます。
そろそろ高校野球も金属バットやめたら!?て思うのは…私だけでしょうね(^^ゞ
コメントは初めてですがいつも楽しく拝見しております!特に岡田監督ネタ(笑)
今年のセンバツは地味だけど見所はありますね。
特に強打と言われる智弁や帝京が負けたのはチーム作りの変化を自分的には感じます。
そろそろ高校野球も金属バットやめたら!?て思うのは…私だけでしょうね(^^ゞ
2. Posted by 純正野球ファン 2010年04月04日 13:43
まぐろ様
コメントありがとうございます。楽しんでいただけて幸いです。
智弁や帝京を封じての興南の優勝は素晴らしいですね。
そして、岡監は本拠地でロッテに連敗で最近コメントが出ていないのですが、T岡田の爆発を予言した直後に3試合連発ですから、今後も楽しませてくれそうです。
コメントありがとうございます。楽しんでいただけて幸いです。
智弁や帝京を封じての興南の優勝は素晴らしいですね。
そして、岡監は本拠地でロッテに連敗で最近コメントが出ていないのですが、T岡田の爆発を予言した直後に3試合連発ですから、今後も楽しませてくれそうです。