aamall

2004年08月17日

体操 技の解説をしましょう (あん馬編)

期待の星!最も分かりにくく
素人泣かせのこの種目

しかも普通では絶対出来ない動き。

この種目について少しだけ語ります。

あん馬とは、馬の上に二つの取っ手 (ポメル) のついた器械のこと。
選手はこの上で一度たりとも止まらずに回り交差し続ける必要があります。
当然止まっちゃうと減点となります。キビシー。

今回の団体決勝でも、優勝候補のロシア、アレクセイ・ネモフ選手の落下。
中国の選手が回転中止まってしまったりと、一つ間違えれば
奈落のそこへと落ちてしまう。そんな天国と地獄を味わえる種目です

でもまぁ比較的点数の出やすい種目。
今回の決勝もたいていの国が高得点をマーク。
日本も高得点をゲットしましたねぇ。

しかし、なんで高得点なの? てな種目。
ちょっとだけ素人ファンの私が解説します。

見所は姿勢。特に肩から足の先までピンと伸びているかどうか
そして腰の位置。高ければ高いほど、ダイナミックなあん馬が見れます。
鹿島選手は、このポイントを見事なほどクリアしている。
だから高得点なんですね。

また、あん馬での特別要求がありまして
演技中に必ず交差をいれなければならないんです。
両足を開脚状態で左右に大きく振る。
そして体全体であん馬の上を交差
全体の演技の中で、かなり短い時間を占める交差ですが、
絶対に演技には必要な要素なのです。


ここで、マニアックな技の名前特集!


・ マジャール移動
閉脚の旋回、そして前向きであん馬の後ろから前までを
一手ずつ移動する技。
前向きに移動していたら、マジャール移動です。


・ シバド移動
マジャール移動の逆。後ろ向きに移動するのがシバド移動。


・ マジャール・シュピンデル
足の回転方向と、上半身の回転方向が逆という技
これはちょっと説明しにくいです・・・
ぜひネモフ選手を見てください。
開脚でこの大技を見せてくれます。さらにポメルを挟んでの回転。
この種目でオリンピックメダリストの貫禄を十分に発揮してくれます。


・ シュテクリB
一つのポメル上で4回転する技
何が難しいのかというと、
あの狭くバランスのとり辛い取っ手の上で体を4回回転させるんです。
バランス感覚、筋持久力とかなりの精度を要求されます。
一見地味ですけど、実はすごい技なんです!!


こんなもんかな・・・
とにかく私もこの種目だけはようわからんw
でも楽しむポイントは知ってるつもりっス。
じゃないと、記憶だけでこんなマニアックな文章書けないですよw

ほんと、ここまで見ると私って体操オタク?、体操マニア?
体操ジャンキー?、体操バカ?


いや、愛です愛。

あまり注目されることのないあん馬の種目。
難しく楽しむべきポイントが分かりづらい演技。
そんなあん馬を少しでも楽しんでもらえたら幸いです。

telmetel at 22:26│Comments(2)TrackBack(0) アテネオリンピック 

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この記事へのコメント

1. Posted by makko   2004年08月18日 03:30
ホントに素人ファンですかい??すごいです!!
私は鹿島選手の足の長さからくるダイナミックさに感動しているだけでした。
細かなポイント参考になります〜☆
朝から女子の団体が始まりますね!!
もちろん見る予定です(*^^)v
あ、リンク貼ってもよいですか?
2. Posted by つー   2004年08月18日 11:31
todayさん、こんにちわ(^v^)
おお〜!!とってもわかりやすい解説ありがとうございました。
全然ルールがわかっていませんでした。
オリンピックに夢中ですね!!

ところで、参加者の方に重要なお知らせがあります。
僕のブログを見てくださいね。

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