どうも、またまたお久しぶりです。

世間では桜咲いただの咲かなかっただのというのは一通り落ち着いて、新学期まっしぐらという感じですね。しかし、司法試験受験生は世間一般から隔離されゴールデンウィーク明けまで頑張ることを強いられているという理不尽。何とかしてほしいですね。

ちなみに僕はというと、今はとにかくゼルダです。あんまり言うと司法試験前にゼルダ欲が高まって良くない影響が出る人がいると思うので言いませんが、間違いなく最高傑作です。本当に面白い。
思えばマリオ64とか時オカとかを遊んだ小学生低学年の時って、テレビゲームの中に自分の知らない無限の世界が広がっているように感じられて、本当にワクワクしてました。今回はそれを久々に思い出しましたね。自分が据え置き久しぶり&オープンワールド初めてというのも今回の感動に拍車をかけているわけですけど、それにしても本当に素晴らしい。
…あ、油断するとすぐ長く語っちゃいますね。この辺でやめとこう。


後輩や友人はいよいよ模試だ(もう始まった人もいるのかな?)という感じですね。考えても見れば、あと2ヶ月くらいで平成29年度司法試験です。
だいたい予備校の模試は短答がかなり本番より難しいわけですが、それを真に受けて短答対策に凄く時間をかけるようなことはしない方が良いです。まあ今年はどうなるかわかりませんが、近年の傾向からして短答の少しの差なんて論文で簡単にひっくり返ってしまいます。本番の問題で140点とれれば問題ないですし、模試なら130点というところでしょうか。それくらい取れているならむしろそこからの努力は論文に回すべきです。

ただ、やはり短答プロパーとかなんとか、いろいろ準備が必要なことはあります。だからとりあえず自分の短答対策を(自分は本番全科目84パーセントの得点率でした。そんなに良くも無いけど、これくらいあれば十分でしょう)。

⑴民法
→近年の論文傾向からすると、基本的な判例知識と条文知識がしっかりしていることは非常に重要。このため、日ごろから民法だけは短答をしっかりやるといいと思う。
直前に見返すことが出来るように、2回以上間違えたところは判例六法の条文判旨部分をマーキングしておく(または付箋でも貼っておく)といい。
なお、もう過去問も10年以上あるわけなので、短答も新司法試験のだけやれば良い気がする。むしろ、「新司法試験の短答ならこのレベル」という相場感もなく肢別本をすべて制覇しようとすると効率が悪いと思う。

※肢別本も★のだけやればいいとも思うが、だいたい受験生は心配性なので全部やってしまう。それくらいなら新司法試験のに絞ると。
新司法試験の民法はだいたい5つの肢のうち3つを確実に判断できればほぼ正解でき、2つしかわからなくても結構な確率で当たる。確かに結構な頻度でマニアックな肢が紛れ込んでいるが、それは判断せずともだいたい正解に辿り着けるのがほとんど。また、10年もやってると結構な頻度で同じ内容の肢が出てくる。そういう肢は、やはり解ける必要があるレベルということになる。
そういう相場感が肢別本では養えないような気もするので、新司法試験対策だけを考えるのであれば新司法試験の過去問だけやるのがベストだと思う。

※特に家族法は普段使わないこともあって条文そのままみたいな問題が出やすく、短期記憶が役に立つ。だから、ここだけは必ず直前に見返せるように(出来ればマーキングだけでなく、その条文に絡んだどういう問題が出てどう自分が間違えたかも簡単に書いて)まとめておき、まさに短答の日の前日~直前に自分でも六法引きながら見てブラッシュアップした方が良いと思う。
なお、まとめノートを作ったとしても、もう一度過去問は解き直そう。で、間違ったらまとめノートを見る。最初からまとめノートを見ても、超直前期以外は頭に入らない。

とにかく民法は論文にもそのまま活きるので、是非65点前後を目標にして、最低でも55点は取れるようにしとくと良い。

⑵憲法
3つ合わないと死ぬという恐ろしい形式を取る科目。
統治は事前に「条文ー関連判例ーよく出る問題」という形でまとめておく。やはり統治も短期記憶が効く。特に天皇の国事行為とか国会の議決要件とか。これも過去問を見ればよく出るところはなんとなく察しがつくはず。
人権は「どういう引っかけが出るのか」を事前に判例毎に付箋を貼ってすぐ見られるようにしておく。例えば、よく出る引っかけといえば、
・判旨が「○○とは言えるかどうかはともかく」としているのに肢は「○○と言えず」としている
・似たような判例(ピアノ伴奏と国家起立斉唱とか、一連の公務員の人権の判例群、政教分離の判例群など)の判旨を入れ替えてしまう
・有名な反対意見や学説が、法廷多数意見で言われたもののように扱っている
とかそんなところ。まぁ、著名判例については自分なりに要約して、でどの部分がいじられやすいのかを見ておくと、過去問対策としては完璧だろうし、似たような引っかけが出てもダメージを受けなくなる。
目標は40点だけど、正直憲法は事故ることもあるので、35点くらいを目安にすれば良いと思う。あんまり気負いすぎると良くないので。

⑶刑法
これは本当に対策はほとんどいらない。なぜなら論文知識でほとんど解けるから。
まあ逃走の罪とか執行猶予とか、そういう短答プロパーだけはまとめておいて、後は放置でOK。というか放置しても点数が取れないと駄目。

刑法は40点強は取りたいところ。事故っても35点にはなるはず。ならないなら、論文対策も足りてない。

といったところでしょうか。これで、どの科目も最低しか取れなくても125点は取れるわけで、足切はまず無い点数でしょう。で、目標をすべての科目で達成すれば140点は余裕で超える(から憲法でミスっても大丈夫)わけで、これで十分と言えますね。

まぁ論文をある程度やって飽きてきたら、上記短答まとめを少しやる、そんなくらいでいいです。短答の日を作るとかは止めた方が良いと思います。 あくまで勝負は論文です。

では、この辺で。私は今日も冒険に出かけます笑。