2021年12月14日
大阪の屋上観覧車─総括篇
最後の調べとなったそごう百貨店ですが、そごう・西武の広報からいただいた回答によると、心斎橋にあったそごう百貨店の屋上に、観覧車の確認はできなかった─ということです。
これで、大阪にあった百貨店のいちおうの調べは終了しました。先の枚方三越のように、もしかしたら、思いがけないところで見つかるかもしれませんが、今までの調査を総括すると次の通りです。
昭和25(1950)年 日本橋松坂屋屋上の遊園地「マツザカパーク」に観覧車。
昭和32(1957)年 高島屋大阪店屋上にワンダーホイール。
昭和33(1958)年 阪神百貨店の屋上に観覧車。
昭和33(1958)年 阿倍野近鉄百貨店の屋上に観覧車。
昭和34(1959)年 千日デパートの屋上に観覧車。
*昭和39(1964)年 堺高島屋の屋上に観覧車
昭和41(1966)年 松坂屋が天満橋に移転。屋上に新しい観覧車。
昭和43(1968)年 枚方三越の屋上に観覧車。
設置が確認されなかった百貨店は次の通り。
北浜三越、梅田阪急、心斎橋大丸、心斎橋そごう
大阪初の屋上観覧車は、マツザカパークの観覧車で間違いないと思います。日本初は浅草松屋(昭和23、または24年)です。全国の百貨店を調査していませんが、歴史的にみて、「観覧車通信」は浅草松屋と確証しています。
ではマツザカパークの観覧車が2番目かと問われると、これも全国を調査していないので確証できません。昭和20年代から40年代にかけて、全国の多くの百貨店の屋上に観覧車が設置されました。百貨店だけでなく、水族館(金沢市)や複合ビル(高松市)などの屋上にも設置されていました。
仙台市の藤崎デパートの屋上観覧車が昭和28年、名古屋三越の屋上観覧車の初代が昭和29年ですから、マツザカパークの昭和25年は、「日本で2番目の屋上観覧車」の可能性は大です。
おかしいと思われる箇所がありましたら、お手数ですが、お知らせいただければうれしいです。
各社の広報担当のみなさま、大変お世話になりまして、ありがとうございました。
追補
*堺高島屋の屋上にも観覧車があったことが確認されましたので、追加しました。詳細は「堺高島屋屋上にも観覧車があった」(2023年2月16日)を参照してください。
これで、大阪にあった百貨店のいちおうの調べは終了しました。先の枚方三越のように、もしかしたら、思いがけないところで見つかるかもしれませんが、今までの調査を総括すると次の通りです。
昭和25(1950)年 日本橋松坂屋屋上の遊園地「マツザカパーク」に観覧車。
昭和32(1957)年 高島屋大阪店屋上にワンダーホイール。
昭和33(1958)年 阪神百貨店の屋上に観覧車。
昭和33(1958)年 阿倍野近鉄百貨店の屋上に観覧車。
昭和34(1959)年 千日デパートの屋上に観覧車。
*昭和39(1964)年 堺高島屋の屋上に観覧車
昭和41(1966)年 松坂屋が天満橋に移転。屋上に新しい観覧車。
昭和43(1968)年 枚方三越の屋上に観覧車。
設置が確認されなかった百貨店は次の通り。
北浜三越、梅田阪急、心斎橋大丸、心斎橋そごう
大阪初の屋上観覧車は、マツザカパークの観覧車で間違いないと思います。日本初は浅草松屋(昭和23、または24年)です。全国の百貨店を調査していませんが、歴史的にみて、「観覧車通信」は浅草松屋と確証しています。
ではマツザカパークの観覧車が2番目かと問われると、これも全国を調査していないので確証できません。昭和20年代から40年代にかけて、全国の多くの百貨店の屋上に観覧車が設置されました。百貨店だけでなく、水族館(金沢市)や複合ビル(高松市)などの屋上にも設置されていました。
仙台市の藤崎デパートの屋上観覧車が昭和28年、名古屋三越の屋上観覧車の初代が昭和29年ですから、マツザカパークの昭和25年は、「日本で2番目の屋上観覧車」の可能性は大です。
おかしいと思われる箇所がありましたら、お手数ですが、お知らせいただければうれしいです。
各社の広報担当のみなさま、大変お世話になりまして、ありがとうございました。
追補
*堺高島屋の屋上にも観覧車があったことが確認されましたので、追加しました。詳細は「堺高島屋屋上にも観覧車があった」(2023年2月16日)を参照してください。