毎日新聞 7月14日(木)20時13分配信
 
福岡県宗像市の市道交差点で先月30日、県警宗像署のミニパトカーと乗用車が衝突した事故について、県警は14日、パトカーが「緊急走行中だった」とする当初の発表内容が誤りだったと訂正した。運転していた同署の男性巡査部長(38)が虚偽の説明をしていたという。現場の交差点はパトカー側に一時停止の義務があり、県警は道路交通法違反(一時不停止)などの容疑で調べる方針。

県警によると、巡査部長は当時、無灯火のバイクの追跡中で、事故直後は「(緊急走行に必要な)赤色灯とサイレンをつけていた」と説明した。だが、衝突した乗用車の男性(32)の話や周辺の防犯カメラの捜査から、赤色灯をつけていなかったことが判明した。

巡査部長は事故直前にバイクを一時見失った際に赤色灯を消していたといい、「緊急走行していないとは言い出せなかった」と話しているという。交差点の信号はパトカー側が赤の点滅中で、緊急走行していない場合は一時停止の義務がある。事故で男性は腰を打撲する軽傷を負った。

県警地域課の林礼二統括管理官は「事実と異なる広報となり、おわび申し上げる。再発防止に努めたい」とコメントした。【前谷宏】