さて今年もが終わったので、改めて映画の感想を書いていきます♪ 
今回紹介する作品はこれ↓

「その恐怖、地獄の番犬(ケルベロス)2匹分。」

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

秀逸なキャッチコピー「その恐怖、地獄の番犬(ケルベロス)2匹分。」
映画の出来はともかくとして、こういったコピーを考えてる人凄くないか(笑)


【キャスト・スタッフ・データー】
製作年:2018年  製作国:アメリカ  
上映時間:89分 原題:「6-HEADED SHARK ATTACK」


監督:マーク・アトキンス『ビーチ・シャーク』『PLANET OF THE SHARK~鮫の惑星~』
製作:デヴィッド・リマゥイー
出演:ブランドン・オーレ/タンディ・セベ/コード・ニューマン/


『シックスヘッド・ジョーズ』あらすじ
 ウィリアムは、問題を抱えたカップルを集め、関係修復のためのセミナーを自然豊かな孤島で開催していた。嵐が近づく中、スタッフが行方不明となり、やがて死体となって発見される。
 恐怖に震える一行の前に、海の中から6つの頭を持つサメが現れて……。


●キャラクター………〇、今作では人数を絞った分、キャラクターの個性を強くしたようだ。
さらに、比較的演技の出来る俳優を集めている。
 この手のB級映画によく出ている人が多いので、よく見てみよう。個人的には今作のキャストは好きな俳優が多く、満足です。

●ストーリー…………△、シリーズを重ねる事に雑になっている気がする。
カップルと、頭の数が偶数(6)のサメ、リンクしそうだが、その辺はサッパリなかった(笑)

 誰が撮っているのかと思いきや、マーク・アトキンス監督の名前を見つけて色々と納得した。

●怪物…………………〇、相変わらず大きさが安定しない。CGだけではなく、模型も使っているっぽい。意外とつぶらな瞳で、見ようによってはかわいい。
 カップルがよりを戻したところに、海から陸地に這い上がってくる様は、まさに「リア充絶対殺すマン」である。
 シリーズを重ねる事に、大味なモンスターになっているような気がする……。




以下『シックスヘッド・ジョーズ』ネタバレ注意









予告編はこんな感じ↓





《頭を増やせばいいってもんじゃねーぞ!》
 さて『シャークネード』シリーズ完結後、アサイラムの変態サメ映画を一身に背負う『〇〇〇ヘッド・ジョーズ』シリーズ最新作が、2019年新年早々リリースされた。
多頭鮫シリーズ四作目であり、「」→「」→「(4)」→「」と順調に頭の数が増えている。

シックスヘッドジョーズ2
(↑本作より引用:どうやって泳いでいるのか不明サメってなんだっけ……?


 このままいけば、頭だけで構成されたサメが生まれるのも、そんなに遠くないのかもしれない。

(↑※イメージ映像)


この多頭鮫シリーズは、「頭がたくさんある鮫が襲って来る」のを除けば、意外と大人しいと言いますか、正統派な展開が多い
 硬派なのか、色物なのか、よくわからないシリーズ作品として知られている。

 いや、「頭がたくさんある鮫」という時点で十分ぶっ飛んでいるのだが、他のアサイラム製の変態サメ映画、例えば『シャークネード』シリーズと比較すると、いまいち弾けかたが足らない作品である。

 物語の流れは、あくまでもシリアス展開であり、登場人物のコメディリリーフ要素も少ない。
ともすれば、ユニークに見える多頭鮫の造形と、シリアスな物語のギャップが、一部のサメ映画愛好家にうけている作品である。

 また、この多頭鮫シリーズは、そのたくさんの頭で、一度に2人、3人とまとめて喰らっていくため、犠牲者=登場人物が多い事でも、その筋では有名である。

 一度に2,3人喰う→キャラクターが減ったら、多頭鮫が狩場を移動する事によって、常に画面上に新鮮な犠牲者を補充していく、いわゆる「ロジャー・コーマン」方式を採用している事でも知られている。

 上記の様な作りが三作続いたため、遂にテコ入れとなったようだ。

 本作では、「逃げ場のない場所に閉じ込められる+脱出手段・通信手段もない」というこれまた正統派なプロットで作られている。
 そういった閉鎖空間を探索して、武器や脱出手段を探していくうちに、一人また一人と犠牲になる……なんだか、今まで以上にオードソックスな作りとなっているのだなぁ~( ・Д・)


 サメの変態性が増した分、物語は地味且つシリアスになっていく。

 その他のテコ入れとしては、多頭鮫の登場頻度が挙げられる。
今までの作品では、特撮の出来はアレなんだが、最初から最後まで多頭鮫が、暴れまわるのがこのシリーズの特徴だった。
 しかし、本作品では多頭鮫の出番は、オープニングの顔見せを除くと、ほぼ後半に集中しており、登場人物の減少に伴い、出番が減らされている。
 その代わりに、CGはアサイラムにしては綺麗だ。
(ただし、大きさはしょっちゅう変わるw)

 全体的に、リソースを集中して密度を高めた感じがする。
ただし、多頭鮫の出番が減った結果エキセントリックな登場人物のコテコテ且つ、大げさなドラマパートが増えたため、映画の出来としては、そんなに変わっていない(笑)

シックスヘッドジョーズ3
(↑本作より引用:ヒッピーとネットの陰謀論者のハイブリットカップル。残念な美男美女だ)

 むしろ、このシリーズの売りである「サメの出番と犠牲者が多い」が消えてしまったため、トータルではマイナスなんじゃないだろうか?

 その辺を、サメ映画ウォッチャー達がどう評するのか、気になるところである。

私個人の感想としては、今までよりスケールダウンした感じがして残念だ。





《マーク・アトキンス、お前だったのか……》
 本作の展開は「頭のたくさんある鮫が襲って来る」のを除けば、おおよそシリアスだ。
多頭鮫が陸地を歩こうが自分の頭を引きちぎって投げて攻撃しようが船の周りを高速で旋回して渦潮を発生させようが劇中の登場人物達はシリアスな表情を崩さない。

シックスヘッドジョーズ4
(↑本作から引用:自分の頭をぶん投げて……)
↓                             ↓        
シックスヘッドジョーズ5
(↑本作より引用:長距離攻撃成功……もう深く考えるのはよそう)

シックスヘッドジョーズ1
(↑本作より引用:カップルを陸地まで追っかけてくる様は、まさに「リア充絶対殺すマン」である)

シックスヘッドジョーズ6
(↑本作より引用:高速旋回で渦潮を発生させるサメなら別にやりかねない気がしてきた……)

 この「とんでもない事が起こっているのに、登場人物達は真剣な様子で受け入れる」、「サメに予算を全力投入した結果、他が適当になる」作風、どこかで見たような……。

監督がマーク・アトキンスで、色々と納得。お前か!……w

 この監督、
『ビーチ・シャーク』地面を泳ぐサメが襲って来る。
『PLANET OF THE SHARK~鮫の惑星~』地球は水没し、地球は進化したサメに支配される。
、なんて頭のおかしいユニークな作品を撮ってましてね。

 その辺りの作品も、ぶっ飛んだ設定の割には、内容自体は、いたって真面目に撮っていたのを覚えている人も多いだろう。ついでに、登場人物にサメのトンデモ設定を語らせるのも、いつもの事だ。

 劇中のある台詞から、思わずサメの寿命についてググっちまったが……サメってこんなに長寿だったんだ。素直にビックリだよ、オイ!

 いつものマーク・アトキンス作品じゃねーか!

この設定のアホらしさと、劇中はあくまでシリアスなギャップ萌え。

 そうなると、劇中の人物が、妙にエキセントリックな人が多いのも納得。(お前だけだよ)
そろそろ、テコ入れした方がいいとは思っていたけど、なんだかなぁー(笑)

『シャークネード』シリーズが完結し、アサイラムの変態サメ映画を一身に背負うには、ちょっとキツイか。
 頑張って欲しいが、もういっその事「変態ワニ映画」の方にシフトしていけば、いいんじゃないだろうか。

 しかし、頭の数が増えすぎた結果、「一つの頭につき犠牲者一人」をやらなくなってしまったのは残念だパッケージの絵は凄くいいんだけどな……。


↓過去の多頭鮫シリーズの感想
『ダブルヘッド・ジョーズ』の感想は→こちら
『トリプルヘッド・ジョーズ』の感想は→こちら
『ファイブヘッド・ジョーズ』の感想は→こちら




【感想まとめ】
●総評:D
●今回は少しテコ入れがあった。いいのか悪いのかは不明。
回を重ねる事に、雑になっている。
●多頭鮫よりも、コテコテのキャラクターが織りなす、ベタなドラマが面白かった。