タスク管理のリスト
 物心ついたころから、整理整頓が苦手だった私。自慢じゃないが、身の周りから頭の中まで、どこもかしこも散らかっている。これまでの人生さえ、行き当たりばったりでグチャグチャだったような気がする。
 しかし、管理職としては“ダメ自慢”に終始する訳にもいかないので、とりあえず日々の生活を整えることにした。

 具体的にはタスク管理。自分の役務をリストアップし、達成をチェックしていく作業のこと。
 広く知られているものに「todoリスト」があるし、スマートフォンのタスク管理アプリなども数多い。アナログ派の私は、既存の技法を組み合わせた“我流”で行なっている。

1.その日に行なうべきことや行ないたい事柄を、公私の別なくリストに書き出す
2.達成できた事柄は、印を付けるなどしてチェックする
3.途中で発生した事柄は随時、リストの下に書き足す
4.翌日のリストは、前日にやり残した事柄を、先に書き移す
5.前日分の下に、当日の事柄を書き連ねる

 A6判のノートを使い、1日分のタスクは1ページに納める。タスクの転記を日々繰り返していると、達成できていない事柄がリストの上方に集まるので、自然と優先順位が定まってくる。手作業での転記は面倒だけど、面倒だからこそ達成が促進される効果も。

 仕事と私生活は、あえて分けない。職場で重要なプロジェクトを抱えていたとしても、マイカーの泥汚れが気になって集中できないのであれば、リストに「洗車する」を加えるべきなのだ。
 着手が遅れている事柄や、達成が進まない事柄は、改めて原因を考え、内容をスモールステップに細分化してみる。“後回し”や“先送り”ということで、付箋に書き移し、リストから一時的に外す場合もある。

 タスク管理の習慣化で、私の身辺が徐々にスッキリしてきた…ような気がする。まだまだこれからです。

 この調子で将来、スッキリとした人生を歩めるようになりたい。リストに「スッキリとした人生を歩む」なんて書くだけで達成できたらなぁ…。