今回紹介する作品はこれ↓



もう、似たようなタイトル作品が多くて、何がなんだか……。
『デイ・オブ・ザ・デッド』ってジョージ・A・ロメロのリブート作品でしたっけ?
デイ・オブ・ザ・デッド
ミーナ・スヴァーリ
2015-09-21




【キャスト・スタッフ】
製作年:2018年  製作国:ブルガリア 
上映時間:90分 原題:「DAY OF THE DEAD:BLOOD LINE」


監督:エクトル・エルナンデス・ビセンテ
製作:ジェームズ・デューデルソン
出演:ソフィー・スケルストン/ジョナサン・シェック/ジェフ・ガム/マーカス・ヴァンゴ/マーク・スミス/リリアン・ブランケンシップ/レイチェル・オマーラ




『死霊のえじき Blood line」:あらすじ
 ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作最終章のリブート作品。
ある日謎の感染症がパンデミック、世界は”ロッタ―”と呼ばれる歩く死人で溢れてしまう。
医学生だったゾーイは、他の生存者と共に、軍事基地に立て籠もっていた。

 そんな、ある日医薬品の調達に出掛けたゾーイは、昔通っていた大学病院で、知り合いのゾンビを見かける。そのゾンビは、ゾーイにしつこく言い寄っていた男、マックスだった。

 基地に侵入したマックスを調べた結果、マックスには、まだ知性が残っている事が判明して……。



●キャラクター………〇、この手の映画にしては、美男美女多し。
 主人公のゾーイ(ヒロイン)が清々しい程に性格が悪い。とあるキーパーソンも正確に問題がある。それ以外はだいたいいい人。
 ヒロインの正確に問題があり過ぎて、本来悪役のミゲル大尉がまともな人に思えてくる。


●ストーリー…………〇、序盤から中盤の展開は早く、メリハリがある。ただし、後半がちょっとダレる。ついでに、90分でオリジナル以上に色々と描こうとした為か、なんだかチグハグに感じる。

後半若干ダレてくるのと、説教臭いのは元になったロメロ作品ぽい。


●怪物…………………◎、ゾンビの特撮及びゴア描写はレベルが高い。ただ、後半人間同士の確執がメインになってくるにつれ、ゾンビが若干舞台装置といいますか、都合のいい道具に成り下がっている様に感じる。

かなり、アグレッシブな動きを見せてくれる。




「死霊のえじきBlood line」ネタバレ注意







予告編はこんな感じ↓



《リブート版『死霊のえじき』》
ジョージ・A・ロメロ監督のオリジナルを、ブルガリアにてリメイク。
正直『死霊の〇〇〇~』だの『デイ・オブ・ザ・~〇〇〇』なんて作品は、乱造され過ぎて何が何だか、正直よく分からない状態だ。

幾つか観たはずなんだが、パッケージとあらすじだけじゃ、観たかどうか判断できない(; ̄Д ̄)

それもそのはずで、
だいたい同じ展開
サメ映画と同じく、糞映画低予算映画の割合がとんでもなく高い
③宣伝でジョージ・A・ロメロ無理矢理絡めて紹介するもんだから、何が公式でどれがパチモンなんだか、さっぱり区別がつかない。

↑上記のような理由で、それこそゾンビの群れの様な腐臭を放つ作品の数々
一応本作は公式といいますか、本家ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ三部作」最終章のリブート作品である。
なんでブルガリアで作られているのかは不明

さて本作品の感想を書いていきます。


本作で、大きく印象に残るキャラが二人いる。

まず、一人目は主人公のゾーイこやつの性格がとにかく糞なこと。
序盤の、自分にしつこく言い寄って来るマックスに対する態度は、まぁ仕方ない。
腕に、自分の名前を掘ってくる男なんて、その時点でアウトである。警察案件だよ(((( ;゚д゚)))

しかし、その後の展開のほとんどが、
「あれ?だいたいゾーイが余分な事しでかしたせいで、状況が悪くなってね?
という事が多過ぎる。

例えば、病気の少女を助ける為に周囲の反対を押し切って物資調達隊を結成+派遣。
その際に、黙って一人で行動した結果仲間死亡しかし、ゾーイ反省せず
犠牲になったキャラクターの奥さんの言い分は、全くもってごもっともである。

さらに、捕えたマックスゾンビに知性がある。調べた結果、マックスの持つ特殊な抗体のおかげだと突き止める。
ちなみに、基地内でマックスを飼っていたのは、司令官には伝えてありません。

その抗体の効果を確かめる為に、実験用のゾンビ(ロッタ―)を捕獲しに行く。
     ↓
ここでも、犠牲者が出るが、謝りません。

それなのに、他のキャラクターに責められると言い訳ばかり。
そのせいで、本来なら悪役である基地司令のミゲル大尉が、厳しいだけのまともな人に見えてくる。

ゾーイがアレなのに、周りの人間がおおむねゾーイに、好意的であるのがよう分からん
医療スキル持ちだからって、優遇され過ぎΣ(´д`;)


もう一人は、ゾーイのストーカー男マックス。
もともと、人間だった時から、常人の100倍の免疫機能を持っていた。そのため、ゾンビに噛まれても完全に奴らにならずに、ある程度の知性を保っていた。

知性を保っていた結果、ストーカーゾンビ爆誕

人間だった時から、腕にゾーイの名前を掘ってくるなど痛い文字通り)言動が目立っていたキャラだが、ゾンビ化してもキモい。
ゾーイの落とした私物をクンカクンカして、基地まで追ってきます。その私物が髪紐というのが、まぁリアルといいますか、「あっ!本当にいそう……」と思わせてくれる。

ある意味「この恋は死なない!」なんだけど、ストーカーだからね。

ストーカー「気持ち悪い&怖い」
ゾンビ「気持ち悪い&怖い」

その二つを合体させた結果、「凄く気持ち悪い&怖い」が誕生する。
ある意味、非常にいいキャラとも言える。


《雑多な感想》
●トラブルメーカーなゾーイと、マックスの他にも、間抜けなキャラクターが多い
実験用のゾンビを捕えるシーンでも、生け捕りを開始する以前に、多すぎる奴らはあらかじめ減らしてばいいのに……。
「もうちょっと、考えて行動すりゃいいのに……」
、と思ってしまうシーンが多い。


美男美女が多い。
この手の低予算映画にしては、顔の造作が整っている人が多かった。
善人な上に美形が、犠牲になっていく結果、主人公へのヘイトがつのっていく不思議な作品(笑)

後は、細かいツッコミ所は多い。
ゴア描写は気合十分だし、戦闘シーンが多いのも◎

これがジョージ・A・ロメロのリブート企画ではなく、オリジナルのゾンビ作品だったらもっと高評価たかもしれない。

元になった『死霊のえじき』オリジナルには、ちょっと及ばないかなー、というのが正直な感想。
アグレッシブに動き回る「走るゾンビ」も魅力的だが、やっぱりジョージ・A・ロメロの名を冠しているなら「歩くゾンビ」で勝負して頂きたい。
ゲームの話になってしまうが『BIOHAZARD.2 RE:2』の体験版を遊んだ感じだと、まだまだ「歩くゾンビ」でも十分怖い作品が作れると思う。

 本作品はクレジット欄に、2017年に亡くなったジョージ・A・ロメロの名前がある。
恐らく、これからも何かにつけて、ジョージ・A・ロメロの名を冠したゾンビ映画が、出て来るのだろう。
不謹慎な話かもしれないが、ジョージ・A・ロメロの名前自体が、ゾンビの様な存在なってる気がする。

 それはある意味仕方がない事なのかもしれないが、彼の名を冠するなら、もう少し内容を練って欲しいものだと、切に願う。




【感想まとめ】
●総評:C
●主人公に共感できなかった。
●ストーカーが、死してなお追って来る恐怖
●90分に色んな要素を詰め込み過ぎ。展開が早いと言うべきか、とっ散らかっていると言うべきか。

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