こんにちは。

敷地の整備がかなり忙しい状態です。
古民家に引っ越す前のネズミーランドでも敷地と山林の整備を行っていましたが、あれは遊びでした。
大変さの次元が違う事を理解しました。

次から次へとやるべき事が出現しており、中々追い込まれています。
そんな訳で今回は、敷地の整備について書きます。


まず、アスファルトとコンクリートを剥がした後の敷地が、思った以上に水を染み込まない状態なので、ウッドチップを撒く事にしました。
1年前に竹炭を撒いていたのですが、竹炭を撒いただけでは土が団粒化せず、雨水が染み込みにくいヌチャヌチャした土壌のままだったのです。
アスファルトを剥がした後の土壌は、雨が降る度にピーナッツバターのようになってしまい、靴で踏んだ瞬間、ウンコを踏んだレヴェルで汚れます。

ウッドチップは、ホームセンターで一袋3,000円の激烈エクスペンシヴなのが売っていましたが、
そんなのを50袋とか買ったら破産してしまう。
なので、軽トラックをお借りし、材木屋さんからウッドチップを頂く事にしました。
DSCN8053_R
軽トラックをお借りし、材木屋さんに到着。
お車の免許を取って以来、約20年ぶりにマニュアル車を運転しました。

ただでさえお車を運転しないので、喫茶店のおじさんからお借りした軽トラックがマニュアル車だった時に、危うく失禁する所でした。
一応、バイクのギアチェンジと共通する所があるので、紙一重でどうにかなりましたが・・・。

坂道発進の際、冗談抜きで「ア、アカン・・・、お車が勝手にバックしよる・・・。」と言う危機的状況に陥り、そこそこ焦りましたが、
突如としてハンドブレーキを引いた状態で半クラッチに入れると言う秘技を思い出し、危機的状況を脱する事に成功。
自動車教習所で習った坂道発進の秘技を思い出す事が出来なければ、人生終わっていました・・・。
DSCN8055_R
無事に軽トラック2杯分のウッドチップを敷地に運搬する事に成功。
てんこ盛りだぜ!!

この量のウッドチップを買うとなると10万円以上し兼ねませんが、
材木屋さんからは、無料で頂く事が出来るのです。
風の噂で幾度か耳にしていた伝説の材木屋さんだったのですが、本当にウッドチップを無料で頂く事が出来るとは、非常にマーヴェラスですねぇ・・・。
無料と言う事に罪悪感を感じましたが、一応材木屋さんとしても廃材の処理と言う事になるのでしょうか・・・。
DSCN8054_R
軽トラックは、3,000円でお借り出来ました。
無事にウッドチップを運び終えた後は、借りる前より綺麗にクリーンナップしてから返却。
定期的に、日本人的じゃない気質の我欲に塗れた人間と揉める事があるので、日本人的な礼節をより一層意識する心掛けています。
冗談抜きでやりっぱなしで、何かあったら責任を押し付けてとんずらする人間が多いですからね・・・。

個人的に軽トラックの運転は、かなり神経をすり減らしました。
片道10キロ以上の山道を往復していたので、いつ廃車にしてしまうかドキドキもんでしたよ・・・。
慣れるまでは、下道を時速40kmで走り、「イケる!!」と思った瞬間、時速60kmにパワーアップさせました。
DSCN8077_R
ウッドチップを撒きました。
こうする事で土壌菌糸が繁殖し、土を団粒化させ、いずれ雨水が染み込む豊かな土壌になってくれる事でしょう。
アスファルトやコンクリートに覆われた大地は、剥がした後、思っていた以上に土質が貧弱になってしまっており、中々回復しない事が発覚しました。


続いて、穴を掘って竹を燃やし、炭にしてから埋める埋炭作業を行います。
DSCN8061_R
いつもの深さ1mの穴。
今回は2カ所で掘りました。
DSCN8060_R
以前軒下の溝に、炭と枝葉を詰め込んでおいたのですが、大雨が降ると炭が雨水で浮き、流出してしまうので、雨水を流す為の溝と、雨水を染み込ませる為の大穴を設置する事にしたのです。

溢れた雨水を、炭を詰め込んだ大穴に誘導し、染み込ませる。
DSCN8066_R
大穴で竹を燃やし、炭にします。
この作業は結構楽しい。
DSCN8072_R
5時間に渡り大量の竹を燃やし、深さ1mの穴が竹炭で満杯になりました。
この上に土を被せ、鎮火させます。
これも念入りに土を被せ、踏みつけ、水を掛ける事で空気が入らないようにしないと、ちゃんと鎮火されず、燃え続けてしまう事を理解しました。
念には念を入れて、鎮火後一週間経過してから、溝と大穴を繋げる予定でいます。
火が生きていたら、炭が全部燃えてしまい、今までの作業が台無しになってしまうのです。

一度やってしまった失敗を繰り返さない為にも、トコトン慎重になる必要があります。
一つの作業だけでも、かなりの時間と労力を要しますから、やり直しは避けたいのです。

穴に埋まった炭は、恐らく80~100kg位でしょうか・・・?
それが2カ所。
これだけの炭が埋まっていれば、新たなる大地の要となってくれる事でしょう。
炭が土壌菌糸の住処となり、猛烈に大地を豊かにするそうです。
しかもその効果は、永続するとの事・・・。
DSCN8073_R
埋炭をする際、ついでに焼き杭を作りました。
一度の作業で複数のミッションを遂行するのが、デキる田舎スタイルと言うもの・・・。
DSCN8076_R
別の日、埋炭の穴に続く溝に詰め込む落ち葉を集めました。
なんかあまり葉っぱが落ちていなかったので、1時間ちょいでこれだけしか集まらんかったよ・・・。
DSCN8078_R
軒下から、埋炭の穴まで続く溝を掘り足し、ここに落ち葉と竹炭と瓦礫を詰め込みます。
DSCN8079_R
溝には、2m間隔でくり抜き穴を開け、そこからも雨水が染み込むようにしました。
くり抜き穴には、炭と落ち葉を敷き詰めます。
DSCN8080_R
炭を敷き、
DSCN8082_R
その上に、落ち葉を被せる。
DSCN8084_R
それから、瓦礫をハンマーで砕いて詰め込みます。
DSCN8083_R
私を困らせまくっている大量の瓦礫達ですが、業者に頼んで処分すると軽く400万円近く掛かる上、
処分の過程で瓦礫がどこかの谷に埋められ、そこの環境が破壊されてしまう事が発覚したので、自分の家で有効活用する道を選びました。

瓦礫も使い方次第では、自然環境を豊かにする為の資源になるとの事です。
自分の敷地だけ豊かにし、他の自然環境を破壊してしまう事は偽善ですから、瓦礫も有効活用するしかありません。

そんな感じで、ネズミーランドでのお遊びとは違う、本気の土壌改良作業に追われています。
自然環境と親しむ事は、心を豊かにするらしいのですが、実際問題叫び声を上げる位は追い込まれてしまっている。
しかし、今までのマイナスの処理とは違い、創造的であり、多少は楽しいと言えるのかも知れません。

そんな訳で、なんか忙しいです。
良かったらクリックしてちょ!

☆本日の野生☆
写真を撮ろうとした瞬間逃げてしまいましたが、お家の中で大量のアリさんが発生しています。
DSCN8085_R
レア昆虫である『ムネアカオオアリ』達が、冬眠から目覚めおった・・・。
台所にもいっぱいいるぜ!!

たまに踏んでしまい、後味の悪い気分になってしまうのですが、放置ですね・・・。
ネズミと違って実害がありませんし、シロアリの天敵なので、家の守護神と言える存在かも知れません。
1年前にアスファルトを剥がし、炭を撒いたり、埋炭をした事で環境が改善し、アリさん達が増殖してしまったようです。
ムネアカオオアリさんが全てを解決してくれる・・・。