NPO法人都留環境フォーラム はたけ日記

山梨県都留市にある小さなNPOが、農業をはじめました!

はやいもので気づけば今年も半分終わりですね。
すっきりしないお天気がつづきますが、冬がながーい都留にとって
暑くもなく寒くもない今が一番過ごしやすい季節な気もします。


さて、少し間が空いてしまいましたが、前回のトイレに引き続き、今回はお風呂!
というわけで、6月に行われた大工仕事とエネルギー自給WS第3弾の模様をお届けします。


昨年9月に作った風呂小屋。
ステンレスの浴槽の下に直接火を燃して加熱する、いわゆる五右衛門風呂です。
火を焚くところは特に囲いもないので、燃焼効率が悪く、煙が漏れてしまいます。
お風呂に入るときも水がバシャバシャとかかってしまったり…
今回はこれをロケットストーブの原理を使った効率の良いお風呂に変身させちゃおう!という計画です。

 ロケットストーブ+風呂、その名も「ロケットストー風呂!!」 
 なんとセンス溢れるネーミングでしょう。



そもそもロケットストーブって何?

ロケットストーブは、ドラム缶やレンガ、土などで築く暖房設備で、1980年代にアメリカで発明されました。手づくりできるシンプルな構造にもかかわらず、従来型の薪ストーブと比べて燃焼効率が格段に高く、使う薪の量は、3分の2から2分の1程度。完全燃焼に近いため煙もほとんど発生せず、筒の上部を使って調理もできるというすぐれものです。「ロケットストーブ」という名前は、熱を送りだすヒートライザーと呼ばれる部分がロケットの噴射口に似ているところからついたもの。そのすぐれた熱効率から、「エコストーブ」の名前でも呼ばれています。(無印良品 くらしの良品研究所
 
廃材を使える、調理ができて暖も取れるとあって災害時にもこれがあれば一安心。
東日本大震災の時にも大活躍したようです。

最近はペール缶や一斗缶でつくるものが流行っていますが、
原理さえわかればいろいろと応用が効く便利なストーブです。
ブロックを積み上げるだけのストーブや
muna3
ぽつんと小屋でひとり
こんなおしゃれなものも

f12659fd3dfa3bb54606eae47f82d938-449x600
(ソイルデザイン


誕生の背景

1980年代にアメリカで誕生したロケットストーブ。
発展途上国における木質燃料使用による森林伐採や排気による気候変動の影響などの環境問題、
そして不完全燃焼の排気吸引による健康被害を解決するため、に開発されました。
つまり、目的は「薪の使用量低減」と「クリーンな排気」だったのです。

ロケットストーブの基本型

wood09
月刊 現代農業 2013年12月号

焚き口から垂直に上がった煙突部分(ヒートライザー)を断熱することで高温となり、
ガスが完全燃焼します。このとき、強力な上昇気流を生むので、煙も逆流しません。

この強力な上昇気流のおかげで、煙突の横引きも可能になるため、
応用型としてベンチの中に煙突を埋め込んだり、温室の暖房として使われたりしています。

efAdYEXnPo

P1120258_1s
森と風の自然学校
20120801234843852
かずんこ農園かずさん日記


さて、いよいよ本題。
今回つくるお風呂、まずは浴槽探しから。
直火で焚ける(鉄製)、最低2人は一緒に入れる大きさを条件に、
地元の鉄くず屋さんを探しまわって見つけたのがこちら。
IMG_4979

もともとはオイルなどを入れるタンクです。
これを地元の鉄工所に頼んで加工してもらいました。 

IMG_4980

設計図はこんなかんじ。
IMG_5088

まずは接地面にコンクリ平板を敷き詰め、モルタルで固めます。
モルタルを練る作業は子どもたちにも大人気。
IMG_4992

その上にU字溝(240mm)を並べます。(設計図参照)
このとき、U字溝が直角に曲がるところのみ、切らなくてはいけません。
グラインダーに切断砥石をつけてカット。
IMG_4988

かなりの粉塵が舞いますので、マスクとメガネをお忘れなく。
IMG_4986

U字溝の上に浴槽を置き、隙間がないようにモルタルで埋めます。
この隙間埋めによってストーブの性能がかなり左右されるので、ていねいに…

IMG_4991


つづいて、焚き口および煙突の取り付け。
今回は直径200mmのステンレス煙突を使いました。
ここでもU字溝との隙間をモルタルで埋めて断熱&固定します。
IMG_4998

1日目はここまで!

IMG_5010


あとはモルタルが固まるのを待ちます。



翌日、煙突を取り付け、補修をしたのち、早速お風呂を焚いてみました!

まずは煙突の下部で火を起こして煙突を温めます。
IMG_5015

こうすることで上昇気流が起こります。
ある程度火が起きたら、今度は焚き口に火をつけます。

IMG_5016


あとは上からどんどん薪をつっこむだけ!なんてらくなんでしょう。
IMG_5020

強力な吸気力のおかげで、焚き口からは火も煙も一切上がってきていません。
煙も無色透明!完全燃焼の証です。

IMG_5019

お湯が沸くまでしばし待つ

そしていよいよおまちかねの入浴タイム…♡
子どもならなんと4人一緒に入れちゃう!
IMG_5024

森の中でのお風呂は最高!
夏はビール、冬は熱燗片手に入るのもいいですね。

この気持ちよさは実際に入ってみないとわからない!
ということで、ぜひあそびにきて下さいね〜♪

(まやたろ)
---------------------------------------------------------------------------
■ロケットストー風呂にも入れる、今後の宿泊プログラムはこちら↓↓

7/26(日)-29(水)自分の暮らしを自分でつくる!馬と暮らすこども自給キャンプ
森、川、畑…自然のめぐみから「暮らし」をつくり、「いのち」をいただきます。
薪を割ってごはんを炊く、お風呂を沸かす。魚をつかまえて食べる、ニワトリの命をいただく…
お子様に豊かな体験をさせたい方におすすめのプログラムです! 

大工仕事とエネルギー自給WS 
10/10(土)-12(祝) もみ殻と粘土で!アースオーブン(ピザ窯)づくり① 
10/31(土)-11/1(日) 太陽のめぐみに感謝!太陽熱温水器作り

11/21(土)-23(祝) もみ殻と粘土で!アースオーブン(ピザ窯)づくり②  

オンラインショップ【めぐるや】の店長、新津さっちゃんです。
7月に入りましたね。
都留の今年の梅雨は雨よりも曇りの日が多いなあと思っていましたが、
今日は結構ちゃんと雨が降りました。
梅雨明けはいつになるのでしょうか??

さてさて、そんな7月初旬ですが、
絶賛タネまきウィークでもあります!
なんのタネかと言いますと…

そう、大豆!!

私たちが育てている大豆は、昔から育てられている在来の大豆なので、
晩生の品種ばかり。
6月下旬~7月初旬が蒔きどきになります。
(寒冷地、温暖地によって、多少違いはあります)
私たちも、今週末に種まき予定!
雨が降らないといいなあと思っております。


大豆の蒔きどきが迫っていますが、
「まだ大豆のタネを用意してない!」と焦っている方もいらっしゃるかも?
というわけで、7月2日(木)~10日(金)までの9日間、
オンラインショップ【めぐるや】では、13:00までに大豆のタネをご注文いただければ、
その日のうちに発送!
翌日にはお手元に届く!
名付けて「大豆の蒔きどきウィーク!」を開催します!

※地域によっては、翌日配達ができないところもありますので、
    その場合は翌々日以降のお届けになります。


【めぐるや】のタネは、すべて農薬も化学肥料も使わずに育てています。
大豆も個性派ぞろいですよー!

オンラインショップめぐるや
http://meguruya.teforum.org/


ではでは、ちょっと、大豆のご紹介。

◆借金なし大豆
借金なし大豆12
名前がインパクト大!
やや小粒ですが、甘みが強くておいしいです。
無農薬でも育てやすいので、おすすめ!
枝豆にして食べてもすごーくおいしいですよー!
たくさん育てたい方向けの大袋もあります。


◆元子さんの青大豆
元子さん青大豆1
山梨県甲斐市で、元子さんというおばあちゃんが
お嫁入りのときからずっとタネを採って育ててきた、
歴史と想いがギュッとつまった青大豆です。
淡いグリーンがきれいですねー。
在来の大豆なので、育てやすいですよ!


◆つる青大豆
つる青大豆3
元子さんの青大豆にくらべると緑色が深いですね。
浸し豆にして食べるとおいしいです!
そして、豆腐にすると淡い色がきれいに残ります!


◆寅夫さんの黒豆
寅夫さんの黒豆2
こちらも、山梨県甲斐市の寅夫さんがずっとタネをつなぎながら
育ててきた黒豆です。
寅夫さんは、この豆でお味噌を毎年作っているそうですよ。
黒豆のお味噌は、私も挑戦したい!


◆鞍掛豆
鞍掛豆4
別名、海苔豆。
え?大豆なのに、海苔?
ウソのようですが、磯の香り、海苔の味がするんです!
模様も特徴的ですね。


大豆は、枝豆も大好きだし、お味噌もできるし、豆腐もできるし、納豆にもなるし、
豆乳も、カレーに入れても、サラダにしてもおいしいし、
自分の暮らしを支えている食べ物だなあと、つくづく思います。

ぜひぜひ、みなさんも大豆を育ててみませんか?


大豆の紹介や育て方については、以前、農園担当のぱんちゃんが書いたブログ記事も
ぜひ読んでくださいね!

無農薬で育ててみよう!「借金なし大豆」の育て方~めぐるやのタネ紹介②~
マイナー大豆の魅力。~まきどきタネの品種紹介⑤~

"草取り"って聞くと、みなさんはどんなイメージでしょうか。
大変そう、地道な作業、、、等、マイナスイメージが多いのでは。
なんとか楽しい作業にならないか?ということで
6月27日(土)、今回は除草機作りからスタートしました。
草取りの道具を作って、実際にそれを使って草取りしよう!というプログラムです。

分からない!→→工夫する楽しみ
実は、この日最初にお見せしようと思っていた完成イメージ(写真)を忘れてしまい、
マニュアルもなく、参加者のみなさんは完成イメージもあやふやなまま作業することに…(すみません!)
しかしそこが意外と面白かったという声も!
何か工夫するって、普段忘れがちで、でも楽しいことですよね。
DSC_0099 (800x532)
材料は、なんと竹ぼうき。これをばらして、大きな道具に作り替えます。
DSC_0105 (532x800)
DSC_0120 (800x532)
DSC_0127 (532x800)
それぞれのチームで、生み出されていく色んな工夫(完全に参加者の力に頼ってますね^^;)
そう、その場にあつまった皆さんの、力を発揮してもらってこそワークショップです!
DSC_0136 (532x800)
じゃーん!完成です。これを午後は実際に使ってみます。
…試行錯誤の末、たどりついた「竹ぼうき除草機の作り方」はまた後日別にアップします。

DSC_0156 (800x532)
DSC_0146 (532x800)
P6271475 (800x600)
おやつの焼じゃがも、子供たちで準備してもらいました。

自分で作ったものを使ってみる
いよいよ午後は実践!これで本当に草がとれるのかな?
交代で草取り機を試してみます。なんだかみんな楽しそう。
DSC_0294 (532x800)
DSC_0249 (800x532)

自然にはたらきだす子ども
DSC_0264 (800x532)
除草機でとりきれない分は、やはり手でかき混ぜてとります。

子どもたちは、とにかく水あそび!
水路があったり、土も泥もあって、子どもたちにとっては最高の遊び場。
DSC_0133 (532x800)


DSC_0328 (800x532)

大根のタネ採り。
DSC_0347 (800x532)
DSC_0348 (532x800)
まったりお話ししながらの手作業にぴったりでした。


最後に完成品といっしょに記念写真!
P6271507 (800x600)






 

「めぐるや」店長の新津さっちゃんです。
今週もプランター菜園の様子をお届けします。

6月も終わりに近づき、プランター菜園でも、もうすぐニンジンや
大豆を植えようかな、と思っているところですが、

今ですね、トマトがとっても元気です!

どんな様子か、お伝えしたいところですが、
ちょっとさかのぼって、5月23日。
プランターの両側に、ふた粒ずつタネをまいたのですが、
片方のふた粒のタネは同時に発芽し、
もう片方のふた粒のタネはどちらも発芽せず…。
発芽したトマトは、すくすく生長しているので、
2本の苗のうち、1本をプランターの反対側に植え替えして、
この2本を育てることにしました。
トマト5月23日
植え替え直後はこんなかんじです。
2粒同時に発芽しても、生長のスピードは結構違っていますね。

そして、6月10日。
だんだん日にちが追い付いてきました。
トマトはどんな様子かというと…

トマト6月10日①
すくすく生長しております!

小さい方の苗を植え替えたのですが、やっぱり植え替えのダメージがあるみたいで、
トマトの生長スピードは、どんどん差が開いていきました。
トマト6月10日②
違う角度から、もう一枚。
小さい方も植え替えのショックから立ち直り、少しずつ大きくなっています。
小さい方もおいしいトマトができるとといいなあ…。





ん?
あれ?

小さい方の右下に、なにやらもっと小さいのがある…?

…!
なんと!
ちっとも発芽しなかった方のタネがようやく発芽し、
知らぬ間に大きくなっていたのです!
大きく育っている方がばかりに気をとられていたため、
全然気が付かなかった!
むしろ、もう出てこないだろうと諦めてました。すみません。

いや、こんなに時間差で発芽するんですね!
驚きです。

畑よりもずっとずっと小さなプランターの中でも、
いろいろな出来事が繰り広げられていて、
おもしろいなあ、と思う毎日です。

そして、そして、
今はここまで大きくなりました。
トマト6月21日
もさもさしてますね~!
いい加減支柱を立てねばと思っているところです。

次回は、脇芽をかいたり、雑草に絡まれたり、日々のお世話について書きますね。

馬耕に使える道具があるので見てほしい、
ホールアースの「いくりん」、「だんご」さんに紹介していただき、
富士宮市の篠原さん宅にお邪魔してきました。


さっそく屋根裏に入らせてもらい見せてもらうと、
そこには探していた馬耕用のハモ、馬鍬、鞍。
さらに奥の方にも古い道具がぎっしりと並んでいました。

DSC_0127


DSC_0131

どれも大事に保存されていたらしく、傷みもほとんどなく、すぐにでも使えそうな状態でした。


他には、砕土する時に使った放り馬鍬、押し切りや鋤簾(じょれん)、千歯扱き、炭俵の編み台などもありました。





















DSC_0133

馬耕は親父と爺さんが二人でやってた。

小学校の頃は乳牛を飼っていて、子牛を散歩させに裏山へ連れて行ったり、草を刈ってきて餌をあげたりした。

この辺りは、馬や牛をみんな飼っていて、どの家も馬や牛を使って田んぼを耕していたよ。

小学校への登校時に、同じ方向の馬車と出会ったら乗せてもらったりしたな。



篠原さんは道具を並べてみて、当時のことを話してくれました。













この家は大正にできたもの。
住居の脇の部屋に馬が入ったり、牛が入ったりしていたそうです。

DSC_0136



















馬小屋の入り口に棒を止めていた馬柵(うませ)の跡が柱に残っていました。
DSC_0141


この道具は、このまま置いておいても使うことはない。
寄付してもいいが、使ってくれるところに持っていってほしい。
そんな思いで、これらの道具を譲ってくださいました。


これまで馬耕道具は、なかなか見つからず、
なんとか犂はもらい、馬鍬は借りていました。

篠原さん、いくりん、だんごさん、ありがとうございました。
トラック一杯に頂いた道具、
生きた道具として使っていきたいと思います。

このページのトップヘ