2010年12月25日

大学選手権ベスト8

 12月26日、大学選手権2回戦が行われます。あぁ、楽しみだな。

 PC環境を改善したんで、少し更新をするようにしますです。

●東海大VS天理大 関西1位の実力は??

 優勝候補筆頭の東海は瑞穂で天理大と激突します。関西リーグ1位と関東リーグ戦1位の対戦ですから、屈指の好カードと言っていいでしょう。

 関西1位の天理は初戦で大東大に101点を奪う大勝で驚かされました。天理はバックスにいい選手が並び、外国人の両センターで相手ディフェンスを切り裂きます。ただ、大東大戦は攻めっぱなしだったわけで、ディフェンスがどのくらいの力があるのか未知数です。いずれにしても、東海大からある程度点を取ることは可能だと思いますが、失点をどの程度に抑えられるかが見所です。

 東海は油断できない相手を迎えました。実力は折り紙つきです。シーズンを通して接戦を経験していないほどの力です。天理を相手にはマイボールをキープし続けられれば、勝てる相手だとは思います。

 お互い未知との遭遇みたいな試合になるので序盤の10分がカギだと思います。天理が東海を攻め込んで1つ2つトライをテンポよく奪うと、接戦にもつれこむかもしれません。私は天理のバックスを使ったラグビーを楽しみにしており、接戦を期待しておりますが・・・やっぱり東海でしょうね。

●早稲田VS関学大 浅いラインで切り裂け
 
 2年ぶりの国立を目指す早稲田は瑞穂で関西2位の関学大と対戦します。これは早稲田にとっては組し易い相手と言えるでしょう。

 早稲田はだんだん辻監督のカラーが出てきました。すなわち、ディフェンスのチームとしてです。ここまでディフェンス、カウンターに勝機を見出してきましたが、選手権頂点に向けてハーフ団の攻撃力に磨きをかけたい。山中はまことに毀誉褒貶の激しいスタンドオフですが、私は彼のサイズは魅力だと一貫して考えています。今こそ、山中のサイズで早稲田は敵を切り裂くべきと考えています。すなわち、山中が浅いところに立って、ボールをもらったらパスせずにどんどんランを行く。榎本の早い球出しと、山中のサイズで相手のディフェンスを切り裂く攻めをどんどん見たいです。

●明治VS流経 明日も「前へ」タイムか
 
 明治の有利はゆるぎないと思います。強いフォワードと信頼できるバックスが揃って、モチベーションも高い。

 流経は初戦で筑波に辛勝しました。フォワード戦が持ち味でヴァカウタという外国人ナンバー8を擁し、突破力はあります。明治相手にどこまでフォワードで奮闘できるかがカギでしょう。

 明治はフォワード戦にこだわらずに、どこまでバックスを使うかが見所でしょうかねぇ。トーナメントに入ってどういう戦い方をしてくるか楽しみです。

●慶応VS帝京 不気味な帝京

 この試合が一番の見所でしょうか。慶応は対抗戦で帝京にスコア上は完勝しましたが、帝京との力の差はほとんどありません。しかも、帝京は初戦の関東学院戦でこれ以上ないくらいの勝ち方をしました。

 帝京はきわめてシンプルなラグビーをします。ディフェンス、接点で相手にプレッシャーをかけ、キックで前進し、フォワード戦で圧倒する。昨年、大学選手権を制したスタイルがじわじわとチームに浸透してきました。

 さて、慶応はどうしましょう。まずは極力キックを使わずに、バックスラインで相手を振り回すでしょう。この接点での球出しに苦労すると、慶応は相当苦戦することになります。タックルで必死にディフェンスをしても、帝京の圧力にある程度屈する場面が出てくるのはやむを得ないと思います。

 それでも慶応はやっぱりディフェンスからチャンスを見出したい。いいタックルからターンオーバーして、少ない手数でトライをとる。こんな戦い方をしなくちゃいけないと思います。

 対抗戦のときはうまく行き過ぎたように感じています。

 去年も帝京は対抗戦4位から大学選手権を制しました。ターニングポイントになったのは、対抗戦で敗れた早稲田に選手権で完勝したことでした。さぁ、今年はどうでしょうか???
 

ted9aoki23 at 08:37│Comments(0)TrackBack(0) ラグビー09〜10〜11 

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