今、皆さんはどんな心理状態でしょうか?
会社で上司に注意されたり、友人とすれ違いが生じていたりして不満を抱いていたりするでしょうか?あるいは空腹だったり、疲労困ぱい状態でしょうか?
以前「人を褒めるプロフェッショナル」である西村貴好さんの講演を聞いたことがあります。僕はその時から「心は言葉で出来ている」ことを強く意識しています。
私も含め、人間の脳みそは、いろいろな事象に対してついついネガティブな言葉を使ってしまいがちです。ネガティブな言葉の代表例を4Dと表しますが「だって」「でも」「どうせ」「できません」です。
これらのワードの後にはだいたい否定的な理由、言い訳が続きます。無意識に使ってしまいますよね。
僕も以前は4Dのオンパレードのような人間でしたが、意図してトレーニングすることで、これらの言葉をポジティブに言い換えてきました。それは「で?」「だから?」「どうする?」です。
例えば熱心に作った企画書が通らなかったとします。
その時に「だって、別の緊急の仕事が舞い込んできたから、時間が足りなくなってしまった」と発したとしましょう。確かに緊急の仕事は大事ですが、仕事の優先順位を決めたのは自分です。こういう時に「だったら、もっと早く企画書に手を付けておくべきだった」と言い換えるのです。
同じ事象を振り返っていますが、視点が全く違います。こうして意図して言葉をポジティブに言い換えることで、心の状態が整い、余裕を持って人と接したり、仕事に取り組んだりすることができます。ついつい4Dのような言葉が出てしまったら、話し相手に指摘してもらうのも手ですね。
簡単にできることとして、人に対して掛けてあげることが出来る3つのポジティブワード3Sがあると仰っていました。
それは「すごい!」「さすが!」「すばらしい!」です。どうしても見つからないときでも、まず口に出して、あとから理由を探せばいいそうです。最悪、「なんとなく(笑)」と言えば相手も悪い気はしないですよね。
3Sを意図して使うことがまずは取り組みやすそうですよね。これから会う人のいいところを探して、心の中でもいいから何か一つ褒めてあげると、その日1日が満たされた気分になるかもしれません。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。