膀胱がん まさかソコですか!

2012年夏、尿細胞診でクラス5出現、尿管結石同時発症、膀胱がんの診断名が憑いてしまった医療者の端くれだが・・・・・ 2021年、再発、がんは続くよどこまでも・・・ 2022年、再再発  2024年、リンパ節転移、化学療法に

2012.6月 頻尿のため泌尿器科受診、尿細胞診でクラスⅤ
2012.8月 尿管結石同時発症、膀胱がんの診断
2012.9月 がんセンターに転医
2012.10月 1stTURBT,膀胱全体から上皮内がん(CIS)、T1G3( high-grade)
2012.11~2013.2 BCG膀胱注入療法8回、頻尿・痛みと格闘しながら、1ヶ月後の尿細胞診の結果がクラスⅡに陰性化した。
2013.5月 尿細胞診クラスⅢになり、
2013.6月 2nd TURBT実施、結果はなんと陰性。
2013.9月 尿細胞診クラスⅣ
2013.10月 TURBT、CIS再発、膀胱全摘決定
2013.12.18~2014.1.3 膀胱全摘出+自排型新膀胱増設
2014.1.13 術後性腎盂腎炎
2014.5.27 鼠径ヘルニア手術
2014.7.17 リンパ嚢胞炎
2020.12.23 7年目 再発 尿細胞診クラスⅢ
2021.2.17 TURBTと逆行性腎盂造影検査/分腎尿採取
2021.4.16 左腎臓・尿管全摘手術
2021.11.17 再再発 尿細胞診クラス3
2022.6.29 尿細胞診クラス4
2022.8.8 TURBTと逆行性腎盂造影検査/分腎尿採取
2022.10.3 転院、内視鏡エキスパートによるTURBT
2022.11.22 BCG新膀胱注入療法
2023.02.22 8回完遂するもBCG効果なし
2023.04.18 心臓血管外科のある病院でTURBT
2023.12.25 JS病院 TURBT
2024.04.09 新膀胱内再発、これ以上は無理とがんセンターに戻る
2024.04.17 リンパ節転移、化学療法(GC療法4クール)に
2024.09.04 バベンチオ(アベルマブ)維持療法

12月4日 バベンチオ7回目
診察11:30に合わせて10:20病院到着、採尿採血です
今までのお昼前後に比べて激混み、採血室はフル稼働、待合もいっぱいです
それでも10:40には泌尿器科受付に向かいます
診察コールは12時を回っていました

この2週間特に副作用、症状がなかったことを報告、検査データも特に問題無しとのことで、バベンチオ7回目GOです
最後に前回のブログで書いた
ICIの投与タイミングが午前と午後とで生存期間が4倍も違ってくるという報告をお話しました
先生からは、私達の知らない情報をありがとうございます と
病院へ意見書としてあげるかは・・・・・
皆さんが知ることになると早朝に集中してたいへんなことになるのではと・・・
そのとおり、まだ一般的なお話にはなっていないので
ここはしばらくココだけの話にしておきます

ということで、次回の診察予約は9:00,病院は7:30から開くそうです
普通にあさイチの治療を目指す患者で・・・・だそうですが
次回は朝一番、初めての体験になります

化学療法センターへ、本日の患者数170人・・赤字!です、2時間待ち

昼食を取り、ウトウトしていると順番コール1:40
抗ヒスタミン剤の点滴が始まると眠気が・・・熟睡します
気がつくとバベンチオ終了間近、3:30
会計を終えて病院を出たのは4:10
朝10時前に家を出て終わったのは4時過ぎ、1日仕事でした
さて次回朝一番狙いの治療(ICI午前中投与)、どうなるでしょう

治療後は薬の影響でふらふらボーッとしてなにもできないですが

GC療法4クール、8月が最後でした
シスプラチンの副作用、末梢神経障害(手足のしびれ)を中心にまとめてみたいと思います
現在、最後のシスプラチンから4ヶ月経過し、やっと、しびれが無くなりました
無くなる課程は本当に少しずつです
現在、足の指先に少ししびれが残る程度で、風呂に入って温まると、ああまだ少ししびれが残ってると感じます
手のしびれはなくなり、こわばった感じもあまり感じなくなりました

手足のしびれが出始めたのは2クール、シスプラチン投与から4日目からです
しびれはずっと続き、クールを重ねるごとに強く、足のしびれは範囲が拡大していきます
3クール目からこわばりも加わります
シスプラチン投与4日目から1週間はしびれ、こわばりが強くなります

末梢神経障害・しびれと一言で記載されますが、具体的な症状・状態について
手のしびれは、感覚のすべて、痛覚、触覚、温度感覚が感じにくくなる状態、酷くなるとピリピリと電気が流れているような感じになります
手の運動神経の障害として、筋肉の深部感覚と運動神経の連携がうまくなくなり茶碗やスマホなど持つと震えたりします、ひどいときはうまくホールドできません
この状態をこわばりと表すのでしょう

足のしびれは、指先から始まり、酷くなるにつれ範囲が広がっていきます
ひどいときは脹脛まできました、弱い電気が流れているようなピリピリした感じ
足裏全体に広がったときは、歩いていると足の裏の皮が剥がれるときのような感じです(柔道や剣道などしていた人はよくわかるのでは)

クールを重ねるたびに強くなるしびれに対して、ディユロキセチン(抗うつ薬)を使用、かなり症状が抑えられました
真夏なのですが、足先がひえるので就寝時も含め常に靴下着用、温めて血流を良くすることもしびれ対策として有効なようです

手足のしびれやこわばりが強いと、歩くのに支障が出てきます。特に階段を下るときには手すりが必須、手のしびれ・こわばりで字がうまく書けなくなります

最後のシスプラチン投与(8月)から1ヶ月後にはしびれは固定、ディユロキセチン服用も中止しました(増悪時に有効、症状が固定すると副作用が際立ってきます)
それからしびれの強さと範囲がゆっくりゆっくりですが減っていきます

他の副作用として、
造血障害は比較的早く現れ、クールのうちに回復するといった感じで、治療間隔が良くできているなといった感じ。
脱毛は2クール目から始まり、黒い髪の毛がほとんど無くなり、細い白髪だけが残るといった状態になりました
発毛は最後のシスプラチンから2ヶ月目から復活してきました

4月から始めたGC療法、クールを重ねるたびに末梢神経障害を代表とする副作用が蓄積され、自分の身体が壊れていく状態を日々感じていると、確実に棺桶に入る日が近づいていると自覚せざるを得ませんでした

が、・・・今は、バベンチオ維持療法で全く副作用を感じることもなく平穏に毎日生活しています(というかアクティブに)
このままずっと天寿をまっとうできそうな錯覚に陥ってしまいます

今までGC療法完遂が条件だった他の免疫抗体療法は、ごく最近パドセブ・キイトルーダ併用療法がステージ4に対する一次療法として承認されました
副作用コントロールがどれだけうまくできるかまだ始まったばかりなのでなんとも言えませんが、有効性は折り紙付きのようです
自分もバベンチオが効かなくなった場合、この治療になるかもしれません

さてここから最新情報です

友人の癌治療認定薬剤師からの情報です

ニボルマブ(免疫チェックポイント阻害薬 ICI)を午前中に投与するか午後にするかによって生存期間が4倍も違ってくるという報告があります。

https://www.mdpi.com/2072-6694/14/4/896

この結果を裏付けるような動物実験の結果が報告されています

https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(24)00410-0


ICIの作用機序から ヒトの免疫活性と体内時計(概日リズム)の関係から容易に想像できる事象で、将来「午前中投与が好ましい」と付け加えられるかもしれません(がんセンターなら後ろ向き、前向き調査ができるのでは?)。

私のバベンチオ維持療法の点滴開始は午後2時頃スタートで、このような報告を知るとなんとか午前中に受けたいと思うのは当然、高価な薬なので効果的条件で投与を受けたいものです。

ただICI投与タイミングを午前中にするには化学療法センターに係る部署全体で対応しなければならないので、主治医のオーダーだけで解決できる問題ではなく、病院のシステムとして変えていかないとできなさそうです
また病院に意見書を出すかな・・・







11月20日 採尿採血、単純CT撮影、診察、バベンチオ6回目予定
11時CT予約に合わせて少し前に到着、CT撮影は11時20分頃、造影剤なしなのでノンストレスです
泌尿器科受付、診察コールは12時30分でした
モニターにCT画像が4枚映し出されて経時的変化、4月の最も大きなリンパ節がだんだんと小さくなり、本日の結果もい小さいまま維持されているのがわかります。
新膀胱や腎盂の病変は造影でないのでわかりません
放射線科医のレポートがまだないので完璧な判断とまではいかないのですが、
主治医の判断としては問題なし、
尿・血液検査の結果も特に問題なしということで、
6回目バベンチオGOです。

5回目から今日まで特に副作用と思われる症状はなし
平穏に過ごせています

検査結果を見ると
クレアチニン1.39
血球の異常値はなくなり貧血もなくなりました

バベンチオがこのまま効いていれば、
QOLを保ったまままだまだ行ける気がしてきました
がん細胞標的に抗体をくっつけて私の免疫細胞が攻撃しているのですから大したものです

化学療法センター受付、本日140人、1.5~2時間待ちです
昼食を済ませて2時に呼び出し
ポララミンが入ると睡魔が、
バベンチオが終わる頃に目が覚めました
会計を終えて病院を出たのは4時30分、ほぼ一日仕事ですな

なんとなくお祝い気分で・・・サイゼリヤ!

当日夜は流石にだるい、ねむい
翌日の朝に復活して釣りに出かけました
いい凪でしたが釣果の方はぱっとせず・・・・

3ヶ月後までこの治療が続くのでしっかり旅行の予定を立てます
1月には九州へ1週間行く予定です
ANAのセールで格安航空券とちゃいました



ブログを更新するの忘れてしまいそうに何もなく平穏な日々を過ごしています

11月6日 バベンチオ5回目
12時30分診察予定で1時間前に採血・採尿・体重・血圧測定です
予定時間より10分くらい遅れて診察
副作用報告、軽微な皮膚発疹のみでした
クレアチニンが1.50・・・少し高いけど問題なしで5回目行ってラッシャーい
次回は11月20日、効果判定のCT撮影が入りました・・・ドキドキです

化学療法センターへ、本日の患者数160人、2時間待ちとのこと
昼食を取りうたた寝していると呼び出しです、2時30分を回っていました
実際に点滴が始まったのは3時少し前、どうもスタッフが少ないようです
ポララミンが入ると睡魔が・・・抵抗せずに熟睡モード
終了は5時を回っていました

帰りは夕刻の渋滞にハマって大変でした
4時半までには終わりたいものです

パドセブ+キイトルーダ併用療法が尿路上皮癌(ステージ4)の1次治療として認可されました
バベンチオが効果なかった場合これになるのかな
有効性がとても上がったけど、副作用もダブルで来るってこと・・・ウーン怖い
バベンチオが効いていることを願うばかりです

10月23日 バベンチオ4回目
診察時間12時30分予定です
11時30分採尿・採血、血圧、体重、体温を測定して診察待ちです
ほぼ時間通りに診察コール
この2週間の経過を話すのですが、軽微な皮膚発疹だけでした
検査データも特に問題なく、4回目実施です
副作用なく快適な日々で、体重も増加・・・いいのか悪いのか
来月、効果判定のCT予定です

化学療法センター受付、本日の患者数175人、赤字になっていました、2時間待ちとのこと

この間コンビニでお昼の軽食
同じ処置待ちの御夫婦が、自分たちより若いです

2時過ぎに呼び出し、本日の処置室はナンバー2、ベッド仕様でした

いつものように抗ヒスタミン剤、ポララミンから
スマホをみて過ごそうとするのですが
睡魔が襲ってきて何もできなくなります
目を閉じると沈んでいく感じ、
点滴アラーム、交換、半分意識が無いような状態で進んでいきます
終了したのは4時過ぎ、いつもの時間でした

お疲れ様で、夕食はいつもの回転寿司

家に帰っても眠気は取れず、早々にベッドイン

翌日は凪だったので釣りに行ってきました
自分にはほとんど大物ヒットはなく・・・・
撤収間近に妻が・・・1キロオーバーのハタを釣り上げました

10月27日 超久しぶりに同業者協会の日帰りバス旅行に参加してきました
バベンチオの副作用がないこともあり、体調もいいので
行く先は鎌倉、
以前世話人をしていたので顔見知りが、ノンストレスです
最初に訪れたのは北鎌倉にある建長寺、とても素晴らしかったのですがそれよりも
隣りにある鎌倉学園高校、タイル張りできれいになっていました
五十数年前、高校受験の滑り止めに受験した高校なのです
グループサウンズのスパイダースや桑田佳祐の出身校なのです
もし公立高校入試で不合格になっていたらクワッチョと同じ高校生活をしていたかもしれません

その次は鶴岡八幡宮、近くで昼食、小町通りはものすごいにぎわいです
三分の二は外国人、円安インバウンドものすごいです

午後は長谷寺、最後に大仏様、ついに雨にやられました

厄払いやら延命菩薩・・・たくさんお願いしてきました

この安寧な日々が続くことを願って合掌



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