めぐるや日記 〜みんなでつくる循環の暮らし〜

馬と耕し、タネを採り、かまどでご飯を炊く、自然のめぐりに沿った暮らし。
山梨県都留市を拠点に持続可能なまちづくりを目指す、NPO法人都留環境フォーラムの活動記録です。

東京都八王子市にある高尾の森自然学校にて、
馬耕や馬搬を中心とした、はたらく馬のお祭りを開催してきました。

前日からいろんな、はたらく馬が各地から集まってきて、
これから始まる準備などしながら、ワクワクしていました。

ところが、、、
馬を運んできた馬運車が砂利の中にスタックしてしまい、
どうにも動かすことができない状況に。。。

馬で車を引っ張り出そう、それこそ馬の力の見せ所。
1日目のオープニングアクトにしてしまおうということに!

会場では馬耕と馬搬にわかれて、
デモを見たり体験したりしてもらいました。
1_中川さん馬耕


お昼には、
馬との暮らしぶりや学び方などをリレートーク。
映像「里馬の森から」も上映しました。
映像をみてからの馬搬の実演も楽しみ方の一つ。
1_トーク


外では、
馬搬材や廃材などを使ったクラフトが子供達に盛況でした。
子供のモノづくりの発想はサイコーです。
1_クラフト


夕方には、駄載の実演や馬と森歩きに出かけました。
会場の森は、高尾の森自然学校の関係者や、
その協力者である森林ボランティアの方によって整備されています。
馬と森歩きで歩いた場所は、この日のために綺麗に整備され、
とても気持ち良く歩くことができました。

2日目午前は、スタンプラリー。
様々に馬と関わったり、里の暮らしの作業を楽しんでもらいました。
馬ソリや石臼、薪割り、乗馬、馬耕・駄載体験、森歩きなど。
2_馬ソリ
2_石臼
2_薪割り


午後は、第3回全国馬耕大会!
真っ直ぐ耕せたか?深さはどうか?耕す姿勢は良かったか?
松山記念館の馬耕教師の方に審査していただきました。
2_馬耕大会


でも、ほとんどの方が初めて馬耕する競技会。
昔のように馬耕の技術をしのぎ合うのではなく、
どれだけ楽しんでやっているのか?が大事です。
2_選手宣誓
2_ビンゴ馬耕
2_コータロー馬耕



馬耕大会の楽しみ方は、
競技にでる、人のやり方を見る、のんびり座りながら野次を飛ばす!
今年も期待を裏切りません。特別賞はこの方へ。
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長野県の松山記念館のかたから優勝旗をいただいて、
飾らせていただくことになりました。
2_優勝旗

この優勝旗は50年も前にあった馬耕大会で使う予定だったもの。
優勝者は馬と共に写真を撮るのが当時の習わしだったとか。
2_表彰


馬耕した近所の田んぼは、会場のある川町の関係者のご協力により、
お借りすることができました。
その昔、この近隣でも馬によって馬耕している風景があったとのこと。

今回は八王子、高尾の森での開催。
様々な方のご協力のおかけで、参加者が320人あつまり開催し、
多くの人に、はたらく馬について知ってもらう機会を作ることができました。
ご協力、ありがとうございました。

また、来年も開催したいと思います。
いろいろな馬との暮らしの楽しみ方ももっと増やしていけるといいな。

全国馬耕キャラバン@西日本遠征ツアー

土によって馬耕のやりやすさは変わるのか?そんな疑問から始まって、
日本中を馬のコータローと旅して耕してこようというツアー、まずは西日本から回ってきました。
神戸からフェリーに乗って宮崎へ、馬運車で鹿児島→島根→広島→大阪→淡路島と回って山梨へ戻るルート。

私たちを待っている人たちはいるんでしょうか? 荷物を何とか全て詰め込んで出発です。
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翌日には鹿児島、重富海岸へ。馬も人も発散しました。
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鹿児島では「楠学園」さんと「橋口農園」さんのところにお邪魔しました。
雨の直後で土は重たく粘土質なので、コータローも結構、力が入ります。
深い根っこもなく、犁が土に入るとペリペリ調子よくめくれます。
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近所の幼稚園の子供達も集まってきました。
楠学園の馬好きな子どもたちが、列を作ってコータローを連れて行ってくれました。
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次は島根県へ移動し、「他力塾」という高校生が集まるオルタナティブスクールへ。
馬と暮らしながら、生活のリズムを持って日々の世話を学生がやります。
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馬耕の体験や説明、とても関心を持って聞いてもらえました。
弱さを大事にできる社会を作りたいと代表の坪井さん。
将来、馬を飼って馬耕したいという農家出身の学生もいました。
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次は広島市湯来へ移動、「おそらゆき」というcafeへ。
町中にリアルなカカシのいる町。夜に到着したので、ちょっとビビりました。
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馬力体験でスキを引いてもらいました。
大人で4人くらいでひけば、何とか動き出しますが。。。
土が締まって硬いのですが、サラサラの土よりも起こしやすい印象でした。
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次は同じ広島市内で移動、安芸高田、「iegoto」南澤さんちへ。
1日かけて馬との挨拶から馬耕までを体験、馬の繊細さや力強さを見てもらいました。
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ここの子供達に草を取ってきてもらったりして、とても良くお世話してもらいました。
馬を通して人が集まって共同作業して、日常の暮らしの中に馬がいるといいなあ、と思います。
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次は大阪、「畑と大地の小学校」中井さんのところへ。
到着が遅くなっていたのですが、根っこを耕して待っていてくれました。
普段は田んぼも鍬で耕しているそうで、馬の力で耕す様子を見て喜んでもらえました。
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里山倶楽部」さんの拠点に泊めさせていただき、翌日は藁をたくさんいただきました。
短い時間でしたが、次はもっと時間をかけて来たいなと思う気持ちの良い人たちでした。 
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西日本遠征の最後の地は淡路島。「あわじシェアホースクラブ」山下さんのところへお邪魔しました。
朝から草を食べる馬の脇で朝食。とても身近に馬を感じられる時間です。
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コータローは、どの草が好きかなあ?草にも好き嫌いがあるのね。
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馬耕は馬の力を借りて土を耕す作業。馬は草を食べて力を発揮する。

震災の時に感じた不安、何によって暮らしが成り立っているのか?
化石燃料がなくても食料を生産できる技術を次の世代へ残しておくこと、
馬耕をやる意味を話したりしました。
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これで西日本遠征は終了。山梨へ無事に戻ってきました。

途中でコータローと喧嘩したり犁が折れたらどうしようとか、いろんな不安もあったけど、
快く受け入れてくださった方々、様々に気を使っていただき、ありがとうございました。
馬耕体験に参加してくださった方々にも感謝します。また、お会いできる日を楽しみにしています!
 

こんにちは。寒さの中にも少しずつ、春の気配を感じる今日この頃。
冬になってイベント少なめな都留環境フォーラムですが、2,3月もやります。
今後のイベントの案内です。イチオシポイントも合わせてご紹介します。
【イベント・ツアーなど】
・2月23日(火)~3月1日(火) 水牛と山岳民族の循環する暮らし~フィリピン山岳地方でホームステイの旅~
詳しくはこちら
・2月27日(土) 山の恵みをもらおう~アースオーブンでピザ作り~*親子歓迎!*
・3月10日(木)~12日(土) 穴蔵麹づくりツアーin道志村~伝統の麹づくり体験!

【出店します!】
・2月28日(日) 「たねと食のおいしいまつりvol.4」(国分寺・カフェスロー) 
詳しくはこちら
種からはじめる1日
・3月13日(日) じょいつる市場(都留市・高尾町通り)
・3月23-25日 グリーンイメージ国際環境映像祭(日比谷図書文化館)

ではでは、ここからイベントのおすすめポイントをご紹介します~
◆◆ 2月27日(土) 山の恵みをもらおう~アースオーブンでピザ作り~
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作秋、馬小屋前にアースオーブン竈が完成!このオーブンを使って楽しむ一日です
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今回は天然酵母の生地でつくります
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アースオーブンは数時間薪を焚き窯を熱すると、1分でピザが焼け、少し温度が下がってくると今度はパンが焼けます。いい感じの保温力!

薪といえばやっぱりこれ
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…薪割りです。筋力というより田舎力が試されます!やり始めると大人も子どももハマります。

午後はこんなプログラムも予定しています。
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石臼で製粉から始めるクッキー作り
挽きたて全粒粉は小麦の味がまるごと味わえて香ばしい。

詳細情報、お申し込みはこちらから!

http://kokucheese.com/event/index/370106/

【日時】2016年2月27日(土)10時から16時   
【対象】子どもから大人までどなたでも(先着20~25名程度) 
【プログラム内容】 
・山から薪を集めに行く ・薪割り・アースオーブンでピザ焼き 
・オーブンを囲んで昼食 
・石臼で小麦挽き ・できた全粒粉でクッキー作り



続いて、3月のイベント紹介です。
◆◆ 3月10日(木)-12日(土) 穴蔵麹づくりツアーin道志村~伝統の麹づくり体験!~
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山梨は道志村に伝わる、伝統的な穴蔵で麹の仕込みを地元のベテランお母さんから学び、さらに自分たちでも穴蔵を掘ってしまう!?盛りだくさんな2泊3日のワークショップです。
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1.≪伝統の麹づくりを学ぶ≫ 

昔ながらの麹づくりの知恵が伝わるのは山梨県道志村、都留市のお隣です。村内には伝統的な穴蔵が今でも残り、暮らしの中で使われ続けています。 教えてくれるのは、手作り麹で毎日酒まんじゅうをつくる、麹名人のお母さん。 
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穴蔵は炭火で温められ、麹の様子を見ながら二晩炭を焚きつづけます。ここで作った麹は、ふっくらしていて炭火の香りがするのです。仕込んだ味噌も独特の味わいに。 
伝統の知恵、長年の経験に裏付けされた作り方を直接教わることのできる貴重な機会です。 
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…麹づくりの合い間に、こんなプログラムも!

2.協力隊と行く!穴蔵めぐりのツアー!
道志村地域おこし協力隊中嶌さんの案内で、村内の他の穴蔵も見に行ってみましょう。作られ方も、用途も大きさも様々の穴蔵が残っています。どんなふうに使われているのか…??麹造りになくてはならない穴蔵の文化背景に迫ります。
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3.麹を使って○○作り 

麹の使い道は味噌や醤油以外にも豊富にあります。甘酒、醤油麹、酒まんじゅう、パン、麹サワー、塩麹、、、麹から生まれる多様な味わい。今回、そのいくつかを実際に作って味わえたらと思います。何ができるか、お楽しみに…! 
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4.都留にも穴蔵作っちゃおう!
先人の知恵、土地の食文化を引き継ぐべく、まずは穴蔵を作ってしまおう!というプロジェクト。一度に掘ることはできませんが、穴蔵作りの第一弾スタートです。 
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地面で炭を焚き、それを囲むように壁に棚があるシンプルな作り。棚に米をのせた「麹蓋」を並べます。

【日時】2016年3月10日(土)10時~3月12日13時半   

【集合】10日10時 都留市駅前 / 【解散】12日13時半 都留市駅前 
詳しくは こちらをクリック!!

 

先週土曜日、麹づくり3日目はできたての麹を使って味噌を仕込みました!
今年の麹の仕込はこちら→今年も麹造りをしました…&都留にも穴蔵復活??番外編 穴蔵探検ツアーも!
県内外から10数名のメンバーが体験に集まりました。

昨年は出来上がった麹を都留に持ち帰って仕込みましたが、今回はすべて穴蔵の前で、きくよさんにご指導いただいてつくりました。分量や手順もすべてきくよさんがいつもやっているものに習いました。昨年よりさらにグレードアップ間違いなし^v^♪
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《穴蔵麹味噌・キクヨレシピ》
米 (麹にする) 40㎏ (今回は半分の20㎏)
大豆        25㎏ (今回12.5㎏)
塩         15㎏(今回7.5㎏) 
そして使う水は道志村の湧水!なんて贅沢。道志の水は赤道を通っても腐らない、(それくらいきれい)と言われているらしい。
ちなみにこのレシピは、豆と麹の割合を示す麹歩合が、19.2。これは豆10㎏に対して麹が19.2㎏入るということ。かなりの甘味噌です。しかも麹は麦なしの米100%。
山梨の甲州味噌は、麦麹も混ぜた色の濃い目の味噌が主流です。また道志村はお米の産地でもないので、米麹のみで作れるようになったのは近年のことだろうと思います。以前、河口湖出身の方に味噌を習った時は、米と麦が半々くらいでした。
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講師のきくよさん。毎日早朝から酒饅頭を仕込んで道の駅や直売所に出荷しています。
酒饅頭用に、麹は年間10回くらい仕込んでいるとのこと。麹作りはお母さんと一緒にやっていて覚えたのだそうです。

作業開始!
朝から大豆を煮ます。もこもこに泡立ってくるアクをすくいつつ、2~3時間ほどぐつぐつ。指で簡単につぶせるようになったら火を止めて汁ごと蒸らします。
メンバーが揃ったところで、まずは穴蔵へ。見事に麹ができあがっていました!
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板状になっています。うまく菌が回らないと、こうはならずパラパラのまま。
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これを手でほぐします。20㎏はあっという間に終ってしまいました。

実はこの日、道志村の道の駅では昔の醤油搾りの実演をやっているというので、空き時間を利用しみんなで見学に行くことに。搾っていたのは、道志村地域おこし協力隊の友人“なかじ”こと中嶌君。
協力隊の活動で大豆を育て、味噌や醤油を昔ながらの方法で作っています。
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捨てられていた古い搾り機を見て、型を取り制作したのだそう。すごいです。

醤油見学の後は、お昼ご飯。地元の食材で作った豚汁と、羽釜のご飯。そしてみんなの持ち寄りおかず!
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午後からは、粗熱のとれた豆を汁から引き揚げ、ミンサーというすりつぶす機械にかけます。
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キクヨレシピでは、先に麹と塩を混ぜることはせず、
麹を広げた上に大豆のすりつぶしを広げ、さらに上から塩をかけて、混ぜます。
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見た目がモンブラン!味も優しい豆の甘さでまるで和菓子のよう!
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手で混ぜた後は、シートに包んで上から踏み踏み、こうするとよく混ざるのだそうです!
うどん作りと一緒ですね。
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15分ほど踏んで、材料がよく混ざったらOK。それぞれの入れ物に詰めます。
これで、味噌仕込は完了。あとは、それぞれお家での世話を頑張りましょう。きくよさんの方法では、夏過ぎてから天地返しをし、以降、カビが生えたら白いうちに混ぜ込む、を繰り返します。
白いカビは食べても無害ですが、放っておくと黒いカビになって、取り除かなければならなくなるので、白いうちに混ぜ込むのがよいのだそうです。私は黒カビなんて生やしたことないよ~とおっしゃっていました。
味噌も生きものだから、しっかり世話してあげないとダメなんですね。

by ぱん


・・・番外編・・・
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おやつタイム。きくよさん特製酒饅頭をぱくり!大きくて、むっちりしていて、麹の香りがして、ほんとに美味しい。酒饅頭の作り方も、習いたいなあ。。。!

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誕生日が2日後だったのですが、サプライズでお祝いしてもらいました。ありがとうございます。

私もきくよさんのように色んな知恵や技を身につけながら、素敵に年を重ねたいものです。まだまだこれからですが。

(ぱん)
 

今年も麹を穴蔵で仕込みました。白米と七分づきの違いや穴蔵の温度管理など、新たに分かったこと・感じたことを書いてみます。道志村のベテランお母さんきくよさんに習って、今回で2回目。
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手順は昨年のまとめをしたのでそちらでご覧ください^^→→穴蔵の中で麹づくり①~村のお母さんに伝統的な作り方を学ぶ~
ちなみに麹の仕込みは2泊3日かかるので、イベントではなくスタッフのみでやる予定でしたが、せっかくの貴重な機会なので、近場の方で麹作りたいとリクエストくださった方々と一緒にやることに。大人数でやると楽しいですしね。

~今回教わったこと・やってみて分かったこと~
その1、白米と七分づき米の違い
今回はうちの味噌イベント用の麹以外に、ご近所さんのえっこ&酵素シスターズさんと、かとうさんちとも同時に仕込みました。それぞれ持ってきた米が七分づき、白米だったので、精白度合によって麹にした時どう違うか、差を比べることができました。
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3種類のお米を持ちこんで同時に仕込み中。混ざらないように棚の位置を分けました。

結果:白米は早くて確実!そして香りが高い。 七分づき米は時間がかかるができる。
(お米の品種とかも、もしかしたら影響があるかな??そこは不明)
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↑2日目の夕方の時点では、進行の差が大きかった。写真上は七分づき、下は白米。七分づきはまだパラパラだが、白米の方は固まり始めている。
七分づき米の進行が思わしくなく、きくよさんが何度も様子を見に来ては、湿度を上げるためにビニールをかけたり世話をしてくれました。そのおかげでなんとか翌日には、完成!
初めて作るなら白米が無難ですね。

その2、夕方から夜の炭管理
昨年、最も難しく感じたのが、この温度管理でした。炭を普段使わないため、勝手がわからないのです。
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夕方16時半くらいに、薪をくべ直す。ここから本格的に穴蔵を温め始めます。
夜22時ごろまでかけてゆっくり燃えるよう、薪は固めの広葉樹がよく、あえてあまり空気を入れないような形にならべるようです。藁(ワラ)があれば、上からかけておくと、オキを保つことができてなおよいと言っていました。ワラが燃えた後、その灰がかぶさって、炭をゆっくり燃すにはちょうどいのだそう。
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22時になったら豆炭に切り替える。新しい豆炭の上に燃えている炭を置き、火が移るまでしばらく待つ。
豆炭のまわりにも灰をかぶせるように寄せてやるといい。今年はこの切り替えのタイミングを見られてよかった。
※中で作業する際、豆炭を燃やしている間は絶対に穴蔵を閉め切らないように注意。一酸化炭素中毒になります。

その3、種麹の量
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種麹は量らずに感覚で入れてました。少なすぎるとうまく殖えないし、多すぎてももったいない。
一袋あれば何回か使えそう。ちなみに一袋1000円程度。
見た目はこんな感じ。うっすらふりかけるぐらい。
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麹の色は、灰色っぽくて白コショウのような感じ。
種麹を作っている会社は日本に9つしかないそうで、プロの麹の専門屋もそこから買ってくる。つまりはたった9つの会社が日本のほとんどの麹発酵食品(醤油、味噌、日本酒、etc...)を支えているのです。

ここからはざっと、2泊3日の写真ご紹介します。最後に番外編 穴蔵探検ツアーも。
1日目(1月7日)
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ひとつの蒸し布に5㎏。これで米20㎏分。蒸し終ったら第2弾を蒸し、全部で40㎏仕込みました。
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西原(上野原市)に移住し活動されている太郎さんも見学に。西原にも穴蔵がありそうだけど、使われていないとのこと。
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休憩に白菜漬けと、酒饅頭を揚げたものを持ってきてくれました。とても美味しかった!
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熱いうちにひろげます。
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大人たちに1人混ざって張り切っている4歳のとーごくん、働き者!
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長さ60、奥行40、高さ20弱(㎝) くらいの蓋付きの箱(プラスチックケース)に、10㎏分を詰めます。
箱がなければビニール袋でもいいみたいですが。結構ぎゅうぎゅう押して詰めていれていました。
そして穴蔵へ
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夕方、薪をくべて終了。穴蔵のドアを閉めてしまうので、酸欠状態になり、じわじわとゆっくり燃え、夜まで火が持つらしい。
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夜10時過ぎ。
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2日目(1月8日)
もろぶた(麹蓋)に広げる。10㎏を3枚のモロブタに分ける。
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カフェ・Natural Rhythmのちあぱんさんも登場。
この時点ですでに甘酒っぽい香りがしてきた。白米の方が香り強い!
ここから夕方まで、普通ならほっといていいそうですが、七分づき米が心配で2,3回見に来てくれていたきくよさん。本当に感謝です。
そして翌朝。見事なふさふさ麹に!穴蔵ならではのスモーキーな香りとふわふわ感。
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この続きは道志村キクヨ流味噌作り編で。のちほどアップします。

【番外編】手掘り穴蔵探検ツアー~都留にも穴蔵を作りたい!!~
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今回使わせてもらった穴蔵はコンクリート製ですが、別の場所に土の穴蔵もあるので、みんなで見に行きました。
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こんなところにも。よく見てみると村のあちこちに、ナゾの小さい扉があることに気がつく。

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こちらは現役(今は季節的に使っていなかったので入らせてもらえました)。醤油の麹を作る時に使っています。味噌の麹菌とは種類がちがう麹菌なので、蔵を分けているのだそうです。
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外側はコンクリートですが、内側は土がむき出し。40年ほど前に、手作業で掘ったというから驚き。一体何日かかったのだろう…
でも「それなら、自分たちでも穴蔵作れるね!!」っていう話で盛り上がりました。都留でも穴蔵復活の日は近い!作る時はお手伝い募集しますので掘ってみたい方ゼヒお願いします! 

by ぱん
 

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