2009年11月17日

「えびすタワー」の最新像とシメサバ─上野敏彦さんより

ドンキホーテ観覧車091113上野さんよりドンキホーテの大観覧車091113上野さんより友人の上野敏彦さんから、大阪・道頓堀にあるドンキホーテの観覧車「えびすタワー」の最新像をいただいた。休止してからもうかなり経ったが、再開されそうにない。稼働せず、さりとて撤去もされずに、このまま道頓堀の「モニュメント」になってしまうのだろうか。

再開されない理由はよくわからないが、変形観覧車は円形に比べると、回転するのに問題が多いのかもしれない。
上野さんは今回、大阪・阿倍野にある居酒屋も紹介されている。私は中学、高校、短大と一貫した女子校で育ったのだが、学校は阿倍野筋から少し入った住宅地にあったので、阿倍野筋は通学路だった。厳しい学校だったので、居酒屋はもちろん、甘党の店へも寄ったことがなかった。短大生になると校則が少しゆるくなり、甘党の店へはよく行ったが。

明治屋の中091113明治屋のキズシとドテ焼き091113****
先日、カミサンの父親の一周忌で、大阪経由で高知へ行く際に、道頓堀と阿倍野を歩いたので、そのとき見かけた観覧車と当方お気に入りの居酒屋の写真をお届けします。
これは道頓堀川に面した激安店「ドンキホーテ」の「ドンキえびすの大観覧車」で、いつごろできたかは聞いてませんが、「新大阪名所」と呼ばれた時代もあったそうです。今では入場券売り場の窓口も閉鎖され、運行が中止されてから時間がたっている感じでした。大人600円。1BOX最大4人乗りで2800円の料金表示がありました。
ひさしぶりにミナミを歩きましたが、モノとヒトのすごさには圧倒されました。大阪で好みの場所は、黒門市場の周辺と阿倍野ですね。特に阿倍野の大衆酒場「明治屋」が好きで、石畳を路面電車がゴーッと行き交う音を聞きながら、昼酒をやるのが最高です。
肴はドテ焼き(牛スジの味噌煮込み)とキズシ(シメサバ)が定番で、濃い目のダシに豆腐を沈め、ユズと朧昆布をふりかけた湯豆腐がこれからはお薦め。創業70年という歴史があるのですが、来年は近くに移転するそうです。当たり一帯は大阪市の巨大開発が進行中で、「明治屋」だけが一軒ポツリと残って営業を続けているのでした。

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A mail with photos from Mr. Toshihiko Ueno, one of my former colleagues.
Mr. Ueno visited Osaka and happend to see the Ebisu Tower, an oval Ferris wheel in Osaka. It has not been operated for a long time. We are afraid that it might not be operated again, though it got a reputation as a new sight in Osaka.
Mr. Ueno visited an izakaya (Japanese-style pub), named "Meijiya" as he likes those kinds of pub. The photo shows a small dish of marine of mackerel and a dish of stew of beef tendon(?) with miso soup.


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tenbosenkaisha

by FUKUI Yuko(福井優子)
「観覧車通信」編集長
『観覧車物語』(平凡社)、『ニッポンの観覧車』(イカロス出版)、『たくさんのふしぎ─観覧車をたずねて』(福音館書店)、『観覧車の時代』(「建築設備&昇降機」連載)

tenbosenkaisha(展望旋回車)とは、1906年(明治39年)に初めて日本に登場した観覧車の呼び名。まだ観覧車とは呼ばれていなかった。

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